寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

小説・文芸
2,475円 (税込)

12pt

大学生の瞳星愛は、友人の皿来唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。「山神様のお告げ」で決まったというこの婚姻は、「嫁首様」なる皿来家の屋敷神の祟りを避けるため、その結婚相手から儀礼に至るまで、何もかもが風変りな趣向が施されていた。婚礼の夜、花嫁行列に加わった愛は、行列の後ろをついてくる花嫁姿のような怪しい人影を目撃する。そして披露宴を迎えようというその矢先、嫁首様を祀る巨大迷路の如き「迷宮社」の中で、奇怪な死体が発見された――。作家であり民俗学研究者、そして名探偵としても知られる刀城言耶の怪異民俗学研究室、通称「怪民研」に出入りし、言耶の助手にして素人探偵の天弓馬人と共に数々の怪異譚の謎に挑んできた愛は、皿来家分家の四郎と共に事件の謎解きに挑むことになるのだが……。

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寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりの三津田信三。

    怪奇とミステリーの塩梅がちょうど良い。

    主役の愛ちゃんのキャラも良く、コメディの要素も楽しめました。

    ラストの天弓の推理もテンポが良く、オススメです。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

     婚礼に祟る怪異『嫁首様』の伝承と名家で起きる不可解な連続殺人という金田一耕助作品を踏襲した雰囲気と得体の知れない怪現象が合わさったホラーミステリーで怪異を祀る『迷宮社』や首の捩れた死体、開かれた密室殺人に見立て殺人の示唆、果ては跡取り問題まで様々な要素が盛り込まれて、終盤の解決編の二転三転を経てあのラストは想像できなかった。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズのスピンオフ、怪民研シリーズの二作目。
    愛は大学の友人、唄子から地元の村で行われる自身の結婚式への参加を頼まれる。

    唄子は村の有力者である皿来家の分家から本家に『山神さまのお告げ』で嫁ぐが、その山神である嫁首様の祟りを避けるため、結婚式には数々の奇妙なしきたりが設けられている。
    その婚姻儀礼の最中に新郎の祖父、巳日治が嫁首様を祀る迷宮社で遺体で発見される。
    愛はなりゆきで素人探偵として事件について調べては、刀城の助手である天弓馬人に手紙で事件の内容を伝えることとなる。

    県警の鬼無瀬警部や媛首村、六地蔵童唄、さらには百巳家など、他シリーズでもお馴染みのワードがたくさん出てきてちょっと嬉しい。
    因習のある村でややこしい家族関係で読み方も難しい一族、まさに三津田ワールド。
    久しぶりにこの世界観にどっぷり浸かれて楽しかった。
    ミステリーを解決してからの、ホラーな終わり方もこのシリーズならではで大好きです。

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    もともと刀城シリーズは大好きなので、本スピンオフシリーズも、第一作のときから気にはなっていた。そんな中、本の雑誌での本作の紹介文を見て(おそらく、刀城シリーズとの近似性が書かれていたのかな)、『これはこっちも読んどかんと』と手に取ったもの。もちろんせっかく読むなら順番通りに。で、やっと読めた本作。なるほど。”嫁首”なんだから当たり前かもしらんけど、”首無”と関連が深い訳だ。そして前作”亡者”と違い、本作は長編ってのもポイント高し。刀城シリーズ並みに満喫・堪能致しました。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    怪民研シリーズ2作目。

    刀城言耶先生はでませんが、二人のかけあいは良いね。

    いや〜 ラストはあいかわらずゾッとさせてきます。

    花嫁道中でも得体のしれないなにかがいそうで、怖かった。

    三津田信三先生の本をたくさん読みたい〜 

    ぜひ〜

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    ★5 昔ながらの風変りな土着信仰・婚姻儀式が執り行われる中、不可解な殺人事件が発生し… #寿ぐ嫁首

    ■あらすじ
    大学生の瞳星愛は友人の唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼の式典に参加することになる。唄子は山神様のお告げによって結婚することになり、さらに嫁首様の祟りを避けるための儀式を行う必要があった。

    まもなく披露宴が開かれる折、嫁首様をまつる迷宮社の中で死体が発見される。さらに迷宮社で動物が殺害される見立て殺人事件にも発展していき…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 おもろい! 完成度の高すぎですね、さすが三津田信三先生、参りました。

    本作は代々の名家である皿来家の物語。昔ながらの風変りな土着信仰、婚姻儀式が執り行われる中、迷路になっている迷宮社で不可解な殺人事件が発生。唄子付き添いで村に来ていた瞳星愛と、皿来家で最も冷遇されている四皿家の四郎と共に、事件の謎解きに挑んでいく。

    まず唸らせられるのは、土着、風習、信仰の完成度ですよね。名家ならではの習わし、家長制度、嫁首様信仰、風土病、わらべ歌などなど、本の中に飛び込んでしまったかのように本格的。読めば読むほど夢中になっちゃって、面白過ぎて読み入ってしまう。

    そして三津田先生といえばホラーですよね。定期的に放り込んでくる戦慄の仕掛けが上手なんですよ。

    何?何? くるの? 怖い怖い… ぎゃーーー!もう勘弁して!

    みたいな感じ、よくわかんないですね… とにかく、緊張と緩和、恐怖と安堵のバランスが最適化されてるんすよ。

    また本シリーズの主人公の瞳星愛は、今風の一般的な女の子というところもミソ。怪奇で込み入った謎解きの暗い世界観の小説なんだけど、彼女が物語全体を柔らかくしてくれるんですよね。特に四郎や三太との会話がコミカルで、ニヤニヤしちゃうこともしばしば。

    また刀城言耶の助手、そして素人探偵の天弓馬人も登場。このキャラが最高に好きなんだよね、しれっと本当のことを言いやがるこの憎々しさったら。瞳星愛との距離感も変な感じだし、やりとりもチグハグで可愛い、微笑ましいんだよねー。

    そして本丸、謎解きですよ。本作は不可能犯罪、連続殺人、見立て殺人など本格ミステリーてんこ盛り。犯人と動機、そして皿来家の真相… 終盤の畳みかけは、今年いちばんの謎解きパートかもしれない。そのくらい力強く、深く、そして切れ味が鋭かった。

    ほんで何がスゴイって、一連の土着信仰、風習と真相とがしっかりと絡み合ってるところだよね。やっぱりベテラン先生の底力は計り知れないです!

    ■ぜっさん推しポイント
    序盤の人間関係や土着、風習の説明パートが好きすぎる。すっかり世界に入り込み、ずっーと読んでいたくなるんだよね。現代社会では馴染みが少なくなってきていると思うので、こういった貴重な体験ができるのはありがたいです。

    あと「花いちもんめ」の替え歌。儚げで美しい唄なんだけど、怖すぎでしょ。

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    怪民研シリーズ二弾。学友の婚礼の「付き添い嫁」を務めるため、盂蛇村の皿来家を訪れた瞳星愛。皿来家の屋敷神である「嫁首様」の祟りを恐れ、奇妙な慣例によって婚礼が執り行われる中で事件は起きた。迷宮での密室殺人、そして儀式めいた不吉な殺動物事件。これは人間の仕業なのか、それとも嫁首様の祟りなのか。じわじわとした恐怖も味わえるホラーミステリです。
    辺鄙な村。いわくありげな一族。奇妙な風習と言い伝え。謎の数え歌。もうこれでもかって要素が揃っていて、とんでもないご馳走でした。それに加えて迷宮で得体の知れない何者かに迫られる情景が怖くて怖くて! もちろんこのシリーズはきちんとミステリとして解明されますが、やっぱり怪異が残る……それが本当にとんでもなく怖くて、最高でした。刀城言耶ばりに錯綜する推理を次々と繰り広げる天弓も良いなあ。楽しい。
    そして今回、いろいろ気になるキーワードがいっぱい登場したので、刀城言耶ファンには嬉しすぎ、そしてこれらがどこかで繋がっているとなると恐ろしい気分もしました。いろいろ読み返したくなっちゃったなあ。

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    今作はミステリー寄りのホラー作品ですかね。迷宮のなかで死体が見つかり…。二転三転する推理も楽しめた。最初の事件の真相って実際の事件でも、あんなことあったのだろうか。銃の取り扱いって慎重しなきゃだ。真犯人がゾッとする方法で逃げてしまわれたラストが1番怖かった。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    さすが。
    終盤に導くための伏線の数々、ホラーめいた描写も含めてめっちゃいい。
    2950冊
    今年178冊目

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    皿来家の嫁入りの手伝いに来た愛。そこで起こる連続殺人事件と奇怪な事件。
    最初の登場人物の設定覚えるのに苦労した…
    ホラーとか怪異がもう少しどっぷり来るかと思ったけど、天弓が現れてからの怒涛の推理と、不可能に思える状況を解決に導く最終章は面白かった!
    ホラーの中でちゃんとミステリとしてまとまってるのが好き。

    これシリーズものと知らずに読んだので、「歩く亡者」も読まねば。

    0
    2026年06月26日

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