あらすじ
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コロナ疲れで「怒っている人」急増中!
日本一番「怒り」に詳しい専門家が、「怒り」に巻き込まれない、巻き込まないためのテクニックを伝授!
自粛警察、ネットいじめ、あおり運転、電車内暴力、モンスタークレーマー...あなたのまわりの「怒っている人」を徹底分析。豊富な事例でシミュレーションしてとっさの怒りに対処する、アフターコロナのアンガーマネジメント2.0!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
電車の中で大股開いて座席2人分占領する人、むかつく。詰めればもう一人座れんだろうに。混雑した電車で足を投げ出している人、気は確かか?と詰め寄って、その足先を蹴とばしたい。濡れた傘の先をこっちに向けるな! ときたま空いた電車で寝ていると、すげー大声でおばさんたちが喋りまくる。姦しいとはよく言ったものだ。漢字そのまんま。
アンガーマネジメントという言葉を最近よく聞く。加齢により怒りの抑制がきかなくなった老人も増えているらしい。気づけば最近テレビをみながらコメンテーターに、つっこみばかり入れている自分に暴走老人予備軍の危険性を感じ、ここらでちゃんと対処しておこうと手に取った。
イラストでわかりやすく説明してあるので、とてもわかりやすい。
怒りは6タイプに分かれるらしい。
1 道徳を押し付ける「正義の味方」タイプ
2 すべてに白黒をつける「完璧主義者」タイプ
3 上から目線の「意識高い系」タイプ
4 マイルールを貫く「頑固な心配性」タイプ
5 いつでも大袈裟「悲劇の主人公」タイプ
6 空気を読まない「自由人」タイプ
自分はどうやら1の「正義の味方」タイプのようだ。寸評には曲がったことは大嫌いとある。確かに。周囲の人からは面倒くさい人と思われる傾向にあるらしい。へえ~。言われたことはないけど。面倒くさい人だから言われないのか。
1のタイプはあなたの正義が他人の正義とは限らない、ということを自覚しましょうということが対処法らしい。コロナ禍で話題になった自粛警察はこのタイプ。
う~ん、自分は自粛警察タイプと思ったことはなかった。自粛警察に賛同もしていないし。電車内の迷惑行為に腹を立てている自分に腹を立てているのであって、迷惑行為は迷惑行為だと思うんだけど・・・ この考え方がいけないのか?
一例として、朝の満員電車に登山用の大きなリュックを持って乗り込んできた人に対して、「こんな時間にそんなでっけえリュックで乗り込んでくんじゃんねえ!」と怒るか(自分はこっちだな) 平日に山に行けるなんて羨ましいなあと思うか(そんな人いるの?)で怒るか怒らないかが分かれる。 リュックの例が悪いんであって、例えばベビーカーに置き換えて考えたらいいかと思う。
まあ、なんかしらの事情があんでしょうねえ、と思うようにしよう。どっちみちその人に対して、実際に怒りの言葉を浴びせるほど子供でもないから。あくまで自分の心がざわつくのを抑えるためのフィクションを考えるようにしよう。
アンガーマネジメントで重要なのは、自分が何に対して怒りやすいのかを自覚することらしい。著者はそのためにアンガーログをつけることを推奨している。どこで、何に対して、何時ごろ、どの程度の怒りを感じたか。1週間もつけていると傾向が自覚できるようになるらしい。
自分はもっぱら混雑した駅や電車内でストレスを感じ、怒りの導火線に着火しやすいので、ここさえ対処できれば、穏やかな日常が過ごせそうだ。
2~6のタイプには自分は当てはまらないのだけれども、こういうことに怒りを感じる人もいる、ってことを知っておくだけでも、余計なトラブルに巻き込まれずに済むので、とても参考になる。良い本だ。
Posted by ブクログ
P18 怒りを引き起こす要因
①~するべきが裏切られて怒りの火花が散る:コアビリーフ
②マイナス感情、マイナス状態というガスが加わる。不安・辛い・苦しい、不健康・ストレス・寝不足・空腹
片方だけでは大きな怒りにはならない。①または②をなるべく小さくすることで怒りも小さくなる。様々な事例を読みながら「なぜ人は怒るのか」を繰り返し確認していくことであなたの怒り耐性が高まると同時に自分に怒りの矛先を向けられた場合でも冷静に対処できるようになるでしょう。他人のふり見てわが身を直せというように自分が怒る人にならないための指南書としても役立つはずです。
P141 怒りの感情は「怒っても公開をし、怒らなくても公開をする」ということを繰り返しています。アンガーマネジメントが目指すのは公開がないように上手に怒る事です。人を傷つけず自分を傷つけずものに当たることなくその怒りを適切に表現できるようになる事。相手にどうしてほしいのか、これからどうしてほしいのかをリクエストを伝える事。
怒りが生まれる3つのステップ
①出来事に遭遇
②意味づけ
③怒りの感情が生まれる
同じ事象に遭遇しても別の意味付けをする場合は感情は生まれない。出来事園もに意味はないと考える。怒りは出来事そのものではなく意味づけによって生まれる。
コアビリーフとは自分の中にある辞書のようなもの。自分の中で無意識のうちに使っている。不都合なことが書いてあるようなら少し手放してみたり緩めてみる。自分でなかなか見つけることが難しいが自分自身を苦しめるコアビリーフを緩められたら楽になって怒りにくい人になれる。怒りの原因はあくまで自分の中にある。自分で責任をもって自らの感情を選ぶということは自らの人生を責任を持って選ぶことに等しい。
反射的に怒るのはよくない。6秒間まつ。グラウンディングをしていま・ここに集中させる。その場を離れてタイムアウト。思考停止してみる。自分の怒りの癖やパターンを知るためにアンガーログをつける。自分が怒ったことを記録していく。その場で書く。とにかく一日に何度か書く。原因とか解決策はまだ考えない。日時出来事だけ。怒りの強度も。
①時間帯・場所
②反応している言葉・行動・出来事
③コアビリーフ
自分の怒りを客観視できる。
べきログ。コアビリーフを手放すことで自分にとってプラスになるかを判断する。
ハッピーログもつける。幸せに対して感度が高い人は毎日の暮らしの中でいろいろな楽しみを見つけることができる。
相手を不快にせずに自分の主張を伝える技術:アサーティブコミュニケーション
何が嫌で(原因)何をしてほしいか(要求)
「怒鳴らないで下さい」でなく
「私は強く怒鳴られると不安になって冷静に考えられなくなるので、静かな声で話してほしい」と冷静に言う
主語をyouではなくIにするアイメッセージ
「お前の仕事が遅いから迷惑しているんだ」ではなく
「私は仕事が予定通り進まなくて困っている」
~するべきとは言わない。いろいろな価値観があるので自分の価値観が開いてにも通用するとは限らない
レッテルを張らない、決めつけない
怒っている人は防衛している人。身の危険に対して敏感な人。何らかの脅威に逢って危険が迫っているのでそれから身を守っている。先制攻撃を仕掛けている。そう考えると別のものに見えてくる?
自分がやりたいことに全力を注げる人は余計なことにエネルギーを使わずに自分の人生の優先順位の高い事に集中できる。余計なことに関わらないので人の目が気にならないので
ストレスを感じる必要もない。人生は短いと言いますが怒りに振り回されている暇はありません。
Posted by ブクログ
最近、怒りっぽくなったなと思う人におすすめ。
【概要】
●アンガーマネジメントについて、多くの事例
●怒りの扱いの難しさを少しでも軽減させ、実際に役立てるように工夫を凝らしたつくり
●怒りを小さくする方法、反射的に怒ってしまわない方法等
●パート別に、次の内容
・怒りを発生させる原因
・怒りの事例
・怒りの感情との付き合い方
【感想】
●図解であり理解しやすい。
●短時間で読み終えられる。
●事例が「あるある」で面白い。
●怒りを抑える手法は6秒ルールやアンガーログといった既に有名な事項の記載が多いが、事例の多さとその内容がこのご時世に合っており共感できる部分が多い。
Posted by ブクログ
怒りについてわかりやすくまとめられている。
自分自身は怒る相手に悩んでいて手に取ったが、相手の心理がわかって良かった。また、自分自身にも当てはまる物もあり客観的に見ることができた。
Posted by ブクログ
世の中怒っている人は沢山いるが、どの様な事で怒っているのかを大きな括りで分類してまとめた本。具体的事例もあり、このパターンあるある案件も多くなかなか面白い。
この事例を認識して、自分がこのような人にならない様に心掛けて行きたい。
Posted by ブクログ
怒りの気持ちが湧いてきたら、一呼吸おく。
簡単そうだけど、なかなか難しい。
それを意識して少しずつできるようになれるようになりたいものです。
また、自分の怒りを生む根拠も、少しずつ変えていきたいと思いました。
余裕がない今だからこそ、寛大な心を持ちたいものです。
Posted by ブクログ
さくっと読める割に、後半の解説がしっかり書いてあるから、
アンガーマネジメントについて学びたい人のとっかかりとして、
暇つぶしにこんな人いる〜とあるあるを楽しみたい人にもおすすめできる。
人の怒りのメカニズムを知ると、
自身のコントロールはもちろん、巻き込まれなくて良いトラブルを避けることができるため、有用。
このコロナ禍で一層、勝手に起こっている人が目につくようになったことを逆手にとって、実例を交えて、どういう気持ちが作用しているのかが図解化されているのが、とても分かりやすかった。
Posted by ブクログ
世の中が大きく変化するとき、怒りが蔓延しやすくなる。
コロナ禍で、今までの日常が変わってしまった今、一人一人が怒りをコントロールしないといけない。
100年前のスペイン風邪を経て、世界恐慌があり、第二次世界大戦へと突入していった。
怒りをコントロールしないと、コロナ後に戦争が起こることもあり得る。
怒っている人の例に、自分が当てはまることが多く、アンガーマネジメントの必要性を感じた。
Posted by ブクログ
怒りは最も安全かつ安価に楽しめる娯楽のひとつ
コアビリーフ 信念 思い込み
自分を客観的に評価するなら転職活動をしよう
理想の自分像が強すぎる人 現実と比べ嫌悪してしまう できない自分を許し受け入れる。
上手にイヤを伝える
いつもこうと乱暴に決めつける レッテル貼らない こうして欲しいとリクエストする
怒ることは相手にどうして欲しいのかリクエストを伝えること
怒りの原因は自分のなかにある
タイムアウト 思考停止
アンガーログをつける
感情を記録する
ハッピーログもつけてみる
Posted by ブクログ
いるいるこういう人、と楽しく読み終えたが、自分ももしかしたらどれかに当てはまるかもと思うと恥ずかしくなる。これからは、怒る前に怒りをマネジメントしていきたい。最終章にアンガーマネジメントのやり方が載っていたので、参考にしたい。