黴 爛

黴 爛

1,771円 (税込)

8pt

3.8

明治四四年、夏目漱石の推挙で「東京朝日新聞」に連載し、自身の結婚生活や師・尾崎紅葉との関係等を徹底した現実主義で描き、自然主義文学を確立、同時に第一級の私小説としても傑作と謳われる「黴」。翌々年発表の「爛」では、元遊女の愛と運命を純粋客観の目で辿り、文名を確立する。川端康成に「日本の小説は源氏にはじまって西鶴に飛び、西鶴から秋声に飛ぶ」と言わしめた秋声の、真骨頂二篇。

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黴 爛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    艷気のある文体とストーリーながら、冷静な視線で状況を描いており、この先は、と読ませる小説。
    文章も美しく、のめり込めばのめり込むほど小説の世界に溺れることができます。
    近世日本のきれいな小説が読みたいという方は、ぜひ。

    0
    2024年09月10日

    Posted by ブクログ

    自然主義作家と言われる徳田秋声の作品を初めて読みましたが、なんとも評価をしづらい作品です。『黴(かび)』の主人公の笹村も、『爛(ただれ)』の主人公お増(ます)の良人(浅井)も女性の扱いが悪くて、なんだか途中途中で気の毒でならなかった。
    2作品とも、深い心情が描かれる事なく、いたって淡白な語り口で進ん

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    『黴』は1911(明治44)年、『爛』は1913(大正2)年に新聞連載されたもの。
     日本自然主義文学の最高峰とも言われる徳田秋声の小説を、こんにちの観点からどのように評価し、位置づけるかということは、そう容易なことではない。ただ、これが「いかにも日本的な美感を代表するものの一つ」だということは想像

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    自然主義文学に位置づけられる徳田秋声の小説2編。全般的に登場人物の心の動きや内面的告白が少なく、読後に陰鬱な印象が残る。

    0
    2018年06月04日

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