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明治文学の黎明を告げる名作「浮雲」を執筆しながらも人生への懐疑より一時筆を断ち、晩年はロシヤに渡って、病に倒れ、帰途ベンガル湾洋上にて、45歳で客死。終生、、人間いかに生くべきかを自問し、明治の激動期を生き急いだ先覚者四迷の小説、翻訳、評論を1冊に集成。自伝体小説「平凡」、翻訳「あいびき」、「狂人日記」他、評論「私は懐疑派だ」「予が半生の懺悔」「遺言書」等収録。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
痛々しいまでに徹底した自己批判、 美しいもの、愛おしいものを描く生き生きとした筆致と、 ニヒリスティックなユーモアとによって、 自然主義作家の自伝的小説とは一線を画する名編。 生きた長谷川二葉亭が、そこにいる。
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