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Posted by ブクログ 2018年01月06日
昭和26年から昭和29年(西暦でいえば1951年から1954年)にかけて発表された、全13編からなる初期短編集。
このうち「陰気な愉しみ」と「悪い仲間」が芥川賞受賞作。
クセがあるようでないようで、解説にも書かれていたが非常にニュートラルで読みやすい文体を書く人だな、と思う。
かなり以...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月27日
自分は小説を読むのが好きですが、選り好みが激しいです。
たとえば、戦後の作家ですと、「第一次戦後派」「第二次戦後派」と呼ばれる作家たちは結構つまみ食いしてきましたが、その後に登場した「第三の新人」はほとんど手付かず。
小島信夫を少し齧ったくらいです。
第三の新人を飛ばして「内向の世代」は古井由吉さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月19日
# ガラスの靴・悪い仲間
戦前戦後の雰囲気が味わえる。
今と変わらない人々が暮らしていたんだなあと。
いい文章。
## ガラスの靴
ファンタジーの時間は終わる。それも外的な力により強制的に。
シンデレラのガラスの靴のように残されたかのように見えた時間も、あっという間に割れて消える。
素直に読める...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月17日
よくまとまっているし、アメリカやセクシャルなものについての比喩や表現が巧いと思った。
しかし、そこどまり、というか、それ以上なにか衝撃を受けるようなことはなかった。
今回、処女作の「ガラスの靴」をはじめ、芥川賞受賞作の「悪い仲間」や「陰気な愉しみ」(このへんのタイトルのセンスはさすが!)を読んだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
表題作をはじめ、どの作品も個性的ですが、やたらとカタカナ表記を多用するのが個人的には若干鼻につく…。外来語ならまだしも「オドシ文句」とか「サッパリ」とか「タワイなかった」とか「ウナずき」とか書かれると苛々します。何か意図があってそのように書いていたのでしょうが、今読むと単に古臭い印象を与えるだけのよ...続きを読む
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