朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ面白かった。朝井リョウさんの本は初めて読んだが、心理描写がわかりやすくて自分のことじゃないのに「図星!」って感じで気持ちよく読めた。
前半は「推し」にハマってしまう人物と、それを作り出す側を対比しながら読めて、「今の時代に合ってるなー。だから本屋大賞か」と思っていた。
しかし、後半から前半の対比構造そのままに「親子」の関係性が入ってきてドキドキ感アップ。そして「視野を狭める」ことで良くも悪くも行動に移すことができるようになっていく怖さ。
個人的には国見が好きだった。常に冷静で性別も年齢もわからない容姿。それなのに最後、「正解の部屋自体がない」と達観しながらも、慶彦に対して「楽しかっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎた( ; ; )
もう全員辛くて可哀想だった、娘と話したいパパ、雑談力とか今までサボってきたつけが回ってきて会社の後輩とも娘とも関係構築が難しい、せっかくできたと思ったアイドルの友達にも距離感ミスって拒絶される、娘が留学のために頑張ってると思い込んでお金で支援して、それを頼られてると思って喜んでるところ( ; ; )コンシーラー真面目に使ってる所も( ; ; )( ; ; )心苦しい。会って話すだけの友達がいるのか?って話はすごい男女の違いを表してるようで興味深かった。
実際にXとか見てたら物語を作り出してる盲目ファンはいるし自分の周りにもちょこちょこいて、そこにアンテナ伸ばせ -
Posted by ブクログ
ネタバレ推し活は福祉であり、養育費は推し活である。推しの眉毛に対する繊細な想いなど、推し活という行為の描写の解像度が非常に高く、丁寧に描かれていて秀逸である。
「推し活」という言葉が広まる以前からその行動自体は存在していた。だからこそ、行動に名前を付けて一般化・記号化することに対する嫌悪感や抵抗感はよく理解できる。
視聴者投票型番組と選挙(ファンダムと政治)には共通のアナロジーがある。参政党なども、万人受けではなくコアなファン層を固める戦略をとっていることが理解できる。一見するとパッとしないメンバーであっても熱狂的に推される事実があり、むしろ「一般受けしないカッコ悪さ」こそが刺さるストーリーを生み出 -
Posted by ブクログ
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
人は理解するから信じるのではなく、信じられるから理解しようとする。
人は何かを信仰する時に対象そのものが好きというよりかは、信じられるから、理解できるから、所属するということに安心するから信仰する
対象そのものを信仰しているというより、『その共同体に属している自分』に安心していることがある。
信仰は宗教だけの話ではなく、推し活やコミュニティなど、身近な人間関係にも存在している。
世界を狭くすることで、自分が生きられるようになる。人は自分自身を直接見つめるだけでなく、『何かを大切にしている自分』を通して、自分の存在を