朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

    購入済み

    恐ろしいまでの言語化能力

    読み始めてすぐに、恐ろしいと感じた。
    ストーリーがではなく、文字.文章そのものが。
    生きている上でなんとなく享受しているソレ、うっすら嫌悪感のあるソレ、社会に蔓延るソレらが次々と言語化され 定義され 文字となり頭に入ってくる。なんて恐ろしい。
    読む者に確実に影響を与え、見える世界すらも変える力のある一冊。最高です。

    #深い #怖い #タメになる

    0
    2026年02月13日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    視野を拡げるというと一見いいことのように聞こえるが、視野を広げれば広げるほど現実が見えすぎてやりたいことに踏み出せなかった経験がある自分には強く刺さる物語だった。
    不幸や絶望さえポジティブに言い換えられ、それに寄りかかりことすら許されない時代で、自らの視野を狭めることで自分を保とうとしている主人公たちのストーリーがあまりにもリアルで苦しくなってしまうほどだった。
    自分を使い切ることがこの時代唯一の幸せだというならば、目の前の大切な人に自分を使い切ることで幸せを感じられる人間でありたい。

    0
    2026年02月09日
  • 少女は卒業しない

    Posted by ブクログ

    もう卒業を見送る側だというのに、この本を読んでる間は女子高生に戻れる(私もまだ少女を卒業していないのだな、嬉しい)。フィクションであり、フィクションではおさまりきれないほどの感情が閉じ込められてる。朝井リョウのすごいところはそれで、さらりと通り過ぎたいと思う気持ちの、あえてざらりとしたところを丹念に描く、代え難いジュブナイル小説。『桐島、〜』と一緒に閉じた版をいつか出して欲しいなあ〜。

    0
    2026年02月09日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    最高!!
    本読んで、声出して笑ったの初めてです笑

    イン・ザ・メガチャーチ、正欲、生殖記...
    これ書いた人一緒、??振れ幅すごいなー
    エッセイはキレキレで爆笑
    小説は言語化の神
    朝井リョウ恐るべし、!!

    かなり甘党な私でもホールケーキはひとつでギリ...
    さすがに5つは脂質異常症になるわ笑

    0
    2026年02月08日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人の性癖をテーマに人の当たり前とはなんなのかが描かれていた。
    多数派である人は誰が多数派であると決めたのか。自覚しているのはなんでだろうか。そんなことは誰にもわからないはずではないか。と思った。
    世界を見る目線が少し変わった気がする。
    この本を読むと普段の会話から話すべきこと話さないべきことが増える。
    例えば、恋バナをする際、第一声は好きな人いるの?ではなく、人のこと好きになる?になるのかな、
    ただ、その言葉の使い方だと、世の中好きになるのが多数派だぜみたいな言い方になってしまう気がする。
    自分と同じ存在を見つけると、明日を生きたいと思う。安心する。その感覚をずっと得られない人もいる。違う感覚

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    誰かと感想を語り合いたくなる作品。
    中毒症状が、消費する行為が人をラクにする。
    あらゆる出来事、現代社会を言語化しまくった物語。この話に納得させられている自分までもが「物語」に呑み込まれている気さえしてくる。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「推し活」を仕掛けて搾取する側、される側、とある事がきっかけでされてた側それぞれのキャラクターの視点で、「推し活」とは「何かにすがる」とはなんなのかがかなり生々しく描かれている。
    こういうものだとたとえ嘘でも思い込んで視野をあえて狭くしていって見る我に返らないようにするために。
    ただその視点が離れた時(我に返った時)の虚無感(これに心血注いで何になるんだろう)結構自分のその行動力が恐ろしくなる。まさかそれが推し活だけではなく、「仕事」、「勉強」、「ボランティア」、さらにはつきつめると「育児」までそういう存在になってしまうという国見の話にはなるほどと思ったし、改めて考えてみると恐ろしさも感じた。

    0
    2026年02月08日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    えぐい。自分の自意識がぶん殴られる。
    読む前は就活のリアルみたいなことが書かれている本なんだろうなと思っていた。その要素もあるけれど、主人公の目を通して、キャラクター達を見ていたら、主人公の立場が変わっていって、主人公が受ける説教があまりに自分にも刺さりすぎた。
    もうやめてくれってぐらい。観察者ぶるな。行動しろ。何者かに生まれ変わるのを期待するのではなく、自分というステージで、自分のカッコ悪さを受け入れてあがけよ。というメッセージを受け取った。「自分」として、カッコ悪くてももがき苦しんで頑張ります。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局、物語に身をやつす事は、良いのか悪いのかどちらなのか?現代ではその良し悪しに両面性があることを伝えている作品であると感じた。
    基本的には物語を信じることによって身を滅ぼしていく登場人物たちが描かれているが、物語を信じる=視野をあえて狭める、ことによって生きる活力や行動力を得ることができる描写も強調されていた。
    神がいない時代だからこそ、客観的な正解はない→誰もが何かの物語を信じ、自分を使い果たす、しか無い、その行為こそが本物なのだという現代を表した作品だと感じた。
    最後の久保田の末路から、その信ずべき「物語」は愛すべき人であるべきだと暗に示しているだろうか、、、

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    読みながら怖かった。推し活をバカにしている自分の足元を掬われる感覚だった。購買、政治思想、何らかの形で何者かに自分の行動も思想も支配されているのだと思わされた。大きな渦の中で流れにさらわれてどこに運ばれるのか。国が戦争へ導かれるのもこんな手法なのだろうか。願わくば、この似たもの同士の父娘が心を通わせ合って満ち足りてほしい。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    朝井リョウにはいつも価値観を揺さぶられる。
    心のどこかでコミュニティとストーリーに依存している。社会から目を背けたいから視野をあえて狭める。
    それが時として、救いにもなるし、恐怖にもなる。
    だからこそ正しいか正しくないかではなく、自分の本物の気持ちを大切にしたいと思えた。
    その選択に悔いを残さないために。

    将来やってこなかったことの方が帰ってくる。

    この言葉を忘れずに毎日を過ごしたい。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    初朝井リョウ作品、素晴らしかった!
    トレンド感、疾走感、3人の視点から描かれ、最後まで目が離せない。
    今この瞬間の日本を掬い取り、「推し活」の闇を描いた社会風刺的作品。

    自分も某アーティストが好きで「推し」と呼ぶこともある。
    しかし、作中のように自分の収入に見合わない課金を繰り返したりすることはない。
    X上にいるファンの属性には、あるあると頷くばかりだった。

    本屋大賞ノミネートも納得。

    0
    2026年02月08日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    『あの本、読みました?』や三宅香帆さんのチャンネルに出演されているのを見て、朝井リョウさん面白い方だなと思っていたのと、こちらの『ゆとりシリーズ』の評判がやたら良いので、わたくしもついに。
    結果、笑いたい時に読む本のメンバーに勝手ながら追加させていただくことにいたしました(他には岸本佐知子さんや村井理子さん、辛酸なめ子さんなど女性エッセイが占める中、初の男性)。
    朝井さんの書く小説とはまた全然違って、本当に同じ人が書いてるのかと思うほど。多彩な方なんですねぇ…

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    評判通りの一冊、なにかと情報に溢れ、そして繋がりがあるようで孤独な世の中、なにかに没頭していくことに求めるもの、、
    これまでやってこなかったことが還ってくる世代としていろいろと考えさせられる本です、、、

    0
    2026年02月08日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    こんなおもろい体験してることもそうだし、それをこんなにも面白おかしくかける朝井さんの文才に惚れ惚れしてしまう。読書というよりマンガを読んでいるような気分になった。読書が苦手な方に最初に勧めていいものか分からないが、手に取って公開することがまずないであろう作品だった。是非。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    宗教、推し活、洗脳がどうこう、といった表面的な話ではなくて現代の冷笑されることを極端に恐れて行動を起こせない点を指摘しているのではないかと感じた。

    視野を広げることが良しとされる現代社会でも、
    実は幸せなのは視野が狭い層なのかもしれない。

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    のめり込んでも幸せであればいいのでは?と思った。(公に迷惑かけない程度で)
    夢中になれるもの、見つけたい

    0
    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    今、令和の時代にこの本に出会えて良かった。そして、読んでいて苦しくなった。それは、元オタク側だったからだと思う。盲目的にアイドルを推して、推し垢作って少ないバイトでグッズやCDを使ってハッシュタグで盛り上げる。そのアイドルが突如活動しなくなった後、アイドルは悪くない。周りが、世界が悪いと思っていた。
    その泥沼から抜け出した後の自分は、この本の中でいう風見鶏側だった。コロコロ対象を変えて、消費していく側。
    視野狭窄は楽しかったですよ。

    0
    2026年02月08日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マイノリティにも普通に生きていく権利をみたいな運動の詭弁っぷりに警鐘を鳴らす1冊。

    肌の色や宗教や同性愛者も生きていいんだよ…と、白人キリスト教徒の異性愛者が認めてあげるという、マジョリティが正義の許容心で主張するダイバーシティという矛盾。

    マイノリティもマジョリティも関係なく、お互い仲良く生きていくばいいやんと単純に思っていたんだが、「そうはいかへんねんて」と突きつけてくるこの本の内容、確かに読む前に戻れない。

    解説がまた、理解のために掘り下げているようで、新たな問題を積み上げてくれる。正しくありたい、マジョリティでありたいと思うことの土台の危うさ。

    正しさの集団の中で正しさくらべが

    0
    2026年02月08日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    読書が嫌いな高校生だった当時の私が読書を始めたきっかけとなった一冊です。「読書=難しいもの」という認識を崩してくれました。

    0
    2026年02月08日