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「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」と称された伴名練が、全身全霊で贈る傑作アンソロジー。日常的に血まみれになってしまう奇妙な家族のドタバタを描いた津原泰水の表題作、中島らもの怪物的なロックノベル「DECO-CHIN」、幻の第一世代SF作家・光波耀子の「黄金珊瑚」など、幻想・怪奇テーマの隠れた名作11本を精選。全作解題のほか、日本SF短篇史60年を現代の読者へと再接続する渾身の編者解説1万字超を併録。
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Posted by ブクログ
SF愛をひたすらに感じました。 ここに書いてあるSFを全部吸収したいなと思うくらい。 でも、中に入っている作品はピンキリかも? 一言ずつ感想述べます DECO-CHIN 大脳手術みたいな感じかなと。結構好きだった 怪奇フラクタル男 ショートショートぽいけど硬いSF。 大阪ヌル計画 大阪ディス...続きを読むも混じっていて楽しかった。 ぎゅうぎゅう 読みやすい。オチとか設定が好き 地球に磔にされた男 黄金珊瑚 笑う宇宙 A boy meets a girl 海外SFぽい感じ ちまみれ家族 表題。少しぶっ飛んだ設定が日本SFぽさだと思ってるのでいいと思う。 貂の女伯爵、万年城を攻略す 動物の名前やその由来が分からなくてググりました() 雪女 一番好きだったかも。戦前SFぽい。赤外線男と白髪鬼を混ぜた感じ。
収録作もそうだが、伴名練氏による圧倒的な情報量と情熱のこもった各話解説がなにより読ませるという希有のアンソロジー。収録作ではまるでウルトラマンの一エピソードのような「黄金珊瑚」(潜入するふたりはアラシとイデ隊員だなあ)とか、本文より執筆動機や書かれなかった続編「VS火星人」のほうが笑える表題作なんか...続きを読むが印象的。
伴野練編集のSF11作品収録の「日本SFの臨界点[怪奇編]」。 「怪奇フラクタル男」 短編でテンポよく進むのが、作中のフラクタル構造が進行している様とシンクロしているようで楽しい。人面瘡が発現し続けるという気色悪い症状なのですが、なんというかコミカルな感じを覚えます。映像化されたら怖くてダメでしょ...続きを読むうけどね。オチのメンジャー・スポンジも同じく映像で捉えていなかったので、気色悪さは控えめでした。メンジャー・スポンジとは?と検査して読んだので、無意識のうちに気色悪さを抑えるために、文章の映像化を避けたのかもしれない。 『世にも奇妙な物語』にピッタシの作品だと思いましたね。 「ぎゅうぎゅう」 [恋愛編]に収録されていてもいいのかなぁ、という途中の感想は最後にひっくり返される。そういうことか。無知であることの幸福、ということか。 いずれ訪れるであろう結末だったとしても、その瞬間まで愛する人と共に過ごすことができるのは、紛れもなく幸福なのでしょう。主人公が捨ててきたところにも幸福はあったと思うけど、望んだものではなかっただろうし。 物理的な距離感の密度のぎゅうぎゅうと、世界を封じ込めている圧迫感のぎゅうぎゅうか。 「地球に磔にされた男」 中田永一が乙一の別名義だということを知る。というか幾つもの名義をジャンルによって使い分けるのは、自分が情弱であることはひとまず置いておいて、勘弁してもらいたい。直樹三十五だって、三十五で観念したのではなかったっけ? 乙一という作家自体は、ファンです。「夏と花火と私の死体」から。掲載されたjump novelは『るろうに剣心』のノベライズが目的で購入したのですが、小川一水や村山由佳、『銃夢』に『ジハード』と多くの出会いがあった1冊でした。 人の悪意を描きながらも、最後は善意を見捨てないという作風だと思っていて、それが現れている短編だと思います。自分が読んできたのは乙一名義のものばかりなので、他の作品を読むと違う印象が生まれるのかもしれない。そのために、名義を変えているのかもしれない。 新しい世界への扉が、また見つかってしまいました。 「黄金珊瑚」 [怪奇編]で一番を挙げるのであれば、これです。 正気と狂気を行き来している様、それを自覚していながらも抗えない恐怖と魅力。彼の存在から逃げおおせたかと思いきや、絶望を伴って再臨する確信。 ケミカルガーデンの異様な存在感。ビーカーの中に美しさと怪異が同居する現象。あれをまざまざと想像しながら読んでしまいました。検査したのが悪い。 恐怖と魅力に捕らわれ、振り回されたのは自分もでした。 日本SF史の黎明期、古典と言われるような時代の作品ですが、面白さは色褪せない。 読書の楽しみの一つで、沼にハマる要素の一つ。どのジャンルにも言えることですが、古典も現行も新規、どの作品も面白いものはたくさんあるので、時間がいくらあっても足りません。でも、圧縮学習みたいなのはつまらないと思うんだよね。 1日の時間が3倍になればいいのに。 「ちまみれ家族」 タイトルにもなっている作品ですが、なにこれ? とりあえず、ひたすら血飛沫。『めだかBOX』の致死武器って、ここから着想得てたりするのかしら。 なんというか、迫力押しな気がする。嫌いじゃないけど、一度で充分。 [恋愛編]よりも印象に残った作品が多いのは、自分の趣味嗜好がこちらを向いているからです。 編集後記で紹介されている作品群も読みたいものばかり。積読になっているものありますし。気長に読みたいと思って、見かけたら買うのだけど、そちらの方が読むペースより早くて、追いつかない。気兼ねなく趣味にお金を使えるのはいいのですが、積読の攻略を持続させないと。敵の回復力は想像以上なので。 楽しみは尽きず、まだまだ知らない世界は溢れています。さてさて、何から読もうか。
雪女の様な、歴史ミステリー風味な作品が好み。 この本は、色々な風味の作品が掲載されているので、自分の好みを選ぶのも楽しい。
タイトルからホラーだと思っていたけれど、意外とホラーは少なかったです。 個人的には「DEKO-CHIN」「A Boy Meets A Girl」「雪女」がお気に入りです。
短編集の各話が選りすぐりであるが故に、読むことに非常にカロリーを使った。というより連続して複数話読むと胃もたれした。 怪奇編とはいえ単純に怖いものではなく、どこかおかしな、奇妙な、ちょっとゾワっとするSF短編がまとめられている。 どれも面白いのだが、個人的には雪女が好きだった。
かなりディープなSF短編集 それぞれの短編の切り口もさふことながら気合の入った編者のコメントも見所あり SF読み、も極めればもはや学問と感じた
ホントSF好きなんだろうなぁ、判名さん。 この解説の熱さはすごい! ある意味、本編より目立つ! その更に上をいくDECO-CHINのインパクトはエグい!
好きな話は「DECO-CHIN」「大阪ヌル計画」「黄金珊瑚」「ちまみれ家族」「笑う宇宙」。スッと読める話から何度か本を置いて休憩を挟みつつ読破した話まで様々。伴名練氏による作者解説は大変面白く読ませて頂いた一方、その作品の読む上でのポイントというより作者の経歴紹介だったので作品を読み終わる頃にはいま...続きを読むいち頭の中に残ってなかった感があるかも……。もっと様々なSF作品に触れて色々分かるようになったら更に楽しめるんだろうなと思います。
伴名練編の短編集、怪奇篇。初めのDECO-CHINから狂気的、文字通りデコチンで笑った。一番良かったのは「地球に磔にされた男」、少しずつ違う世界にタイムトラベル(世界線移動)する男の話。あとは「笑う宇宙」も良かった。狂気塗れの配役を演じる擬似家族、何が本当で何が嘘か。 伴名練氏の著書は短編の「彼岸...続きを読む花」しか読んだことないが、それも良かったので他の著書も読みたい…時間が足りない…
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日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族
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