朝井リョウのレビュー一覧

  • どうしても生きてる

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    どうしても生きてる。
    変な日本語だな、と思いましたが読み終わってみて、あー、、これはびったりな表現かもと思いました。

    どの短編もノンフィクション寄りのフィクションに感じました。生きていくなかで、外に吐き出すことはないけど考えてしまう、醜い自分。
    そんな自分を抱えながら、どうしても生きてる。

    また時間が経った頃に読み返してみようと思います。

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    2026年03月23日
  • 何様(新潮文庫)

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    約束1週間で読破。
    お気に入りは「水曜日の南階段はきれい」「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」「何様」

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    2026年03月21日
  • どうしても生きてる

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    1.自殺者のSNSを特定することがやめられない女性
    2.夢を諦め過去を捨てて結婚し会社員になった男性
    3.派遣切りにあった女性の鬱憤と焦燥と唯一の癒し
    4.家族や日々の生活で手一杯になる女性の自己嫌悪
    5. 妻と自分の収入が逆転し、妻への愛が揺らぐ男性
    6.出生前診断で、子供に障害があると判明した女性
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    短編嫌いの私だけど、やっぱりそこは朝井リョウ。
    面白かった!手を差し出すけど冷たいとこも好き。
    今を切り取り、

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    2026年03月21日
  • どうしても生きてる

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    朝井リョウの小説は、現実、そして現代そのものだなと痛感しながら読み進めた。

    主人公がどん底に突き落とされた状態で、もがき苦しむ最中に物語は終わる。
    改心したり、明るい未来が来ることがなく、もしかしたらそんな未来が訪れるのかもしれないが、現実はそう甘くない。

    明るい未来が見えることはなく、今よりは良くなるかもしれない未来を生きていくしかない主人公たちに、自分の人生を重ねたりしながら、たまに思いを馳せたいと思った。
    自分の思い描いた人生に起こるはずのない事が起こっても、訪れるべき幸せが訪れなくても、道が外れてしまっても、受け入れて生きていくしかない。
    そうすることで、受け入れられずに誰かを犠牲

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    2026年03月19日
  • 武道館

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    日高愛子というアイドル目線から描かれ、アイドルとは、アイドルファンとは何か、そして人生をどう取捨選択するかを考えさせられた。

    純度100%で幼い頃からアイドルを夢見ていた愛子が、その夢を叶えアイドルとなり、武道館を目指す中で芽生える揺らぎや葛藤、そしてその残酷さが非常に高い解像度で描かれていた。
    思春期の女の子をこんな丁寧に描ける朝井リョウまじですごい。

    歌って踊るのが好きな自分と幼馴染の男子が好きな自分はどちらも紛れもなく自分自身なのにそれが成り立たない葛藤と苦悩の中で、愛子が自分にとってほんとうのことを探し、人生を選択し、その選択を自分で引き受ける姿にエールをもらったような気持ちである

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    2026年03月17日
  • 正欲(新潮文庫)

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    友達に「絶対共感できるよ」とおすすめされて読み始めた本。
    どんな本なのだろう、と興味津々で読み始めたけれど、これほど感情移入し没頭するとは思っていなかった。
    日常生活において自分はマイノリティ側だと自覚し、都合良く利用される「多様性」という言葉に嫌気がさしつつも、利用してきた私にグサリと刺さった。


    佐々木のセリフである
    「いつか何かのきっかけで、これまで築いたものなんて全部壊れるだろう」
    というセリフと
    夏生の
    「地球に留学してるみたいな感覚なんだよね、私」
    という言い回しが頭から離れない。
    私が抱えていた社会への違和感、形容し難い重苦しい感覚ををこの2人が上手に言葉にして照らしてくれたよ

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    2026年06月10日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    朝井リョウさんは今を楽しむのが上手な人なんだなぁと感じる作品。未来を心配して計画的に生きていきたい派の私としてはこの本に魅力的な生き方を教えてもらったように感じる。

    電車では読めない本。

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    2026年03月06日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    色々な意味で刺さった

    INFP気質があり、学生で、現在進行形でオタク仲間とオタ活に励んでいる自分には深く深く刺さりました。途中の描写は少し、いやかなりダメージを負いながら読みました。でも、その痛みも含めておもしろかった。
    印象に残っているのは、久保田さんと道哉がカフェで会話しているシーン。道哉の台詞がつらつらと続く中で、「つまり何が言いたいの?」と思いながら読んでいたら、まさに同じようなことを久保田さんが漏らしていてびっくり。この時の道哉のような台詞って意図的に書けるものなんだ、と唸りました。朝井リョウさんの文章力に脱帽です。

    #共感する #タメになる #深い

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    2026年03月05日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『何者』のエピローグとも言える短編集です。各章で登場人物たちの背景が深掘りされており、本編で抱いていた彼らへの印象が大きく変わる人もいて、深く心に残りました。

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    2026年03月04日
  • どうしても生きてる

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    自分の頭の中で思考がぐるぐる回る人間にとってはその思考の根源と感情を教えてもらったような本だった。生まれ持った自分のマイナスをリカバリするように、大人になってからは自分が意識的に恵まれている、人より何かで優れていると思えるような選択を、自分の意思や感情とは別に無理やりしてきたことを目の前で見せつけられた感じ。

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    2026年02月28日
  • ままならないから私とあなた

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    再読。朝井リョウの本の中で1番好きかもしれない。表題作は、薫子の気持ちも、薫の気持ちも双方理解できることが多く、最後の言い合いのシーンはどちらの言葉にも共感した。渡辺くんとの出来事を回想し、「10分間の休憩も、ホットミルクも、あのときの私にはいらなかった。だけど、だからといって、いらないと切り捨てることをしないだけの想像力が、相手が大切にしているものを自分の中の正しさで排除しないだけの想像力が、今の私には身についている。」というフレーズがとても良かったし、こういった想像力は自分にも欠けている部分があるなと感じた。ずっと大切にしたい言葉。

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    2026年02月27日
  • どうしても生きてる

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    深い。言語化がうますぎる。感情の機微を繊細かつ正確な比喩で表現されていて、文章がするっと自分の感情に重なってくる感覚があった。鮮やかな生の話ではなく、タイトルどおり、ぎりぎりのラインでかろうじて保たれている生の話が綴られている。短編集だけど、一つ一つの内容が重くてこころにずっしりとおもりがのしかかるかんじ。不完全燃焼の話もあるけど、それがいっそう現実感を掻き立てる。なかでも一話目の話が1番印象に残った。きっと心のどこかで私も似た感情を抱いて生きてきたからだと思う。

    「いつだって少しだけ死にたいように」
    「いつだって少しだけ生きていたい自分がいる」
    「こういうことがあった辛くてたまらないもう死

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    2026年02月23日
  • GOAT Summer 2025

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    とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。

    収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。

    とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。

    こういう話大好き。

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    2026年02月22日
  • 正欲(新潮文庫)

    購入済み

    朝井リョウ節全開

    この作品について感想を書くこと自体が浅ましいとすら思うほどに心まで響きました。
    登場人物の心情描写、言語化能力、小説としての構造どれもが素晴らしいです。
    まさしく読む前の自分には戻れない一作です。

    #深い #タメになる #共感する

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    2026年02月20日
  • どうしても生きてる

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    結局生きていくことは楽しいばかりでなく辛いことなのだと、だからこそどうしても生きてるのだと感じた。朝井リョウさんの作品は初めてだけどとても良かった。

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    2026年02月18日
  • GOAT Summer 2025

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    テーマは“悪”

    ダースベーダーもジョーカーもドロンジョも、嫌われてなんぼの悪役だけど、悪びって粋がる合間に見せるちょっとした何かが、妙に萌えてしまう。

    何を“悪”とするかは自由自在で、時には何層にも覆い隠して姿すら見せないものも……創作するものにとって魅力的な“悪”
    ひょっとしたら“文学”とは“悪”を表の世界に引き摺り出す作業だったりして。

    黒と緑
    本全体からおどろおどろと漂う質感
    さらに、行きつ戻りつスキマ時間でつまみ食いの許される値段。
    ただ、寝落ちに注意。
    顔面打撲が恐ろしいほど、分厚いから。

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    2026年02月13日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    購入済み

    恐ろしいまでの言語化能力

    読み始めてすぐに、恐ろしいと感じた。
    ストーリーがではなく、文字.文章そのものが。
    生きている上でなんとなく享受しているソレ、うっすら嫌悪感のあるソレ、社会に蔓延るソレらが次々と言語化され 定義され 文字となり頭に入ってくる。なんて恐ろしい。
    読む者に確実に影響を与え、見える世界すらも変える力のある一冊。最高です。

    #怖い #タメになる #深い

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    2026年02月13日
  • 少女は卒業しない

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    もう卒業を見送る側だというのに、この本を読んでる間は女子高生に戻れる(私もまだ少女を卒業していないのだな、嬉しい)。フィクションであり、フィクションではおさまりきれないほどの感情が閉じ込められてる。朝井リョウのすごいところはそれで、さらりと通り過ぎたいと思う気持ちの、あえてざらりとしたところを丹念に描く、代え難いジュブナイル小説。『桐島、〜』と一緒に閉じた版をいつか出して欲しいなあ〜。

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    2026年02月09日
  • ままならないから私とあなた

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    私自身、「生産性のないものは意味がない」「何かに繋がらないのであれば無駄である」と信じ切り、見切りを早くつけることが正義だと思っていた節があった。この本を読んで、無駄を愛すことの大切さを突きつけられた。もっともっと、意味のないようなことを楽しんでいこうと思う。

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    2026年02月08日
  • GOAT Summer 2025

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    今回のテーマは悪。改めて悪は人間特有の観点であり、様々なストーリーを色付けする重要な要素であることを再認識させられました。今回も大満足

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    2026年02月07日