朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレああ、朝井リョウ。本当にだいすきです。自意識過剰なせいで腰が上がりきらずファンレターを送ったことがないけど、ファンレターを贈らずともあなたとはどこかで出会い友だちになれるのでは?!なりたいんですけど?!と、可能性に賭けています。だいすき。
「本書はなぜか書き下ろしです」ラストまで最高★
ただ何も考えず笑えてあーあおもしろかった〜っていうのが基本だったけど一つ取り入れたいわ!と思ったのは、旅先(それ以外もだな)での自分の期待値のコントロール?について。期待を下回ってきた時、「こんなものか〜」って素直に言いたい。それ以上でもそれ以下でもないからむやみに意味づけをしたりしたくない。私はそういうこ -
Posted by ブクログ
最後まで油断も隙もない!
しびれた!好きすぎる一冊
短編集で読みやすくて、色んなストーリーが収められているけれど、どの物語にも共通しているのは、後半からラストにかけて一気に180度世界がひっくり返るような展開。裏切られるというか、度肝を抜かれるというか、その瞬間がたまらない。
そして最後の最後!
想像のさらに斜め上をいく展開が待っている…。
まさか、そんな視点があるなんて、、と思わされた、、。
ここまで読んできた物語があるからこそ、最後の話がより強く響いた
むしろ、それまでの物語はすべて、このラストのための序奏だったのではないかとさえ感じた!
ぜひおすすめしたい一冊!
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ネタバレ 購入済み
色々な意味で刺さった
INFP気質があり、学生で、現在進行形でオタク仲間とオタ活に励んでいる自分には深く深く刺さりました。途中の描写は少し、いやかなりダメージを負いながら読みました。でも、その痛みも含めておもしろかった。
印象に残っているのは、久保田さんと道哉がカフェで会話しているシーン。道哉の台詞がつらつらと続く中で、「つまり何が言いたいの?」と思いながら読んでいたら、まさに同じようなことを久保田さんが漏らしていてびっくり。この時の道哉のような台詞って意図的に書けるものなんだ、と唸りました。朝井リョウさんの文章力に脱帽です。 -
Posted by ブクログ
平成の描き方が鮮明すぎて、とても懐かしくちょっとこそばゆい感覚も感じる本だった。
競争や順位づけってとても簡単に自分のポジションを表現してくれるものなのだと思う。中学生になって、テストで初めて順位が知らされた。特段張り出したりしなかったので、「自分だけが学内の順位を知っている」という状態だったが、頑張り方を理解することができてスッキリした感情を持った。
雄介の考え方は全然他人事ではなく、自分も少なからず、ポジションに安心したい気持ちを持っている。何かに挑戦して何者かになりたい自分と、安定した場所に身を置きたい自分が常に自分の中にいる。平成という時代によって、この感情が作られたかはわからないけ -
Posted by ブクログ
最終の結果待ちで何をやっても集中出来ないから
久々に読み返してみた。
前田の話と菊池の話が特に良くて、
前田の話は毎回ドキドキしながら読んじゃうし、
菊池にはかなり共感してしまう。
なにかに熱中する他者が羨ましいけど熱中した先の失敗が怖くて挑戦できない気持ちわかるーーーーと思いながら、自分には大好きなものが沢山あって良かったなあと思った。
前買った時にはついてなかったカスミの話が追加されてた!個人的には前田と菊池の下りで完璧に締めくくられてたから蛇足かなとか思っていたけど、ミステリアスだけど芯があったカスミの、芯はなぜ生まれたのか分かる面白い話だった!現実にいて欲しい -
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朝井リョウのエッセイ。
読み物で声に出して笑ったのは、中学生の時に読んだ「スケットダンス」以来!!!
文章で人を笑わせられるのすごい。
あと過去一気合いを入れずに読める本だった。
力を入れなくていい娯楽すぎて、疲れている時こそ読みたくなっちゃう。
そして、朝井リョウをこれまでとは違う面からさらに尊敬した。
この本では朝井リョウの大学生の時のエピソードが多く載っていて、その中で遠方のフェスに行くための交通手段が完全になくなって断念したり、100kmハイクがしんどすぎるなど、私なら超超気持ちの沈む出来事の中でも、朝井リョウはそれを面白がっていたり、笑い飛ばしていたりする。
たまにこういうメン -
Posted by ブクログ
再読。朝井リョウの本の中で1番好きかもしれない。表題作は、薫子の気持ちも、薫の気持ちも双方理解できることが多く、最後の言い合いのシーンはどちらの言葉にも共感した。渡辺くんとの出来事を回想し、「10分間の休憩も、ホットミルクも、あのときの私にはいらなかった。だけど、だからといって、いらないと切り捨てることをしないだけの想像力が、相手が大切にしているものを自分の中の正しさで排除しないだけの想像力が、今の私には身についている。」というフレーズがとても良かったし、こういった想像力は自分にも欠けている部分があるなと感じた。ずっと大切にしたい言葉。
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Posted by ブクログ
深い。言語化がうますぎる。感情の機微を繊細かつ正確な比喩で表現されていて、文章がするっと自分の感情に重なってくる感覚があった。鮮やかな生の話ではなく、タイトルどおり、ぎりぎりのラインでかろうじて保たれている生の話が綴られている。短編集だけど、一つ一つの内容が重くてこころにずっしりとおもりがのしかかるかんじ。不完全燃焼の話もあるけど、それがいっそう現実感を掻き立てる。なかでも一話目の話が1番印象に残った。きっと心のどこかで私も似た感情を抱いて生きてきたからだと思う。
「いつだって少しだけ死にたいように」
「いつだって少しだけ生きていたい自分がいる」
「こういうことがあった辛くてたまらないもう死 -
Posted by ブクログ
とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。
収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。
とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。
こういう話大好き。