ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
海沿いの砂丘のある町にやってきたルポライターの男が、少年に誘われ迷い込んでゆく奇妙な町の夜と昼の光景。超能力を持つ少年と盲目のその姉。女装する美しい若者。夜の闇に異常発生する正体不明の無数の小動物キンチ。刻々に変化して砂防林にも拘らず死滅へと向かう砂丘。現代人の意識の変容を砂丘の物質のイメージに托しつつ未来宇宙への甦りを象徴させる。第22回谷崎潤一郎賞。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
“砂粒一つ一つがUFO”“キノコで縁取られたミステリーサークル”etc...散りばめられたモチーフは非常に面白いが、あまりにも内容と物語が感覚的で、自分はうまく没入出来なかった。
同じ作者の「夢の島」という小説は エコロジーと表裏一体の終末論にむしろ期待を寄せるといった そんな風にもとれる結末を見せたのであったが この「砂丘が動くように」では さらに進んで人類の革新にまで思いを馳せている 世界というのは盆栽のようなものであり 人間はそこに巣くうアリジゴク、または それに取っ...続きを読むて食われる蟻のような存在であるが その盆栽を世話するのが新人類である それは自然と文明の調和によって一つの 美的世界を実現させるイノセントな人類であり そのイノセントさ故に彼らは 自然界に対して恐怖のイメージを投影することなく向かい合ってゆける ただ それって単に若いうちから枯れてるだけじゃないのかという気はするし また、一歩踏み外すとオウム的価値観の肯定に繋がりかねない危うさもある 発表された時期を考えれば仕方のない部分もあるが それでもやはり踏み込みが甘いと言っておくべきかと思った
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
砂丘が動くように
新刊情報をお知らせします。
日野啓三
フォロー機能について
「講談社文芸文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
あの夕陽
あの夕陽 牧師館 日野啓三短篇小説集
台風の眼
天窓のあるガレージ
日野啓三/開高健
P+D BOOKS 此岸の家
P+D BOOKS 光
P+D BOOKS ベトナム報道
「日野啓三」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲砂丘が動くように ページトップヘ