恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

1,771円 (税込)

8pt

あ、また時間に捕まえられる、と思った。
捕まえられるままに、しておいた。

小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、そして作詞家のカズ。
カリフォルニアのアパートメンツで子ども時代を過ごした友人たちは、
半世紀ほどの後、東京で再会した。
積み重なった時間、経験、恋の思い出。
それぞれの人生が、あらたに交わり、移ろっていく。

じわり、たゆたうように心に届く大人の愛の物語。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2023年08月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    会話が心地いい。
    軽やかさ、言葉選び、ユーモア、
    短くてテンポのいい台詞、
    それでいて深みがあるところ。


    登場人物は60代なのに、
    読んでいると無意識のうちに
    30代くらいで脳内再生される。


    言葉にならない気持ちの描写がすごいと思った。
    煮詰める感じじゃなくて、
    自然な感覚を取り出して
    その

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    好きです。淡々として、胸がきゅっとなる瞬間が確かにあるのに押し付けがましくない。川上弘美さんが好きだなといつもいつも思う。

    0
    2024年06月14日

    Posted by ブクログ

    プールの底の灰色になったステーキ、極北の灰色になった渾然一体のスープ、翡翠の蝉、それが順繰りに浮かんでは消える読後感。六十代になった時、もちろんもう一度読みたいし、それまでも繰り返し読み返したくなる。
    三回読み終わって、今、溺レるを読み返したくなっている。なめらかで熱くて甘苦しくて、も。
    そう思うと

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    久々の川上弘美さんの小説を読んだ。エッセイはずっと読んでるけど。同じ歳だから、川上さんの日常に思うことが共感できる。

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    とても、おしゃれ〜な気分になる。欧米人の会話ってウィットが効いてて、嫌味なく本気で喋っていいよな、とら思っているけど、そこを少し日本人的ないテイストで流してる感じ。口に出さなかったことも含めて、表現がおしゃれ。

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    心地よくて自分の色々なこれからの未来みたいなもの、過去の色々な思いを重ねながら読んでいた。
    きっと、こういうものなんだろうな、そういうふうに年を重ねて行きたいな。と。

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    ちゃんとしているけど、どこかに変な芯があってどうしようもない人間を描く川上弘美のよさが味わえる作品だった
    思ったより良かった

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    切ない。はっきりしない。ゴールが見えない。もやもや。
    そんな雰囲気がかえって心地よい小説。
    早朝の霧がかった、しんと静かな湿った道路を歩く時のあの気持ち。心の真ん中にぽっかりとあく孤独の穴。これを生涯抱えて生きることに呆然とする一方で、どこか満たされているようにも感じる不思議。
    Reading th

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    静かで、どことなく淋しい日常。
    毎日って、人生ってこんな風にいびつで茫漠としていていいんじゃないかと思った。

    0
    2025年02月17日

    Posted by ブクログ

    とくに文章がうまいと感じることもなく、とくに話に落ちがあるわけでもない。しかし、短いエピソードの連続のなかで、それらがある種の達観に到達した大人同士の現実的な関係を感じさせる。登場人物の数がどんどん増えてそれらが本筋に有機的に絡んでいるのかさえよくわからなくなる。その果てに、恋愛小説、つまりはっきり

    0
    2025年01月07日

恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2023年08月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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