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Posted by ブクログ 2022年03月22日
「なまみこ物語」と「源氏物語私見」、昔は別々の本だったが、今は一冊になっているのね・・・。
「なまみこ物語」の方は、おどろおどろしいタイトルだけど、偽巫女のような意味らしい。
握った権力を盤石たらんとする藤原道長の容赦ない陰謀に、若き一条帝と中宮定子の愛はどうなってしまうのか、中関白家の命運は?と、...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月14日
雑感。
■なまみこ物語
・抑制の筆致
易しくない文章に耐えながらじりじり読んでいると急に面白くなる。え?いまなにかたいへん重要なことが起こらなかった?と思って数行戻って読み直してみると、深遠なる策謀が成し遂げられたところだったり、思いもよらぬ裏切りによるどんでん返しのシーンだったり。恋人の背信だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月30日
ドナルド・キーン氏の自伝に出てきたものである。タイトルの「なまみこ」という音にとても新鮮な、そして不思議な響きを感じた。「なまみこ」とはいったい何であろうか。40年以上も前、著者の父の蔵書の中に日本文学者チャンバレン博士から引き継いだであろうと思われる数多の本の中の一冊であるらしい。表紙には「奈万...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月29日
円地文子の「なまみこ物語」と「源氏物語私見」が
講談社文芸文庫で一冊になっていたんですね。
どちらも名作中の名作。さっそく買って「源氏物語私見」から読みました。
作者が「源氏物語」を現代語訳したあとの随想で1974年の作。
今では源氏物語関連のエッセイは数限りなくありますが(特に去年は多かった)、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月26日
中宮定子という人は、なんと「かなしき」人なんだろうか。平安時代、一夫多妻、通い婚の時代に、女は待つしかない。まして、帝に嫁したならなおさらである。常に、自分は誰かと比べられる、誰かの為に自分を否定される。自分を守るために、自分が自分らしくあるために、女性に必要なものは、「愛」のなにものでもない。でも...続きを読む
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