ざらざら(新潮文庫)

ざらざら(新潮文庫)

440円 (税込)

2pt

風の吹くまま和史に連れられ、なぜか奈良で鹿にえさをやっているあたし(「ラジオの夏」)。こたつを囲みおだをあげ、お正月が終わってからお正月ごっこをしているヒマな秋菜と恒美とバンちゃん(「ざらざら」)。恋はそんな場所にもお構いなしに現れて、それぞれに軽く無茶をさせたりして、やがて消えていく。おかしくも愛おしい恋する時間の豊かさを、柔らかに綴る23の物語のきらめき。

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ざらざら(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    QM

    購入済み

    読みやすい

    どのお話も短くてすぐ読める。あ~そういう結末かぁ、なお話もあれば、えこの後どうなったの?!と気になるお話まで盛りだくさん。どこででも起こりそうな話をテーマにしてて面白かった。

    #ほのぼの

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    なにげない、さりげない日常の中で、とりわけ大声を上げて叫ぶほどでもないけれど、やり過ごすこともできない.....そんな「ざらざらな気持ち」を集めた短編集です

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    一編一編が味わい深くて、余韻に浸りながら編ごとに何度も読み返した。タイトル通り、後味が「ざらざら」とした短編集。けれど不快感のざらざらではなくて、ふとした瞬間に訳もなく泣きたくなるような、後悔に似た気持ちが残る感じ。
    この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の

    0
    2023年07月25日

    Posted by ブクログ

    読んだのは2度目。
    もう全然内容は覚えていなかったんだけど、とてもとても今の心にぐっとくる。
    大好きな本になった。

    いてもいられない状態なんてそんなに長く続かないから大丈夫。
    みたいなことが書いてあって、本当にその通りだなと思う。
    早くこのざわざわした気持ちが去ればいいのにと思う時、この言葉を呪文

    0
    2023年07月18日

    Posted by ブクログ

    好き、恋、愛、いろいろあるなかで、楽しくて桃色なことばかりじゃなくて、それこそ心が「ざらざら」することは少なからずあって。
    失恋とか今までの関係が変わっていってしまうやるせなさの中にいるときに、しっとりと読んだら、ざらざらした気持ちが少しは落ち着きそうな、そんな本。

    0
    2018年06月22日

    Posted by ブクログ

    はしばみ色ってどんな色だろうって調べたし、やっぱり胸ばっかり見られたら嫌かなぁ、とも考えた。
    高い波はこない。でもずっと、気持ちよく揺蕩っていられる。
    そんな川上さんの本が、好きです。

    0
    2018年04月15日

    Posted by ブクログ

    この小さなお話たちの漂わせる空気がとても好きです。
    ふわふわと、しんみりと、恋したり恋を失ったり、それでも生活したり。あんなに愛したのに、今では少しも心を動かされない相手、わたしにも居るなぁと、わたしもしんみりしました。
    まるで、誰かの話を隣で聞いているようです。
    おかまの修三ちゃんがやっぱりとても

    0
    2018年04月04日

    Posted by ブクログ

    こちらが少し元気のないときにじんわりあたためてくれるミルクティーのような味わい。苦いような甘いような…。
    また他の作品も読もうと思った。

    0
    2017年03月11日

    Posted by ブクログ

    読みやすい恋愛小説だなぁ。
    最初の感想はこうでした。
    でも、段々とその中にあるものが、じわりじわりと染み込んできました。

    恋愛小説のなかには『え?こんな風になる??こんな事しちゃうのかぁ』と思うような、人物の心理描写がありました。ある人にとっては、それに共感ししっくりくるのだと思いますが、私にとっ

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    あなたは、短編が好きですか?それとも、長編が好きですか?

    小説にはさまざまなジャンルがあります。恋愛もの、青春もの、そして学園もの。横文字でいけば、ミステリー、ファンタジー、そしてホラー。さらには、京都が舞台、お仕事小説、そしてタイムトラベル…切り分け方次第で一つの作品であってもさまざまな分類の仕

    0
    2023年05月03日

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