鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選

鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選

1,353円 (税込)

6pt

3.7

〈桜桃忌〉に出られなかった事から太宰治を回想する「玉川上水」、敗戦直後郷里に疎開した頃の日常を描き飄逸味を漂わせた「耳かき抄」。表題作をはじめ「逢びき」「下駄の腰掛」「山つつじ」「川風」「柚子」「御水取」など身辺の事柄を捉えて庶民のうら哀しくも善良でしたたかな生き方を綴った諧謔とペーソス溢れる木山文学の真骨頂、私小説的作品を中心に新編集した傑作11篇。

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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年08月19日

    タイトルからして、なんて風流で涼やかな、と思いつつ手にしたものの、風鈴が鳴る理由に意表を突かれました(笑)この外し方が木山捷平節なのではないでしょうか。そんな感じの、タイトルどおりユーモラスな短編を集めた一冊でした。
    「耳かき抄」「逢引き」「下駄の腰掛け」あたりは電車で読みながらニヤついてしまいます...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月05日

    解説に「・・テーマがない。・・木山捷平にとって表現行為そのものが文学なのだ」とあるが、その通りの一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2010年04月27日

    先に詩集を読んだ際、そのあまりにダイレクトな表現に驚かされ、カルト作家としての印象を大いに植え付けられたのだけど、この短編は普通なまで普通。
    比較対象が漫画家になるのだがつげ義春的だと思った。
    クリエーターの日常を山も谷もオチもなく淡々と描いている。
    そういう空気感が一部にマニアを生んでいるの...続きを読む

    0

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