P18 怒りを引き起こす要因
①~するべきが裏切られて怒りの火花が散る:コアビリーフ
②マイナス感情、マイナス状態というガスが加わる。不安・辛い・苦しい、不健康・ストレス・寝不足・空腹
片方だけでは大きな怒りにはならない。①または②をなるべく小さくすることで怒りも小さくなる。様々な事例を読みながら「なぜ人は怒るのか」を繰り返し確認していくことであなたの怒り耐性が高まると同時に自分に怒りの矛先を向けられた場合でも冷静に対処できるようになるでしょう。他人のふり見てわが身を直せというように自分が怒る人にならないための指南書としても役立つはずです。
P141 怒りの感情は「怒っても公開をし、怒らなくても公開をする」ということを繰り返しています。アンガーマネジメントが目指すのは公開がないように上手に怒る事です。人を傷つけず自分を傷つけずものに当たることなくその怒りを適切に表現できるようになる事。相手にどうしてほしいのか、これからどうしてほしいのかをリクエストを伝える事。
怒りが生まれる3つのステップ
①出来事に遭遇
②意味づけ
③怒りの感情が生まれる
同じ事象に遭遇しても別の意味付けをする場合は感情は生まれない。出来事園もに意味はないと考える。怒りは出来事そのものではなく意味づけによって生まれる。
コアビリーフとは自分の中にある辞書のようなもの。自分の中で無意識のうちに使っている。不都合なことが書いてあるようなら少し手放してみたり緩めてみる。自分でなかなか見つけることが難しいが自分自身を苦しめるコアビリーフを緩められたら楽になって怒りにくい人になれる。怒りの原因はあくまで自分の中にある。自分で責任をもって自らの感情を選ぶということは自らの人生を責任を持って選ぶことに等しい。
反射的に怒るのはよくない。6秒間まつ。グラウンディングをしていま・ここに集中させる。その場を離れてタイムアウト。思考停止してみる。自分の怒りの癖やパターンを知るためにアンガーログをつける。自分が怒ったことを記録していく。その場で書く。とにかく一日に何度か書く。原因とか解決策はまだ考えない。日時出来事だけ。怒りの強度も。
①時間帯・場所
②反応している言葉・行動・出来事
③コアビリーフ
自分の怒りを客観視できる。
べきログ。コアビリーフを手放すことで自分にとってプラスになるかを判断する。
ハッピーログもつける。幸せに対して感度が高い人は毎日の暮らしの中でいろいろな楽しみを見つけることができる。
相手を不快にせずに自分の主張を伝える技術:アサーティブコミュニケーション
何が嫌で(原因)何をしてほしいか(要求)
「怒鳴らないで下さい」でなく
「私は強く怒鳴られると不安になって冷静に考えられなくなるので、静かな声で話してほしい」と冷静に言う
主語をyouではなくIにするアイメッセージ
「お前の仕事が遅いから迷惑しているんだ」ではなく
「私は仕事が予定通り進まなくて困っている」
~するべきとは言わない。いろいろな価値観があるので自分の価値観が開いてにも通用するとは限らない
レッテルを張らない、決めつけない
怒っている人は防衛している人。身の危険に対して敏感な人。何らかの脅威に逢って危険が迫っているのでそれから身を守っている。先制攻撃を仕掛けている。そう考えると別のものに見えてくる?
自分がやりたいことに全力を注げる人は余計なことにエネルギーを使わずに自分の人生の優先順位の高い事に集中できる。余計なことに関わらないので人の目が気にならないので
ストレスを感じる必要もない。人生は短いと言いますが怒りに振り回されている暇はありません。