朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    冒頭の4行で心を鷲掴みにされました!

    今後還ってくるのは、これまでやってきたことよりも、これまでやってこなかったことのほうなのかもしれない。

    こんなことを書ける朝井さんって本当に天才なんだと思いました。
    (すみかの体重をはっきり書かないのもまた秀逸でした。勝手に全く太っていないと推測)


    内容は推活について。
    私自身は推しがいないし、
    この本を読んで見つけられそうにないと思った。
    それがいいことなのかどうかは分からないけど。

    視野を狭くして、没入する
    それが出来たら本当に楽しそうとも思うし


    自分に直接は何もしてくれない他人(と思ってしまうのがすでにダメなのでしょうが…)になぜあんな

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    2026年06月22日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    結局何が正解か、どうすれば良かったのかが分からない。終盤とかは読んでてきつく感じた。「これからの人生に還ってくるのは、これまでやってきたことよりもやってこなかったことのほうだ」という言葉は心に残った。

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    2026年06月22日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    朝井リョウさんの本を読んだことがなく気になるテーマだったので購入。私自身、最近某サバイバル番組で推しに投票しデビューメンバーになるまでを見届け、ファンクラブにまで入会したので、自分にも重なる部分がたくさんあって惹きこまれた。推し活はある種宗教だよなと昔から思っていたのだが、まさにそれを表す一冊だった。推しが自分の人生の支えになってくれることは確かに間違い無いのだが、その推し活が人生の全てになってしまうと、ごく狭い世界が自分の世界の全てであり正解になってしまう、それ以外は全て間違いであり、己の間違いには気づけない…そんな恐ろしさを感じた。そういうある種常軌を逸した集団をコントロールする集団もまた

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    2026年06月21日
  • 正欲(新潮文庫)

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    世の中が謳っている多様性は多数派の人間が少数派の人間を受け入れようとする姿勢を表面上では表しているけど、実際多様性という言葉に救われている人はそう多くないものなのかなと感じた。世間一般と生き方や考えが違う人は途端に異端者のようにされてしまう。皆自分は正しい、正しくありたいという正欲を持っていて、いつも自分が異端ではないことを確認しあっている。そんな世界の流れの中で十分に息が吸えていない人は意外と多いのかもしれない。

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    2026年06月21日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    現代社会に蔓延る「チャーチマーケティング」の危うさと、それに絡め取られていく人間の心理を鋭く、そして残酷なまでに描き出した作品である。物語の中心にいるのは、友人や恋人との人間関係に悩み、無力感に打ちひしがれる内向型の女子大生だ。英語が得意で留学を希望していたものの壁にぶつかり、自己肯定感を失った彼女が、チャーチマーケティングによって自身のリソースを全て巻き上げられていくストーリーである。

    チャーチマーケティングとは信者がコミュニティに依存し、搾取されていく構造であり、音楽ライブのような熱狂と仲間との繋がり(居場所)を提供し、本質的には無価値なものに対して、団体が発信するストーリーによる権威付

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    2026年06月22日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    そうか朝井さんの小説はミステリーだったのかと合点がいった、本屋大賞。一人一人の織りなす物語、縦糸、横糸に、さらに斜めに飾りにと糸が混ざって、タペストリーが完成する感じ。思えば桐島も星宿りもスペードの13も、そんな切り口で読み取れるのかもしれない。

    この読み解きに至ったのは、朝井さんが古畑好きということをポッドキャストで聞いたせいもある。伏線が(冷蔵庫の卵が、雨の中の犬の足が…)散らばっていて回収されていく気持ちよさ。違いは、そこで解き明かされるのがミステリーではなく、俯瞰していなかった時にはわからなかった人間関係、というところだろうか。

    推し活部分の描写は、「推し燃ゆ」に似ていて、当時推し

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    2026年06月21日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!
    予想以上に性欲の話だった。そして予想してなかった世界だった。
    でも夏月がいう「季節がない」ってのはすごくわかるなー。

    多くの人がまとも側の岸にいようと、確かめようとする。ずっとまとも側を選び続ける確率なんて低いのに。自分が想像もしない世界があることを頭に留めておかないといけない。

    大也と八重子の罵倒シーンはかなりの読み応え。途中並行線すぎて狂気さえ。違う、違うんよ。でも本当のことなんて言えないし言っても分からんし……すごいなーこれ現代に生きる人全員に読んでほしいわ。みんなの感想見るのも楽しみだな!

    カバーの鴨にはどういう意味があるんだろう。

    初めての朝井リョウ本でした。本

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    2026年06月21日
  • 何者

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    私は最近、似たようなテーマばかり考えている。
    ただ、「考えている自分」に少し安心してたのかも知れない。

    考えることで行動しない理由を作っているのかもと、自分自身の行動を振り返って最後ドキッとした。

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    2026年06月21日
  • 武道館

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    8年ほど前の作品、アイドル像は少しは変わったのだろうか…。
    長年生活に寄り添ってくれていたアイドルが活動終了し、なんとなく心に空白ができて、何かで埋めたいなとこの本を読みました。

    朝井リョウさんの作品は何作目だろう。(もちろん作品の雰囲気には一貫性があるけれど)毎回主人公が自分史を語っているように、ほんとうにすんなりと心に入ってくる文章だと思う。

    アイコもアオイも幸せそうで良かった。
    こういう結末にしてくれた朝井さんに感謝します。
    余談ですが、ケーキの描写がとても美味しそうで、さすが!と思いました。

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    2026年06月21日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    この本を手に取った時、「正欲」や「インザメガチャーチ」のような社会で起きている事象を解像度高く描写した内容かと思い、読書メモを開いて読も始め、気づいたら白紙のまま読み終わっていた。
    何度かメモを取ろうと思ったこともあったが、その度に「う」から始まって「こ」で終わる3文字の日本語が自分の読書メモに残ることを恐れて、最後までメモらなかったんだと思う。

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    2026年06月20日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    感情よりも論理性が揺さぶられる本だった。現代の色んな課題や闇のテーマがいくつも張り巡らされていて、読みながら色んなことを考えるのにリソースが足りなかった。たくさん色んな考えが大渋滞だったけど、人を動かすのは物語であること。視野を広げるより狭めた方が行動できること。幸せの正解がない世の中で、没頭できること、他にジャッジされないところまで自分のリソースを使い切れること、これが幸せなのかなと思った。でも、派遣のすみちゃんはどこかメタ認知していて、抜け出したいような感じがしたね。
    3人のエピソードに共通して出てくる味噌汁、これは脳みそを溶かすことのメタファーなのかと感じた。

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    2026年06月20日
  • 正欲(新潮文庫)

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    朝井リョウという作家の思考の深さに驚いた一冊だった。多様性を謳う現代的思考、マジョリティの思想を前提として展開される日常の対話、そしてその思想から外れたものを除け者のように扱う現代的風潮等々。皆が感じている社会の違和感をマイノリティ思考を持つ登場人物を通して、見事に表現している。

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    2026年06月20日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    資本主義から生まれた大量消費社会の中で、居場所をなくし孤立していく人たちの「物語」を求める物語。

    推し活で利益を得たい運営側で働く、家族に捨てられ孤立した中年男性の視点
    居場所がないと感じていた大学生が推し活にはまる視点
    推しを失って、怪しい団体の思想にはまっていく視点

    この3視点の物語が、最後は見事な形で収束していく。

    もう、頭を殴られたみたいな衝撃。
    痛すぎて直視できない。もうやめてーの連続。

    まず、怖いのは、怪しい団体の、なにか大きな黒幕が日本を衰退させようとしているんだという主張が、なんだかそれっぽく聞こえてしまうこと。

    食料自給率とエネルギー自給率の低下、自衛権をもたず、経

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    2026年06月20日
  • スター

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    中身じゃなく状態を評価している、欲求には大小があるわけでなく種類が違うだけで大は小を兼ねない、など今の社会の様子が的確に言語化されている感じがする。素晴らしい。作中のやり取りにある「問い」が提供されているようで読後余韻がすごい。インザメガチャーチにも似たところがあり、同じくおすすめ。

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    2026年06月19日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    朝井リョウさんのこの本
    なんか今までとは少し違う書き方だった(驚)
    推しについて とっても今って感じで
    面白かった

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    2026年06月19日
  • スペードの3

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    さすが朝井リョウという作品
    人生で不幸な経験がなければダメなのか、誇れるものがない人間は自信を持つことができないのか、思い当たる節があり、ハッとさせる作品

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    2026年06月19日
  • 正欲(新潮文庫)

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    「多様性」を一括りにしていることが多様性ではないみたいな。人に聞いてもらって解決する悩みなら確かに相談するし、でも聞いてもらいたいわけじゃなくてってところが納得はしたけど共感とかは難しいんだろうなと思った。

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    2026年06月18日
  • スター

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    ネタバレ

    朝井リョウの本は世の中の解像度を上げてくれる。本当によく観察してる、何より目がいいんだろう。質とは、価値とはなんなのか、「質がいいものに触れろ」という祖父の口癖がこの本の核にあり、その言葉を胸に激動する世の中でもがき考え続ける尚吾の姿が印象的だった。朝井リョウは人が何かに影響されて変わっていく様子を描くのが上手い。とんな本でもvividに読み手が怖さを感じるほどに人が変わっていく。例えば、「知らないうちに悪い遺伝子に触れることで自分も生まれ変わってしまう。」という医者の発言が、大企業の経営者に反発した際に自分に戻ってくるシーンは震えた。皆、知らぬ間に変わっていくのだ。また構成の秀逸だと思う。朝

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    2026年06月18日
  • GOAT Summer 2025

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    GOATの中で今のところ1番好き!
    やっぱり「悪」というあまりポジティブでは無い題材というだけで胸が踊る!
    マイナスなイメージの強い題材で、いったいどんなお話が読めるのかとドキドキしながら毎ページめくった。
    そして毎度のことながら、指心地が最高、これだけでも買う価値がある!

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    2026年06月18日
  • 何者

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    めちゃくちゃ面白くて、1日で一冊読んでしまいました。
    りかさんは登場した時から苦手で、最後まで好きにはならなかったけど、最後の拓人に言った言葉は納得するものがあった。
    何より人間の嫌な部分の行動とか心理描写がリアルで凄かった。
    リアルすぎて小説に没頭してしまった

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    2026年06月18日