国内小説作品一覧

  • 私だけの所有者
    5.0
    「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。 日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIによる奇跡のプロジェクト「はじめての」。 その第一弾となるYOASOBIの楽曲「ミスター」の原作となった、島本理生氏の小説「私だけの所有者 はじめて人を好きになったときに読む物語」を電子書籍で単独配信! アンドロイドの「僕」と所有者との間に何があったのか。 とある国の施設に保護された僕は、「先生」に手紙を書き始めたーー。 ※文字をやや大きくし、漢字にはルビを多めにふっています。 作家のファンはもちろん、全ての世代の方々に楽しんで頂ける、「はじめての」読書にもお勧めしたい小説になりました。 ■YOASOBIからのメッセージ 4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。 (YOASOBI composer Ayase) はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。 (YOASOBI vocal ikura) ■著者からのメッセージ 初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。 (島本理生) ■著者プロフィール 島本理生(しまもと・りお) 一九八三年東京都生まれ。中学生時代に執筆を開始し、一九九八年「鳩よ!」掌編小説コンクールに作品「ヨル」を応募し当選、年間MVPを獲得する。二〇〇一年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。二〇〇三年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、二〇一五年『Red』で島清恋愛文学賞、二〇一八年『ファーストラヴ』で直木三十五賞を受賞。他の著書に『ナラタージュ』『よだかの片想い』『星のように離れて雨のように散った』など。思春期の繊細な感情を鮮やかに表現し、若い読者からの支持も高い。
  • 明日のラジオ
    -
    1巻440円 (税込)
    坂下響(ひびき)はサラリーマンだった。SNS上で声優の井口佳乃(かの)と付き合っていた。知り合ったのは10年前のこと。当時の彼女は劇団員のジュニアアイドルだった。色々相談に乗るうちに親しくなって行ったのだ。現在は彼女は派遣社員をしながら、細々と声の仕事をしていた。 ある日、居酒屋で坂下は佳乃から「派遣の仕事・声の仕事を両方を干されてしまいそうだ」という報告を受ける。そして、坂下は彼女のことを放っておけず、七転八倒しながら事態を打開していく。
  • 都会の憂鬱
    3.0
    「田園の憂鬱」とならんで作者の青春記ともいうべき作品である.「田園」における主人公・妻・2匹の犬は東京の日の当たらない崖下の家に無為の生活を送る.自己の文学的才能への疑惑,無名の新劇女優である妻との確執など――.作者はこの作品を書くことによって,「田園」に含まれていたモティーフを完成し,真の自己の領土を発見した. (※本書は1983/1/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • バズの中にはおよそシェア100万個分の栄養素が含まれている
    -
    1巻440円 (税込)
    目には目を、炎上にはバズを。 「時代の空気読む書店員」の俺は、売り場のバックヤードでのインタビュー原稿チェックやトークイベントの出演を日々忙しくこなすのだったが、そんなある時SNSで公開されたばかりのインタビューが炎上した。風向きひとつですべてが変わる戦場のようなこの世界で深い孤独に陥った俺は、やがて夏フェスへと旅立ったーー。 ままならぬ孤独と現代の無常を鮮やかに描いた、「文藝」2019年冬季号掲載の傑作短編。
  • IN RAINBOWS
    -
    1巻440円 (税込)
    工藤武は出版社の編集部でエースとして働いていた。順風満帆だった武は同僚の罠に陥り突然会社をリストラされてしまう。 酒に溺れてしまう武を作家やイラストレーターの友達が支えてくれて、武は作家を目指すようになる。 酒好きの方にお贈りする中編の経済・社会小説です!
  • ANME~スマホの中の失踪少女~
    -
    1巻440円 (税込)
    行方不明になった蒼桜から届いた宅配便の中身は、「もう一人の蒼桜」だった。  大量の血痕を残し、研究室から姿を消した「天才少女」吉田蒼桜。  失踪から1週間以上経過した頃、蒼桜から山岸陽紀に届いたのは、蒼桜が自分自身の脳をAI化し、移植した「ANME」という名のスマートフォンだった。  蒼桜の記憶と思考回路を持ったANMEとともに、蒼桜からのQRコードを手掛かりに蒼桜を探す。  緻密な構成で全てがひっくり返るどんでん返しのSF恋愛ミステリー。
  • コットンキャンディのネコと、幸せの1LDKについて
    -
    1巻440円 (税込)
    突然の事故で両親を失った、私、片野まひると、兄の片野朝陽。  世界に二人っきりの家族になった2人は、自宅のゴミ捨て場で『捨て猫』を拾いました。  『彼』はとても体が弱くて、身分も怪しくて、しかも特技はセックスだといいます。  こんな子は普通だったら病院に搬送して、しかるべき所に預けるべきだったのでしょう。  それでも両親を亡くしたばかりの私達は、その穴を埋めるように、彼をペットとして飼い始めました。  ちゃんと責任をもてない飼い主が、ペットを飼うべきじゃないのに。  それでも私達は彼を、ヨルと名付けて迎え入れました…。  家族を失って、立ち止まった彼らが、もう一度幸せをみつけるための物語――
  • あおいはしの、その先の
    -
    1巻440円 (税込)
    笹本将輔、35歳。芸人の夢を諦め、地元に戻ってきた。  旧友の結婚式に参加して、鉄板焼き屋の店長として生活して、普通の35歳の人生が始まった。  自分で決めて芸人を辞めたからもうやりきった、十分だと思っている。それなのに、ことあるごとに相棒のことが頭に浮かんで、芸人だった頃の思いが離れない。  いつかこの燻りも、後悔も慣れるだろう。でも、慣れてしまった自分になることも、怖い。 ――なぁ小寺。どうしてこんなことになってしまったんだろう。  夢破れた男は何度も問い直す。  小山藍子、37歳。書店で働いている。  しっかりしていないアルバイトを指導しつつ、深夜まで仕事して朝に寝る。  何か変えるきっかけもないから、この生活を変えずにずっと繰り返している。  どれだけ苦しくとも、学生時代に付き合っていた悟のことを思うと頑張れた。昔と変わらず、漫画家になるという夢を目指している彼が頑張っていると思えば、頑張ることが出来た。  変わらないものがある。そう信じていられると思っていた。  現実に打ち砕かれた2人の物語。でも、それらが人生の全てなんかじゃない。  今、夢を目指す人、そして夢を諦めた人に読んで欲しい、ささやかな希望の物語。
  • 小夏のブルペン
    -
    1巻440円 (税込)
    「私、世界一の野球選手になる!」  始まりは、世界一を目指すといった女の子とキャッチボールした、あの暑い夏。  世界一の野球選手になると言った女の子、小夏は他校のマネージャーになり、なれるよといった自分はエースピッチャーとしてマウンドに立っている。  現実はあの頃の夢のように上手くはいかない。それでも野球人生において集大成ともいえる甲子園を目指して、白球を投げ続ける。  投げ続けて、甲子園にでたら、――その先はどうすればいいだろう?  小夏はもう将来は決めているんだろうか。皆も選択しているんだろうか。  集大成の先、不透明であやふやな将来を、真剣に悩み、選ぶ少年の成長を描く、爽やかな青春小説。
  • 味噌川くんとあたし
    -
    1巻440円 (税込)
    僕、味噌川公平の日常には勉強と、腐れ縁の友人と、そしてクラスメイトの吉原さんでのオナニーがある。  僕の中の吉原さんは、黒いストッキングを履いた足で責め立ててくれる。普段の優等生からは想像できない程にエッチで、味噌川くんのことが大好き。今日もまた味噌川くんと色んなプレイをして、セックスをする。  たった数回会話したことがあるだけのクラスメートだけど、これで僕と吉原さんはずっと繋がっていられる。セックスできるんだ。 これは最高なはずなのに何故、僕はこんなに1人なんだろう? 『つんどく!』新人発掘プロジェクトに選ばれた、青春期の性と愛をまっすぐに描いた小説です。
  • 二人で紡ぐジャパネスク
    -
    雪庵流華道家元の娘・東雲藤乃は、あるデパートで偶然に見た書作品に一目惚れする。そんな中、看板屋と名のる青年、月岡清光が仕事の依頼を受け東雲家に訪れた。その青年があの書作品の作家と知った藤乃は、さらに清光に惹かれていく。しかし、気になる彼には親しい女性がいた……。そして藤乃は、老舗旅館の若旦那からプロポーズされる。

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  • 新宿番外地~58便、応答せよ~
    -
    マニラ発成田行き、極東航空58便の機中から消えた乗客が、翌朝相模湖で水死体となって発見された。身元は、暴力団・水島組の幹部で、“じゃぱゆきさん”の手配師として暗躍していた男と判明。極東航空のパイロットで、新宿にシマを持つ酒巻組の三代目組長でもある酒巻繁樹は、事件の裏に隠された真相を追った。──知的暴力団としての日本版マフィアを描く!
  • 青空のルーレット
    4.2
    青い空に浮かんで、俺達はビルの窓を拭く――メシを喰うために、家賃を払うために。けれど俺達はそれぞれやりたいことを別に持っている。音楽、芝居、写真、マンガ……。だから、俺達が窓を拭いているのは、夢を見続けるためなのだ! 熱く純なハートを持った男達の夢と友情を感動的に描いた表題作。ほかに、第16回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を併録。
  • 有吉弘行くらやみ格言集 Vol.01 「炎の叱咤激励」編
    -
    1~4巻440円 (税込)
    芸人・有吉弘行による「365日くらやみカレンダー」が、4冊の「くらやみ格言集」となりました。 本人直筆の「言葉」と、その真意を披歴した「解説」とで構成された本書は、悩み多き我々に必読の書となるでしょう。 酸いも甘いも知った有吉弘行による含蓄ある金言を、ふとした時に拝めば、今日も生きる勇気が湧いてくる。 そして、あなたも気付くはず。人間はかくも愚かで愛おしい、と――。 本書は『有吉弘行くらやみ格言集』のVol.01、「炎の叱咤激励」編。 有吉先生からの厳しくも温かいお言葉に耳を傾ければ、先が見えぬこの時代を生き抜く勇気になるはず――。 ※他にも「地獄のぼやき」編(Vol.02)、「亡者の悲哀」編(Vol.03)、「愛しき愚劣」編(Vol.04)が配信中です。 また、Vol.01~04を1冊にまとめた「合冊版」もありますので、お好みに合わせてお買い求め下さい。 ※本書は、2021年2月刊行の紙書籍の作品『有吉弘行365日くらやみカレンダー』を基に、体裁・構成・書名などを変更して作成しました電子オリジナル版となります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 【RE:】DIAMOND of BLESS
    -
    警察官と高校生の異色のコンビネーションを描いた『【RE:】彼らと共に……』、とある会社の新規プロジェクトの進展を描いた『プロジェクトネーム:カラット』、死後の世界と現実の世界の物語を描いた『死者の息吹』の各長編小説三作品を一冊にまとめた渾身の一作。 兼高貴也の集大成が今ここに。
  • 嘘つきな小指
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    『嘘つきな小指』  山本サオリは恋人の良太と結婚してこの地で暮らそうと考えていた。だが、産廃業者が来て。そんなある日、太田老人が崖から落ちるという事故で死んだ。 恋人の良太も交通事故で大怪我を負ってしまう。サオリの精神は追い詰められていくのだが……。 『気付かない方が幸せ』  佐田誠は、弁護士としてこれまで沢山の人間の弁護をしてきた。 そんな彼はある日、犯罪被害者遺族への “贖罪の旅 ”を思い立つ。誠は贖罪の旅を転々として、事件の被害者遺族達の顔を見て回るのだが……。  だが、誠はその場で色々な事に “気付かなかった ”のだ。 『恋人は客引き』  彼氏いない歴三十六年の処女、角田真奈美はブティックの隣にあるカフェの店長をしている進一と知り合う事になる。進一はとても優しい性格で、不細工な真奈美にも優しく接してくれる性格だった。 そして、真奈美は進一からプロポーズされるのだが、ひとつ問題が……。 『秘密のバカンス』  山本健司は新薬のレポートを提出する日が迫り、山本は追い詰められていく。  だが、ふと、山本はある名案を思い付く。 『物覚えがよければ』  山本直人は美男だが、うだつの上がらない今年四十になる旅役者である。  ある時、一人の女と出会う。 京子に誘われるままに食事に付き合い、幾度か身体も重ねた。  京子は思い出せないのかと直人に再度訊ねるのだが……。 『望み通りの人生』  主婦の滝川ユカリは、ずっと働きたいと思っていた。  ある時、タロット占いをしている女性に貴方の望みは叶うと言われ夫に隠れて、パートを始めた。だが、夫に問い詰められ、再びタロット占いをして貰うが。
  • 淫獣団地
    -
    1巻440円 (税込)
    老朽団地に引っ越して来たのは、アイドルのように愛らしい高校二年生の少女・早河裕美だった。同じ階に住む数樹と隣の棟の双子たちは、青い情欲を満たすため三人がかりで裕美を襲う。だが彼らの真の標的は、高校生の子を持つとは思えない若さと美貌の母親・沙都美だった。裕美を部屋に置き去りにしたまま、沙都美に襲いかかる少年たち。そして事態は、誰もが予想だにしなかった凄惨な結末へと向かう・・・・。
  • ざらざら(新潮文庫)
    4.0
    風の吹くまま和史に連れられ、なぜか奈良で鹿にえさをやっているあたし(「ラジオの夏」)。こたつを囲みおだをあげ、お正月が終わってからお正月ごっこをしているヒマな秋菜と恒美とバンちゃん(「ざらざら」)。恋はそんな場所にもお構いなしに現れて、それぞれに軽く無茶をさせたりして、やがて消えていく。おかしくも愛おしい恋する時間の豊かさを、柔らかに綴る23の物語のきらめき。
  • バビロンに行きて歌え
    -
    中東の戦場を逃れて、海路、密入国して東京にたどり着いた一人の若き兵士、ターリク。武器もなく、パスポートもなく、孤独に身を潜めて大都会をさまよいながら、たまたま知り合ったロック・バンドで歌うことになる。 彼と出会い、また別れてゆく男たち、女たち。都会の砂漠で生きる彼らの心に、故郷を思うターリクの哀調を帯びた歌声がしみとおる。池澤夏樹の新境地を拓いた長編。
  • タマリンドの木
    -
    タイのカンボジア難民キャンプで働く修子と会社員の野山は偶然の出会いから互いに強く惹かれ合うが、「自分がやっている仕事の意味に疑問を感じることはないから楽なの」と言う修子は難民キャンプを去ることは考えられない。優秀なエンジニアとして会社の期待を背負い、東京に暮らす野山が修子のために最後に取った行動は……。遠く離れても寄り添う恋人たちの心のうちを鮮やかに描き出す。池澤夏樹はじめての恋愛小説。
  • リーラ―神の庭の遊戯―(新潮文庫)
    3.0
    飛鳥は二十三歳で突然自らの命を絶った。そして三年後の命日の前日、彼女はかすかな気配となって現れる。死をいまなお受け入れることのできない母親、弟、離婚して家を出た父親、男友だち、ストーカーだった男、弟の恋人……関わりのあった六人ひとりひとりが物語る飛鳥との過去とそれぞれの心の闇。自殺の真相は何だったのか? 逝った者と残された者の魂の救済を描く長編小説。(解説・堀江敏幸)
  • 短篇集 マリコ/マリキータ
    -
    南の島で出会った、自由で奔放なマリコ。日本を抜け出し、風のように島々を渡って生きていく彼女を、僕は追いかけることができるのか?(「マリコ/マリキータ」)。前人未踏の遺跡を探検し、「神」と遭遇してしまった男達の至福と錯乱を静謐に描き出す(「帰ってきた男」)。瑞々しい珠玉の5篇を収録した、池澤夏樹の最初の短篇集。
  • おめでとう(新潮文庫)
    3.7
    小田原の小さな飲み屋で、あいしてる、と言うあたしを尻目に生蛸をむつむつと噛むタマヨさん。「このたびは、あんまり愛してて、困っちゃったわよ」とこちらが困るような率直さで言うショウコさん。百五十年生きることにした、そのくらい生きてればさ、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうし、と突然言うトキタさん……ぽっかり明るく深々しみる、よるべない恋の十二景。
  • 全てのアイドルが老いない世界(小説すばる Digital Book)
    -
    「私――普通の人類に戻ります」。その日、伝説のアイドルユニット・リリーズの國府田恵(こうだめぐみ)は、永遠にステージを去っていった――。一人残された愛星理咲(あいほしりざ)は、恵の行方を案じつつソロ活動を続けていたが、そんな彼女の前に、恵の居場所を知るという少女が現れる。少女の狙いは何なのか。そして彼女たち「アイドル」の正体とは……? 『なめらかな世界と、その敵』の著者が贈る、新時代のSFアイドル小説! カバーイラスト:掃除朋具 ※本作品は「小説すばる」2020年6・7月合併号掲載の中編小説を電子書籍化しました。
  • ときめきの後に
    -
    1巻440円 (税込)
    二十歳のときめきの後、思わぬ不倫に躓き、愛を夢想するも虚妄に破局し、結婚後も互いに裏切り、不惑にして尚惑う。人生は喪失の道程であるのか?・・・七つのときめきの物語
  • ショートショート傑作選~ココロ揺さぶる物語~
    -
    『ショートショート~短編の中我あり~』、『ショートショート~短編故我思う~』、『エッセイ集~ココロ揺さぶるコトバ達~』の三作品を集めたショートショートの傑作集です。 短い文章で語られる物語を存分にお楽しみいただける作品です。
  • 月刊無色 創刊号~六月号
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    月刊誌である月刊『無色』創刊号である三月号から連載終了の六月号までを一冊にまとめた作品集です。 各月ごとのイベントに焦点を当てて書き下ろした短編集になっています。
  • サヨナラに太陽を
    3.0
    1巻440円 (税込)
    宗平と沙雪は社内でも有名なカップル。順風満帆に交際していた。 ところがある日、宗平は難病を発症してしまう。難病は確実に宗平から日常を奪っていくと分かっていた。 別れを決める宗平と、別の道を模索する沙雪。 二人の出した選択とは。
  • 短篇集 骨は珊瑚、眼は真珠
    -
    夢の中で、十二年に一度の沖縄・久高島の祭イザイホーに、巫女として参加している自分を見つける「眠る女」。亡くなった夫の骨を砕き海に撤く妻を、遠くからそっと見守る夫がやさしく語りかける「骨は珊瑚、眼は真珠」。さわやかに、そして心に深く届く言葉が紡ぎだす九つのものがたりを収録した秀作短篇集。収録作「鮎」は野村萬斎の演出により新作狂言として上演されている。
  • 銀杏の縁結び
    5.0
    団地の一番奥にある大きな木――ご神木の銀杏じいさんはある少女を見て呟いた。「あの娘、恋をしておるな」 なぜわかったのかと言うと銀杏じいさんの専門は「縁結び」だから。 銀杏のじいさんと、シオカラトンボと、人間たちの物語全四編収録。 第一話 銀杏とセミ 第二話 銀杏と紅茶 第三話 銀杏と子ども 最終話 銀杏の縁結び

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  • 水郷に生きて
    -
    1巻440円 (税込)
    戦後の農地改革により没落していく一人の地主に最愛の息子の自殺が追い打ちをかける。その失意の中から立ち直る姿を通して明治末から昭和に続く激動の時代を振り返る。
  • 君の仕事に正義はあるか 半沢直樹〈倍返し〉名言集
    値引きあり
    3.0
    1巻440円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベストセラー小説「半沢直樹」全4冊から選り抜いた「魂をゆさぶる言葉」100。逆境の中で発せられた熱い、濃いセリフの一つひとつが、きっとこれからのあなたの仕事人生を切り開く。一度は言ってみたい、「倍返しだ!」の使い方がわかる!
  • 妖精と恋
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    誰でも一度は恋をするもの、素敵な想い出、切ない想い出。 若い男女が、一生懸命と恋をする。 しかし、その恋が見えないはずの者に導かれて行ったら? 少し奇妙で、可怪しいお話。
  • 桜色の恋と嘘から始まったプロポーズ
    4.0
    貴理子は社長の祐一郎が苦手だ。理由は目が合うと決まって睨まれるから。きっと自分はどんくさいから嫌われているのだろうと考えている。ある日、忘れた書類を届けてほしいと言われて向かうと、そこは祐一郎の祖母が入院している病院だった。祖母は貴理子を見るなり「恋人?」と問いかける。驚く貴理子をよそに祐一郎は「そうだ」と同意する。それだけではなく面接時に一目惚れしたとも。どういうこと!? いつも怖い目で睨んでくるのに――祖母への嘘から始まった二人の交際の行方は?

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  • バラの棘に憧れて
    -
    イタリアンレストランでシェフをやっている白辻冬弥の裏稼業は吸血鬼ハンターだ。物心ついた時から吸血鬼狩りとして生きていた彼の常識は、1人の女吸血鬼との出会いによって変わっていく。あろうことか、彼は生まれて初めての初恋を吸血鬼に捧げてしまったのだ。彼女は人の血ではなくバラの精気だけを吸って生きる強く気高い女性だった。 それでも彼女を狩らねばならない。冬弥は彼女を狩るためと自分に言い聞かせるが、実際にやっているのはデートへのお誘いというチグハグな行動。同僚にからかわれ、自分の変化に戸惑う冬弥。そんな彼の元に、別のハンターが彼女を狩りに行ったという報告が……
  • 死がふたりを分かつまで
    -
    ある日夫が逮捕され、彼女の日常は静かに変わり始める。   今までは努力しなくても一緒にいられたかもしれないけれど、これからのわたしたちには努力がいる。だけど、わたしは……。
  • 多頭少女(左から三番目)の憂鬱
    -
    多頭少女(左から三番目)は悩んでいた。 ――「親知らず」を抜かなければならないことに。 体は一つ、頭は複数。でも彼女(左から三番目)の憂鬱な気持ちは本人にしか分からなくて――。 ちょっと不思議な女の子たち(多頭)が経験する、ちょっとした非日常のお話。
  • SNS
    -
    佐々木は社員として働いていたものの、業務内容に不満を抱いていた。もっと面白くて自分の為になる仕事につきたいと望むものの、会社から切り捨てられる。そんなとき、SNSを利用し始め、次第にSNSにのめり込んでいく佐々木。この出会いが、自らを地獄へ引きずり込むとは思わずに――。

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  • 十三度目の女~南郷弁護士シリーズ~
    -
    女にはめっぽう弱いが、悪には敢然と立ち向かう好漢・南郷次郎(なんごうじろう)弁護士。彼が2年前に国選で引き受けた麻薬所持の男、徹底した黙秘権を行使し、また身元調べも付かぬまま、判決、服役。その2年間、これまた名前も知らぬ女に頼まれて、南郷は彼に差入れを続けていた。出所後すぐに行方をくらました男、そして謎の女は……!?(『南郷次郎の逆襲』改題)
  • よ。
    -
    1巻440円 (税込)
    男の秋が通過する小春日の小説 新聞社に勤める真田竜太郎は誤報が遠因で編集職を外れ、部下のいない支社総務部長として地方都市に赴任していた。離婚して、気ままに一人で飲食を楽しむ生活を送る中で、自宅近くに住むエステティシャンのユキ、中国人クラブ嬢のマナカと相次ぎ親しくなる。真剣に人生に向き合う若い二人の時間を、将来のない自分が費やしているとは思いながらも、心を通わせ関係を成り行きに任せる。男の秋が通過する小春日の小説。 【著者】 象太郎 1970年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。言論関係の本職を持つ一方、小説を書く。主に東京在住。著書『バランスビーム』『よ。』
  • 七つの愛の軌跡
    -
    1巻440円 (税込)
    一人の男を同時に愛した姉妹。命の恩人はストリッパー。愛技に溺れた女と男。互いの不義を秘めた許婚者同士。遠距離恋愛の哀切の絆。「女」を求めない男と甘受する女。淫売女と清廉男の縁の愛。 ・・・愛は千差万別、千変万化、愛は一様ではなく様々な軌跡を辿る。愛は肉体的な愛から真理へ至ろうとする憧憬を含んで心を高める。愛は人間謳歌の原動力である・・・
  • 舞姫・うたかたの記 アニメカバー版
    -
    1巻440円 (税込)
    ≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」 アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫ エリート官僚の太田豊太郎は、留学先で孤独に苦しむ中、美貌の舞姫エリスと恋に落ちた。世紀末のベルリンを舞台に繰り広げられる激しくも悲しい青春を描いた「舞姫」と、「うたかたの記」「文づかい」のドイツ三部作、そして翻訳佳編「ふた夜」、帰国後の元留学生官僚を描く「普請中」の計5編を収録。 <「文豪ストレイドッグス」シリーズとは> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。
  • 花幻―はなまぼろし― 都会の恋と愛の香り
    -
    1巻440円 (税込)
    都会の男と女には、さまざまな出会いがある。 甘ずっぱい4つのエピソードと、恋の花の香りと余いんの短編集。

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  • クロッシング・ラブ
    -
    平成の時代に入り、日本ではバブルが弾け、徐々にCDの売れ行きが落ち込み始め、書店等の売り上げも下がり、失われた二十年と言われていた。そんな中でも、四人の若者達は仕事に打ち込み、恋愛にも真剣に向き合い、青春を謳歌していた。仕事で成功するとは? プライベートと仕事との両立。最後には心温まるハッピーエンドの作品です。

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  • 恩師に捧げる愛~あなたのことは決して忘れない~
    -
    誰にでもある、若き日に憧れた恩師。それが異性となると思い込みも一入。 人生の生きる道しるべとなった、看護師の綾乃さん、終生の憧れだった郁子先生。その二人が死の間際、に主人公に明かした真実とは… 心にしみる「綾乃さん」、「郁子先生」の二話を収録した「恩師に捧げる愛~あなたのことは決して忘れない~」、どうぞハンカチを用意してお読みください。

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  • ワンコが我が家にやって来た
    -
    ある日突然、お父さんが犬を飼うと言い出した。小学五年生の僕は呆けないようにとお祖父ちゃんと一緒に可愛い子犬との生活を新たにスタートさせる。その子犬の名前はラッキー。お父さんがそう名付けた。初めて犬を飼う僕にとっては戸惑うことが多いけれど、可愛い子犬と、お祖父ちゃんとお母さんやお父さんとハラハラドキドキしながら毎日ラッキーと一緒の生活を楽しむ。やがて子犬だったラッキーは大きく成長するのだけれど、お祖父ちゃんはついにその身体を癌に蝕まれてしまう。 ほっこりと暖かい家族のぬくもりを描いた短編ヒューマンドラマです。

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  • LSCO~大規模犯罪組織~
    -
    犯罪組織を主人公にしたダークサイドストーリー! ハイスピードで課せられる任務。 ターゲットの抹殺に命を賭ける犯罪集団。 数々の犯罪にあなたはついてくることが出来るか!? 最後に勝つのは前代未聞の悪なのか それとも悪を懲らしめる正義の存在なのか? 目を離すことが出来ないストーリー展開が繰り広げられる!
  • 【自己紹介】はじめまして、バーチャルCTuber真銀アヤです。(小説すばるDigital BOOK)
    4.0
    こんにちは、みなさん、聞こえてますか?――そう語りかける真銀アヤはバーチャルCTuber。動画ではなく〈意識〉を配信することで人気急上昇中。彼女の【自己紹介】に隠された秘密とは? そして彼女の正体は、いったい何なのか……。「最後にして最初のアイドル」で星雲賞を受賞した日本SF界の新星による、〈意識〉と〈世界〉の本質に迫る新時代のスペキュレイティブ・フィクション。
  • アムステルダム・プレリュード
    -
    1巻440円 (税込)
    危険に満ちた町アムステルダム。駐在の準備で訪れた異国で倉部に襲いかかる恐怖の事件や怪しい人物の群れ。 欧州支社設立の準備でアムステルダムを訪れた倉部。同行の営業部長の目の前でカバンをぬすまれた。契約書類、パスポート、航空券、財布、全てを失った。一人残された倉部はさらに一ヶ月の滞在を余儀なくされ、アパート暮らしを始める。孤立無援の中、それまで業務を委託していた日本人が経営する会社の金銭疑惑。競合他社をめぐる印刷会社との熾烈な駆引き。そんな中で唯一の光明とも言えるベーカリーの少女との出会い。日本に残してきた幼い子供達の寝顔を想いながら倉部の異国での戦いは続く。 【著者】 三田村元 東京生まれ。上智大学英文学科卒業。貿易会社勤務を経て、国際広告の会社に勤務して英文編集、企画部門を担当。その間、オランダに5年、シンガポールに1年半駐在。『キャンパスの怪人』を自費出版。『一人でいいの?』を文芸社(文庫本)より出版。現在、国際展示会業務に従事。
  • 新装版 銀行支店長
    値引きあり
    3.5
    大手銀行支店長の片岡史郎は、合併した信金の本店だった飯田橋支店の立て直しを副頭取から命じられる。信金の猛者たちが巣くう牙城に腹心の部下二人と乗り込んだ片岡は、古参組の抵抗に遭いながらも、垂範率先して徐々に三友イズムの浸透させていく。だが勝手の違う融資先には手を焼き、部下をやる気にさせ融資を決めたビューティーサロンのスキャンダルに巻き込まれる。そして娘の不登校の問題も抱えた片岡に、さらなる難題が!?
  • 夏至の夜に 800文字の小さな奇跡・35篇
    -
    ★小説投稿サイト「トークメーカー」(現NOVEL DAYS)にて開催されたチャリティ企画「夏至まつり800」に寄せられた全作品に描き下ろしの扉イラストをつけ、掲載順等を編集。総勢51名の作家陣が綴る「一年で一番短い夜に起こった奇跡」をお楽しみください! 【参加作家】(50音順) <小説> 秋照/秋永真琴/あきよし全一/阿瀬みち/海野しぃる/大澤めぐみ/オノデラヒカリ/かれどー/木船田ヒロマル/kuu/海月海星/紅哉朱/小松メッシ/こむらさき/さくら双/シズム/じゃき/しゃりおっと/たまねぎ/為ニキ/でかいさん/偽教授/梁根衣澄/左安倍虎/藤崎いちか/藤沢チヒロ/不死身バンシィ/ボンゴレ☆ビガンゴ /舞神光泰/枕くま。/真白ぽんりる/間部小部法竜/ラブテスター/ロッキン神経痛/渡鳥右子 <イラスト> あいこ/あきの実/葛飾ぱち/神田瑞歩/ことき/サカノ景子/聡流/ジョン湿地王/たけうちりうと/トリル/なつき凛/ふくだもとこ/藤沢チヒロ/古海あいこ/海青/山岡みね/山田しいた/ ※本書の印税は、頻発する国内各地の災害に対する支援金として全額寄付させていただきます。
  • ショートショート~短編の中に我あり~
    -
    1~2巻440円 (税込)
    1作品わずか2000文字未満で綴られるショートショートの物語集。 不思議な作品から比喩表現を多く用いた作品など様々な物語が収録されています。 どこか心に響き渡る作品を是非ご一読ください。
  • シェイクスピア
    -
    1巻440円 (税込)
    1969年全学連の乱暴狼藉を乗越え、ひたすらシェイクスピアの舞台を作り上げた学生達の青春群像。 田舎から東京の大学の英文科に進学した大介。ひょんな事から結成したてのシェイクスピア研究会に入会し『真夏の夜の夢』の上演に参加する事に。折しも勃発した学生運動で大学は閉鎖、学生もキャンパスから締め出され上演は無期延期。閉鎖の解けた翌年新学期大介は新入生の新宮佳奈と出会った。二人は英詩のサークルを通じて近づいていったが、大介は芝居の稽古やアルバイトで忙しく二人の幼い関係は遅々としていた。そんな折大介は英文科の先輩の魅力的な女性と知り合い誘われるままに一夜を過ごした。やがて舞台は幕を開けた。 【著者】 三田村元 東京生まれ。上智大学英文学科卒業。貿易会社勤務を経て、国際広告の会社に勤務して英文編集、企画部門を担当。その間、オランダに5年、シンガポールに1年半駐在。『キャンパスの怪人』を自費出版。『一人でいいの?』を文芸社(文庫本)より出版。現在、国際展示会業務に従事。
  • ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス(新潮文庫)
    3.8
    夢みたいに流れる風景にみとれた私は、原付バイクごとあぜ道へ突 っ込む。空と一緒に回転し、田んぼの泥に塗れた19歳だった私と、14年後の私がつかの間すれ違う。互いの裸を描き合った美術講師の房子や、映画監督の夢をかかえて消えた友の新之助、そして旅先で触れた様々な言葉。切れ切れの記憶を貫いて、ジミヘンのギターは私のそばで静かに発火する。寡黙な10代の無二の輝きを刻む物語。(解説・近田春夫)
  • ホカホカ物語
    -
    【待望の電子書籍化!!】 ストレス社会で疲れた生活を送るあなたに向けて心がホッコリする作品を各CASEごとに用意しました。CASEは一話完結ですので、気になる箇所から読んでいくことも可能です。さらに、物語の関連性もあるので、最初から読んでいくこともオススメです! 表紙のイラスト及び登場人物紹介マンガは「たけのこ」さんに描いていただきました。 また、編集担当は「ユカリノ」さんのお力をお借りしました。 安らぎや和やかな気持ちを抱いて頂けること間違いなしの作品です!
  • セント・メリーのリボン 新装版
    4.3
    1巻440円 (税込)
    失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。依頼者は資産家の令嬢。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが……。胸を打つラストシーンが待つ表題作を始め、限りなく優しく誇り高い男たちの人間模様を描き出す永遠の感動作!
  • 名前をつけてやる
    -
    1巻440円 (税込)
    私は、うわさ話の主人公にへんなニックネームをつける。 始業前の五分、ロッカールームに居合わせた大勢が私の話を聞いてリズミカルに相槌を打ち、場は楽しく盛り上がった。 いつも私を囲んで人の輪ができる。元気の中心、活気の源、それこそが私に期待されている役割の一つだ。 そしてそういう人間になれるよう、これまでずっと、私は自分をプロデュースしてきた。 「名前をつけてやる」
  • 私の恋人(新潮文庫)
    3.9
    一人目は恐るべき正確さで世界の未来図を洞窟の壁に刻んだクロマニョン人。二人目は大戦中、収容所で絶命したユダヤ人。いずれも理想の女性を胸に描きつつ34年で終えた生を引き継いで、平成日本を生きる三人目の私、井上由祐は35歳を過ぎた今、美貌のキャロライン・ホプキンスに出会う。この女が愛おしい私の恋人なのだろうか。10万年の時空を超えて動き出す空前の恋物語。三島賞受賞作。
  • 隙間―gap―
    -
    1巻440円 (税込)
    坂下響は、川島重工に勤める35歳のエンジニアである。SNSを通じて、声優の井口佳乃とつきあっていた。もっとも、ハンドルネームでお互いを「ウニさん」「トロちゃん」と呼び合う仲で、もっと近づきたいという思いとは裏腹に、関係は遠かった。坂下は、仕事熱心な中堅だったが、営業部長に嫌われていて、彼に罠を仕掛けられ、失脚しそうになる
  • ぬるい毒(新潮文庫)
    3.7
    あの夜、同級生と思しき見知らぬ男の電話を受けた時から、私の戦いは始まった。魅力の塊のような彼は、説得力漲る嘘をつき、愉しげに人の感情を弄ぶ。自意識をずたずたにされながらも、私はやがて彼と関係を持つ。恋愛に夢中なただの女だと誤解させ続けるために。最後の最後に、私が彼を欺くその日まで──。一人の女の子の、十九歳から五年にわたる奇妙な闘争の物語。渾身の異色作。
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)
    3.8
    あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は、津奈木と同棲して三年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すため、執拗に自立を迫るが……。誰かに分かってほしい、そんな願いが届きにくい時代の、新しい“愛”の姿。芥川賞候補の表題作の他、その前日譚である短編「あの明け方の」を収録。
  • 巨食症の明けない夜明け
    3.3
    【第11回すばる文学賞受賞作】食べるということは、どういうことなのでしょうか。真剣な食欲とは、どのようなものなのでしょうか。わからないのです。いくら食べても、胃袋も心も満たされない食行動……。母親との関係に悩み、恋人ともうまくゆかず、過食に溺れる21歳の女子大生時子。都会で一人暮らしをする若い女性の不安と孤独を描く。
  • 澪

    -
    1巻440円 (税込)
    失業した匠は焦りと不安の中、日々を過ごしていた。そんなある日、近くの喫茶店に勤め始める。そこで、女性同士のカップルと出会い、やがて惹かれ合うようになる二人。女と女が恋に落ちていく模様を描いた恋愛小説。
  • 少将滋幹の母
    3.0
    1巻440円 (税込)
    高齢の大納言藤原国経は、その美しい北の方(妻)を、左大臣藤原時平に奪われる。「少将滋幹(しげもと)の母」とはこの北の方のことで、「少将滋幹」とはその北の方が国経との間にもうけた一子のことです。この王朝物語は、母を奪われた滋幹の悲しみを中心にして、北の方をめぐるさまざまな男たちの生態を絵巻物のように活写し、成長した滋幹が幼い頃に別れたきりになっていた母と、月夜の桜の樹の下で再会するところで終わる。
  • 春琴抄
    -
    1巻440円 (税込)
    盲目の三味線師匠に仕える佐助の、愛と献身を描いた物語。大阪の薬種問屋の娘琴は才があり美しかったが九歳で失明し、手代佐助に引かれて琴三絃の稽古に通ううち、たちまち頭角をあらわし衆にぬきん出る。二十一歳のとき春琴は弟子のひとりに熱湯をかけられ美貌が傷つけられたと思い込む。佐助は彼女の面影を脳裡に永遠に保持するため、自分で自分の目をつぶして盲目の世界に入る。
  • 紙一重
    -
    1巻440円 (税込)
    私立K脳病院には二百人の変てつ者が暮らしている。それは破れた風船を心中に抱いているような人々だった。 平野をつっぱしる中仙道のほとりに、私立K脳病院は玄関口を街道にひろげて建っている。明るい近代的な建物ともみえるが、一足裏に回れば風雪にさらされた幾棟かの病舎がいかにも世ばなれた形でかくれている。ひろびろとした田圃の中に黒い瓦ぶきのその病舎はいかにも時代めいた姿だ。明治時代の小学校かとも見えるその変てつもない建物の中には、二百人の変てつ者がひっそりと世をはなれ、時に猛獣となる危険を内にひそめたしずかな喧噪さで暮している。みんな、いわば破れた風船を心の中に抱いているような人々だった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 二十四の瞳
    -
    1巻440円 (税込)
    瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したての先生と個性豊かな12人の教え子たちによる人情味あふれる物語 農山漁村の名がぜんぶあてはまるような瀬戸内海べりの一寒村へ赴任してきたわかい女の先生に、分教場で出会った十二人の一年生のひとみは、それぞれ個性にかがやいてことさら印象ぶかくうつったのである。岬に響く歌声、笑い声、ときにはなき声の大合唱。一冊の文集が反戦思想の証拠品となり、一朝にして国賊に転落させられるような時代。戦争の渦に巻き込まれながら成長していく教え子たちを複雑な気持ちで見守り、笑顔とときに涙を見せながら教え子に寄り添うのだった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 太陽のホットライン
    -
    1巻440円 (税込)
    ちょっとドジで明るく元気な小学生、春日太陽は、親友の光とともに、プロサッカークラブ柏レイスターズの下部組織の入団テストを受けにきた。持ち前の足の速さを生かして、一次、二次とテストをパスしていく太陽は、無事入団できるのか……!  少年たちの友情と絆を描く、サッカーストーリーここに開幕!
  • ユキとナギの冒険
    -
    世界に対して居場所のないナギとユキ。二人は自分の場所を求めて東京を出て、長野の麻薬村に向かう。そこでクソムカつく男を拉致して下北沢に戻る。ある家に上がりこんで朝まで飲んで殺される。 才能を感じました。とにかくすごいから読んで下さい!
  • 愛の彷徨
    5.0
    1巻440円 (税込)
    愛は時に、移ろい、惑い、迷い、彷徨し流離い、変遷する。されど、愛は人間の根源的感情として普遍的であり、人格的な交わりを可能にする。それは肉体的な愛から更に真理へ至ろうとする憧憬、衝動を含んでいる。愛は人間謳歌の原動力である。
  • スタート~始まりはここから~
    -
    1巻440円 (税込)
    スタートを起点としたストーリーで綴られる『3ライズ』・『小さな書斎から』・『旅立ち』の3作の物語をまとめた作品集。
  • 指の骨(新潮文庫)
    4.0
    太平洋戦争中、南方戦線で負傷した一等兵の私は、激戦の島に建つ臨時第三野戦病院に収容された。最前線に開いた空白のような日々。私は、現地民から不足する食料の調達を試み、病死した戦友眞田の指の骨を形見に預かる。そのうち攻勢に転じた敵軍は軍事拠点を次々奪還し、私も病院からの退避を余儀なくされる。「野火」から六十余年、忘れられた戦場の狂気と哀しみを再び呼びさます衝撃作。
  • リイシリ
    -
    1巻440円 (税込)
    老境にさしかかった山口和彦は、道北の小都市で小学五年から中学二年まで暮らした少年時代の同窓会に初めて参加し、札幌で四十数年ぶりに初恋の佐川宏子と再会する。 同窓会の翌日から利尻島の利尻山に登り、かつて過ごした町を訪ねて、横浜に戻った和彦は、宏子にその旅の様子を手紙で送る。宏子と文通を続けるうちに、北の町で身近に起こった殺人事件や、小中学校での出来事、近況等を語り合うようになり、和彦は引っ越していった時の様子や、あふれる北海道の自然や風物詩、戦後の時代風景、学校時代の同級生のことなどを鮮明に思い出す。 二人は一年後開催される同窓会での再会を約束する。今は登山を楽しむ和彦は、宏子に南アルプス北岳のキタダケソウの写真を送ろうと白峰三山の縦走に向かうが・・・。 昭和や、道北、登山など数多くのエピソードが織り込まれ、人生の日暮れに向かう心境が語られる忘れがたい物語
  • 私のママはニューハーフ
    -
    1巻440円 (税込)
    情が深くて働き者の“母”リリアンはお店のNo.1。娘は愛する人が残してくれた宝物。あなたにも読んでほしい哀しくてもハッピーなお話です。
  • かたしろ
    -
    中学三年の冬休み、恭子は部活顧問の先生と、二人きりで旅に出た。 行く先々の風景を、先生はカメラに収める。 恭子は懸命に、その手助けをした。 中学教師とその生徒の二人旅。 それを世間がなんというか考えもせず旅を続ける恭子に、現実という嵐が襲い掛かる。 少女、恭子の淡い思いを深く静かに綴る物語

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  • 実録 頭取交替
    値引きあり
    4.7
    フィクションかノンフィクションか? ある地方銀行で、絶大な権力を掌中に君臨していた相談役に反旗を翻した一派がいた。出世とカネをアメに、長年にわたって銀行を私物化してきた相談役は、このクーデタを押さえ込むことができるのか? 取締役会の多数派工作は熾烈を極め、誰がどちらにつき、誰が裏切るのか? 実録ならではの、手に汗握る醍醐味。
  • バランスビーム
    -
    1巻440円 (税込)
    まっすぐ、高校体操 小学生のナツミは、運動はといえば近所の公園で孤独に鉄棒やブランコで遊ぶだけ。だが数年後に入学した都立高校で選んだ部活は、なぜか都内でも強豪の体操部だった。憧れのエース麻子さん、キャプテン広子さん、気になるクラスメートの次郎らと触れ合いながら成長していく部活少女の青春小説。 【著者】 象太郎 1970年北海道生まれ。東京都在住。
  • Summer regret ~あの夏の記憶~
    -
    1巻440円 (税込)
    今年もまた、いつもと変わらない夏が巡ってくるのだと思っていた。退屈で平凡で、惰性のままに過ごす夏…。その人に出会ったのは、一学期の終業式の朝だった。出会いと別れ、その相反する感情に揺れる悠斗は……。宮嶋悠斗、17歳。もう二度と戻れない、あの夏の物語…。
  • 先生業のための年収3000万円達成術!!
    -
    1巻440円 (税込)
    コンサルタントやコーチ、インストラクターや楽器や語学の講師など、いわゆる「先生」業と呼ばれる人たち。従来の、「1レッスン○○円」というビジネスモデルでは、忙しいばかりで、収入がたいして増えていかない。そんな悩みを解決するために、コンテンツを活用したビジネスの方法を紹介します。ひとりで起業しても、年収3000万円まで到達させる方法を知って実践すれば、忙しくお客さんを追いかけまわす日々から解放されます。
  • 明日の恋をお知らせします 合本版
    -
    紗菜はテレビ局の裏方スタッフ。しかし前任者の降板により突如お天気おねえさんを務めることに。幼なじみの若手俳優のヒロトと懐かしの再会。すっかり大人の男性になったヒロトに紗菜はドキドキ。しかし幸せだったのは束の間。スキャンダルに巻き込まれ二人はピンチ。このままではヒロトの将来は潰されてしまう。紗菜のくだした決断に涙……。つらい別れの国内編。俳優ヒロトとのつらい別れ。単身でアメリカへ渡って修行する毎日。もう何年も昔のこと。ヒロトとのことはもう忘れようと努力していた矢先、配給会社社長ロディに気に入られ猛烈アタックされてしまう。もう二度と恋はしないと誓っていたのだが、猛烈なアプローチについに紗菜はロディの恋人に。しかし何という運命の皮肉なのか。ヒロトとの思わぬ再会。彼もまた紗菜を追ってアメリカで下積みから苦労してきたのだった。再びヒロトと紗菜は潰されてしまうのか。果たしてどうなる……一気に読める合本版。
  • キリギリス達の嘘―結花&美樹のひとりごと
    -
    1~2巻440円 (税込)
    結花は27才迄男を知らないが、幼い頃から男の心を弄ぶ事にたけている官能小説家。美樹は自由奔放に恋を楽しむ主婦。そんな二人は中学時代からの親友。だが親友結花にも話せない秘密の辛い過去を持つ美樹。恋をすれば誰もが少なからずも相手に嘘もつく、いくら親友でも心の中を全て知っているとは限らない。美樹は、自分の辛さを押さえて究極の嘘をつく事に遭遇してしまう。果たして美樹は、結花と結花が愛した男に真実を話さないでいられるだろうか?
  • 私のくだらない半生
    -
    1巻440円 (税込)
    あるワンルームマンションに同じスーパーで働く四人の女性が住んでいた。ある日出勤前のエレベーターで事故が起こり、四人は密室に閉じ込められてしまう。 人生折り返し地点にきた主人公・早瀬は、退屈しのぎに自分の半生を語り始めた。 長く過食に苦しんできた告白に三人は驚きながらも、みんなそれぞれに悩みを抱えて生きていた。 一人の人生を通して語り合う内に、四人の間に不思議な絆が生まれ始める。
  • イケメンは私に近寄らないでください!
    5.0
    1巻440円 (税込)
    後任の担当者はまさかの彼!?小説家のこまちは大学時代のトラウマでイケメン恐怖症。それが原因で就職もできず、外出もままならない。なんとか締切りはこなしてはいるが貧乏生活から抜け出せないでいた。それがよりによって彼がこまちの担当者に。しかも食事の世話をするため同居することに。しかもスランプで小説が書けないのに心臓に悪いよ。そばに近寄らないで。だけど彼はとてもやさしいのはなぜ?みんなにやさしいからわからない。勘違いさせないで。自分に自信がない男女のすれ違う気持ちが切ない。果たしてこまちはイケメン不信を解消できるのか。
  • おだやかな部屋
    -
    男との愛に生きながら、確かな世俗の絆を求めようともしない孤独な女の心は、日常の些細な出来事も部屋から見下す街のながめも、謎めいたものに変えてしまう。ひとり居の女心のゆらめきに微かな性の芳香を漂わせながら、一組の男と女の微妙な愛のかたちを描いて生の不思議な深淵にせまる力作長編。
  • もぐりの探偵JJ 遭遇―夜明け前の聖火リレーあるいは兄弟盃 越冬燕1972
    -
    1巻440円 (税込)
    安部宗利が贈る短編小説3編。 【もぐりの探偵JJ】 国民年金受給まであと二年の、国に登録をしていない〈もぐりの探偵〉は、元調査依頼者が殺されるという事態に出くわし、〈もぐりの探偵〉こそならではの独特の調査方法で事件の解明に挑んだ。 【遭遇―夜明け前の聖火リレーあるいは兄弟盃】 戦後間もないある夜、まだハタチ前だった戦後の昭和の傑物二人が偶然同じ神社に泊まり、明け方、ある約束をする。 【越冬燕1972】 一九七二年、新宿の路上で詩集売りをしていた青年には少しだけ普通ではないことがあり、少しだけ普通ではない人々に出会った。
  • 小説 微熱少年
    値引きあり
    4.0
    1巻440円 (税込)
    60年代の少年たちの青春を叙情的に描いた、松本隆の長編小説処女作「やあ暗闇、ぼくの旧い友だち また君と話をしに来てしまったよ」。16ばんめの夏、平凡な高校生の「ぼく」は、バンド仲間と一緒に、ビーチボーイズのヒットナンバーが流れる海辺を訪れ、そこからひとつの物語が始まります。少しだけ年上の少女との出会い、ささやかな冒険、親友との友情、美しくも気まぐれな彼女との恋、日本中を熱狂させたザ・ビートルズの来日公演。さまざまな人との出会いが、少年の心に少しずつわずかな熱をおびさせていきます。60年代に高校時代を過ごした少年たちの淡く切ない青春を、リリカルなタッチで描いた、作詞家・松本隆の処女長編小説です。
  • 寄るべなき人々
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。 キクにはどういうからくりで世の中に景気や不景気がやってくるのか、知るすべがなかった。しかし、戦争のあとには必ずその不景気がめぐって来るのだということだけは分かった。 二度も夫をなくし、キクが十数年ぶりに娘が生んだ私生児の孫とともに島に戻って来た。住み込みで役場の小使いとして、雨風をしのげる小部屋をあてがわれ、孫を背負い遊ばせながら働けるのは、何もなくなったいまのキクには、誰に対しても有り難うござんすと、笑顔を向けなければならない境涯であった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • ばくち打ち 第四巻 駆ける・賭ける・そして勝つ(上)
    -
    1~5巻440円 (税込)
    時はバブルの隆盛~崩壊にさしかかった頃。東京・荒川区の東日暮里赤貧町で育った没落貴族の都小路鐘。彼の青春は、競輪場の中にあった。物心ついた頃には、没落のきっかけの張本人である父、文麿に連れられ。そして中学、高校にあがると競輪選手としてそこに立つことを決意する。中学のマドンナ、加美ちゃんとの淡い恋や、やがて彼の人生に影を落とすことになる蠣崎潤一との出会いを通して語られる鐘の競輪人生とは。
  • ばくち打ち 第一巻 勝てば幸運、負ければ実力
    -
    1~5巻440円 (税込)
    新宿歌舞伎町のアングラ・カジノで生きる、しがない博奕(ばくち)打ち・竜太。行きつけのカジノ・クラブ『モナコ』では、子連れの博奕打ち・俊介や、バカラ依存の男・額田ら、さまざまな人間が「合意の略奪闘争」を繰り広げている。そして、竜太の「スポンサー」であり、まだ20代のキャリア・ウーマンの真希もまた、いつしか鬼畜の賭博・バカラに嵌まり、竜太とともにオーストラリアのクラウン・カジノへ行くことに――。

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  • 去年今年
    -
    1巻440円 (税込)
    飄々として、清廉と一パイの酒を愛し、片隅の人生、ささいな市井事にも慈しみの眼を向けつづけた著者が、胸にせまる実感と鮮やかなユーモアで綴った短編集。著者自らが選んだ珠玉の十編を収録した、最後の自選集。
  • 愛と知と悲しみと
    -
    作者がパリ留学時代に逗留した、アナーキスト一家として高名なルクリュ家の人々との、三十年にわたる友情を描いた自伝的作品である。ことに、幼時より音楽的才能を嘱望されながら、第一次大戦で指を傷め、ピアニストとしての将来を失った、ジャック・ルクリュの半生が中心に描かれた本編は、戦争、革命、愛と死をめぐる現代人のテーマを掘り下げた、静かなる慟哭の書である。
  • 愛と死の書
    -
    これは、三つの親しい者の死にめぐりあった女性の、やり場のない愛情の悲しみを書いたものである。作者は「この長編小説ほど喜びと悲しみをもって書いた小説は私にはない。この小説ほど愛着をもつ小説も、他にない」とこの作に寄せる思いを語っているが、何人にも共通な感情のうちに、深刻な愛情の問題を扱っている点に、本書の高い評価が存在する。日中戦争さ中の昭和14年刊。
  • ダブルオー・バック
    4.5
    シャクリと呼ばれるポンプ・アクション6連発銃、ウィンチェスター・M12。その銃を手にした男たちのそれぞれの生き方――自分の射撃スタイルに最後まで固執した選手、一人前の男として生きる姿勢を身をもって息子に教えた父、悪徳養豚業者と闘う陽気なマスター、スパイらしき男と闘争を余儀なくされた老人。銃が人を巡り、生みだされた四つの切ない物語。ハードボイルド連作短編。
  • セント・メリーのリボン
    4.5
    都会暮らしからレイドバックして、大阪西北端の山林に暮らす竜門卓。彼の生業は行方不明になった猟犬を探すことだった。そんな彼のところへ失踪した盲導犬の行方を突き止める仕事が舞い込んだ。目の不自由な少女にとって唯一の心の支えだった犬だ……。感動的なラストシーンが用意された表題作ほか、「焚火」「花見川の要塞」「麦畑のミッション」「終着駅」の“男の贈りもの”をテーマにした5編を収録。
  • 男は旗
    4.0
    大海原を制覇し、その優雅な姿は“七つの海の白い女王”と嘔われたシリウス号も今は海に浮かぶホテルとして第二の人生を送っていた。ところが折からの経営難で悪辣なギャングに買収されてしまう羽目に。しかし! シリウス号に集う心優しきアウトローどもが唯々諾々と従う筈はない。買収の当日、朝まだきの海を密かに船は出航した。謎の古地図に記された黄金の在り処を求めて……。
  • 桜島・日の果て
    -
    米軍上陸に備える桜島への転勤が決った暗号員・村上兵曹は、転勤前夜、妓楼で片耳のない妓を抱く。どうやって死ぬの。おしえてよ――。目前に迫った死の運命、青春のさなかにあって、断ち切られようとしている自らの生に対する諦念と絶望感の相剋を、みずみずしい青春の情感を根底として、記録風に描いた出世作「桜島」。ほかに「日の果て」「崖」「蜆」「黄色い日日」の4編を収める。
  • 幾松という女
    3.5
    「この人と一緒にいたい」京都随一の美妓・幾松が見初めたのは維新の志士・桂小五郎の颯爽たる姿だった。幕末の嵐を共に乗り越え、桂は新政府の参議・木戸孝允となり、幾松はその妻・松子となるが、結婚を境に二人の愛は姿を変える。国事に忙殺され次第に消耗する木戸。苛立ちと愛の渇きを、若い役者との「遊び」で紛らわす松子。――動乱期の女性の生きざまと、愛の軌跡を綴る。
  • 陽のあたらない坂道
    5.0
    翼よ、あれは何の灯だ? リンドバーグよりも一足先に大西洋横断飛行に成功しながら、アフリカに着陸してしまった日本人。アポロ11号に乗って月まで行き、着陸に成功したのに、月に降りられなかったクルー。歴史に名を残した幸運な人の陰には、もうちょっとで有名になれたはずの人がきっといた。陽の目を見なかった運のない人々に、愛を込めて――。著者新機軸の、仮想伝記小説集。
  • 天使を誘惑
    3.0
    一途に思っているのは本当なのに、なぜだかいつも傷つけてしまう。でも恵子は、傷ついても傷ついても、あの優しい微笑みを忘れずに、僕を見つめ、僕を包み込んでくれていた……。そんな天使に幸せを! その日暮しの貧しさでも、愛の巣づくりに真剣に取り組む二人。行く先知れぬ青春の迷路を手さぐりで歩む愛のかたちを、二人に優しく寄り添うようにして追う、爽やかな恋愛小説。
  • ブラック・ジャパン
    -
    ソウル・オリンピック最終日、メインスタジアムにわきあがる歓声とどよめき。なんと胸に日の丸を付けた黒人が男子マラソンで優勝!?――五輪とナショナリズムの問題を扱った表題作はじめ、日本全土が5日間、全ての経済活動を停止する「無名の日」、住宅展示場のモデルハウスに住む家族の顛末を描く「ホモ・アピアランス」ほか、「日出ずる国のトポフ君」「草の上のボート」の、大胆な設定で常識のイカガワシさを突く短編5作。

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