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Posted by ブクログ
同じ作者の「夢の島」という小説は
エコロジーと表裏一体の終末論にむしろ期待を寄せるといった
そんな風にもとれる結末を見せたのであったが
この「砂丘が動くように」では
さらに進んで人類の革新にまで思いを馳せている
世界というのは盆栽のようなものであり
人間はそこに巣くうアリジゴク、または
それに取って食われる蟻のような存在であるが
その盆栽を世話するのが新人類である
それは自然と文明の調和によって一つの
美的世界を実現させるイノセントな人類であり
そのイノセントさ故に彼らは
自然界に対して恐怖のイメージを投影することなく向かい合ってゆける
ただ
それって単に若いうちから枯れてるだけじゃないのかという気はするし
また、一歩踏み外すとオウム的価値観の肯定に繋がりかねない危うさもある
発表された時期を考えれば仕方のない部分もあるが
それでもやはり踏み込みが甘いと言っておくべきかと思った
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小説・文芸
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