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Posted by ブクログ 2023年06月02日
不思議だ。この話を読むと、自分も連句を巻いてみたくなる。短歌とか俳句とか、そんなに興味がある方ではないのに。
いつものメンバーに加わる新メンバーもいい感じ。時代の先端を行く東京で動き回るのもよし、近くの植物園でお散歩するもよし。
おばあちゃんオススメのわらびもち、食べてみたいな。(きな粉食べられない...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月25日
今、いちばん好きなシリーズ。
どうしてこんなに好きなのかなぁと自問自答してみると、言葉のふくよかさ、豊かさを登場人物のひとりひとりがそれぞれに大切に、そして楽しんでいることを感じられるからだなぁと思う。
自分が過ごしてきた誰かとの記憶、ひとりだけの記憶を句に託す。同じように、他の人が紡ぐ言葉に、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月08日
「言葉の園のお菓子番」の3冊目。
今回はいつものメンバーだけでなく歌人の久子さんが連れてきた作家先生の柚子さんや詩人の広田さんなどが彩りを添えて話が進む。
お菓子も色々な事情でいつもとは異なるお菓子が用意されるなど、3冊目になって目先も変えられて、お陰で今回もまた楽しく読めた。
シリーズを通して一...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月15日
ひとつばたごのメンバーは、年代、性別、職業が多様で、みんな自立していて、穏やかに交流しつつ、句を作る中で踏み込むこともある。
人と人との距離感が気持ちいいシリーズ。
前に進みたい気持ちも、進まなければならないという焦りも、過去を懐かしむ気持ちも、丸く包んでいく。
今回は一葉さんのポップの話はほとんど...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月10日
亡き祖母の代わりにお菓子を届けたことから連句会に通うようになった一葉。誰かが詠んだ句に別の誰かの句がついて、世界がどんどん広がっていく連句が楽しい。「連句は正解のない分岐の連続」って本当に人生みたいだ。人生も、次々にやってくる選択肢を選んで進んでいく。そして、あの時ああしていれば…と後悔することがあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月14日
こんかいもひとつばたごの連句の会が2回分、がっちりと描写される。
一句一句、どこで響いているのか、あるいは跳躍しているのか、考えながら追っかけていくのも楽しい。
一葉さんがひとつばたごに通い始め、一年。
会には新人さんもつぎつぎと現れてくる中、一首もとられなくて一葉さんが焦ったりもしているのがほほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月16日
シリーズ3作目。
連句という形式にも慣れてきて、なるほど、こんなふうに繋げていくのか、と読者も連句会、ひとつばたご(物語の終わりで出てくるなんじゃもんじゃの木だなんて)のメンバーとしてだいぶ上手に詠めるようになってきたはず。
登場する水羊羹は本当に美味しそう!
いつかは食べてみたいなぁ、プルプルで、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月07日
初めは、連句には一編の詩のようなまとまりを感じられず、戸惑いもあったのだが、ここにきて漸く良さが分かってきたように思う。
前の句には付ける、でも二つ前の句からは遠ざける。
連衆それぞれが持つ世界の表し方を繋げ、広げていくことで、この世界を詠む。
その時にどの句を取るかでその一巻の方向性も変わる。
そ...続きを読む
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