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Posted by ブクログ
詩というものは、一言でくくるなら
「意想外の結合」と云えるんじゃないかと思う。
言葉は、思いもよらない言葉と手を結んだとき、
詩として昇華するのだろう。
本書は、現代をときめく詩人による6つの幻想譚。
でも、「ことば汁」という作品はない…それにしても、
この言葉から感じられる、おどろどどろしくも
なまめかしい感触は、新鮮で魅惑的だ。
言葉は、記憶を装い、身体に憑依する。
行儀よく、不規則にならんだ歯の隙間から、
よだれがだらぁんと、流れ出るような…官能。
そんな作品群…すごいっ!
さすが! 小池昌代さんだなぁ!
著者の詩集は大好きで、繰り返し読んでいるけど、
こうした短編も味わい深いです…ありふれた日常に
裂け目ができて、舌を出すような一冊です!
Posted by ブクログ
日常の中のちょっとしたズレを描いた6つの短編です。
なにげないふりをして、読む者の胸にいきなりサクッと刃を突き刺すような小説でした。
〝女房〟という短編以外は、いずれも主人公は、けしてもう若いとはいえない年頃の女性たちです。老い、孤独、欲望・・・・著者の筆によって、主人公たちはふと踏み込んだ非日常の世界で、心の襞を露わにされてしまいます。けれど不快な読後感はありません。それどころか、読み始めたらついつい惹き込まれてしまいます。
「ことば汁」という書名は、鍋の中の言葉のごった煮というイメージだそうです。思えば人生なんて矛盾だらけ、人の胸の中もコトコト煮込んだごった煮のようなものですネ。
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小説・文芸
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