川上弘美のレビュー一覧
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帯より。
「季語がよびさます忘れえぬ瞬間。
散歩道にほころぶ梅を愛で、
茄子とみょうがで濁酒。
ぬくぬくと朝寝をむさぼり、
ががんぼを一人いとおしむ。
行きつけだった居酒屋から、東京の四季おりおり、
少し人見知りな 作家の日常まで。
川上弘美がもっと近くなる 俳句エッセー96篇。」
季語の学びの本ですね。でも、ただ意味の説明ではなく、俳句エッセーになっていて、面白いです。
(川上弘美さんは、随分前に読んだ「センセイの鞄」がとても好きです。その時に、しみじみとこの本好きだなぁ〜と感じました。)
こちらの「わたしの好きな季語」は、決して数は多くはありませんが、季節ごと、そして -
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Posted by ブクログ
歳を重ねるといろいろなものが見えるようになって心は成長し、身体は衰えていくと思っていた時期がある。どうやらそんなものではないと今は感じている。
大きな事件があるわけではなくて、エッセイのような本。60を超えた幼馴染が近づいたり離れたりしながらコロナ禍を生きている。歳を重ねたからこそのものの捉え方は決してスマートなわけではない。でも相変わらずいろんなことを考えながら人は生きるのだなとしみじみ思う。
静かで、暖かくて、どこか切ない物語だった。
「どうしようもなく誰かと一緒にいたい、という相手を自分が求めないことがさみしいのだった。」
「他者の思考に自分がのみこまれてゆく心地よさと抵抗感と恐ろ -
Posted by ブクログ
江國香織さんの「夕涼み」と綿谷りささんの「青春リグレット」が読みたくて手に取った。夕涼みは、夫の行動にゾッとしたし、私だったらそんなズレた夫とは一緒にいられないと思った。「逃げたかったわけではない、が、逃げられないと思わされることは恐怖だった。竦むような、恐怖だった。」という言葉に共感。誰かに自分の選択肢を奪われたり、縛られたり、自分で自分を決められないことを、人は恐怖と感じるんだなと思った。そして誰にもその出来事は話せないことも、夫を含む周りにはいつまでも愛し合っている夫婦だと思われていることも、自分だけがこのザワザワした気持ちに気づかないふりをしていればいいんだと感じるのもわかる。老女たち