ラカン入門

ラカン入門

1,320円 (税込)

6pt

4.8

ラカンを理解する最短ルートは、その理論を歴史的に辿ることだ──。鏡像段階、対象α、想像界・象徴界・現実界など多種多様な概念を駆使し、壮大な理論を構築したラカン。その理論は、精神分析のあり方を劇的に刷新し、人文・社会科学全般に大きな影響を与えた。本書では、その難解な思想を前期・中期・後期に腑分けし、関心の移り変わりや認識の深化に注目しながら、各時期の理論を丹念に比較・検討していく。なぜラカンはこれほどに多彩な概念を創造し、理論的変遷を繰り返したのか。彼が一貫して問い続けてきたこととは何だったのか。その謎に挑んだ好著、『ラカン対ラカン』増補改訂版。

...続きを読む

ラカン入門 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月29日

    疾風怒濤〜、人はみな〜、の順で読んできたのでわりかしすんなり読めた。トーラスのあたりはあきらめました……。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月19日

    入門とはいえ、一読では理解しきれない。「人はみな妄想する」の方が平易であり、入門向き。こちらは「人はみな〜」の鑑別診断縛りを取っ払い、より大きな枠組みでラカンの理論的変遷を説明していると言っていい気がする。読んでいるうちにだんだん欲望のグラフの読み方がわかってくる気がするが、何度か読んでラカン語彙に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月07日

    良書。精神分析学ラカン派入門。入門とあるが厚く、論考やソシュール等の基本的知識は前提とする。ひとにものを勧める趣味はないが、特にひとの親となるひとには勧める。人間の精神はこの世界に属するものではないが、物理学が宇宙の誕生をそのビッグバンから0.1秒以下の出来事を詳細に語りつくすように、人間の精神、そ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月25日

    ラカン初期から後期までの考えの変遷が丁寧にフォローできる貴重な本。わかりやすく書かれていると思うけど、やっぱり難しい。特にマテームは理解できない。。

    0

ラカン入門 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま学芸文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す