2084年のSF

2084年のSF

小説・文芸
1,320円 (税込)

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2084年の世界を舞台にしたSFが23篇。『ポストコロナのSF』に続く日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第2弾。

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2084年のSF のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『ポストコロナのSF』に続く日本SF作家クラブによるアンソロジー。オーウェルの『1984年』の100年後、というお題で書かれた23編。『ポストコロナ』もだいぶ面白かったがよりぶっ飛んだ設定が多くて大変良かった。『1984年』をどこまで意識したりオマージュするかもそれぞれで、想像力を解放してくれればどちらでもいいんだけど、それでもやっぱり『R___R___』の二重思考をあれだけ表現した筆致は凄すぎてニヤけた。あとは短編だからこそではあるんだけど『男性撤廃』は長編にするか『女性撤廃』との二本立てで楽しんでみたくなった。

    事実が小説より奇なりなんて、ぶっ飛ばせ。

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    SF好きにとって最も象徴的な年号である1984年、その100年後を現代SF作家達はどう描くか?という視点のアンソロジー。
    逢坂冬馬「目覚めよ、眠れ」は、有名作家なだけあって世界観の魅せ方が上手い。SNSが急速に発展した現代において、超効率社会というディストピアはジョージ・オーウェルの時代より更にリアリティを伴った絶望感があった。
    安野貴博「フリーフォール」は、攻殻機動隊を彷彿とさせるようなテクノロジーをテーマにしていて、男心をくすぐられた。その技術が当たり前になった時代に登場人物がもつであろう価値観を描くという点で、他の作家と一線を画していた。この人、政治家やってないで小説家一本で十分食っていけるのでは?
    人間六度「星の恋バナ」は、往年のロボットアニメの雰囲気を感じられる設定。上手く表現できないけど、文体がすごく自分好み。JK主人公の内心のドメスティックさと、ガンダムばりの練られた設定の温度差が心地良い。この人の作品をもっと読みたい!と一番思った。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    VR空間、バーチャル葬式、睡眠操作、情動操作、人体冷凍保存、ロボット、主観的時間操作、完全なる循環社会、プラスチック分解、異種への変形、記憶再現、月面での社会、4次元光源からの影による体積拡大、完全なるバーチャルリアリティ、火星のテラフォーミングのための電磁場レンズ、と、様々な世界線と前提の下で登場人物達が、必死に生きている姿、姿。
    興味深かった。時々何のことやらわからないこともあったけど。

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    読みごたえ抜群のSF短編集。
    23人の作家さんが描く、
    2084年の世界。

    未来すぎてついていけないお話も
    ありましたけど笑

    なんだかとんでもない世界に
    突入するのかしら、これから…

    男性が冷凍される世界や、
    人類が陸から海で生きるようになる世界…

    未来が
    楽しみなような、
    恐ろしいような。

    衝撃たっぷり味わえる一冊でした♪

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    「1984年」のオマージュとして企画された23人の作家によるSFアンソロジー。ディストピア小説のオマージュだからか、暗いというかなんというか。
    2084年という未来を描いた物語であるのに、未来は無限で輝かしい、みたいなキラキラした物語はないように思いました。拡大する世界、進歩する科学、それらの速度に追いつけない個人の精神世界。その乖離を埋めるための科学が、さらに隙間を広げてゆく、かのような。
    知らないうちに、世界と社会とのずれが生まれていて、小さいものが無視できないほどの存在感を持ち出してしまって、押しつぶされそうになってしまった、という恐怖がある。そんな読後感です。
    自分と他人、自分以外のものとは決して相容れないということが目視できてしまった、ということかなぁ。それを埋めるための科学技術が、断絶をより際立たせるという結果になってしまった。

    全体的にそんな印象になってしまった「2084年のSF」です。ただ『R__R__』だけが、不安や閉塞感をぶっ飛ばそうとしてくれる。抑えきれない衝動と、それに突き動かされる情念。いい。
    「1984年」オマージュであることを思えば、「2084年のSF」という本自身に閉塞感を感じても仕方のないことか。その状況をぶっ壊す兆しになるのが、自分にとっては『R__R__』だったのかもしれない。

    0
    2023年09月23日

    Posted by ブクログ

    様々な方向の作品が読めて良い。特に気に入ったのは、斜線堂有紀「BTTF葬送」。未来の話なのに大変ノスタルジックな筆致で描かれるのが新鮮。遠い未来の主人公と現代の読み手との感情のシンクロさせるような仕組みが素晴らしい。竹田人造「見守りカメラ is watching you」もよい。リズミカルにユーモラスに描かれるが、その実、近い将来の問題を描き出してて、笑いながら読んで、読み終えてどきっとする。十三否塔「至聖所」も、オーソドックスではあるが、だからこそ未来のお話なのに足のついた物語としてのギミックがよい。春暮康一「混沌を掻き回す」も、テラフォーミングという大掛かりな装置を巡る世界の動向を、確かにそのような事態が起きてしまいそうだという、ミステリチックなお話で積み上げる。ご都合主義、そのようなもの、とされているところの裏に踏み込むことで、現実的な質感のある物語になっている。

    こういうアンソロジーなので、方向性がバラバラなのは仕方ないとしても、もう少し並べ方を工夫するとか、テーマ絞るとかできなかったのかな?というのは正直なところ。読んでて単調に感じたり、人絞ってもう少しページ数割り当てた方が良いのでは?とか思ったり。

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    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    ジョージ・オーウェルの『一九八四年』から100年後の2084年。世界はどうなっているだろう。23人の作家が描く書き下ろしアンソロジー。

    半数以上は初読みの作家。

    印象的なものは青木和「Alisa」、久永実木彦「男性撤廃」、門田充宏「情動の棺」、竹田人造「見守りカメラ is watching you」、安野貴博「フリーフォール」、十三不塔「至聖所」、斜線堂有紀「BTTF葬送」

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    2022年07月18日

    Posted by ブクログ

    ジョージ・オーウェル『1984』の100年後をコンセプトにしたアンソロジー。企画は楽しいけどコンセプトのせいかどの作品もディストピアになっている。科学技術が進歩しても楽しそうな未来になっていない。
    能天気に未来を礼賛する作品も読みたかったなぁ。

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    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

     日本SF作家クラブ編集である。2084年を舞台にした、23人の作家の短編を集めた書下ろしアンソロジー。
     ディストピア小説の傑作「1984年」から100年後を予言する? いや、作家は予言者ではない。己の想像力を吐き出しているのだ。

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    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    1984年から100年後の2084年の世界。感染症や全体主義の再興、テクノロジーの進歩を受けて大きく変化した社会を描く。だが、そんな中でも人間が世界内存在として対話し生きていく姿が映し出される。

    0
    2022年06月10日

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