SF(国内)作品一覧
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4.0幻魔大戦のスペシャル番外編! 『地球樹の女神』のヒロイン・後藤由紀子と邂逅した作者・平井和正は、主人公・四騎忍へと変身し、自らが少年期を過ごした横須賀市の想い出の地“砲台山”を訪れる。そこに現れた東三千子から、失踪して不在となった『幻魔大戦』の主人公・東丈の代わりを務めることを要請されるのだった。 『幻魔大戦』の作中世界を訪れた四騎忍は、作品ストーリーに介入し、東丈の秘書・杉村由紀を携えて、東丈を探すべく、今度は『ボヘミアンガラス・ストリート』の作中世界へと迷い込む! 東丈不在の中、他作品へと拡大する“幻魔”の侵蝕を、四騎忍は止められるのか? 鍵を握る東丈の行方は? 電子書籍のみで発表される平井和正渾身のメタ小説!
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4.3
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3.2
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4.3地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の一巻本とした決定版。《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。
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-入社5年目のSE・花は、異動先のアプリケーション開発部でとあるプロジェクトのリーダーを任される。 日本の未来を大きく変える「全自動化システム」の実現に向け、奮闘する花たちの行く手を阻むものとは――。 大手SIerの社員がチームで執筆するプロジェクト型小説企画。第4弾となる本作は、「製造業のIT」をテーマにしました。 工場へのIT導入によって製造業の現場、日本のものづくりの未来はどう変わるのか。 現場を知る社員たちならではの視点を盛り込みながらリアルに描いた一冊です。 この小説を通じて、一般の方には分かりにくいITの世界、そしてSEという仕事の一端に触れていただければと思います。
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-冒険にはITを友とせよ! ? 近未来の世界を体感できるITアドベンチャー小説! 未来のエリート育成を目的としたイベント「ノア・グランゼコール」参加のため、全国から集まった100人の中学生たち。 参加者の一人である内藤一樹は、 現地で仲良くなった篠田沙也加、杉田千成、丸山太郎らとともにさまざまなミッションに挑むなかで、最先端のITに触れ、仲間との絆を深めていく。 一方、イベントの裏では国家のある“重大機密”を巡った駆け引きが行われていた――。 『シンギュラリティ』『A/Identify』に続く、シリーズ第3弾! 今回は、高度にIT化された島を舞台に中学生たちのひと夏の奮闘と成長を描きます。 物語には、AIロボット、ドローン、パーソナルモビリティなど私たちの生活に身近になりつつあるITが数多く登場します。 それらの技術によりさまざまなモノが自動化・無人化されたとき、 私たちの生活は、人間の役割は、どのように変化していくのか―― 登場人物たちとともに、一足早く体感してみてください。
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4.0逝くな、生きろ――。自ら逝くこと=自殺が賞賛され、心中(デュオ)や集団自殺(マルチ)が大流行する社会。自殺死体が街中いたるところに放置され、カラスがそれらをついばみ、人々は裏庭で死体を焼却し、無造作に埋めている。死臭と腐敗臭にまみれて、日々を送る主人公・竹志は、ある朝、恋人の彩乃が一人(ソロ)で逝ったことを知らされる。一緒に逝こうと誘われていたのに、竹志はそれを断ったのだった。最期の別れに、彩乃の生家を訪ねた竹志を待っていたものとは……。(「無間道」)独特の視座で、生の現実と歪んだ世界を鋭く描く気鋭の中編集。リアルな絶望と怒り、そして希望にあふれた傑作。【収録作品】無間道/煉獄ロック/切腹
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3.3それは未来が生まれる瞬間だった。あの震災から45年。突如として天空に超構造体“SS”が現れた日本SFの金字塔、小松左京『虚無回廊』に瀬名秀明が挑む! 「新生」「Wonderful World」「ミシェル」の3編からなる連作集。この世界が向かう未来とは?
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3.7地中深くに沈んだ会社。社長の愛した怪獣クゲラ。卵になった妻。あっぱれ!大卒ポンプ。不景気なのか戦時下なのか、今日を生き抜く社員たち。北野ワールド全開! 超日常の愛しい奇想短編集。
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5.0現代日本SFの黎明期に、いちはやく長編『光の塔』を発表し、その後も無尽の博識と自在な語り口でSF界に存在感を示した天才作家・今日泊亜蘭。奇妙な発端が思いもよらぬスケールの展開を見せる中・短品群の中でも、「縹渺譚(へをべをたむ)」「深森譚(しむしむたむ)」の連作は白眉である。片田舎の孤児が思い出の女性との再会を求めさすらう物語は、今日泊の空前の演出のもと、読者に忘れがたい余韻と感動をもたらすだろう。代表的な作品集2冊を合冊し、さらに書籍初収録となる2編を加えて贈る。【収録作】「ムムシュ王の墓」「奇妙な戦争」「海王星市から来た男」「綺幻燈玻璃繪噺」「縹渺譚――大利根絮二郎の奇妙な身ノ上話――」「深森譚――流山霧太郎の妖しき伝説――」「浮間の桜 怪賊緋の鷹物語」「笑わぬ目」「いはゆる「あとがき」について(『縹渺譚』あとがき=今日泊亜蘭)」「今日泊さんのこと(巻末エッセイ=山田正紀)」/編者解説=日下三蔵
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漢字には、フォースの奥義のように深い意味と成り立ちの歴史があった―。本書は「宙」「星」「義」「真」「愛」「怖」「解」「堕」「夢」「生」「戦」など「STAR WARS」を象徴する漢字43文字を取り上げ、その成り立ちと変遷の歴史、そこから見える人間の知恵と文化を、「STAR WARS」の名場面、名セリフとともに紹介する本である。執筆者に講談社文庫「スター・ウォーズ」シリーズの翻訳家である稲村広香氏を迎え、古代中国より時空を超えて現代の日本人に語りかける漢字の奥義を紐解く。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.0「聞いたことがあるか――告死鳥の啼く声を」 戦場に響き渡る、甲高い声。それを耳にした者が帰還することはなく、必ず息絶える――そんな伝説を持つ四人の死者。FDXチームは、とある兵器メーカーの資本を背景に、記録上は戦死扱いされた兵士たちが集められた実験部隊だ。彼らは、いつか再び“生者”としての生活を取り戻すため、生還困難な戦場で、いつ終わるともしれない戦いを続けていく。L5戦役後を舞台に、オフィシャルスタッフが手掛ける『スーパーロボット大戦OG』初の公式スピンオフ小説。
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4.3画像生成AI、ChatGPTなどの対話型AI――まさにカンブリア爆発ともいえる速度と多様さで、AI技術は人類文明を劇的に変えようとしている。その進化に晒された2025年大阪万博までの顛末、チャットボットの孤独、AIカウンセラーの献身からシンギュラリティまで、22名の作家が激動の最前線で体感するAIと人類の未来。『ポストコロナのSF』『2084年のSF』に続く日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第3弾 目 次 まえがき 大澤博隆 準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司 没友 高山羽根子 Forget me, bot 柞刈湯葉 形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな シンジツ 荻野目悠樹 AIになったさやか 人間六度 ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊 愛の人 粕谷知世 秘密 高野史緒 預言者の微笑 福田和代 シークレット・プロンプト 安野貴博 友愛決定境界 津久井五月 オルフェウスの子どもたち 斧田小夜 智慧練糸 野﨑まど 表情は人の為ならず 麦原 遼 人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理 覚悟の一句 菅 浩江 月下組討仏師 竹田人造 チェインギャング 十三不塔 セルたんクライシス 野尻抱介 作麼生の鑿 飛 浩隆 土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔 この文章はAIが書いたものではありません 鳥海不二夫 各篇解説 鯨井久志/鈴木 力/冬木糸一/宮本裕人
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4.0近未来/パラレルワールドの地球を舞台に、一人の女性が自分の夢を見定め一歩踏み出していく成長物語。大事な人との別れ、自らの夢、働くこと……すべての生きとし生けるものに対する人生賛歌。この世界で生きていくための「ほんとうのこと」とは。宇宙の美しさとそこでの営み、すべての命に感謝したくなる、唯一無二の物語。
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-二人が迷い込んだ謎に満ちた世界には、驚きの事実とかけがえのない人々との出会いが待っていた ~生きるとは、幸せとは何かを問う、大自然を舞台にしたSF冒険物語~ 大学生の和輝と瑠璃香はニュージーランドへ向かっていたが、突如乱気流に巻き込まれ見知らぬ地に不時着する。そこは、荒寥とした大地と山々が広がる凍える世界だった。助けを求めて山を下った二人は、奇妙な家に住む不愛想な老人と出会う。二人はその老人から驚くべき事実を告げられる。 文明から取り残されたその村を救うため、二人は残されていた謎の言葉を頼りに、緑の森に包まれた神秘の巨大塚を探す旅に出る。やがてその塚の存在は、村を越えて世界の未来を左右する問題へ発展していく。二人は村人と共に困難に立ち向かう中で、自分たちの居場所を見い出していく。 二人は村を、世界を救うことができるのか? そして、どこで誰と生きていくのか?
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3.0近未来、再び大震災が日本を襲った。 テレビメディアは再び国民の信を裏切り、全民放地上波局の視聴率がいっせいにゼロとなる。 その只中、メディアの復活に賭けるテレビマンたちがいた。 第一線からは退き、「ニュース速報映像」をキャッチしては局へと売り歩く元敏腕ディレクターと中継市民たちがいた。 民放地上波キー局を買収した巨大IT企業『O.I.L』の悪意と野望が“日本の放送”を席巻しようとする時、テレビマンと元敏腕ディレクター、中継市民はテレビメディアと自らの誇りを守るため再び立ち上がった…。 テレビメディアが没落していく中、突如現れた“メディアの悪魔”と対峙したテレビマンと中継市民が、熾烈を極める激闘の果てに見た驚愕の真実とは!? テレビメディアの崩壊と再生を描く、近未来サスペンスアクション小説。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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3.3接客ロボットが、殺人犯らしき男を目撃する……名編「サムライ・ポテト」で注目を集めた著者、初の短編集。書下ろしを含む全5編。
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3.5人生は夢かもしれない。でも、幻の中で、せめて幸せでいられたら。19歳の遠山エリカは、冬のある日、知り合いの中学生とともに訪ねた研究所に閉じ込められ、たまたまその場に居合わせた6人と共に想像を絶する「時空の旅」を経験する。たどり着いたのは、みどり色の太陽が輝く星。大通りに立ち並ぶ五角形の几帳の家には、生きるために必要な備品がすべて備えられていた。そこは、高度な文明を持つ異星人が、訪問者たちのために作った保護地域だったのだ。途方にくれる彼らに、やがて頼みの綱だった樹田博士から、「時空の一致するところに移動せよ」という緊急指令が入る。彼らは再び時空をジャンプし、無事地球に戻れたのだが……。それは幻覚でしかなかった。落胆と失望の末に、エリカはひとつの選択をする。月日は流れ、49歳になったエリカはついにすべてを思いだす。先が読めない展開、深く心に余韻を残す読後感。構想7年、SFファンタジー小説の傑作!
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3.9一つの絵から生まれる二つの物語。 あなたにもインスピレーションがおりてくる! ショートショートから作家としてのキャリアをスタートした太田忠司と、新世代ショートショート作家として人気を集める田丸雅智の二人が、古今東西の名画をテーマに競作。 二人のインスピレーションのもとになったのは、この10枚の名画たち。 ゴッホ「夜のカフェテラス」 クプカ「静寂の道」 ムンク「吸血鬼」 俵屋宗達「風神雷神図屏風」 モネ「雪の中の蒸気機関車」 シャガール「サーカス」 月岡芳年「猫鼠合戦」 エッシャー「写像球体を持つ手」 マグリット「光の帝国II」 平山郁夫「月明の砂漠」 さらに、クリムト「北オーストリアの農家」を題材に、ネットで募った優秀作も収録。 怖いもの、面白いもの、うまい!と膝を叩いてしまうもの。 原稿用紙10枚前後の作品を読めば、今までとは違った視点で絵画を見ることもできるはず。 不思議と驚きに満ちた美術館を、どうぞお楽しみください。
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4.3「もしも人類補完計画が発動しなかったら……?」TVアニメ第24話「最後のシ者」から分岐した3年後のifストーリー。電撃ホビーマガジンにて連載された人気小説連載が、長い沈黙を破りついに電子化!
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3.0時は2036年、日本ではAIと結婚できる新法が施行されていた。 京都在住の31歳サラリーマン・摘木健一は、性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、彼女を「ぴぷる」と名付けて結婚することにした。 しかし、なぜか結婚初夜に夜の営みを拒絶されてしまう。 開発元に問い合わせた摘木を待ち受けていたのは、ぴぷるを開発した26歳の女性研究者・深山楓だった。 「ニューラルハードウェアによる学習が始まっているので設定の変更はできない」と冷静に説明する深山は、ある驚きの提案をしてきて……!? 作者は『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で第五回京都本大賞受賞の原田まりる。 イラストは『あの花』『君の名は。』のキャラクターデザインを手がけた田中将賀。 オリジナルWEBドラマの朗読に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴、『ドメスティックな彼女』で主演の藤井夏生役に抜擢された八代拓。 人工知能監修に東京大学大学院特任准教授の松尾豊。 AIの存在が一般化した近未来の京都を舞台に、 そこに生きる人間の価値観の変容を徹底的に掘り下げた、 超豪華布陣でお届けする「哲学×AI」のエンタメSF小説! 【電子特典:田中将賀描き下ろし! 主要キャラクターフルカラーイラスト付き】
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3.5村雲達6人のクルーメンバーは、そう裕福でない日々の中で捻出した費用で、念願の新艇を手に入れる。早速、三日月島をスタートに開催される外洋ヨットレースへの参加を揚々と決める。小笠原諸島近くのその島には申し分ないサービスを提供するホテルがあり、ヨット乗りには夢のような島だった。盛り上がる「大きな少年」たちを、時に辛辣な言葉をかけながらも温かく見守る家族や恋人たち。唯一の懸念は、きな臭い世情不安だけだった。メンバーの一人である諸橋は物理学を専門とし、政府のあるプロジェクトに加わっていたのだ。独身を通してきた村雲は、お礼セーリングに美しい女性輝喜を互いの愛犬二匹とともに連れてきた。若くてフリーターの洋平はシングルマザーとの交際を真剣に考え、ベテランの相原は自分の体力と人生の限界を感じていて、メンバーそれぞれがそれぞれの思いとともにレースに向かおうとしていた。準備のために三日月島に先入りしていたメンバー、しかし合流するはずの諸橋や家族たちが当日になっても到着しない。本人たちの携帯も通じない。やがて一切の通信も凍ってしまい……。世界で何が起きているのか? ――切ない、心に迫る、ディストピア小説。
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4.1奇怪な造語に彩られた、誰も見たことのない異形世界を構築する卓越したSFセンス。100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。語り手はそこで日々、異様な有機生命体を素材に商品を手作りする。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上と、それを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、そして日々の勤めは平穏ではない――第2回創元SF短編賞受賞の表題作にはじまる全4編。連作を経るうちに、驚くべき遠未来世界が読者の前に立ち現れる。現代SFの到達点にして、世界水準の傑作。解説=大森望/本文イラスト=酉島伝法/電子書籍版特典画像をダウンロードできるID・パスワード付き。(本電子書籍は、『皆勤の徒』(創元日本SF叢書 2013年8月初版発行)を電子書籍化したものです。)
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3.9【第42回 星雲賞受賞作品】米国同時多発テロも、あの大地震も、犠牲者はゼロ!? 2001年9月11日、24世紀から「ガーディアン」と名乗るアンドロイドたちがやってきた。圧倒的な技術力を備えた彼らは、世界中の軍事基地を瞬く間に制圧し、歴史を変えていく。しかし彼らの目的は、人類の征服ではなく、「人を不幸から守ること」だった――。ガーディアンのもたらした情報によって、本来の歴史で起こった自然災害、テロ、戦争、大事故などが防げるようになった一方、未来の自分からのメッセージに翻弄され、人生が大きく変わってしまう人も多くいた……。主人公は、45歳のSF作家。10歳年下の妻と5歳の娘とともに幸せに暮らしていたが、事件翌日、美少女アンドロイド「カイラ211」の訪問を受け、AQ(知り合い)に選ばれたことを知る。未来の自分からのメッセージと作品データを、カイラから受け取る主人公。それは、彼の人生に大きな波紋を起こしていく。衝撃と感動の歴史改変小説。
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3.61巻1,629円 (税込)創刊号はベテラン堀晃を筆頭に、松崎有理、宮内悠介、高山羽根子、倉田タカシなど現在の日本SF界を牽引する俊英のほか、次世代を担う新鋭・久永実木彦、ライトノベル界で活躍する秋永真琴・宮澤伊織の新作短編を収録。日本SFの新たな潮流を創るオリジナル・アンソロジー誕生。【収録作】久永実木彦「一万年の午後」/高山羽根子「ビースト・ストランディング」/宮内悠介「ホテル・アースポート」/加藤直之 エッセイ「SFと絵」/秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」/松崎有理「イヴの末裔たちの明日」/吉田隆一 エッセイ「SFと音楽」/倉田タカシ「生首」/宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」/堀晃「10月2日を過ぎても」
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3.8目覚めたら古代日本の神様だった! 誰もがその名を知る『古事記』の 誰も知らないメッセージ ◆チャンネル登録者45万人超! 今もっとも深く神話を語るYouTuberが「シン訳古事記」の教えを引っ提げて鮮烈デビュー!! バーテンダーのサムは、仕事も人間関係もズタボロ。 ある日、常連客とのトラブルに巻き込まれて命を落とす??。 目覚めた彼は、『古事記』の世界で神様として転生していた! しかも転生したのは、いじめられっ子の下っ端神様・ナムチこと後の大国主。 元の世界に戻るために必要なミッションは、 『古事記』の世界で“日本建国”を成し遂げること!? ◆魂が成長する令和×神話の超感覚ストーリー! 大国主が国づくりに込めた思い。 イザナギとイザナミが成し遂げた真実。 スサノオが探していた後継者。 この国に受け継がれてきたもの、受け継がれなかったもの……。 『古事記』に込められた真のメッセージを超訳! この物語は、現実に向き合う勇気をくれる。
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-あの西郷隆盛が生きていた!? それもフィリピンで革命に加わっていた!? 「日本SF界の父」押川春浪(1876‐1914年)による「海底軍艦シリーズ」第二作! ロシアの陰謀によって、新造軍艦〈日の出〉がまさかの沈没。その知らせは帝国全土に衝撃をもたらした。フィリピンに逃げ延びた〈電光艇〉の一行は、そこでフィリピン独立の勇士アギナルド将軍と出会い、「老将」西郷隆盛がアメリカの陰謀によってロシアに捕らわれてることを告げられる……。 明治・大正期の少年たちを虜にし、東宝特撮映画『海底軍艦』の原案ともなった伝説の冒険小説の続編が現代語訳&注釈付きで登場! 荒波逆巻く東アジアの大波乱! ご期待ください! 本作品は、『英雄小説〈武侠の日本〉』分冊版の第一巻~第五巻に「あとがき」まで含めた完全版です。
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-世界のSFを日本へ、日本のSFを世界に。 「Shipping」=配送、輸出、船舶、関係性などを意味するテーマで集まったSFおよびファンタジーを収録しました。 ブラジル、中国、韓国、インドから集まった7作の翻訳小説と11作の日本語で書かれた小説、論考1作を収録した「あたらしいSFとファンタジーの雑誌」(※刊行形態は書籍扱い)です。責任編集・橋本輝幸。 目次 第1章 Delivery 千葉集「とりのこされて」 レナン・ベルナルド「時間旅行者の宅配便」橋本輝幸訳 木海「保護区」橋本輝幸訳 府屋綾「依然貨物」 伊東黒雲「(折々の記・最終回)また会うための方法」 第2章 Weird 鞍馬アリス「クリムゾン・フラワー」 稲田一声「きずひとつないせみのぬけがら」 阪井マチ「終点の港」 根谷はやね「悪霊は何キログラムか?」 第3章 Chosen Family ソハム・グハ「波の上の人生」暴力と破滅の運び手 & 橋本輝幸 共訳 灰都とおり「エリュシオン帰郷譚」 ヴィトーリア・ヴォズニアク「残された者のために」橋本輝幸訳 笹帽子「幸福は三夜おくれて」 論考 日本橋和徳「天翔ける超巨大宇宙貨物船 アレステア・レナルズ論」 第4章 Immigration to New Worlds ロドリーゴ・オルティズ・ヴィニョロ「宛先不明の人々」白川眞訳 ファン・モガ「スウィート、ソルティ」廣岡孝弥訳 ジウ・ユカリ・ムラカミ「海が私に手放させたもの」橋本輝幸訳 さんかく「新しい星の新しい人々の」 もといもと「胡瓜より速く、茄子よりやおらに」
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-僕は荼枳尼天から、この世の男の我欲とエゴと煩悩が極まった今、全ての男を消し去る業火の中で、女たちを地底世界にかくまうために地底への扉を開いてくる命を受けた。地底の長老はこの世の女たちを受け入れることに難色を示し、話し合いは頓挫したが、長老の提案で地底世界の女性性の集合意識体であるマザーの意見を聞くことになった。マザーはこの世が滅びようとしている今こそが男女和合への試練だと言い、男がいなくなった未来の世界を見せながら陰陽流転の大切さを語った。マザーは、男女の和合がこの世を救うが、その具体策として、この世の女性性の代表Jを救わなければならないと言った。Jは男の集合意識体に囚われており、そのヒエラルキーの頂点が亢者だ。僕たちはマザーが化身した白狐に導かれて地球意識体の耳に入った。内耳に当たる塔で、遙か彼方の星にいる、もうひとりの久仁子と出会い、地球人は皆、もうひとりの自分を宇宙のどこかに持っていることと「今ここ」とは人間、宇宙人、それぞれにとっての次元上昇試験であることを知った。そこには宇宙の森羅万象の生命があった。神は悪の種だと知りながら男と女を創った。男女と同時にあらゆる二元性がこの世に現れ、それらは悪の素となった。神の愛の祝福の手は悪魔の手と化し、人間界は悪に染まった。神にとって悪は人間界でしか味わえない大人の毒味だった。神の子である人間には内なる悪と愛が同居しているが、己の悪が見えた時、愛の道も開く。神が男と女を創ったのは、愛から悪を、悪から愛を生み続けるためだった。神が縛られし愛の呪縛を解けるのは悪だけだった。神は悪魔に傅き、宇宙も人間界も悪魔のものとなった。そして・・・
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-17歳の少女・東三千子は、弟・卓との二人きょうだい。陸上部の練習中に心臓発作で倒れた三千子は、古代ギリシャをアストラルボディで訪問し、東丈の過去世・アポロと運命的な邂逅を果たす。アポロに導かれ、超古代文明の地底都市を訪れた三千子は、そこに“時の関門”を発見する! 一方、GENKENを主宰し失踪した東丈の姉・三千子は、木村市枝と共に渡米し、ニューヨークでルナ王女との面会を果たす! 急速に崩壊する世界の中で、少女・三千子は、幻魔大戦と真幻魔大戦の世界をつなぎ、世界の綻びを正すことができるのか?! 第一期幻魔大戦、堂々完結! 〈目次〉 第一部 ハルマゲドンの少女 第二部 異次元彷徨 第三部 ビッグアップル壊滅 ハルマゲドンの始まり 新たな後書き
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3.8仁科克男は、ある日勤務先近くのレストランの店主が撮った自主映画を観せてもらい、そこに映っていた女性・清水杏子に惹かれた。 しかし、彼女は撮影直後、事故で亡くなったという。 その直後、会社の人事異動で、系列の新会社P・フレックに出向することになり、開発業務に就くことになった。仕事内容は「時間軸圧縮理論」を応用した装置を作り出すという途方もないこと。 同僚の野方によると、それは時間を操作し、過去や未来へ行くことが出来る装置らしい。そして、彼はこの装置を"クロノス"と呼んでいた。克男は、この装置を使えば、杏子を助けることが出来るのではないか、と思いつき……。 前作『クロノス・ジョウンターの伝説』(全7篇。徳間文庫)に収録された作品は、二度の映画化(2005年「この胸いっぱいの愛を」、2019年「クロノス・ジョウンターの伝説」)と、5回舞台化され、再演を繰り返した人気シリーズ。その最新作を刊行。 (また、この舞台版の上演台本は、毎年数件以上、学生・社会人演劇で上演され続けている人気作)
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-宮下陽子は18歳の高校生。何者かに操られるように『ナナ・ヌウ』という変な名前のツアーを選んだ。目的は13年前にハワイで失踪した母を捜すためだった。しかし、陽子を待ちうけていたのは“神聖な儀式”と、それを阻止しようとする巨大組織との戦いだった。日毎に力強い自然の中で、神話の主人公のように目覚めて行く少女―。日本とハワイ、さらに地球を巻き込んで物語は始まった。ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説。注目のシリーズ。 ※本電子書籍は「地球暗黒記 I ナナ・ヌウ」「地球暗黒記 II パリウリ」「地球暗黒記 III アルカ・ノアエ」の3冊を合わせた合本版です。
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3.9大正七年の秋、与謝野晶子は大阪で宙に浮かんでいた。夫である鉄幹と共に通天閣の足元に広がる遊園地「ルナパーク」を訪れたものの、夫の言葉に血がのぼり彼を置き去りにひとりでロープウェーに乗ったのだ。電飾まぶしい遊園地を見下ろし、夫婦というものの不確かさを嘆く晶子。そのとき突然ロープウェーが止まり、空中で動かなくなって……。(「夫婦たちの新世界」) 遠野には河童や山男など不思議なものがたくさん潜んでいるという。隣村を目指して朝もやの中を歩いていた花子は、「くらすとでるま…」という不思議な声を聞く。辺りを見回すと、そこには真っ赤な顔の老人がいた。かつて聞いたむかしばなしに出て来る天狗そっくりの老人から逃げ出そうとする花子だったが、今度は黒い頭巾に黒い蓑をまとった怪しい男から「面白い話を聞かせてくれないか」と尋ねられ……。(「遠野はまだ朝もやの中」) ほか全8篇。
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3.8【電子オリジナル特典】・生頼範義イラスト原画2点収録 ・連載第一回の加藤直之イラスト入り「SFアドベンチャー」誌面 ・小松左京直筆原稿 ・小松左京ライブラリ解説 ●地球から五・八光年の宇宙空間に突如出現した巨大円筒形物体“SS”の正体は? 超AI開発プロジェクトの研究員遠藤秀夫は、完全自立型人工知能の開発中に、AI(人工知能)に魂を与えたAE(人工実存)という新しい概念に到達していた。やがてSS探査に送り込まれた“AE”が遭遇したのは、複数の地球外知的生命体の姿だった。日本SFの巨匠・小松左京が広大な宇宙を舞台に、「生命」「知性」「文明」の意味を問いかける、本格SF巨篇にして最後の長篇小説、ついに電子化! 堀晃×山田正紀×谷甲州巻末特別座談会も収録。
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3.5第10回日本SF新人賞受賞作品。「馬を買いに来た。サラブレッドだ」北海道の新冠で小さな牧場を営む笹田伸人の許を、北海道を統括するロシア弁務官アレクセイ・イリッチが訪れた。小規模な牧場には珍しく、大活躍が期待される一歳馬だ。笹田は弁務官の高圧的な態度に拒絶反応を示すが、権力には勝てず、馬は買い取られていった。二十二世紀初頭、ロシアはその強大な軍事力により、経済力のみの日本に勝利し、支配下に置いていた。世界の競馬産業は衰退していたが、日本ではロシア侵攻中も馬産が続けられ、競馬人気は盛ん。しかし、「腹脳」という人口頭脳の業界団体である「腹推会」が、人間のサイボーグ化への足がかりとして、サラブレッドのサイボーグ化を競馬界に働きかけ、これが承認されてしまった。生身の馬体で行われる最後のダービーに向けて、男たちは、それぞれの戦いを始める。ポグロム―ロシア語で、虐殺、破壊―と名付けられたイリッチ弁務官の馬は、いかなる活躍を示すか!?※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
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3.5登山で頂上まで行く? 途中で降りられる? 「『あきらめる』って言葉、古語ではいい意味だったんですってね。『明らかにする』が語源らしいんです」 近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。 入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、 ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、 あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。 親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。 ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、 やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!? 「あきらめる」ことで自らを「あきらかにしていく」―― 火星移住が身近になった、今よりほんの少し先のミライが舞台の新感覚ゆるSF小説。
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4.0配信サービスで《ときときチャンネル》を始めた十時(ととき)さくらは、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴(たたらみき)の発明を紹介し、収益化することを目指す。宇宙を飲んで、時間を飼って、目指せチャンネル登録者数1000人! 全編配信口調と視聴者コメントで語られる、新感覚の配信者SF!/【目次】#1【宇宙飲んでみた】/#2【時間飼ってみた】/#3【家の外なくしてみた】/#4【近所の異世界散歩してみた】/#5【エキゾチック物質雑談してみた】/#6【登録者数完全破壊してみた】/*本電子書籍は、『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』(創元日本SF叢書 2023年10月初版発行)を電子書籍化したものです。
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4.3人生の岐路で、あなたはどうする? 自分は未来人だと主張し、材料も資金も足りない刑務所内で未来に帰るためのタイムマシン製造に勤しむ受刑者のかなしい決断「未来への脱獄」、長く未解決だった数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生のすべてを捧げた宝探し人の行く末を追う「ひとを惹きつけてやまないもの」など全5編。さまざまな“極限”に直面した人々がそれぞれ選びとる、未来の物語。/【収録作】「未来への脱獄」/「ひとを惹きつけてやまないもの」/「イヴの末裔たちの明日」/「まごうかたなき」/「方舟の座席」*本電子書籍は、『イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集』(創元日本SF叢書 2019年11月初版発行)を電子書籍化したものです。
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3.9地球は監視されている――月の裏側に基地を設け、地球で核兵器が使用されてから60年以上も監視を続けてきた知的生命体・スターファインダー。彼らは“最終シークエンス”の発動を決定しようとしていたが、地球を低高度で視察していた最高権限者ペイルブルーが地上に不時着、京都の山中に取り残されてしまう。その第一発見者となった小学生3人組は、ペイルブルーを自宅に連れ帰り、UFOネタなどを取り上げるバラエティー番組を制作するディレクター・大迫に連絡。大迫は美人UFO研究家の千里と共にかけつけるが、直後に、UFOカルト集団・新興宗教団体DSIにペイルブルーを強奪される。ペイルブルーを奪還して宇宙に返すため、DSI本部に潜入しようとした大迫たちだったが……。サスペンス要素あふれるエンタテイメント作品で、UFOネタやトンデモネタも満載。クライマックスでは“銀河の歴史”も解き明かされる壮大なスケールのSF長編小説。
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4.6アキバから、宇宙へ。「科学の歌姫」で「最後のアイドル」、そして「人類の恩人」であり「世界の変革者」――これまでの常識を覆した新エンジン「ピアノ・ドライブ」を発明した、結城ぴあのの物語。人気アイドル・グループ「ジャンキッシュ」のメンバーである結城ぴあのには、もう一つの顔があった。秋葉原電気街の“お姫様”。電子部品を買い漁る彼女は、自宅のガレージで一人実験を繰り返していたが、その目的は「宇宙へ行くこと」であった。バラエティ番組のレギュラー・コーナーをきっかけに注目を集め、抜群の歌唱力を兼ね備えていたぴあのは、ジャンキッシュから卒業。“メカぴあの”との対決などを経て、トップ・アイドルへの階段を駆け上がっていく一方で、宇宙への夢を実現すべく、ぴあのは実験を繰り返すのだが……。超科学、人工知能、拡張現実、スーパーフレア……山本弘ワールド全開の感動SF長編。
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4.0『アーモンド』の著者が贈る、極上の短編集! ミステリー、近未来SFから、心震える『アーモンド』の番外編まで、珠玉の8編を収録 彼氏に振られ、職場をクビになり、賃料の値上げによって、今住んでいる部屋からの退去を余儀なくされた、踏んだり蹴ったりのシヨン。 部屋探しのアプリで、格安の超優良物件に出会った彼女は即、入居を決める。 格安なのには、理由があった-- 本来二人で暮らすはずの部屋を、四人で違法にルームシェアしていたからだ。 優雅な独り暮らしには程遠いものの、そこそこ不自由のない生活を送っていたシヨンだが、ある日、オーナーが急遽、部屋を訪れる。 慌てた四人は共同生活の痕跡を消すべく、その場しのぎの模様替えをし、借主の親族のふりをするが……(『他人の家』)。 表題作ほか、人間心理の深淵をまっすぐに見つめた、傑作揃いの短編集!
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4.0【第7回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作】遠い未来、人類を含む天の川銀河の知的生命体による文明群は《水-炭素生物連合》(アライアンス)を結び、人工知性の文明ネットワーク《知能流》(ストリーム)に対抗していた。あるとき、《連合》の調査団は銀河の辺境の恒星系を調査する。この系は明らかに高い技術力を持つ文明によって改造されていた。しかし系内をいくら探してもこの恒星系を作り上げた知的生命体は発見できなかった。調査員の一員のイーサーは、彼らが知的文明ではなくもっと別の何かなのではないかと考え、《知能流》に加入して独自に調査を続ける……宇宙に存在する知性の本質を問う宇宙ハードSF。短篇「虹色の蛇」を同時収録。
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-娼妓宇宙船ヴァニスで繰りひろげられる、凄絶な官能SFバイオレンス! パトリシアとメアリアンの唇が、ニールの首筋、胸、腹、下腹、内腿……唾液のねっとりとした感触をたたえて忙しく這いまわる。薬の効果で、その刺激が、ジリジリと痛いくらいの快感を伝えてくる。「あら、ニール、もうこんなになって……この二時間で、三回目よ」……だが、やってもやっても物足りず、陰茎はそそり立って飢えを表現する。やらなければ。ヴァニスの滞在時間は、一週間。あとまた何年も、単純な肉体労働と女房という定食を味わわなければならない。陰茎がすり切れ、血が吹き出すまでやりまくらなければ……。 名作SF「宇宙船ヴァニスの歌」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-狩られるのは、どちらなのか? 謎の寄生生命体と人間の死闘! “何か”が秩父の山奥に落下した。現場に残された正体不明の獣骨と黒い結晶……それらを目撃したサイエンス・ライター清水浩太の身辺で、奇怪な事件が続発する。姿なき、呪われた寄生生命体は、数限りない死と恐怖の軌跡を描きながら、魔都・東京の夜を駆け巡る! 果たして……。 名作SF「星狩人」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
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-異世界に飛ばされた大学生・宇土羅光男が見たものは……光と闇の天地創造!? 異様な光景であった。見渡す限り赤茶けた砂地が拡がり、眼前に、巨大な髑髏がひとつ、その空虚な眼窩から、彼を見下していた…。宇土羅光男、21歳。大学3年の夏休み、「旅に出る」という葉書一枚を最後に、行方の知れない父の手がかりを求めて伊豆の別荘に来ていた。書斎にあった石塊に埋め込まれた金色に輝く球体を握り、パソコン内に残されたファイルを調べているうちに、異世界に入りこんでしまったのだ。 名作SF「幻視界」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
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-美貌のスナイパー・ネコ、元情報局員・ノイズともに“D種犯罪者”を暗殺せよ! 銀河スナイパー・百万分の一(パーミリオン)のネコ。死と隣り合わせの困難な任務を確実に成功させる彼女は、畏敬と嫌悪の混じった通り名を持つ。彼女の任務とは、存在自体が極秘扱いとされる“D種犯罪者”たちを狩り出し、仕留めることであった。 名作SF「パーミリオンのネコ」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●竹本健治(たけもと・けんじ) 1954年、兵庫県生まれ。大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本ミステリ界に衝撃を与えた。1999年には『入神』で漫画家としてデビュー。ミステリ、漫画、SF、ホラーと幅広く活躍し、ファンからの熱狂的支持を受けている。著書に『匣の中の失楽』(講談社)、『囲碁殺人事件』(東京創元社)など多数。
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-美貌の女運び屋・レイヴンが活躍する愛と憎しみの“ニュー・スペースオペラ”! 砂漠と荒野ばかりの、辺境の惑星バーディヤ。そのサハラ地区に住まいを持つレイヴン。宇宙船〈反逆〉号の船長で、褐色の肌に黒い瞳の美女、一匹狼の運び屋だ。今回の“ブツ”は、プラチナブロンドの髪をみつあみのおさげにした少女リジィだった……。銀河連邦軍の元戦闘軍用サイボーグ“賢者”を航宙士として雇い、レイヴンとリジィの戦いが、今、始まった。 名作SF「〈反逆〉号ログノート」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●伊東麻紀(いとう・まき) 茨城県生まれ。お茶の水女子大学理学部化学科中退。大学時代はSF研究会に所属。『宝剣物語』シリーズ、『エストレリャ国異聞』シリーズ(ともに大陸書房)、『海賊ランスロット・華麗なる冒険』シリーズ(角川書店)、『特殊工作員アンジェラ』シリーズ(朝日ソノラマ)などの著書がある。
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3.5約百年後、地球を脱出した技術者達は小惑星帯にて3Dプリンタ応用技術で小さな共同体を創っていた。だが彼らと〈二世〉及び地球との対立は発火点を超える。ハヤカワSFコンテスト最終候補作。
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3.4関ヶ原の役を契機に東西に分断された日ノ本。神豊諸侯連合が治める西では陰陽道が発達して妖(あやかし)が跋扈(ばっこ)し、帝国議会政府が治める東では封神兵器・鬼巧(きこう)が開発されていた。西の独立自治区・京で暮らす医学生・竹中光太郎は、貧しいながらも学問に打ち込む日々に幸せを感じていた。一方、東の帝国陸軍武官・真田幸成は不祥事を起こし飛騨に左遷されていたが、公武合体を目論む帝国政府元老・井伊直弼の密命を帯びていた。だが井伊は勅許を得ぬまま米国と通商条約を締結、その独断に抗議するため加賀前田家が軍を起こす。そして、この蜂起に端を発する東西合戦で、光太郎と幸成は望まぬまま相まみえることに――幕末を舞台に科学と妖術が衝突する、大河スチームパンク。
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3.3わたしは踏みつぶされるかもしれない。ミサイルに焼かれるかもしれない。それでいい。一番の怪獣は、わたしなのだから――。高校生のつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したというニュースが流れている。つかさは妹を守るため、父の死体を棄てに東京に行くことを思いつく──短編として初めて日本SF大賞候補作となった「わたしたちの怪獣」。伝説的な“Z級”映画の上映中、街にゾンビが出現。一癖も二癖もある観客たちは映画館内に籠城しようとするが――「『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』を観ながら」ほか、時間移動者の絶望を描く「びびび・びっぴぴ」、吸血鬼と孤独な女子高生の物語「夜の安らぎ」の全四編を収録。『七十四秒の旋律と孤独』の著者が描きだす、現実と地続きの異界。/【目次】わたしたちの怪獣/ぴぴぴ・ぴっぴぴ/夜の安らぎ/『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら/著者あとがき