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Posted by ブクログ 2023年10月10日
途中からエッセイ?と思い直し、やっぱり小説だよねっと思いながら、環境は違うものの同年代の一人として、物語の中に一緒に参加しているような居心地だった。
こんな友達関係、この歳だと違和感なく受け入れられる。男友達の関係は羨ましい、これはなかなかないかも(笑)
いずれにしても、うんうんと頷ける今日この...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月01日
今と昔の
どうでもよさそうなことを
ただ思いつくままに
つらつらと書き連ねているようで…
気づくと
繊細な言葉の糸で紡がれた
いちまいの布に包まれているような
安らかで温かな気分に。
人生なんて
毎日代わり映えなく
くだらないことの連続で
でも、だからこそ
やりたいことをやって過ごしたいなー
と生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月24日
「一人称感」という言葉があるかどうか定かではないけれど、これはとても一人称感(私小説風、というのともまた違うニュアンス)の強い小説。特に、この作家にしては、と急いで付け加えよう。というのも、川上弘美の書くエッセイや日記形式の文章でちらほら語られていた自身に関する事々が、濃厚に(というのはエッセイ等で...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月23日
歳を重ねるといろいろなものが見えるようになって心は成長し、身体は衰えていくと思っていた時期がある。どうやらそんなものではないと今は感じている。
大きな事件があるわけではなくて、エッセイのような本。60を超えた幼馴染が近づいたり離れたりしながらコロナ禍を生きている。歳を重ねたからこそのものの捉え方は...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月03日
各章のタイトルの付け方が何となくの会話の中からひっぱってきている感があって、肩の力が抜けていて素敵だなと思いました。
カズのラインの文面、あさとのやりとりが好き。
大人らしいお店に行って大人らしく飲み食いする描写もあるけれど飲み物を買ってベンチで喋るみたいなこともしていて良かった。
この...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月24日
主人公は、60代の小説家で、幼少期に北米滞在の経験があって、結婚して離婚して、文学賞の審査員をしていて、と、かなり作者自身を想像させる人物なのだが、そうなるとこの男友だちのモデルはいるのかいないのか気になる…、ということはさておき、そういえばこんな小説、読んだことない。
心身を燃え尽くすような恋愛...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月15日
アン(アメリカ人の父と日本人に母を持つ)と主人公の小説家、朝見と無頼派の作詞家のカズ、共に幼少期をカリフォルニアで過ごした帰国子女。
この3人が日本で再会し、そっから(コロナ禍を背景に)ほそーくながーくつきあっていくお話し。
いいな、こういう関係。ほどよい距離であまり深入りせずともお互いのことがわか...続きを読む
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