無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
SF。短編集。
ホラー寄りのSF短編を集めた一冊。
個人短編集未収録作品が中心らしく、隠れた名作的な感じ。
個人的にかなり好みの作品が多く、非常に満足。
異形コレクション収録作が2作品あり、解説でもシリーズへの言及があったりと、シリーズのファンとして嬉しい。
「DECO-CHIN」「大阪ヌル計画」「ぎゅうぎゅう」「地球に磔にされた男」「黄金珊瑚」「貂の女伯爵、万年城を攻略す」と好きな作品揃い。
個人的ベストは石黒達昌「雪女」。妖怪としてメジャーな雪女をSF的に描いた作品。異形コレクションの『進化論』に収録されてもよさそうな生物学的ビジョンが自分好み。
編者の解説や編集後記の熱量も含めて、SFファンとしては傑作と言いたい一冊。
Posted by ブクログ
SF愛をひたすらに感じました。
ここに書いてあるSFを全部吸収したいなと思うくらい。
でも、中に入っている作品はピンキリかも?
一言ずつ感想述べます
DECO-CHIN
大脳手術みたいな感じかなと。結構好きだった
怪奇フラクタル男
ショートショートぽいけど硬いSF。
大阪ヌル計画
大阪ディスも混じっていて楽しかった。
ぎゅうぎゅう
読みやすい。オチとか設定が好き
地球に磔にされた男
黄金珊瑚
笑う宇宙
A boy meets a girl
海外SFぽい感じ
ちまみれ家族
表題。少しぶっ飛んだ設定が日本SFぽさだと思ってるのでいいと思う。
貂の女伯爵、万年城を攻略す
動物の名前やその由来が分からなくてググりました()
雪女
一番好きだったかも。戦前SFぽい。赤外線男と白髪鬼を混ぜた感じ。
Posted by ブクログ
伴野練編集のSF11作品収録の「日本SFの臨界点[怪奇編]」。
「怪奇フラクタル男」
短編でテンポよく進むのが、作中のフラクタル構造が進行している様とシンクロしているようで楽しい。人面瘡が発現し続けるという気色悪い症状なのですが、なんというかコミカルな感じを覚えます。映像化されたら怖くてダメでしょうけどね。オチのメンジャー・スポンジも同じく映像で捉えていなかったので、気色悪さは控えめでした。メンジャー・スポンジとは?と検査して読んだので、無意識のうちに気色悪さを抑えるために、文章の映像化を避けたのかもしれない。
『世にも奇妙な物語』にピッタシの作品だと思いましたね。
「ぎゅうぎゅう」
[恋愛編]に収録されていてもいいのかなぁ、という途中の感想は最後にひっくり返される。そういうことか。無知であることの幸福、ということか。
いずれ訪れるであろう結末だったとしても、その瞬間まで愛する人と共に過ごすことができるのは、紛れもなく幸福なのでしょう。主人公が捨ててきたところにも幸福はあったと思うけど、望んだものではなかっただろうし。
物理的な距離感の密度のぎゅうぎゅうと、世界を封じ込めている圧迫感のぎゅうぎゅうか。
「地球に磔にされた男」
中田永一が乙一の別名義だということを知る。というか幾つもの名義をジャンルによって使い分けるのは、自分が情弱であることはひとまず置いておいて、勘弁してもらいたい。直樹三十五だって、三十五で観念したのではなかったっけ?
乙一という作家自体は、ファンです。「夏と花火と私の死体」から。掲載されたjump novelは『るろうに剣心』のノベライズが目的で購入したのですが、小川一水や村山由佳、『銃夢』に『ジハード』と多くの出会いがあった1冊でした。
人の悪意を描きながらも、最後は善意を見捨てないという作風だと思っていて、それが現れている短編だと思います。自分が読んできたのは乙一名義のものばかりなので、他の作品を読むと違う印象が生まれるのかもしれない。そのために、名義を変えているのかもしれない。
新しい世界への扉が、また見つかってしまいました。
「黄金珊瑚」
[怪奇編]で一番を挙げるのであれば、これです。
正気と狂気を行き来している様、それを自覚していながらも抗えない恐怖と魅力。彼の存在から逃げおおせたかと思いきや、絶望を伴って再臨する確信。
ケミカルガーデンの異様な存在感。ビーカーの中に美しさと怪異が同居する現象。あれをまざまざと想像しながら読んでしまいました。検査したのが悪い。
恐怖と魅力に捕らわれ、振り回されたのは自分もでした。
日本SF史の黎明期、古典と言われるような時代の作品ですが、面白さは色褪せない。
読書の楽しみの一つで、沼にハマる要素の一つ。どのジャンルにも言えることですが、古典も現行も新規、どの作品も面白いものはたくさんあるので、時間がいくらあっても足りません。でも、圧縮学習みたいなのはつまらないと思うんだよね。
1日の時間が3倍になればいいのに。
「ちまみれ家族」
タイトルにもなっている作品ですが、なにこれ?
とりあえず、ひたすら血飛沫。『めだかBOX』の致死武器って、ここから着想得てたりするのかしら。
なんというか、迫力押しな気がする。嫌いじゃないけど、一度で充分。
[恋愛編]よりも印象に残った作品が多いのは、自分の趣味嗜好がこちらを向いているからです。
編集後記で紹介されている作品群も読みたいものばかり。積読になっているものありますし。気長に読みたいと思って、見かけたら買うのだけど、そちらの方が読むペースより早くて、追いつかない。気兼ねなく趣味にお金を使えるのはいいのですが、積読の攻略を持続させないと。敵の回復力は想像以上なので。
楽しみは尽きず、まだまだ知らない世界は溢れています。さてさて、何から読もうか。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸