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作品一覧 2020/06/26更新 蒼白い月 無料あり 試し読み フォロー 足迹 無料あり 試し読み フォロー 或売笑婦の話 無料あり 試し読み フォロー 仮装人物 試し読み フォロー 仮装人物 無料あり 試し読み フォロー 黴 無料あり 試し読み フォロー 黴 爛 試し読み フォロー 躯 無料あり 試し読み フォロー 霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ 無料あり 試し読み フォロー 縮図 無料あり 試し読み フォロー 新世帯 無料あり 試し読み フォロー 絶望 無料あり 試し読み フォロー 挿話 無料あり 試し読み フォロー 爛 無料あり 試し読み フォロー チビの魂 無料あり 試し読み フォロー 徳田秋声 試し読み フォロー のらもの 無料あり 試し読み フォロー 花が咲く 無料あり 試し読み フォロー 媒介者 無料あり 試し読み フォロー 風呂桶 無料あり 試し読み フォロー ブンガク誌 街灯と青空 試し読み フォロー 町の踊り場 無料あり 試し読み フォロー 明治深刻悲惨小説集 試し読み フォロー 和解 無料あり 試し読み フォロー 佗しい放浪の旅 無料あり 試し読み フォロー 1~25件目 / 25件<<<1・・・・・・・・・>>> 徳田秋声の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 黴 爛 徳田秋声 自然主義作家と言われる徳田秋声の作品を初めて読みましたが、なんとも評価をしづらい作品です。『黴(かび)』の主人公の笹村も、『爛(ただれ)』の主人公お増(ます)の良人(浅井)も女性の扱いが悪くて、なんだか途中途中で気の毒でならなかった。 2作品とも、深い心情が描かれる事なく、いたって淡白な語り口で進ん...続きを読むでいきます。そして、話しの内容に盛り上がりも少なく、いきなり話しが飛んで行間を読まされる文章などは、もう少し前後の関係を書き込んであればと思いました。 このようなことを書くとダメなのかというと、 不思議と読み返してみたい気持ちもあります。おそらく、難解な漢字を多様していることと、特徴的な言葉の繰り返しが、一見グダグダになりそうな雰囲気を適度に引き締めたり和らげたりで、それらが最後まで読み進める牽引力になっているからかもしれない。他の作品も読んでみようと思います。 あと、作品に関係ないですが、出版社にはもう少しルビに気を使って欲しかったですね。 Posted by ブクログ 黴 爛 徳田秋声 『黴』は1911(明治44)年、『爛』は1913(大正2)年に新聞連載されたもの。 日本自然主義文学の最高峰とも言われる徳田秋声の小説を、こんにちの観点からどのように評価し、位置づけるかということは、そう容易なことではない。ただ、これが「いかにも日本的な美感を代表するものの一つ」だということは想像...続きを読むできた。この場合の「日本的美感」は、もちろん、長所も短所もある。 この小説の構成原理には、近代西洋が追究してきた「論理性」が存在しない。状況Aがすべからくして状況Bを結実した、というような強固な原因-結果の結びつきが、「日本的美感」の核心部分には見られないようなのだ。秋声の小説では、「物語」は論理的発展や観念的構成のもとに結実するのではなく、風が吹き花が散るような自然のなりゆきであるかのように、巡りゆく四季であるかのように、状況Aに次いで状況Bがたまたま、しかし抗いがたく生起するというだけだ。そのため、作品の結末は常に尻切れトンボであり、急に電源が落ちたかのようなあっけなさ、唐突さを示す。それは人間の生が急な病気や事故で突然終焉を遂げるのと等しいだろう。 さらに、それぞれの状況における人間の「気持ち」はかすかに分かる程度に打ち出されるのであり、フランスの心理小説やヘンリー・ジェイムズの作品のような、論理的追究を主眼とした「心理描写」とは、どこか根本的に異なっている、人間の心の移りゆきもまた、瞬間に風が吹くような偶然性と不可避さの様相を呈する。 淡々とした文体は、どことなく「妙な言い方」が見られるのだけれども、それが不思議な味わいとなって余韻を残す。 明治終わり頃から大正期にかけて、ずいぶんと評価が高かったらしい秋声の作品は、確かに「現実らしさ」を備えているような感覚をもたらし、それが「自然主義文学」のディスクールの中で至高の価値として評価されたのだろうと思う。 このリアルさの感じは、どことなく味わいのある文章と共に発現するのであるが、後の大衆化・商業化された戦後文学、こんにちの文学風景とはまるで違っており、我々にとって徳田秋声の文学とは何か、という問いが、思いもかけない、気分に馴染まないような異質さとして、心にぶつかってくるように感じる。 Posted by ブクログ 明治深刻悲惨小説集 講談社文芸文庫 / 齋藤秀昭 / 泉鏡花 / 樋口一葉 / 田山花袋 / 徳田秋声 / 川上眉山 / 広津柳浪 / 小栗風葉 / 前田曙山 / 北田薄氷 / 江見水蔭 現代語訳みたいなラジオ聞いて原話読んでみたくてがんばったけど なんで・・・?ってゆうくらい最後に救いのないの小説集?なのかな。 『なんだったんだろう』と思うものが多くて一回読んだだけじゃ、どういう心情とか話の深さがあまり理解できてないかも。。 ラストに趣を置くものじゃないのかもしれない..。 時代...続きを読むの文章からかなかなか読みづらい。 Posted by ブクログ 仮装人物 徳田秋声 作中冒頭、パーティーの参加者がつけたサンタクロースの面の鬢が焦げてしまう。なんとその仮面は実在し、石川近代文学館が所蔵しているという。 匿名 黴 爛 徳田秋声 自然主義文学に位置づけられる徳田秋声の小説2編。全般的に登場人物の心の動きや内面的告白が少なく、読後に陰鬱な印象が残る。 Posted by ブクログ 徳田秋声のレビューをもっと見る