川上弘美のレビュー一覧

  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    川や、町並みや、
    友人や酒や、
    そして多くの本と言葉からや、
    目に留まるあらゆるものへ、
    真摯で率直に、思いが広がっていく。

    散歩に行きたくなる。
    酒が飲みたくなる。
    友人に会いたくなる。

    読み終わった後で、
    飲み屋で待ち合わせをしたあゆちゃんにそのままあげた。

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    2013年08月25日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    ごく平凡なありふれた日常だが、川上さんの眼に映る日常はきらきらとして愛しく感じた。私にはなんの変哲もないものでも、川上さんは平凡な日常の優しさを一つ一つ丁寧に感じとっていた。だからこそ、優しい文章で溢れているのだと思った。私もそんななんとなくな日々をもっと大切にしよう。

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    2013年08月24日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    相当に、おもしろい。

    寝る前の布団の中で一気読み。
    笑える笑える。

    文章が、とても、良いっっ。

    「喫茶 阿闍梨」
    「きっさ あじゃり」「あじゃりスペシャル」

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    2013年03月11日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    ちょっと不思議で、ちょっとくすりと笑ってしまう。でも、ほんとうのこと率は上がっているそうで、川上弘美の思考の端が垣間見えて、面白い。

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    2013年02月10日
  • 龍宮

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    エロティックで幻想的な大人のための神話。お伽噺。

    川上弘美の魅力が全開。

    不思議な話なのに、違和感がない。
    現実と非現実の境目が曖昧になる。

    哀しみと暖かさ、愛しさと厭わしさ、
    相反する感情を内包した小説。

    年齢を重ねるごとに読まなくなる作家さんも多い中で
    川上弘美の作品は、どんどん好きになる。

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    2013年01月20日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    沢山引用をしてしまいました。川上さんの世界観は、一度味わったらじわじわとクセになります。何でもありで、変なことが起きても納得してしまうような、まさに夢の中を再現した印象です。川上さんの奇妙で不思議で、時々不気味系のお話のBGMには、谷山浩子さんの曲がぴったりだと改めて実感。

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    2012年12月18日
  • 神様 2011

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    名久井直子さん装丁の美しい本です。
    1993年の神様と2011年の神様、並べて1冊になっています。あの日を境に被災した方々はもちろん、直接には被災していなくとも世界はこんなにも変わってしまったのだということを思わずにいられません。
    それでも日常は続いていくのですね。
    著者によるあとがきも心に響きます。
    「わたしは何も知らず、また、知ろうとしないで来てしまったのだな」
    この言葉を私自身もしっかり受け止めたいと思います。

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    2014年06月10日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    一文目からすっかり川上ワールドです。青春物語に区分けされはするのでしょうが、登場人物の言動がことごとく普通でない。それを「うん」「ふつう」ですませられる主人公がなにげに一番「ふつう」でないのかも。

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    2012年11月12日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    川上弘美さんは、
    私はこの手のタイプの作品がいちばんすきです。
    おもしろいし笑えるし、
    気軽に読めるし。
    もちろん「真鶴」みたいなのもものすごい筆力をかんじて好きですが、
    あまりにすごくて厳かな気持ちになってしまうので。

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    2012年11月09日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あぁもう大好きだ!
    現実とファンタジーが入り交じった不思議な世界の日常を綴った物語。

    この世界にもお金という概念はあるし、家族や親族もいるし会社勤めの友達もいる。人間と他の生物との境界も明確のようだ。

    でも自分の子供たちをきちんとたたんで押入れにしまったり、甥の引っ越し先の大家が鳥だったり、自身が冬眠したりする。夫がいても悪びれず片思いしていたり、新しい恋人ができてうかれたりしている。

    わたしたちの暮らす現実の常識が、ここでは通用したりしなかったり…という、ユーモアとリアリティの狭間の世界。
    そんなアンバランスな日常が至って普通の来事として淡々と綴られていて、読むのが本当に楽しかった!

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    2012年08月26日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    再読。
    ゆるっと掻い摘んで読むつもりがどうにも止められず、
    結局最後までガッツリと読み込んでしまう事に。
    面白いなぁ、良いなぁ、なんて、いちいち脳内でつぶやきながら。
    刺激され、意識が一瞬本から離れ、ふと思い耽ってはまた戻る…なんて事を繰り返しながら。
    エッセイを繰り返し読むという事はあまりしないのですけれど、
    この本はやっぱり特別でした。

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    2015年04月06日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    読み終わった!
    読み終わって今、、、なんだか色々考えるのが心地よくもあり、少し落ち着かなくて、心にさざ波がたってる感じ。

    川上弘美さんの本を読むのは『センセイの鞄』『蛇を踏む』に続いて3冊目ですが、やっぱりこの人の文章好きだな、と思います。
    現実に起きること、それに引き起こされる主人公の感情、そこから広がる思考の世界。
    その境界が曖昧でともすると、いつも夢のなかにいるような不思議な文章なのに、スッと心に落ちてきます。

    きっと多くの人が持ってる世界とのズレ、疎外感みたいな感情をすごく上手く喚起させられる気がします。

    翠君と周囲の魅力的な登場人物たち。
    もう少し読後感を味わったら誰かとあれこ

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    2012年07月25日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    ・ポジティブで美しいエッセイは好き。
    ・最後が良い。表題作をめくる前のドキドキ感といったらない。
    ・というかまさか、川上弘美が大女とはしらなかった。
    ・紹介されてる本とか、何気なく出てくる本に興味が沸いた。読んでみよう。

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    2012年07月21日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    これ、笑ってしまった。大のお気に入りです。「大発見をする。ごきぶりは、モーツァルトをかけると、出てくる。マーヴィン・ゲイをかけると、ひっこむ。」こんなこと書ける作家、そんじょそこらにいないと断言します。 『とひょう。』はとってもあぶない感じがする。夏目漱石の『夢十夜』とは まったく趣を異にしています。でも、怖いのです。

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    2012年07月01日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    読み終わったあとは寂しい気分になった。ゆっくりと流れる時間に癒された。川上弘美のエッセイは、日常的なことも美しく書いている。だから、私ももう少し頑張って、日常生活の中に潜むそのような出来事を探してみよう、という気になる。身の回りで色々なことが起きすぎて疲れたときに読むと、まだまだ人生捨てたもんじゃないな、と感じる本。紹介されていた本を読んでみようと思う。

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    2012年03月27日
  • 川上弘美書評集 大好きな本

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    川上さんが「引き込まれる」感覚を素敵な文章で綴ってます。普段全く関心の無いような本もグイグイ「引き込まれ」てしまうのです。
    あなたをそこまで夢中にさせたのなら逢ってみましょうか‥ღ
    小説を読む魅力を共有したい!と思わせてしまう書評集です。

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    2011年10月22日
  • 此処 彼処

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    ネタバレ

    川上弘美さんの昔を少し知ることが出来る本。
    「カラスの鳴き声が聞こえてくる。寒い。淋しい。蛸よ蛸。祈りに似たもの。でも祈りではないもの。やがて本当の覚醒がやってくる。なめらかに夜が明けはじめる。」

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    2011年09月14日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    ネタバレ

    カワカミさんの、嘘みたいなほんとの日常シリーズ2作目です
    116pの男の子2人の会話にいつも声を出して笑ってしまう
    ことあるごとに読み返してしまう、独特の可笑しみがたくさん含まれている1冊です

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    2011年09月01日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    このシリーズはみんな好きです。
    マンガみたいに、
    なんにも考えずにぱらぱら読めて、
    大事にちょっとずつ読みたいのに、
    ついついイッキ読みしてしまう。

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    2011年08月03日
  • 此処 彼処

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    川上さんの場所に関するエッセイ。
    書く人によってはエッセイって途中で読み飽きちゃったりする場合もあるけど、川上さんのエッセイはどのエピソードも面白く読み飽きない。
    一気に読まないように、大切に読むように、自分に言い聞かせて我慢しながら大事によんだ。油断するとどんどん読み進めて、この楽しさがあっという間に終ってしまうから。
    一話一話が、時にほのぼのと、時にはらはらと、時にどきどきと、どれも心地よいテンポで書き進められている。これからもずっと大事に手元に置いて思いつく度に読み返す予定。

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    2011年06月11日