川上弘美のレビュー一覧

  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    今月東京日記の新刊が出るとのことで、川上さんの本はだいたい読んでいるけどエッセイは手にとっていなかったことに気づき早速まとめて読み始めました。
    今よりずっと若かった頃に川上弘美さんにはまりましたが、今の方がより川上さんの言葉が身に沁みる、というかすとんと落ちて、くすりくすりと笑える。言葉選びの、一文字の、ひらがな遣いの深みによりはまってます。
    椰子椰子とは違い本物の日記。
    どの話もくすっと笑えるエピソードだらけで大好きだけど、よそゆきのブラジャーはなお好きだった。病院に行くからよそゆきのブラジャーをするって、可愛いしわかる。川上さんって可愛いおとなだなぁ。
    もっと好きになってく。

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    2014年01月09日
  • 此処 彼処

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    川上弘美さんのエッセイは好きだ。もちろん小説も。
    多くの作家さんは、小説も書き、エッセイも書いているが、両方読む作家さんは、村上春樹さんと川上弘美さんくらいか。

    それくらい、好きなのである。

    エッセイはエッセイで不思議な日常が描かれている。

    「え」。「あ」。
    何回か出てくるこの言葉。いいですね。


    そして、無性に居酒屋に行きたくなります。

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    2013年11月14日
  • センセイの鞄 1巻

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    川上弘美を読みたくなったな。最近谷口ジローをいろいろ読んでいるけれど,オリジナル原作からそうでないものまで。そうしていると描き手の魂が画に宿っているのを感じる。漫画で原作はだれだれで画はだれだれとなると,けっこうわりと2人が同じ重みで扱われるように思う。ところがそれが映画だと,脚本や原作が別の誰かで監督がだれだれ,となっている場合でもやはりその映画の監督はだれだれというところに焦点があたり,均等な重みで認識されているとは思わない。

    何が言いたいのかというと,谷口ジロー作品は原作がだれだれ,であったとしても谷口ジローのオリジナル原作作品のような魂を感じ取れる,ということ。キンドルで読んだが,紙

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    2013年10月08日
  • 龍宮

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    男と女でいることが億劫に感じられました。ああ生きているって疲れる。男がいるからなんだか嫌だ。女であるのが悲しいけどそうあるべきだ。
    睦み合うことのしんどさ、みたいなものを感じました。

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    2013年09月29日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    不可思議と言って差し支えない本。もぐらがしゅじんこうだったり、なんとも言えない化け物に恋人がなってしまって、でも全然悲しまない話だったり。
    なんかちょっと人間でいるのが悲しくなって、でも毎日は続いていく、ああ良かったあと思える本。面白いです。

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    2013年09月29日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    このお話が好き、こっちがいちばん、

    と心でしるしをつけながらひとつひとつ読み進めたら、

    最後にはいちばんがなくなってしまった。

    ひとつ読むと、それがいちばんになる。

    そして、左手で挟むページが薄くなってくると

    かなしくて、

    あとひとつ?まだある?と、

    そわそわした。


    読んでしまうのが勿体ない。

    けど、もっと欲しい。まだまだ食べたい。

    だから、川上さんの短いお話はだいすきなのだ。

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    2013年09月17日
  • 神様 2011

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    ネタバレ

    2011年3月11日東日本大震災。
    直後、「被災地に対して、自分のできることをする」が流行った。
    正しいと思う、でも、選択肢は多くなかったと思う。
    被災地で身体を使い救援にあたるか、多めのお金を出すか。
    実質的にはこの二つしかなかったと思うんだけど、なぜか芸術系のひとたちの「被災地の人を歌で励ます」的なものが流行って、関東の片隅で、自分は、首を傾げながらも、銭湯に行ったり計画停電に備えたり、自分としてはかなり多めの募金を振り込んだりしていたのだった。

    「結果として励ますことになる」なら良いのだけれど。

    川上弘美はもちろん違う。
    励ましでもなく、説教でもない。

    川上弘美の「神様2011」は

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    2013年09月02日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    川や、町並みや、
    友人や酒や、
    そして多くの本と言葉からや、
    目に留まるあらゆるものへ、
    真摯で率直に、思いが広がっていく。

    散歩に行きたくなる。
    酒が飲みたくなる。
    友人に会いたくなる。

    読み終わった後で、
    飲み屋で待ち合わせをしたあゆちゃんにそのままあげた。

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    2013年08月25日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    ごく平凡なありふれた日常だが、川上さんの眼に映る日常はきらきらとして愛しく感じた。私にはなんの変哲もないものでも、川上さんは平凡な日常の優しさを一つ一つ丁寧に感じとっていた。だからこそ、優しい文章で溢れているのだと思った。私もそんななんとなくな日々をもっと大切にしよう。

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    2013年08月24日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    相当に、おもしろい。

    寝る前の布団の中で一気読み。
    笑える笑える。

    文章が、とても、良いっっ。

    「喫茶 阿闍梨」
    「きっさ あじゃり」「あじゃりスペシャル」

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    2013年03月11日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    ちょっと不思議で、ちょっとくすりと笑ってしまう。でも、ほんとうのこと率は上がっているそうで、川上弘美の思考の端が垣間見えて、面白い。

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    2013年02月10日
  • 龍宮

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    エロティックで幻想的な大人のための神話。お伽噺。

    川上弘美の魅力が全開。

    不思議な話なのに、違和感がない。
    現実と非現実の境目が曖昧になる。

    哀しみと暖かさ、愛しさと厭わしさ、
    相反する感情を内包した小説。

    年齢を重ねるごとに読まなくなる作家さんも多い中で
    川上弘美の作品は、どんどん好きになる。

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    2013年01月20日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    沢山引用をしてしまいました。川上さんの世界観は、一度味わったらじわじわとクセになります。何でもありで、変なことが起きても納得してしまうような、まさに夢の中を再現した印象です。川上さんの奇妙で不思議で、時々不気味系のお話のBGMには、谷山浩子さんの曲がぴったりだと改めて実感。

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    2012年12月18日
  • 龍宮

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    得体の知れないことが不確定のままゆるゆると起こり変化し続ける。理屈とかこねないで夢の中なんだからあるがままに受け入れちゃえば?みたいな話。言葉だけでその体感が出来るのが川上さんの文章のすごいところ。ときどき眠るみたいに読むと落ち着く。轟という話がお気に入り

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    2012年12月01日
  • 神様 2011

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    名久井直子さん装丁の美しい本です。
    1993年の神様と2011年の神様、並べて1冊になっています。あの日を境に被災した方々はもちろん、直接には被災していなくとも世界はこんなにも変わってしまったのだということを思わずにいられません。
    それでも日常は続いていくのですね。
    著者によるあとがきも心に響きます。
    「わたしは何も知らず、また、知ろうとしないで来てしまったのだな」
    この言葉を私自身もしっかり受け止めたいと思います。

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    2014年06月10日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    一文目からすっかり川上ワールドです。青春物語に区分けされはするのでしょうが、登場人物の言動がことごとく普通でない。それを「うん」「ふつう」ですませられる主人公がなにげに一番「ふつう」でないのかも。

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    2012年11月12日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    川上弘美さんは、
    私はこの手のタイプの作品がいちばんすきです。
    おもしろいし笑えるし、
    気軽に読めるし。
    もちろん「真鶴」みたいなのもものすごい筆力をかんじて好きですが、
    あまりにすごくて厳かな気持ちになってしまうので。

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    2012年11月09日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あぁもう大好きだ!
    現実とファンタジーが入り交じった不思議な世界の日常を綴った物語。

    この世界にもお金という概念はあるし、家族や親族もいるし会社勤めの友達もいる。人間と他の生物との境界も明確のようだ。

    でも自分の子供たちをきちんとたたんで押入れにしまったり、甥の引っ越し先の大家が鳥だったり、自身が冬眠したりする。夫がいても悪びれず片思いしていたり、新しい恋人ができてうかれたりしている。

    わたしたちの暮らす現実の常識が、ここでは通用したりしなかったり…という、ユーモアとリアリティの狭間の世界。
    そんなアンバランスな日常が至って普通の来事として淡々と綴られていて、読むのが本当に楽しかった!

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    2012年08月26日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    再読。
    ゆるっと掻い摘んで読むつもりがどうにも止められず、
    結局最後までガッツリと読み込んでしまう事に。
    面白いなぁ、良いなぁ、なんて、いちいち脳内でつぶやきながら。
    刺激され、意識が一瞬本から離れ、ふと思い耽ってはまた戻る…なんて事を繰り返しながら。
    エッセイを繰り返し読むという事はあまりしないのですけれど、
    この本はやっぱり特別でした。

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    2015年04月06日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    読み終わった!
    読み終わって今、、、なんだか色々考えるのが心地よくもあり、少し落ち着かなくて、心にさざ波がたってる感じ。

    川上弘美さんの本を読むのは『センセイの鞄』『蛇を踏む』に続いて3冊目ですが、やっぱりこの人の文章好きだな、と思います。
    現実に起きること、それに引き起こされる主人公の感情、そこから広がる思考の世界。
    その境界が曖昧でともすると、いつも夢のなかにいるような不思議な文章なのに、スッと心に落ちてきます。

    きっと多くの人が持ってる世界とのズレ、疎外感みたいな感情をすごく上手く喚起させられる気がします。

    翠君と周囲の魅力的な登場人物たち。
    もう少し読後感を味わったら誰かとあれこ

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    2012年07月25日