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Posted by ブクログ
この本は、「愛」について教えてくれました。
兄は、何かしら診断が下りる症状(自閉症など)を抱えています。
私は弟がその特徴を自然に受け入れて、生活に大きな不都合を感じずに共に生活していることに驚き、心を打たれました。
(弟はある程度の不都合や不満を感じることがありましたが、受容します。)
これが「愛」なのかな、と思いました。
他の本で読んだ受け売りになりますが、
私にとって「愛」とは、
「その人を、あるがままに受け入れて大切にすること。」
だと思います。
弟は、まさにそれを体現しているなと思いました。
兄は自分の特性上、仕事をすることが難しく、家事をすることも難しい。
鳥の言葉以外を話せないから、他者とコミュニケーションをとることも難しい。
自宅と保育園の鳥小屋を往復するだけの生活しか出来ない。
そんな兄の特性をごく自然に受け入れて、兄を大切にした弟。
二人の関係性と人生が静かに流れていく描写が、優しく心に残りました。
世の中には色々な特性を持つ人がいますが、
「あるがままに受け入れて大切にする」ことを
誰もが(私も)出来たら、もっと優しい世界になるのになぁ、と思いました。
Posted by ブクログ
小鳥を通じて兄と、人と、繋がりながら生きた「小鳥の小夫さん」の不思議な人生の話。
小川さんらしい、不思議なお話でとても好きでした。
「小鳥の小夫さん」は、きっと本の中に暮らす彼の周囲の人々から見たら、平凡で、無口で、ちょっと変わっていて、やや話しかけづらい男性だと思います。
しかし、そんな人の人生の中に、一冊の本になるような物語がある。
そんな感じの本です。
私が特に好きなシーンは、目白の鳴き声大会での、小夫さんの一世一代の大胆行動です。
その前に出てくる鈴虫の老人の話も伏線になっているような感じで、小夫さんらしい行動だなあと。
鳥は飼わないと言ったお兄さんや、鳴き声大会の小夫さんの行動と対峙するように、小夫さんは最期鳥を飼っていて、鳥籠を抱えたまま事切れたのも印象に残りました。
お兄さんは、決まった行動が好きで、安心するある種機械のような人である一方、
小夫さんは、イレギュラーなこともするし、辻褄の合わない感情を持っていたり、人と交流することもできたり、人間的な人に描かれているような気がします。
だからこそ、小鳥や、お兄さんをとても愛していたような。
個人的に、
小夫さんとお兄さんの様子は、映画のレインマンを想起させましたね。
2人とも似ているところもあり、違うところもあり、違うところをお互い好きであるような関係性。
お兄さんがサバンとかASDっぽい感じも似ています。
レインマン好きな人はハマるかと!
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