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Posted by ブクログ 2023年08月12日
めちゃめちゃハードSFで、文系脳には全てを理解したとは言えないが、SF好きとしては非常に楽しめた。
スタニスワフ・レムのソラリスをなんとなく想起させる1作目。
ハードSF×スペキュレイティブ・フィクションのような2作目。これが文系頭には非常に面白かった。
新たな知性体系の可能性を提示した3作目。
お...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月05日
SFにはビックリドッキリ(宇宙)生物が出てくる話には枚挙がない。植物が異常進化しただの、タイヤ生物だの、血液が強酸になっているだの。
この小説ではなんじゃそりゃという奇想と、進化学生態学的に納得できる(少なくとも一般人には)を両立した科学的に納得できるビックリドッキリ生物が出てくる。しかも、中編3編...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月15日
春暮康一との出会い方は、最近出会った上田早夕里と全く同じだった。カバーの色も同じ青緑色。現在、この2人の過去の作品を順序だてて読む準備を進めている。これもアンソロジーに積極的に取り組んだ結果である。今後の読書生活に潤いを提供して戴き、本当に2人には感謝している。
春暮康一といえば地球外生命とのファ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月14日
「主観者」「法治の獣」「方舟は荒野を渡る」の3作品収録のSF中篇集。
未知との遭遇が基本におかれた3作品です。
ファーストコンタクトの際、無意識下にあるコンタクトした側のマウントが何をもたらすのか、ということを書き出したかったのかなと思います。
蟻の行列をいじくりまわす子供のような振る舞いをしない...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月11日
ファーストコンタクトにおける常識を問うような展開が面白い!そうですよね、SF作品では当たり前になっているからスルーしてしまいますけど、冷静に考えれば地球外生命体が二足歩行したり、話しかけてきたりと、こちらの常識で計り知れる存在であると信じてしまうことがおかしいんです。そんなことに気づかせてくれたこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月19日
部分を切り取り、そこだけで評価する傲慢な人間という印象を受けました。
また、海外や日本でも、人間にとって不都合な面がある動物を減らすためその動物の捕食者を恣意的に野生に放った結果、生態系が崩れ人間が暮らすのが困難な土地になったというニュースを思い出しました。
「残念だけど、正しいかどうかは関係ない...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月18日
ファーストコンタクトをテーマとした短編3篇。筆者のペンネームはあのハル・クレメントからいただいたそうで、異星人だけでなくその住む世界も丸ごと構築してスケールの大きいヴィジョンを描くのが得意だったハル・クレメントばりの、実に直球ストレートなSFです。清々しいですね。
ただし、異星人と人類の交流を通し...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月01日
作者のペンネームは、ハル・クレメントに由来するそうだ。短編2中編1からなる中短編集。ツボにはまれば、気に入るだろう。
人類は太陽系外にその目と手を伸ばしていた未来の物語。作者命名の《系外進出》(インフレーション)シリーズ。
異種生物への危害を禁ずる<人類の憲章>により異星の生物へのコンタクト...続きを読む
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