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【第7回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作】遠い未来、人類を含む天の川銀河の知的生命体による文明群は《水-炭素生物連合》(アライアンス)を結び、人工知性の文明ネットワーク《知能流》(ストリーム)に対抗していた。あるとき、《連合》の調査団は銀河の辺境の恒星系を調査する。この系は明らかに高い技術力を持つ文明によって改造されていた。しかし系内をいくら探してもこの恒星系を作り上げた知的生命体は発見できなかった。調査員の一員のイーサーは、彼らが知的文明ではなくもっと別の何かなのではないかと考え、《知能流》に加入して独自に調査を続ける……宇宙に存在する知性の本質を問う宇宙ハードSF。短篇「虹色の蛇」を同時収録。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年08月12日
ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作品 他短編1
『法治の獣』で星雲賞を受賞した春暮先生の単行本デビュー作
遠未来、知性生命体を求めて星系外へ拡散してゆくソラリアンを描くハードSF
硬質な手触りの宇宙観に萌えます
この後「完全版」を拝読します
どんな物語に成長しているのか楽しみです
期待値MAX...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月12日
オ―ラリメイカー:壮大なスケールで物語が展開され、最初は理解するのに精一杯だったが、最後は何とかなった。星系のスケールで播種をめざす生命体のアイデアは昔からあるが、本能で播種を行う生命体とそれを観察する知性体というのは面白い。惑星間航行を容易にする惑星エレベータとか、恒星系を丸ごと船にするというアイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月03日
2022-06-02
「法治の獣」読んだ勢いでイッキ読み。
表題作はステープルドン的な超広大超タイムスケールの力作。ここで描かれた《連合》の行き着く果てと同じくらい、《知能流》の行き着くところも読んでみたい。
同時収録「虹色の蛇」は、ヴァーミリオンサンズを思わせる美しさが染みる。あれとは違って多分に...続きを読む
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