川上弘美のレビュー一覧

  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    ある意味で純愛小説。
    あらすじを読んだ時にコメディかなと思ったけど、読み終わったら胸が締め付けられていた。
    男側の勝手な意見だけど、ユキヒコは自分の感情に対して頗るピュアなんだろう。
    逆に愛なんてものは、実に曖昧なものなんだろう。

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    2023年04月17日
  • 東京日記7 館内すべてお雛さま。

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    相変わらず変な川上さんであるw

    いろいろ激しく同意。

    ん?私も変な人なのか?
    いや、同意したのは変な部分じゃなかったかと…www

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    2023年04月14日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。

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    2023年04月13日
  • 蛇を踏む

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    愛してやまない川上弘美の世界。
    このかたが生み出す世界は現実や意味(理性)の世界と自由に結びついたり解けたり、誰も知らない結び付き方を表したり、あらゆる境界をぼかしながら私たちを驚かせる。それは日本古来の妖怪譚のような、幻想文学のような、不条理文学のような趣きを持ちつつ現代に現れた作者独自の世界である。

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    2023年03月12日
  • 水声

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    生暖かい沼へ静かに沈んでいくような感覚

    女のこと 肉体のこと 見えないけどたしかに存在している部分 でもそれらを皮膚感覚で察していくような 愛おしさはどうしようもなく湧き起こる それが幸せでもあり怖くもあり
    川上弘美はいつどれを読んでもその世界観に沈めてくれるから好きだ

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    2023年03月02日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました

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    2023年02月28日
  • 水声

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    あいかわらずの美しい日本語で描きだされる不思議な家族愛。
    でも、これは女の人の物語だったなあ。読みすすめるうちに疎外感を覚えるほどに。

    あと、江國香織さんのあとがきが素晴らしかった。
    時折こういうあとがきがあるから、文庫版も買いたくなるんだよね。

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    2023年02月26日
  • 猫を拾いに(新潮文庫)

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    掴めそうで掴めない、ほんわか優しい短編集。
    小人だったり、お盆からずれて帰ってくる霊だったり、人の色が見えたり、カチカチ感情の数を数えたり。不思議なはずなのに、さも「日常のストーリですけど?」という感じで普通に書かれているストーリーだらけで、現実世界でも、私の知らないところでこんな世界が実は繰り広げられているのではないか、と思えてしまう。

    お気に入りは「ぞうげ色で、つめたくて」「クリスマス・コンサート」「9月の精霊」。

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    2023年02月10日
  • 溺レる

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    恋愛の、特に男女の関係のその部分だけを濃く濃く表現した短編集って感じでした。なんで彼と一緒にいるのか、なんで別れるのか、なんで彼が好きなのか、ということよりも『その人が好き』という感情だけが濃い。
    お気に入りは『七面鳥が』でしょうか。彼を蹂躙したいって、普通、使いません…。

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    2023年02月09日
  • ざらざら(新潮文庫)

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    若い女性が内心考えている(と想像させるような)話がたくさん収録されていて、男性の私は読んでいてドキドキしてしまった。

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    2023年01月04日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    日常生活の変な話や微妙な気持ち・失恋が書かれてるけ気持ちを追体験したり、不思議な世界に触れられる。
    山口さんが出てくる話が好き。

    「ざらざら」の続編らしいのでざらざらも読んでみたいなー

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    2022年12月17日
  • 夜の公園

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    久々に川上弘美さんの小説を読み、その表現力の高さに驚き、感動する。

    主人公はたまたま知り合った若い男と不倫をし、主人公の親友は、主人公の夫、主人公の不倫相手の兄、それからよくわからないけどもう1人の男性と少なくとも関係を持っている。

    泥沼でしかないのに、川上さんの手に掛かればもはやファンタジー。美しく清いとさえ感じる。

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    2022年12月02日
  • 某

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    ネタバレ

    人間に近い何かの目線で登場人物をみれるのが面白かった。最初は淡々と進んでいき感情の変化もそこまでないが、後半になるにつれ主人公の心の変化が大きく、豊かになっていくのが感じられて良かった。
    何者でもない時は誰にでもなれるしどこにでも行けるが、愛するものなど執着が産まれたらそこにつながれてしまうというのは人間においても同じように感じた。人間でないものの話だけども、人間味を感じる話だった。

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    2022年11月29日
  • 猫を拾いに(新潮文庫)

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    自分の中の星新一はこういうお話を書きそうだなあと勝手に思ってしまうような、ひとつひとつの話が不思議でふわふわしていた。

    詩集みたいな、突拍子もないけどそういう世界なんだなと納得してしまう馴染み深い味わいがあった。

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    2022年11月28日
  • 夜の公園

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    ネタバレ

     章ごとに、リリ、幸夫、春名、暁と視点が移っていき、お互いが緩く関わり合いながらそれぞれの生活や将来を変化させていく話。
     全体を通して大きく視点が二周しており、一周目では四人全員の浮気現場がバレる同じ事件についてのそれぞれの視点だったが、二周目ではリリが離婚を決めたことを発端に章が進むごとに時間も進んでいっており、とても面白かった。物語の登場人物は、皆どこか自分の居場所に悩んでおり、どうしてここにいるかも分からないけど、それでも何かしらを求めて生きていく。薄暗く少しでも遠くにいる相手の顔などほとんど見えないが、近くを通り過ぎたり一緒に歩く時にはちょっとは、はっきりして見え、それでも離れれば分

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    2022年11月20日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    全てにそつがなく、ストレートに愛情表現したかと思えば、子供のように心にスルスルと入り込む。情を交わした10人の女性の視点によって描かれる、モテる男ニシノユキヒコの生き様。ニシノさんを背景に、各章の女性の個性が浮かび上がっていると感じた。
    きまって去られてしまう。女は生涯寄り添えない相手と本能的に察知しているから。それはそうでしょうね…思い出はせめて綺麗にしたいから。
    読み終えるまでに、ニシノさんの魅力に触れればと思ったけど、なかなか難しかった。関わった女性側の気持ちもあまりわからない(人の気持ちなど、他所のものが容易に理解出来るものではないという事だろう)。しかし、不適切な関係であるのに、生臭

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    2022年11月20日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    【2022年63冊目】
    「センセイの鞄」を読んだときにも「あぁ、この作家さん好きだなぁ」と思ったのですが、本作を読んでより理由がわかりました。

    登場人物の感情、間合いを含むテンポ、空気感、性格…その表現がとても豊かで、ずっと主人公を中心に繰り広げられているかつ章ごとに副題は変わるのに飽きさせることがない。

    私と彼の関係性の変化
    中野さんと彼女の関係性の変化
    マサヨさんと彼の関係性の変化

    物語の中で全部少しずつ変わっていく関係性

    とても心地よく読めました。

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    2022年10月31日
  • 夜の公園

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    ふとした、言葉にならない感情を上手に表していた
    そんなに近いところで関係ができるのか?とは思ったけれど

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    2022年10月25日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

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    ある街に住む10人くらいの人の日常や人生について書かれた短編小説。

    他人のプライベートを覗き見している感じで面白いなって思う。特に恋愛とかエッチとかの話がね。

    角田光代が影響を受けたとと言っていつしかの取材で紹介していた小説家っていうことで読んでみた小説だけど、さすがに角田光代のおすすめだねって思った。作風が少し似ているなって。

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    2022年10月03日
  • 神様

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    ネタバレ

    デビュー作を含む短編集。解説にもあったように、まるで夢の話を聞いているかのような不思議な話ばかりでした。(でも解説の文章はなんでか好みじゃなかった)
    全部主人公は同じ(=華子)なのかな?
    人魚の話はちょっとゾッとして、えび男くんが出てくる話はしんみりして、(離婚するのかな)、カナエさんの「今なら別なやり方ができるような気がした」は、年をとっての変化も悪くないと思えた。
    叔父が出てくる空豆の話は、繕ってもだめだな、その時に気づかない幸福がきっとあるんだな、と思った。
    くまと生きていくのは難しいし、手紙はきっと出せないままだけど、そこに手紙があることは忘れない、確かなことだろう。

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    2022年10月02日