石黒達昌の作品一覧
「石黒達昌」の「医者の本棚、作家の本棚」「94627」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石黒達昌」の「医者の本棚、作家の本棚」「94627」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本を読むまで、作者のお名前を存じ上げなかった。解説およびあとがきを読むと、長編は1作もなく中短編が30ほど発表されているらしい。作品の多くは文芸誌に掲載され、芥川賞の候補に3度なってる。SF寄りの作品が多く、東京大学医学部出身ということもあって、安部公房を彷彿させる。
この「日本SFの臨界点」シリーズの編者の伴名錬氏のよると、シリーズ最終巻の石黒氏をもってきたのには理由があるという。重厚かつ非常に重い読後感をもたらす作品が多く、腰を据えて読むのがふさわしいからとのこと。うーん、まったく同感です。 特に、表題にもなっている「冬至草」と「雪女」は、余韻を残す良い作品と感じる。
なお、
Posted by ブクログ
昨年の10月に既に読み終わっていたのだが、登録忘れに気が付いて慌ててレビューを追加した。
前回の小田雅久仁に引き続く新たな作家との出会い、これは単なる読書の楽しさだけでなく、遥か昔に感動したSFに対する記憶・共感を呼び起こしてくれる。その点では「日本SFの臨界点」と称して新しく企画してくれた伴名練には感謝している。そう言えば、中井紀夫も発掘してくれたな。しかしながら、この臨界点シリーズは一段落との噂があるが、それは誤報であることを望む。
石黒達昌は医者であり、医者・科学者の観点での作品なので個人的には非常に読みやすかった。内容はフィクションであるのにもかかわらず、それをフィクションと思わせ
Posted by ブクログ
いやはや、まさか石黒達昌まとめ読みチャンスとは。
この中やと「王様はどのようにして〜」はちょっと好みと違うかな。これは石黒達昌でなくても良くね?と言うか。
「希望ホヤ」「冬至草」あたりは石黒達昌本線バチバチ。これが読みたかったし、石黒達昌でしか読まれへん。
「或る一日」は宮内悠介「ヨハネスブルクの天使たち」、「ALICE」は伊藤計劃っぽく感じたり。オイラが知ってる作家少ない作家さんの中では、やけど。
「雪女」と「平成3年〜」は好きなのよ。オイラ自身はガチ文系やねんけど、この理系っぽさはハマる。もっと売れてほしいと言うかもっと書いてほしい。