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Posted by ブクログ
期待していたものからは逸れていた。けども最後は心に響くものがあった。
表紙の雰囲気からして「海外から転校してきた美少女と言葉を通じて心を交わしていく」青春モノに違いない、って事で買ってみたんだけど、いやそれは全然間違っちゃいないんだけど、初っ端からいきなり謎解きが始まって「あ、ロジックってそういう……」というマイナスな印象から出会いがスタートしてしまった。あと、全体を通してそれなりに重い話が多かったのも気になるところ。
あくまで好みの話です、っていう卑怯な前置きをするんですけど、自分は多分こういう「学生が謎解いてく」系があまり好きではなくて、なんでかっつーと多分そこで自分の理想としているリアリティのラインから遠のいてしまうからだと思う。警察や探偵でもない高校生が謎を解くってことは、その必要性に迫られる状況が必要なわけで。普通に人生送ってたら何回あるんだろうかっていうその場面をいかに説得力もって自然に作り出すかって、多分めちゃくちゃ難易度の高いことだと思うわけで。なんてことを読んでる間ずっと考えちゃうのがもう悲しいかな損してる感。
作中では当然謎解きの必要性が生じた理由が説明されてるんだけど、それが作為的に思えてしまうというか……個人的には青春っていうハンバーガーを食べに来たら頼んでないはずのハッシュドポテトついてきた、みたいな。それが店の……じゃない、作者の意志や好意によるものなのか、編集に言われてそういうものにしたのかは知る由もない。
なんかすげー苦言を呈した感じになってるけど、最後のシーンやラストの一文はとっても良かった。読み終わった瞬間なんかは、勝手に頭の中で「うぇーい!」って会ったこともない作者の人とハイタッチしてた。自分がまず最初に「こういうの書きたい!」ってワンシーン先行でそっから物語を作ってくタイプだから、多分この人も最後のシーンがやりたかったことなんじゃないかなーと一方的にシンパシー感じてました。そういう部分にガッツリと力が入ってて、終わりよければ全て良しと思わせてくれる内容、好きです。
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