川上弘美のレビュー一覧
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『少しだけぜんそくになる。一昨年、生まれて初めてぜんそくになったときにはびっくりしたけれど、それがぜんそくという名のものだとわかってからは、だいじょうぶだ。』
ひらがなの川上弘美を読む。自分の思う川上弘美にはひらがなの川上弘美とカタカナの川上弘美が二人いて、例えば「蛇を踏む」はカタカナ。というか、川上弘美といえばカタカナの川上弘美が主で、むしろひらがなの川上弘美は少ない。例えば俳句を詠む川上弘美はひらがな。あとは「椰子・椰子」はひらがなかな。
エッセイならひらがなになってもよさそうなものだけれど、それが意外とカタカナ。日経に連載した日記のようなものも実にカタカナ。これは日本経済新聞というメ -
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川上弘美さんのエッセイ集。
この人のゆるゆるとしているけどゆるぎない感じ。
なにげないけど、にじみ出ているもの。
そんな『感じ』にすごくシンパシーを感じます。
中にドラえもんとのび太に関するエッセイがあって、
自分が若くて少し傲慢だったころは
のび太の依存心が好きではなかった。
でも大人になると、できることできないこともわかってくる。
ドラえもんと名前を呼んで、道具でひと時の夢を見て癒されて、さあ頑張るかとまた現実に帰ってくる。
そんな気持ちがわかるようになったし、だれか疲れた時にドラえもんのようにひと時のやすらぎを
与えることができる。
そんな人になりたいなっていう気持ち。