川上弘美のレビュー一覧

  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    やっぱり好きなんです。ふんふん鼻歌交じりで読みました。わたしは川上さんの脳内きめつけがとても好きです。ああでもないこうでもないというもやもや鬱々ではなく、存分に世界を楽しむことが出来るわくわく回路を持っているからだと思います。わくわく出来るように導き、納得して驚く。そういうのってひとり遊びの延長みたいで楽しくなってくるんです。そしてそれを川上さんは伝染させます。わくわく回路の伝染。こんなにも幸運な読書はなかなか無いのが実情です。

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    2011年03月02日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    シュールで大好き。夢ってこういうの見るよね(こういうの見ない人もいるか)。川上さんらしさ満載の人間じゃない話というか。で、きちんとエロさもありあり。でも湿ってない乾燥してるざらざらしてる質感で。
    どちらかというと私は川上さんの最近小説のほうが人間が描かれてる感じがして読みやすくて好きなんだけど、でも、独特のこの感じ、この感じと読み進めちゃいました。
    ジャンとルイは好き。ぺたぺたさんは私は追い出してしまうかもw
    ちなみに母に読む?って渡したらその場で一気によんでしまいました(笑)

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    2011年01月11日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    東京日記1が面白かったのでこちらも。
    相変わらずほんわかと独特のおかしみが全開。
    ずーっと続いてほしいシリーズ。

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    2010年11月04日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    エッセイ。
    各章2ページちょっとの短編集。
    ほんとうに「なんとなく」な、どこにでもありそうな日々なのだけれど、活字になると妙に魅力的に見えてくる気がする。

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    2010年08月17日
  • あるようなないような

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    中学の教科書に載ってた『水にうかぶ桜』。

    すこし水滴でくもったビニールを開けて、中の桜の花びらを水にうかべる想像シーン。

    甘美、てこういうことをいうんだと中学生ながらに感じ入りました。
    何度よんでもくもらない透明感。だいすき。

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    2010年07月19日
  • いとしい

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    マリエとユリエの姉妹。
    ミドリコと紅郎の兄妹。
    おかあさんに、義理の父親に、チダさん。
    すずもとすずろう。
    いろんな人が出てきて、きらきらしたうそばなしが満載で、
    私は大好きなんだけどー。
    お母さんには
    「なんなのーあの本。もうわけわかんない」
    って言われちゃった…。

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    2009年12月27日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    2009.06.30. もう、どうしようもなく、好き。

    2008.04.21. ここのとこ、集中力が全然なくて本を最後まで読みきれず、今月に入ってやっと2冊目。貴重な本は、川上さんの日記。肩の力が、ゆるりと抜ける。なんか、「人生を満喫してる!」とかそういう風じゃないんだけど、川上さんらしく毎日をゆるゆる過ごしてるんだなあと思うと、幸せになる。東京音頭、知らなくて残念。★★★★★

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    2009年10月17日
  • あるようなないような

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    何度ふきだしたことか。
    電車なので控えめにしつつ、もういいやと。

    印象に残ってるのは「きー」と鳩の話し。
    「きー」は、最近の私は人に瞬間的に切り返せないので気持ちがわかる。

    鳩は、ででぽぽの表現が好き。
    うちのベランダにも鳩がやって来て時々糞害がある。
    何とかならないかなぁ。

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    2009年10月07日
  • あるようなないような

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    存命中の女性作家で唯一「読みたい」と思える川上弘美のエッセィ。

    内容ももちろん全部いいんだけど(作中に出てくるコンピュータの古さにびっくり!)、川上さんが母親と話していて、「相手の悪口は無視しなさい」的な(言葉は全然違うけど、そういう内容)ところがすごく印象に残りました。

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    2009年11月01日
  • あるようなないような

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    たまに無性に読みたくなる
    通算十回目くらい?
    おかげで、何か困った目にあったときには「驚愕したコアラ」というフレーズが出て来てしまう
    文体にはわりと古めかしいところもあるし、単語にしても今はあまり使われないものも多々でてくるのに、ひらかな表現が多いせいか、ぞんがいにするりと読めてしまう

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    2009年10月07日
  • 此処 彼処

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    2007.12. 川上さんの、オノマトペの使い方がとても好き。少し読むたびに、なんだかのんびりした気持ちになってすぐに眠たくなった。だから本当に少しずつ、大事に読みました。

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    2009年10月17日
  • おめでとう(新潮文庫)

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    またまた再読

    ここ半年ほど手を伸ばさないでも届く距離にずっと置いている本。二度と帰らない旅に出ようとしと時もこの1冊だけを鞄に詰めた。そんな本。



    独特の風が吹いてます。

    しっとりっとしたソフトタッチな感じ。


    まぶたにその情景が浮かべながら読ませていただきました。


    「川」

    勝手に京都鴨川でいちゃつくカップルに見えました。標準語なんだけど。

    ほんわか。幸せ。

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    2014年02月24日
  • あるようなないような

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    やっぱりこのひとの文章だいすきです! ただあとがきにもあるとおり、今と若干ことばの使い方がちがう。 別に嫌じゃないのだけれど、「このひとがこういう言い回しするなんてめずらしい」、と思ったりする。

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    2009年10月07日
  • 物語が、始まる

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    1人の作家を読み続ける傾向のある私はいつも最後の作品になると寂しくなる。。
    この作品が川上小説の最後になってしまった。。
    実はもう一作、幻冬舎から『いとしい』って作品が出ているんだけど、これが取り寄せ不可で今のところこれが最後の作品になってしまったの。。
    この物語は4編からなる短編集で『うそはなし』の中でもちょっとまた異質な感じだった。。
    表題作の『物語が、始まる』は絶対にない話でありながら、この広い世界のどこかで、こんな経験をしている人がいなくもなさそうだし、『トカゲ』は読み始めの最初の印象が最後にはがらっと変わるジェットコースター風だったし、『婆』の不思議は体験してみたい不思議だった。。
    特に『婆』はこんなおばあちゃんに手招きされたら私も『私』のようにフラフラとそれまで知らない婆の家にあがりこんでしまいそうだ。。
    川上作品の魅力は不思議の共有だと思う。。
    不思議の中に見え隠れするなさそうでありそうな事や、気がついても口に出来ないバカバカしい事を自分以外にも考えたり感じたりしてるのだな、と云う人に言えない不思議感の共有ではないかと思う。。

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    2009年10月04日
  • センセイの鞄

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    心が暖かくなる、でもちょっと切ない気持ちになるとても良いお話でした。
    センセイとツキコさんのあいだに流れる空気とか、物腰の柔らかさ。行きつけのお店の美味しそうなお料理の数々。全てがほんわかと和ませてくれます。
    読み終わったあと、ついセンセイ口調になってしまう自分がおりました。
    ワタクシはこの話が大好きでございますよ。

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    2015年02月09日
  • 蛇を踏む

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    内容がグニャグニャしていて、理解できないのに理解しようとして頭を使いすぎて辛いので、仕事の合間にぽつぽつ読むのがちょうどいいなぁと思った。
    うまく言葉にできない夢で見たような話をなめらかな文にできるのがすごい。
    人や動物が溶けたり消えたり、忙しない。話自体はゆったり流れているようにも感じるけれど、とてつもなく変化ばかり起きているのでついて行くのが難しかった…!

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    2026年10月10日
  • スナックふたり

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    30年以上続くスナックに幽霊が次々と客として訪れる話。正しくは「幽霊」ではなく「ゆうれい」。怖がらせるのではなく居場所を求めてやってくる。そんなゆうれい達とのエピソードもそれぞれ心温まるが、何より司と逸子のママ2人と常連さん達が自然と受け入れていく空気感が素敵な一冊だった。

    何気なく始まり、深まりそうで深まらない、すぐ横道にそれる会話が繰り返される。それが空気感や温度感を作っていく。それを司も逸子も常連さん達も肌で感じ、意識もしながら心地よい空間が保たれていく。

    スナックにはほとんど行ったことはないけど、自分に合った心地よさの居場所と思えたら通ってしまうなあ。そんな場所を見つけに行くのも楽しそう。

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    2026年10月10日
  • 真鶴

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    よくある「喪失からの回復」の物語だけど、語られている文体が幻想的というか刹那的というか…。言葉にならない感覚が表現されている。

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    2026年10月08日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    ネタバレ

    作家が主人公ということと、実在の人物が登場するのもあって、途中までエッセイと思って読んでいた。
    そのせいか、小説なんだと気づいてからもフィクションなのに、フィクションじゃない、でも日記を読んでいるような現実味が続き、不思議な読書感でそれは心地よかった。
    この貴重な感覚を起こしてやろうと作者が意図していたのかが気になる。

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    2026年09月30日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    変と恋愛を混ぜると不気味という感覚が残るんだなあと思いました。どこか歪んでるのにその愛というものがあったことをみんな信じている。こんなにも不確かなものはないのにこれだけは言える、みたいな感じで。
    変。変わる。
    人と交わるとどうしても変わっていってしまう。想像のつく未来なんてひとつもない。

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    2026年09月27日