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ケイリン探偵ゆらち 女流漫画家殺人事件
元アイドルが、探偵界のセンターに挑む! 人気絶頂のアイドルグループを惜しまれながらも卒業し、昔からの夢を果たしてガールズケイリン選手となった「ゆらち」。いつかケイリン界のセンターに立つべく、練習に明け暮れる毎日だ。 ある日、絶大な人気を誇る女流漫画家が自宅で殺害された。よりによって、容疑をかけられたのは、ゆらちの叔父であり競輪の師匠だった。殺害された日に、師匠は女流漫画家の新作の取材目的で会うことになっており、漫画家宅近くでの目撃証言もある。 殺人などできるわけながない師匠の嫌疑を晴らすため、ゆらちは元アイドルの人気と人脈、ケイリン選手である機動力と体力を活かし、難事件の解明に乗り出すのだが……。逆転に次ぐ、逆転! 真犯人は果たして……。 元スーパーアイドルのケイリン選手は、ミステリー界のセンターに立てるのか? -
穢れた風
風力発電施設建設会社のビルの中で、夜警の死体が発見された。一見、階段を踏み外したための事故死に思われたが、監視カメラに侵入者が写っていたことで、にわかに殺人の様相を呈する。奇妙なことに、社長室のデスクの上になぜかハムスターの死骸が残されていた。これは一体何を意味しているのか? 風力発電の利権をめぐって次々に容疑者が浮かびあがり、さらに第二の殺人が。再生可能エネルギーにかかわる国家的犯罪なのか? 人々の欲望と、巨大な陰謀に呑み込まれる刑事オリヴァーとピア。〈ドイツミステリの女王〉による新たな傑作が誕生!/解説=大矢博子 -
汚れなき子
米アマゾン2760レビューの超ヒット作! 真夜中、ひと組の母娘が救急車で病院に搬送された。母親は自動車事故に遭い、重傷を負っていた。母親といっしょにいた少女は幸い無傷だった。母親が救命処置を受けている間、少女は看護師に身元を聞かれるが、少女は母親の名前がレナであること以外は何も明かさない。看護師が電話番号をたずねると少女は言った。 「うちには電話ないの」 「じゃあ、住所だけでも? 住んでる通りの名前、わからない? 誰かを向かわせて、パパを連れてくることができるかも」 そう看護師が言うと、少女はゆっくりと首を振って囁いた。 「私たち、見つかっちゃいけないんだよ」 その後、少女が語ったのは、事故の夜、少女の母親がうっかり父親を殺そうとしたこと。小さな弟がひとり今も〈小屋〉に取り残されていること。そして〈小屋〉での奇妙な暮らしぶりだった――。 物語はこの少女の視点の他に、事故に遭った母親の視点と、もうひとり、行方不明の娘を探す父親の視点の三つで描かれていくのだが、やがて少女と母親の語りから、二人がともにどこか異様なことに読む者は気づき始める。 この作品に捜査機関は登場するが、彼らはあくまでも脇役である。やがて結末近くになってようやく事件の全貌が見えるのだが‥‥。 デビュー作にして見事なページターナー! 2020年、ドイツ推理作家協会賞(正称:フリードリヒ・グラウザー賞)最終候補作! ドイツ・アマゾンのレビュー1690超、★平均4.5! 米国アマゾンのレビュー2760超(2020年10月発売、半年累計)、★平均4.5! 今後ドイツのスリラー界を担う最右翼新人作家の作品を、満を持して紹介する。 (底本 2021年6月発行作品) -
消しゴムをくれた女子を好きになった。
★★2022年7月クールドラマ化★★日本テレビでなにわ男子・大橋和也さん主演! 親友役に、なにわ男子・藤原丈一郎さん、Aぇ! group/関西ジャニーズJr.・小島健さん出演! 某掲示板サイトに投稿され話題となった実話をもとにした純愛ラブストーリーが待望のノベライズ! 厨二ボーイミーツ天然ガールな展開に腹筋と涙腺が崩壊確実です。強いていうと芸人チュートリアル・福田に似ているフクダは授業中シャーペンの芯がなくて困ってる女子に芯をあげる。女子はお返しにと自分の消しゴムを二つにして片割れをくれた。その子は雰囲気は石原さとみに似た天然ガール・サトミだった。消しゴムをきっかけに始まったフクダのサトミへの厨二病全開の恋はインパルス板倉似のイタクラ、オタクのモリ君の半端ないキャラ立ち親友たちのバックアップを受けて前に進もうとするのだが……。「暇な人は聞いてくれ。これは俺の13年間の恋の物語。」 -
消しゴムをくれた女子を好きになった。 シン・完結編
★2022年7月クールドラマ化★日テレでなにわ男子・大橋和也さん主演! 親友役に、なにわ男子・藤原丈一郎さん、Aぇ! group/関西ジャニーズJr.・小島健さん出演! 某掲示板サイトに投稿され話題となった実話をもとにした純愛ラブストーリー! 厨二ボーイミーツ天然ガールな展開に腹筋と涙腺が崩壊確実です。強いていうと芸人チュートリアル・福田に似ている福田は授業中シャーペンの芯がなくて困ってる女子に芯をあげる。女子はお返しにと自分の消しゴムを二つにして片割れをくれた。その子は雰囲気は石原さとみに似た天然ガール・サトミだった。消しゴムをきっかけに始まった福田のサトミへの厨二病全開の恋は親友たち、インパルス板倉似の板倉、オタクの森君のバックアップを受けながら3度の出会いと別れを13年間の中で繰り返し奇跡の恋を成就したのだが……。「暇な人はもうちょっと聞いてくれ。これは俺の13年間の恋の物語の続きの話。」 -
化粧
京都・祇園の料亭に生まれた、美しき三姉妹それぞれの生き様。 一番上の頼子は舞妓から転じて銀座のクラブのママになる。頼子には、舞妓時代、双子の鈴子が犯され、客の熊倉の子を身籠り自殺といった凄惨な過去があった。 二番目の里子は結婚し、老舗の若女将を務めている。 末の槇子は東京に出て自由奔放な大学生活を送っている――。 奥行のある渡辺文学の傑作。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。 -
化粧
さびれた芝居小屋の淋しい楽屋に、一人の女が座っている……。女の名前は五月洋子。大衆演劇「五月座」の女座長である。やがて客入れの始まる音が聞こえ、いよいよ初日幕開きの時刻が近づいてくる。洋子が舞台化粧を始めたその楽屋に、かつて彼女が捨てた息子だという人物が現れた――。捨てたのではない、ああするより他に仕方なかったのだ。わかっておくれ……。洋子の語る物語に、観客は幻惑されていく。井上ひさし初の一人芝居にして、一人芝居というジャンルの中でも最高峰と讃えられる傑作中の傑作戯曲。併せて松尾芭蕉の生涯を描く、歌仙仕立ての名作『芭蕉通夜舟』も収録。モノローグの至芸を味わえる戯曲集。 -
化粧して読書と映画
あなた専用の女優になること 誰かと付き合いたい、ということと少し違い、誰かの女になりたい、という願望を持った女性がいる。彼女はその願いをあっさりと実現させた。一人の男性の女として。その男性とは、男性が撮る写真を介して出会い、その出会いの瞬間から「この女性は女優だ」と彼は確信する。今では二人はピンク映画の監督と女優だ。二人はプライヴェートで愛し合いながらも、その最中に姉と弟の設定で会話をしたり、カメラの角度やシーンのことを話し合ったりする。彼が監督であれば、彼の女は専属女優なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
化身
琵琶湖が一望に見下される泰門庵の庵主・梵仙は、眉涼しく筋骨たくましい青年であった。尼僧の舜海も、画学生の阿井子も、祗園の美しい芸子すら、身を投げだして悔のない魅力をそなえていた。しかし、法燈のもとの愛欲の業は、五条の親分の怒りを誘い、梵仙の法衣もまた風を孕む。厳しい戒律に反抗しつづける梵仙。彼によって女の灯を点された舜海尼。ここに生々しい人生図があった。…… -
化身
巷で人気のある文芸評論家・秋葉大三郎。 ある日、銀座のクラブ「魔呑(マノン)」で働いている、若い霧子と出逢う。 純粋で初心な霧子に、女としての蕾を見出し、自らの理想の女性にしようと惜しみない愛を贈り、霧子もそれに応えるかのように変身をとげていく……。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。 -
削り屋
歯科医になるはずの俺が、旋盤工に!? 親の仕事を継ぐべく歯学生になっていた剣拳磨は、友人の吾朗とサヨのカップルにまとまった金を渡すために、そして本当にやりたいことを求めて、大学を中退して東京にやってきた。そして、歯学部実習での削りつながりで、飛び込みで下町の金属加工会社に就職する。 削りには自信のあった拳磨だが、金属加工の世界では、大学でやってきたことが全く通用しなかった。しかし、社長の鬼頭は「おまえの切粉(削り屑)はいい匂いがする」と、すぐに褒めてくれた。 いつの間にか、手作業による削りの仕事が自分が打ち込める世界だと気づいた拳磨。仕事に慣れてきた頃、東日本大震災が起こった。拳磨は、先輩の実家にある福島の工場に応援に向かう。福島では、吾朗の求めに応じて、貝の形の金型に挑戦した。 東京に戻った拳磨は、技能五輪全国大会を目指すよう、社長に言われる。 実は、拳磨には中学の頃から立ちはだかってきた男がいた。神無月純也。神無月グループの御曹司だった。そして、技能五輪にも自分の会社から選手を多数送り込んできたのだ。果たして、拳磨は頂点に立てるのか。 -
ケセランパサラン
大人への脱皮を辿り自分を回復する小説と詩。 「メチャメチャにダメな人間になってみなよ」。高校に行っていない、ちまきが淡い思いを寄せている、ちょっと世間では有名で、でも飄々としているムガさんに言われた。大人の仲間には入りたい。でも、大人は自分のことを大人として見てくれない。高校なんてダメ教師しかいないし、行く必要はない。社会人ともいえないし、社会人じゃないともいえないわたしは、ニコニコ子供らしく笑って、それですませてる。言いたいことも見つからない。寂しい気持ち。そんなわたしを、「好きだよ」ってムガさんが言うなんて、びっくらこいた。 心のなかはいつもそんなこと考えているのに、なかなかその場では言えなくて、あとで後悔する。そんな経験は、誰しも思春期のときにありませんか?その気持ちを思い出させてくれることは、あらためて大人になるってどういうことなのかを考えさせられます。それは、自分の根っこを回復すること。そんなことを感じさせてくれる短篇小説と詩篇です。 -
ケチャップが赤く笑う
居酒屋のメニューは、どこも同じようで、でも、そのメニューの中で差が生まれます。うまい居酒屋とそうでもない居酒屋は、そんな風にできあがります。 居酒屋のメニューは、どこも同じようで、でも、そのメニューの中で差が生まれます。うまい居酒屋とそうでもない居酒屋は、そんな風にできあがります。そして、うまい居酒屋には、自ずと人が集まります。お互いに失業し離婚した親友といっても良い二人の男性が飲んでいる時に、その片割れの旧知の女性たちがやってくるのも、うまい居酒屋としての必然でしょう。そのようにして、風景が変わっていく居酒屋の中で、このお話の主役ともなるフライドポテトが登場します。その鮮烈なイメージは、それまでの様々な話題を全て吹き飛ばして、最後に物語が残ります。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。 -
ケチャップ・シンドローム
「今からちょうど三か月前に、彼を殺したんです」両親と妹二人に囲まれて暮らすイギリスの女子高校生ゾーイは、サイトで知ったアメリカの死刑囚スチュアートに宛て、秘かに手紙を書いた。家族のこと、アルバイトのこと、私が二人の男の子にしたひどいこと――罪を犯したあなたなら、わかってくれるはず……ゆっくり紐解かれる、ゾーイが綴る〈ほんとうのこと〉とは――アメリカ探偵作家クラブ賞ヤングアダルト部門受賞作 -
結婚記念日
祝福の日には、 出席者全員に祝砲を。 高原のスロープに立っている優美なヴァケーション・ハウス。 夫妻の結婚記念日を祝うため、7人が集まっている。 残る1人も、まもなくやってくるだろう。 ハウスについての、そしてふるまわれる料理についての詳細な説明が書き込まれ、また、ラッキー・ストライクの歴史をめぐる いささかスノッブな会話が取り交わされる。 空虚にも思えるきらびやかさが、何か別の物事が着々と進行していることを感じさせる。 そしてほら、8人目がいま、到着した。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。77年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
結婚紹介殺人事件
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 榊原千亜記の短大時代からの親友・橋本恵美がアパートの自室で全裸死体となって発見された。恵美は結婚紹介所〈エルピーライフ〉に入会しており、その日も五人目の相手とデートをしていたはずであった。千亜記は「恵美がスキャンダラスな女ではないこと」を証明するために、刑事の忠告を無視して、単独で捜査を始めるのだが。“幸せな結婚”を夢見る男と女の交錯する愛憎を描く長篇ミステリーの傑作。 -
結婚しよう
2人であることは、4人である、ということ 月。ピクニック。焚き火。膝。蜜柑。涙。風鈴。紅茶。霧。窓。 この中篇小説は2部構成になっていて、第1部はもっぱら 2人が過ごした様々なシーンのスケッチにあてられている。 1つひとつはとても短い章(シーン)がミルフィーユのように層をなして 結婚前の2人を表現している。 そして第2部は2人の現在だ。そこには、過去の思い出の反芻とともに 2人であることとは何か、結婚とはどういうことか? という問いが日々更新され、 結果としての結婚ではなく、常に生成されていくものとしての結婚が描かれている。 【目次】 第一部 過去の出来事 第二部 現在のふたり 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
結婚するとは思いませんでした。
ずっと一人で生きると思ってた \BTSのRMも読んだ!/ 韓国で大人気! 結婚+猫のコミック・文章エッセイ 「『男はこうすべきで、女はこうすべき』という恋愛セオリーがある。それに従わないと妻がいなくなる気がして不安だった。でもそれを捨てて初めて、僕らの本当の恋愛は始まった。」 韓国で大人気の漫画家「ジェス」のイラストエッセイ。恋とは無縁で寂しがりやだった「僕」が「隊長」と出会い結婚し、3匹の元野良猫とくらす日常を描く。 「ここに書いてくれた嫌いなこと10個は、これからも絶対にしないから、僕とつきあいませんか?」 恋と無縁だった漫画家「ジェス」が「隊長」と出会い結婚し、3匹の元野良猫とくらすことに。韓国で大人気のイラストエッセイ。 装画・漫画 ジェス 装丁 名和田耕平デザイン事務所 目次 1章 僕らの出会い 2章 結婚したとたん4人家族 3章 隊長! 僕の隊長 4章 これからは5人家族 5章 ジェスの話 6章 一緒に歩く -
結婚相談所を10倍楽しむ本 ―運命の人と出会う方法を教えます―
今の時代は努力しないでよい結婚はできません。だからこそ、よい人と出会うためには結婚相談所を利用するのがオススメです。 本当にこの男性と結婚していいの? 彼女はなぜ理想の男性と結婚できたのか? 理想の男性と結婚するためのルールとは? 人もうらやむ結婚の成功法則を結婚相談所所長の著者がスバリ教えます。 (※本書は2010/8/6に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです) -
血痕の記憶
実話に想を得た歴史ミステリ 19世紀パリ。記憶を失い精神病院に収容された少女と付添人の愛は、やがて恐るべき真実を暴く。エドガー賞最終候補の歴史ミステリ -
結婚のための三つの条件
ある事件をきっかけに10年のあいだ人付き合いを絶っていたスカーデイル伯爵ルンデンを、旧友マシューが訪ねてきた。驚くルンデンにマシューは、一向に縁談を承諾しない妹のアメリアを説得してほしいと頼み込む。妹は幼い頃、ルンデンの言うことだけは聞いたからと。 アメリアは不幸な結婚をした親友を見て、嫁ぐと自由にものも言えなくなってしまうと恐れている。自分の両親のように愛情によって結ばれた夫婦になれる伴侶を望んでいるのだが、幼い頃憧れていたルンデンから、愛は子どもっぽい夢の産物だと言われてしまう。それならば自分の三つの願いを聞いてくれれば嫁ぐと言い出したアメリアに、ルンデンは渋々応じるが、彼女の出した条件を叶えようとするうち、半ば死んでいたような心が動きはじめて…… -
結婚のヒント
ヒントに近づくのか、遠ざかるのか 結婚をめぐる座談会が複数行なわれ、それらを収録した書籍が作られようとしている。担当者は独身の女性だ。この小説は二部構成になっていて、一部は全員が独身男性の座談会。二部は全員が男性作家の座談会だ。女性との付き合い、友人知人のエピソードなどを持ち出し、結婚、というものについて彼らは縦横に議論を交わす。一部も二部もたいへん饒舌である。この饒舌は虚無か? 必ずしもそうとは言えないが語るのが全員が男性であり、構成者だけが女性というところにもしかすると作家のシニシズムがあるのかもしれない。 【目次】 第一部 第二部 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
結婚は、運。 夫婦、この不思議な関係
夫婦の生活が幸福なら人生は信頼するに足りるものとなり、夫婦の生活に憎悪が入り込んでくれば現世は懐疑に満ちた世界になる。極限の愛から一方の裏切りによって極限の憎しみへ。亡くなれば極限の喪失感へ――本書は、結婚で幸せになれるかなれないか、自身の体験をまじえて綴った名エッセイの新装復刊したものを電子書籍化。「狭量な夫は、家庭の暗さの原因になる」「結婚式の相談で相手が嫌になって破断したというのは、災いを最小限にくいとめた幸運と思うべき」「人が本気で気にしていることは、どんな喧嘩の最中でも言ってはいけない」「結婚を望むと言いながら、会わない前に条件をつける人は、結婚ではなく商取引を望んでいるだけ」など、読者の結婚と人生の参考になる知恵がつまっている。夫・三浦朱門氏を2017年2月に空の上に送った著者が最後の日々を書いた「忘れるための月日」を巻頭に特別収録。亡くなってもなお変わらないおしどり夫婦ぶりが伝わってくる。 -
傑作はまだ
血はつながってる。だけど家族じゃない。 「はじめまして」から始まった親子の同居生活。近くて遠い二人の物語の行方は――? 優しい涙が止まらない最高のハートフルストーリー。 そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。父は月10万の養育費を振込み、息子は写真を一枚送る、それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに――。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか? その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。笑って泣ける父と子の再生の物語。 -
傑作はまだ 無料試し読み版
2019年本屋大賞受賞作家・瀬尾まいこ、待望の最新作!! 「はじめまして」から始まった親子の同居生活。優しい涙が止まらない最高のハートフルストーリーの、冒頭部分を試し読み!。 そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。父は月10万の養育費を振込み、息子は写真を一枚送る、それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに――。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか? その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。 -
結晶質
第4回笹井宏之賞神野紗希賞受賞の著者による第一歌集。 雪山を裂いて列車がゆくようにわたしがわたしの王であること 第4回笹井宏之賞神野紗希賞受賞の著者による第一歌集。 安田さんの歌には、「それでも」言葉を信じて光のほうを向き直す、高潔な魂が震えている。 ──────神野紗希 【目次】 Ⅰ 遠くのことや白さについて Ⅱ 円になる ひるなかの耳 席を立つ 舟を出す weather twig default new moon agnes apologize 水煙草がほしいだけ さくら Ⅲ 花のつるぎを手放しなさい 叫声 きみの土地から 立ちつくしたい 蛍石 箱 瞼 些事 つばさ 火の話 鉱石 【著者】 安田茜 1994年、京都府生まれ。「立命短歌」「京大短歌」「塔」出身。現在は「西瓜」所属。2016年、第6回塔新人賞。2022年、第4回笹井宏之賞神野紗希賞。 -
決着
建築家のモリスのもとを、突然、競馬場の支配人が訪ねてきた。経営者の男爵家の一族が老朽化した競馬場の売却をめぐって対立しているため、彼に株主総会に出席して売却に反対してほしいというのだ。モリスは、男爵家に嫁いだ過去のある亡き母から競馬場の株を受け継いでいた。彼は、男爵家との関わりを避けてきたが、支配人に懇願され、母の忠告を無視して総会に出席する。が、総会は紛糾し、やがて競馬場が爆破された。 -
決定版 泉鏡花全集
近代日本の幻想文学・怪異小説を代表する文豪・泉鏡花の傑作小説、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など約220作品を収録した泉鏡花全集の決定版です。 ■目次 【長編・中編】 麻を刈る 遺稿 遺稿(旧字旧仮名) 伊勢之巻 浮舟 瓜の涙 艶書 縁結び 怨霊借用 海異記 海城発電 海城発電(新字旧仮名) 貝の穴に河童の居る事 開扉一妖帖 葛飾砂子 革鞄の怪 菊あわせ 木の子説法 茸の舞姫 銀鼎 続銀鼎 国貞えがく 化鳥 化鳥(旧字旧仮名) 紅玉 紅玉(新字旧仮名) 高野聖 高野聖(新字旧仮名) 小春の狐 菎蒻本 第二菎蒻本 三尺角 三尺角(旧字旧仮名) 三枚続 式部小路 朱日記 春昼 春昼後刻 白金之絵図 白花の朝顔 神鑿(しんさく) 神鷺之巻 清心庵 政談十二社 多神教 註文帳 露萩 照葉狂言 天守物語 燈明之巻 南地心中 二、三羽――十二、三羽 二世の契 日本橋 沼夫人 売色鴨南蛮 伯爵の釵 伯爵の釵(新字旧仮名) 化銀杏 鷭狩(ばんがり) 半島一奇抄 ピストルの使い方 琵琶伝 夫人利生記 古狢 星女郎 露肆(ほしみせ) 魔法罎 眉かくしの霊 木菟俗見 間引菜 みさごの鮨 みつ柏 夜行巡査 夜叉ヶ池 山吹 薬草取 雪柳 湯島詣 湯女の魂 妖術 妖魔の辻占 吉原新話 卵塔場の天女 竜潭譚 竜潭譚(新字旧仮名) 縷紅新草(るこうしんそう) 【短編】 紫陽花 雨ばけ 霰ふる 十六夜 一席話 印度更紗 海の使者 画の裡 絵本の春 女客 凱旋祭 怪談女の輪 怪談会 序 花間文字 神楽坂七不思議 甲冑堂 唐模樣 鑑定 聞きたるまま 貴婦人 金時計 くさびら 廓そだち 黒壁 外科室 月令十二態 光籃 五月より 木精(三尺角拾遺) 作物の用意 三尺角拾遺(木精) 七宝の柱 十万石 術三則 処方秘箋 白い下地 雪霊記事 雪靈記事(旧字旧仮名) 雪霊続記 雪靈續記(旧字旧仮名) 銭湯 旅僧 玉川の草 誓之巻 鉄槌の音 鳥影 取舵 人魚の祠 人參 蠅を憎む記 妖怪年代記 春着 雛がたり 貧民倶楽部 深川浅景 婦人十一題 二た面 蛇くひ 星あかり 星あかり(旧字旧仮名) 迷子 松の葉 祭のこと 妙齢 麦搗 錦染滝白糸 森の紫陽花 山の手小景 雪の翼 湯島の境内 妖僧記 夜釣 夜釣(旧字旧仮名) 露宿 若菜のうち わか紫 【小品・評論・随筆など】 愛と婚姻 芥川龍之介氏を弔ふ 熱海の春 雨ふり 飯坂ゆき 一景話題 いろ扱ひ 大阪まで 幼い頃の記憶 おばけずきのいわれ少々と処女作 お花見雜感 怪力 城崎を憶ふ 九九九會小記 草あやめ 城の石垣 醜婦を呵す 松翠深く蒼浪遙けき逗子より 小説に用ふる天然 小説文体 逗子だより 逗子より 寸情風土記 一寸怪(ちょいとあやし) 当世女装一斑 遠野の奇聞 栃の実 十和田湖 十和田の夏霧 番茶話 火の用心の事 文章の音律 弥次行 湯どうふ 【関連作品】 「鏡花全集」目録開口(芥川龍之介) 鏡花氏の文章(中島敦) 泉鏡花先生のこと(小村雪岱) 初めて鏡花先生に御目にかかった時(小村雪岱) 貝殼追放 購書美談(水上瀧太郎) 貝殼追放 泉鏡花先生と里見弴さん(水上瀧太郎) 亡鏡花君を語る(徳田秋声) -
決定版 海野十三全集
『蝿男』『火星兵団』などのSF小説、推理小説、科学小説を精力的に執筆し、「日本SF小説の父」とも呼ばれる海野十三。初期から最晩年までの小説・随筆など約200作品を収録した決定版海野十三全集。 ■目次 【小説】 ある宇宙塵の秘密 暗号音盤事件 生きている腸 浮かぶ飛行島 宇宙女囚第一号 宇宙尖兵 宇宙の迷子 烏啼天駆シリーズ 1 奇賊は支払う 2 心臓盗難 3 奇賊悲願 4 暗号の役割 5 すり替え怪画 英本土上陸戦の前夜 恐しき通夜 骸骨館 階段 怪鳥艇 海底大陸 海底都市 鍵から抜け出した女 火星探険 『火星兵団』の作者の言葉 火星兵団 火葬国風景 雷 火薬船 棺桶の花嫁 間諜座事件 キド効果 疑問の金塊 恐怖の口笛 恐龍艇の冒険 恐竜島 金属人間 金博士シリーズ 1 のろのろ砲弾の驚異 2 人造人間戦車の機密 3 独本土上陸作戦 4 今昔ばなし抱合兵団 5 毒瓦斯発明官 6 戦時旅行鞄 7 大使館の始末機関 8 時限爆弾奇譚 9 地軸作戦 10 不沈軍艦の見本 11 共軛回転弾 空気男 空襲下の日本 空襲警報 空襲葬送曲 空中漂流一週間 空中墳墓 くろがね天狗 軍用鮫 軍用鼠 幸運の黒子 洪水大陸を呑む 国際殺人団の崩壊 壊れたバリコン 最小人間の怪 殺人の涯 三角形の恐怖 三十年後の世界 三十年後の東京 三人の双生児 地獄街道 『十八時の音楽浴』の作者の言葉 十八時の音楽浴 少年探偵長 白蛇の死 新学期行進曲 人造人間の秘密 深夜の市長 赤耀館事件の真相 雪魔 一九五〇年の殺人 千年後の世界 大宇宙遠征隊 大空魔艦 第五氷河期 大脳手術 太平洋魔城 太平洋雷撃戦隊 第四次元の男 『地球盗難』の作者の言葉 地球盗難 地球発狂事件 地球要塞 地球を狙う者 地底戦車の怪人 超人間X号 諜報中継局 沈没男 月世界探険記 電気看板の神経 電気鳩 電気風呂の怪死事件 透明人間 透明猫 時計屋敷の秘密 特許多腕人間方式 仲々死なぬ彼奴 二、〇〇〇年戦争 脳の中の麗人 一坪館 氷河期の怪人 ヒルミ夫人の冷蔵鞄 ふしぎ国探検 不思議なる空間断層 放送された遺言 帆村荘六シリーズ 麻雀殺人事件 省線電車の射撃手 ネオン横丁殺人事件 振動魔 西湖の屍人 爬虫館事件 赤外線男 地中魔 崩れる鬼影 ゴールデン・バット事件 柿色の紙風船 蠅 俘囚 人間灰 流線間諜 獏鸚 人造人間事件 蠅男 東京要塞 暗号数字 街の探偵 怪塔王 人造人間エフ氏 什器破壊業事件 爆薬の花籠 鬼仏洞事件 宇宙戦隊 鞄らしくない鞄 千早館の迷路 断層顔 地獄の使者 怪星ガン まだらのひも 豆潜水艇の行方 ○○獣 見えざる敵 密林荘事件 未来の地下戦車長 もくねじ 遊星植民説 幽霊船の秘密 四次元漂流 夜泣き鉄骨 予報省告示 霊魂第十号の秘密 人造人間殺害事件 【評論・随筆など】 あの世から便りをする話 海野十三氏の弁 海野十三敗戦日記 江戸推理川柳抄 科学が臍を曲げた話 科学時潮 科学者と夜店商人 恐怖について 三重宙返りの記 十年後のラジオ界 人造物語 人体解剖を看るの記 心霊研究会の怪 成層圏飛行と私のメモ 探偵会話 下駄を探せ 探偵小説と犯罪事件 寺田先生と僕 白銅貨の効用 発明小僧 麻雀インチキ物語 南太平洋科学風土記 虫喰い算大会 虫太郎を覗く 虫太郎の追憶 名士訪問記 -
決定版 江戸川乱歩全集
日本の推理小説・探偵小説を代表する江戸川乱歩の初期から最晩年までの傑作小説、明智小五郎・少年探偵団シリーズ(年代順)、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など約160作品を収録した乱歩全集の決定版です。 ■目次 【推理小説】 赤い部屋 悪霊 悪霊物語 偉大なる夢 一枚の切符 芋虫 陰獣 江川蘭子 押絵と旅する男 お勢登場 恐ろしき錯誤 踊る一寸法師 鬼 鏡地獄 火星の運河 恐怖王 疑惑 空気男 空中紳士 黒い虹 五階の窓 孤島の鬼 湖畔亭事件 石榴 殺人迷路 新宝島 接吻 双生児 算盤が恋を語る話 断崖 智恵の一太郎 妻に失恋した男 盗難 毒草 二銭銅貨 日記帳 二癈人 人間椅子 灰神楽 白昼夢 白髪鬼 パノラマ島綺譚 秘中の秘 人でなしの恋 一人二役 火繩銃 百面相役者 覆面の舞踏者 ぺてん師と空気男 防空壕 堀越捜査一課長殿 魔王殺人事件 蟲 夢遊病者の死 目羅博士の不思議な犯罪 盲獣 木馬は廻る モノグラム 闇に蠢く 幽霊塔 指 指環 緑衣の鬼 【明智小五郎シリーズ】 D坂の殺人事件 心理試験 黒手組 幽霊 屋根裏の散歩者 一寸法師 蜘蛛男 何者 猟奇の果 吸血鬼 黄金仮面 黒蜥蜴 人間豹 悪魔の紋章 暗黒星 兇器 化人幻戯 影男 月と手袋 大暗室 【少年探偵団シリーズ】 怪人二十面相 少年探偵団 妖怪博士 大金塊 青銅の魔人 虎の牙 透明怪人 怪奇四十面相 宇宙怪人 鉄塔の怪人 灰色の巨人 海底の魔術師 探偵少年 黄金豹 魔法博士 天空の魔人 サーカスの怪人 妖人ゴング 魔法人形 まほうやしき 赤いカブトムシ 奇面城の秘密 夜光人間 塔上の奇術師 鉄人Q ふしぎな人 仮面の恐怖王 かいじん二十めんそう(「たのしい二年生」版) かいじん二十めんそう(「たのしい一年生」版) 電人M おれは二十面相だ 怪人と少年探偵 妖星人R 超人ニコラ 自作解説 怪人二十面相と少年探偵団 【評論・随筆】 ある恐怖 映画の恐怖 墓場の秘密 お化人形 声の恐怖 こわいもの(一) こわいもの(二) 旅順海戦館 少年ルヴェル 残虐への郷愁 文学史上のラジウム──エドガア・ポーがこと── 人形 非現実への愛情 妖虫 瞬きする首 マッケンの事 郷愁としてのグロテスク 群集の中のロビンソン・クルーソー スリルの説 鬼の経営する病院 レンズ嗜好症 人花 一人の芭蕉の問題 「幽霊塔」の思い出 病める貝 ──E・A・ポー逝きて百年── 小栗虫太郎君 探偵小説このごろ(江戸川乱歩、野村胡堂) ヒッチコックのエロチック・ハラア 透明の恐怖 フランケン奇談 探偵小説の「謎」 【関連作品】 乱歩分析(大下宇陀児) 江戸川氏と私(小酒井不木) 「心理試験」序(小酒井不木) 「二銭銅貨」を読む(小酒井不木) 私の探偵小説(坂口安吾) 乱歩氏と私と(野村胡堂) 「陰獣」その他(平林初之輔) 江戸川乱歩(平林初之輔) 『心理試験』を読む(平林初之輔) 日本の近代的探偵小説(平林初之輔) 乱歩氏の諸作(平林初之輔) 三十六年前(森下雨村) 江戸川乱歩氏に対する私の感想(夢野久作)
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