水声

水声

660円 (税込)

3pt

ママ、ママはどうしてパパと暮らしていたの?
夢に亡くなったママが現れたのは、都が陵と暮らしはじめてからだった。きょうだいが辿りついた愛のかたちとは。読売文学賞受賞作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幽霊の小説だと思った。
    幽霊の小説、というのはオバケが出てきてどうこう
    ということで済む話ではない。
    "幽霊"とはどういうことか?
    "幽霊が出現する"という現象とは何か?についての小説。
    物語のうねりを直列的に眺めるかたちではなく、
    その部屋およびその部屋にま

    0
    2022年01月25日

    Posted by ブクログ

    都と陵は一つ違いのきょうだい。特殊な関係の親の元に育つ。ママは言葉が鋭く、自然と人を怖がらせもする、だけど魅力的で男受けは良い。
    都はママが大好き。どうして子供は、母親が好きなんだろう。どんな母親だったとしても、子供は母親の全部が好きなのだ。
    陵は、偶然地下鉄サリン事件の現場に居合わせ、幸い難を逃れ

    0
    2021年01月16日

    Posted by ブクログ

    ひとの人生に触れると実感して思い出すことがある。それは思い出だったり、生き方だったり、生と死の匂いだったり。

    濃密な家族と、広義な愛の物語でした。
    軽々しく時を越えていろんな場面が描かれているのに、全く不自然でなく、そこに存在しなかったわたしも、主人公たちのあたかもそばにいたように思い描くことが出

    0
    2020年07月23日

    Posted by ブクログ

    ある家族の、「私」から見た家族のお話し
    子供の頃と今とが交差しながら進んでいく
    家族みんなが素敵なんだけど、
    何よりママがとても素敵
    美しくて奔放で人を惹き付ける魅力のある人

    人が人に対する想いが、丁寧にかかれてる

    0
    2020年03月15日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    あわあわとした、姉と弟の日々。
    パパ、ママ、そして姉である主人公の都と、弟の陵。別々に立っているようで、とても濃密に絡まっていました。
    戦中戦後や昭和の事件、昭和天皇の崩御、そして地下鉄サリン事件や地震も出てきて、姉弟のこれまでの時間の経過が描かれるのが印象的でした。降りたいときに

    0
    2018年10月15日

    Posted by ブクログ

    生暖かい沼へ静かに沈んでいくような感覚

    女のこと 肉体のこと 見えないけどたしかに存在している部分 でもそれらを皮膚感覚で察していくような 愛おしさはどうしようもなく湧き起こる それが幸せでもあり怖くもあり
    川上弘美はいつどれを読んでもその世界観に沈めてくれるから好きだ

    0
    2023年03月02日

    Posted by ブクログ

    あいかわらずの美しい日本語で描きだされる不思議な家族愛。
    でも、これは女の人の物語だったなあ。読みすすめるうちに疎外感を覚えるほどに。

    あと、江國香織さんのあとがきが素晴らしかった。
    時折こういうあとがきがあるから、文庫版も買いたくなるんだよね。

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    ただただ美しい言葉の羅列が並び、そこには静謐とした雰囲気が纏っていた。禁断の行いでありながら、それを問題視にしているわけでもなく、ごく当たり前の状況、出来事として綴られている。個人的に川上弘美さんはファンタジー要素が多い印象があったけど、今作ではそれは薄らいでいて好みだった。「真鶴」と同等か、それ以

    0
    2021年07月14日

    Posted by ブクログ

    家族の物語。
    55歳になった都の思い出。
    心にはいつも死んだママがいる。
    ママが死んでから同居をしないといって出て行ったパパがいる。弟の陵がいる。
    パパと呼んでいるが実は叔父で子供の時からママと一緒にいるのでずっとパパと呼んでいる家族だ。
    一緒に暮らしている陵は弟で生まれた時を知っている。

    ママの

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    テーマは、家族と愛。愛は近親相姦と世間で呼ぶ類のものかもしれないけれど、卑猥な感じではなく、読んでいると、愛の変形系の一種としてナチュラルにスムーズに受け入れられる。主人公の都の両親は、実の兄妹で、都も弟の陵に恋愛感情を持つ。都の母親「ママ」はさばさばしていて冷たいところがあるけれど、どこか人を惹き

    0
    2020年01月09日

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