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Posted by ブクログ
いずれの短編もエッジが効いています。
殺し屋風味の男、ネグレクトを匂わせる家庭、拷問される双子、シリア内戦のある風景、ナワリヌイ氏、闇バイト(青年の部と中年の部)、北○鮮の指導者を思わせる話、ブラジル極右大統領、トルネードハンターなどなど、どことなく香ばしい物語が詰め込まれています。
以前、有吉弘行さんがブレイク中の狩野英孝さんのことを
「時代の歪みから湧き出た虫」と言っていましたが(ひどい言い様ですが笑)、阿部和重さんの小説のモチーフって
「時代の歪から湧き出た闇」を切り口にしているように見えます。
その闇を小説にすることで、ある意味では逆説的に光を当ててるように見えるんです。
闇をそのまま表現してしまうと、陰湿な救いようのないものになってしまいますが、ロックのドライな雰囲気をまぶすことで人間の生きようとする魂を感じることができます。
NEON ANGELS(闇バイト中年の部)なんかは映画にしたらとても面白そうです。
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