古都(新潮文庫)

古都(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

京都の呉服問屋の娘である千重子は、幼馴染の大学生、真一と平安神宮へ花見に出かける。夕暮れ時、彼女はある秘密を明かすが、真一は本気にしなかった。やがて夏の祇園祭の夜、千重子は自分とそっくりな娘と出会う。あなたは、いったい誰? 運命の歯車が回りはじめた……。京都の伝統ある行事や街並み、移ろう季節を背景に、日本人の魂の底に潜む原風景を流麗に描く。ノーベル文学賞対象作品。(解説・山本健吉、綿矢りさ)

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古都(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まだ10代の頃に読んだ古都。読書会の方に貸していただいて時を経て20年ぶりの再読。
    20年経っても美しい話だった。
    京都の祭りの賑やかさと反するように双子と彼女らを取り巻く青年たちの静かで熱い心情が描かれている。
    捨てられた娘と、捨てられなかった故に山で両親を亡くしながらも強く生きた娘。
    どちらの娘

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    川端康成の名前はもちろん知っていたけど、なんとなく難しそうだと勝手に思って読んだことが今までなかったが面白かった!異常な作品だと後書きに書いてあったけど他の本とは全然違う一冊なのかな。他のものもぜひ読んでみたいと思う。

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    定期的に京都が恋しくなった時に何度も読み返す名作。情景描写から人物描写まで、日本の美を凝縮した作品。

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    これぞ壺中天。
    「読む京都」といった趣の作品。 
    優しく細やかに、そしてそれぞれに悩みながら生きる登場人物たちを縦糸に織り込んで、京都の行事や祭、名所名物を描いている。 
    いつか行った早朝の清水寺や桜の季節の南禅寺あたりを思い起こして、しみじみと読めた。
    北山杉の界隈は行ったことがないけど、表現描写

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    文学好きの友人に薦められた。

    読み始めると止まらない。

    すごく狭い空間で、限られた登場人物で、それでも気になる物語が進展していく。

    味わいが深い。

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    【裏書】 京都の呉服問屋の娘である千重子は、幼馴染の大学生、真一と平安神宮へ花見に出かける。夕暮れ時、彼女はある秘密を明かすが、真一は本気にしなかった。やがて夏の祗園祭の夜、千重子は自分とそっくりな娘と出会う。あなたは、いったい誰?運命の歯車が回り始めた・・ 。京都の伝統ある行事や街並み、移ろう季節

    0
    2022年11月07日

    Posted by ブクログ

     令和四年五月に新装発行となった名作。一卵性双生児と思われる、生き別れた姉妹の奇跡的な出会いと、生まれ育った環境の違いから生じるそのお互いの心境や生き方について京都を舞台として見事なまでに描いている作品。
     祇園祭、葵祭、時代祭、北山杉、高雄の紅葉、鞍馬の竹伐り、南禅寺、京都植物園などなど他にも色々

    0
    2022年10月16日

    Posted by ブクログ

     古都は主人公千重子の実家の庭のもみじの描写から始まるのだが、その描写が良い。まだ千重子に関する情報はほとんどないのだが、その古木は執拗に千重子を秤に描写される。
     幹は千重子の腰回りよりも太い。古びてあらい膚は、青く苔むしており、千重子の初々しいからだとくらべられるものではない。幹は、千重子の腰ほ

    0
    2022年07月29日

    Posted by ブクログ

    原田マハの異邦人のお手本にした本ということで読んだ。たしかに、京都の季節の移ろいとともに物語が進んでいくこと、京都の自然や文化の美しさ、生き別れた姉妹、というところで共通する。
    京ことばが今よりも強くて、親子、姉妹の愛情が美しくて、おとぎ話を読んでいるかのよう。色んな京都の自然の美しさの描写があった

    0
    2022年07月03日

    Posted by ブクログ

    読み終わってから再度はじめから読み返すと尚良い。
    綺麗な言葉やストーリーの数々が睡眠薬の裏にあったと思うと、信じられないし、その事実がこの作品をさらに儚くて美しくしていると感じた。
    解説も後書きもすごく良かった。
    京都に行きたくなる。

    0
    2022年06月05日

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