川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大学で学んだのが生物で、その後理科の教師をやっていたという経歴に驚いた。知らなかった……。
本の話が非常に多かったのが興味深かった。本を読んでいる日々、こちらもニコニコしてしまう。私も読みたくていくつかメモした。
そしてこのエッセイ自体もまるで小説のようで終始素敵だった。どんな感情を持ったのだろうと想像させてくれる余白があった。特に、どのエッセイも最初の一文が良くて、そこでグッと掴まれる。
淡々と穏やかに綴られた日々をただ読んでいくのは幸せで、だんだん心が落ち着いてくる。サッパリしていてやわらかく、私にとって安心できるエッセイだった。 -
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Posted by ブクログ
捉えどころが分からない世界観なのですが、読んでて自分でどう解釈するのか、考えさせられた作品でした。著者のあとがきに描いてあった「うそばなし」。自分の書く小説のことひそかにそう呼んでいることも少しユニークで、とても、著者の
明るさが伝わってきました。「蛇を踏む」は、主人公が公園で蛇を踏んでしまい、家に謎の女が現れてしまい、その謎の女は、主人公の死んだ母だとう言うのだが、主人公の母は生きている。
蛇が化けて現れてしまったのか、そう考えるなか
二人の奇妙な生活が始まった。
芥川賞を受賞した著者の代表作です。
どこか民俗文学を思わせる、不思議なお話がとても、心地よかったです。 -
Posted by ブクログ
名前が付けられたり付けられなかったりするような不思議な人間ではない生物の生き様やその生物と人間との関わりを描いた幻想譚の短編集。
始めはそれぞれの話に出てくる怪異が何かのメタファーなのではないかと思って一つ一つ考えて読んでいた。けれど、「荒神」まで読んだところで、そこまで深く考えずに不思議な世界の雰囲気を楽しむものであることに気付き、それ以降はその世界にどっぷり浸かることだけを考えて読んだ。この考えは意見が分かれると思うが、それが幻想小説のいいところだと思う。
個人的には「狐塚」と「鼹鼠」が好きだった。「狐塚」は狐のような高齢の男性と主人公の年の離れた恋の話で、その男性だけでなく人間もま