川上弘美のレビュー一覧
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表題「ゆっくりさよならをとなえる」が大好き。
思わず朗読してしまった。
川上弘美氏にはいつも「そのままで良いんだよ」と言ってもらっている。
精神の安定のために川上氏のエッセイは側に置いておく。Posted by ブクログ -
なにげない、さりげない日常の中で、とりわけ大声を上げて叫ぶほどでもないけれど、やり過ごすこともできない.....そんな「ざらざらな気持ち」を集めた短編集ですPosted by ブクログ
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春の憂鬱→新緑の夢
蝋燭の光→ゆすらうめ
この間の流れる感じがものすごく好み
うすらうめ は多分この本の中でいちばんしっくりきたというか、すっと沁み込んだような気がする。なんだろう、今まで体験したり読んできたお話の中から拾い集めて自分にしてきたものが包まれてそっと置いてあった、みたいな、気持ちに...続きを読むPosted by ブクログ -
途中まで川上弘美さんが自分の経験を語っているのかと思って読んでいたが、途中で主人公の名前が出てきて違うということがわかった。
最初の章に出てくるアメリカでの子供のころの経験話が最後までつながっていて、しかもそれが大昔の思い出であるにもかかわらず、登場人物たちはいろいろなことを覚えている。
今は全員6...続きを読むPosted by ブクログ -
単純に読みやすい。
普遍的な感情が文学的な表現に昇華されていることで、登場人物に共感しつつ別世界にトリップできる感覚(物語を読んだ感覚)を味わえる。
「黒豆」や「輪ゴム」、「パスタマシーン」などのアイテムが物語ごとに使用されていることで、一つ一つの物語が印象に残る。Posted by ブクログ -
久々の川上弘美さんの小説を読んだ。エッセイはずっと読んでるけど。同じ歳だから、川上さんの日常に思うことが共感できる。Posted by ブクログ
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川上弘美の小説は久しぶりに読んだけれど、これも大好きだった。ニシノユキヒコ、女たらしのような男なのに、どうしてか憎めないのはなんなんだろう。ニシノユキヒコという名が作品タイトルに入っているけれど、語りは彼ではなく、彼と関わった女の子たちだというところがよかったな。短編集みたいで読みやすかった。Posted by ブクログ
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期待通りの七冊目。大好きな東京日記。繰り返し読むことになるだろう。うれしく、あたたかな気持ち。川上弘美先生の本に出会えて良かったな。数独の本、買ってみようかな。Posted by ブクログ
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一遍一遍読むたびに、はぁとひと息ついて、余韻に浸りたくなる。なんだかわからないけど、噛み締めたくなる。
この短編集を手に取る前に、『ざらざら』『ぼくの死体をよろしくたのむ』を読んでいたので、リンクするお話を見つけるたびに感動していた。もちろん、この短編集から読んでも十二分に楽しめると思う。
『ざら...続きを読むPosted by ブクログ -
大好きで何度も読んでる本。どれも本当に短いお話なのに印象的で心に残るし読み返したくなる。特に好きなものは、
「猫を拾いに」
あたしたちは、じきに、ほろびるんだね
空想のようで現実のような少し切ない日常。
「クリスマス・コンサート」「旅は、無料」
一本の映画を見たような気持ちになる恋の話。
川...続きを読むPosted by ブクログ -
勝手に、作者の方を文学のすごい人で、高尚な遠い感じの人というイメージを持っていたので、ゆるく、ほっとして、たまに何だか笑ってしまうような内容に惹きこまれました。装丁も素敵ですね。紅白と駅伝を、録画して、お正月に晩酌をしながら3日とかかけて見る、というのに、年末年始で力がぐっと入っていたので何かほっと...続きを読むPosted by ブクログ
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とても、おしゃれ〜な気分になる。欧米人の会話ってウィットが効いてて、嫌味なく本気で喋っていいよな、とら思っているけど、そこを少し日本人的ないテイストで流してる感じ。口に出さなかったことも含めて、表現がおしゃれ。Posted by ブクログ