朝井リョウのレビュー一覧

  • 時をかけるゆとり

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    今作、朝井リョウさんのエッセイ本ということで読ませてもらいましたけど…
    もう笑った笑った。

    自分のエピソードを書いているのだが、情景がきれいに浮かびつつ面白い。
    ネタに事欠かない!って思わせる表現力が素敵で大変笑わせてもらいました。
    いやー、ホントにこの方の表現力には嫉妬します!
    文章で笑わせるって難しいと思うし、人によって捉え方とかも違いそうですが、多分この本皆さん笑いますよ?笑

    エッセイ本なので読みやすいのも素敵でした。
    大学時代を中心に書いていましたが、続編?もあるそうなので見かけたらそれも買いたいと思います。

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    2025年11月15日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    本当に面白い。なんでこんな引き込まれるんだろ、通勤中に呼んでたらマスクの下ずっとニヤけてしまいます。
    途中ちょっと関心のない話があったりで、物足りなさはあったものの面白いと感じるエピソードが爆発的に面白いため星5をつけさせていただきました。
    ゆとりシリーズ第一弾、第二弾読んだことなかったので呼んでみます。

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    2025年11月15日
  • 時をかけるゆとり

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    天賦の才

    解説で光原百合さんが、朝井リョウさんをそう褒め称えていますが、同感です。

    先日読んだ「風と共にゆとりぬ」。
    面白すぎで、「これは本棚に置いておかなければいけない」と思い、ゆとりシリーズを全て購入。

    まずは一作目の「時をかけるゆとり」を読みました。

    本のそでにある著者(自己)紹介、そして、もくじの後に突如として現れる年表。
    この二つだけでも、この本がいかに面白いか、そして朝井リョウさんの天賦の才を見せつけられました。

    仕事の休憩中に読んだり、ラーメン屋さんで注文した後に読んだりしていたのですが、面白すぎで、クスクスと笑ってしまいました。

    今更ながらですが、同僚に陰で「ヤバい

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    2025年11月14日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井リョウさんといえば、直木賞作家受賞で、作品は映画化されるぐらいすごい方。
    そんな方が書くエッセイはさぞ崇高なもの・・・と思いきや、違う意味で崇高だった!

    気取ったものが一切ない!
    わたしは今まで自身が書いたエッセイを数年後にセルフ添削するなんて見たことがない!
    (といいつつ、そんなに冊数を読んでいるわけではないが)
    斬新かつ、しらけさせずに笑いを取るところがあっぱれ!

    朝井さんがさくらももこさんのエッセイが好きと言われるだけあり、自虐の書き方もどことなく似ているように思う。
    なので、さくらももこさん好きにも合いそうだ。

    何にもやる気が起きない時はこの本をお勧めしたい!

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    2025年11月14日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!!!!!今年イチかもしれない!!!

    別に言うほど普段の会話でセックスの話してなくないか?とか水に興奮してても全然良くね?とかはあるけど、でも実際 え? ってなったので完全にマジョリティ側でした ガチで聞いたことない性癖だったから読者みんなマジョリティ視点になったのでは?狙ってたらめっちゃ上手い性癖設定 なんか全然読んでて嫌悪感無かったし 
    あと異性愛者からの最後の八重子の主張がかなり刺さった 実際に八重子みたいな人がいたら苦手かもとか考えてしまって申し訳ない (八重子が紗矢さんに対しては常にめちゃめちゃ好意的な目を向けているのすごいリアルだと思いました)
    ただ自分自身都会に生きて

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    2025年11月25日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    宏樹の心情に共感を受けるな
    何も考えずに適当に日々を過ごすよりも何か熱中できるできるものと生活するほうが楽しいもんな
    よくわからないけどイライラするって描写、一度経験してなきゃ書けないと思うし、それを完璧に描写できるのすごいと思った。

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    2025年11月11日
  • 何者

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    就活の時は、“何者”かについてすごく考えさせられるだろうし絶妙なタイトル。言葉に出して考えてることを100%伝えられる人は少ないんじゃないかな。SNS で、発信することの怖さを考えさせられた。トーストにプリンを塗りたくったフレンチトーストでも食べてみるかな。

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    2025年11月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    今作も面白かった!
    こんなに自分のことをさらけ出し、それをエンタメにしてしまうエッセイがあってよいのか。
    朝井リョウさんのことを、どんどん好きになってしまっている…

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    2025年11月10日
  • ままならないから私とあなた

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    表と裏
    真実と嘘
    正義と悪
    正しいと間違い
    その瞬間の逃れ
    誰でも隠し事はある
    見える幸せと見えない幸せ
    偽りの幸せを見せられたらそれは幸せか
    価値観の違いからの優しさの食い違い
    知らぬが仏
    踏み込まない優しさ
    思い込み
    自分の世界


    肉体と精神
    効率と非効率
    自動化と手動化
    人間と機械

    違いの共存


    自分の人生から逸れると誰かのせいか
    子どもは親を選べない
    エゴ

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    2025年11月10日
  • 何者

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    ネタバレ

    著者の作品は、正欲、についで二作目です。
    自分は50才過ぎのおじさんですが、自分の学生時代と、受験に悩める息子を思いながら読みました。
    自分のことが、一番わからないし、見つめたくない、は自分と我が息子と重なりました。最後、気づかされて一歩歩み始めた主人公にエールを送りました。
    自分も学生時代、同級生の女性からの何気ない一言で、周りの評価が自分が思っているのと全く違うことに気づかされました。なかなか素直に受け入れることは、できなかったかもしれません。
    何様、も読み始めました。コータローの鮮烈な片思いが描かれ、先が気になるところです。
    息子には受験終わったら、薦めたいと思います。

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    2025年11月09日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    自分にもあった、というか
    自分のそばにもあったであろう
    あの頃の生々しさ。
    カーストは決して揺らがない。
    でもカーストの中の均衡は濁り、
    揺らぎ、ぴりぴりと鳴る。
    これを当時19歳が描いたことへの
    納得と驚嘆が入り混じる。

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    2025年11月08日
  • 風と共にゆとりぬ

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    「本は、言葉とともに、視点を与えてくれる。世界を見つめる視点を増やすことは、今あなたを苦しめている相手を倒す武器にはならないかもしれない。だけど、あなたの心がある一点からの圧力によって押し潰されそうになったとき、目には見えない盾を構築する要素にはなってくれるはずだ」

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    2025年11月08日
  • 何者

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    裏アカに発信することは理解できないけど、私自身も傍観者、観察者になりがちなので、最後の理香との対峙シーンは熱くなりました。
    結局かっこ悪くあがいている人こそ、かっこいい。私があがけない性格だからこそ、必死にもがける人が羨ましいんですよね。
    要領よく、程よくやっていたいんです。
    だからこそ、自分にはできない頑張り方をする誰かを斜に構えて見てしまうことがある。

    そんな痛さや欺瞞をここまで解像度高く描く朝井さんに惚れ惚れしました。

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    2025年11月06日
  • 風と共にゆとりぬ

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    こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、
    重ための小説を読み終わったあとに読むのが好きで、気分転換にもなるし、ずんと沈んだ気持ちを引っ張り上げてくれてありがたい一冊でした。
    特に肛門記は、何度も声を出して笑ってしまった。

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    2025年11月05日
  • どうしても生きてる

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    貧乏くじを引いたってどうしたって生きていくしかない
    泥臭く何かをつかんて立ち上がれ

    この小説は心の隅をつついてくる
    そして問いを投げかけてくる
    今は答えを出せないけれど
    問いを心のなかに持つことができる
    答えを探しながら生きることができる
    最後の「籤」で光を見せてくれた所も良かった

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    2025年11月04日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    もう本当にお下品笑
    ほぼ下ネタ、でも本当に面白い。冒頭の肛門科医のオチでがっくり来て抱腹絶倒。こんな作者、愛せないわけがない。
    しまいには私も大好きなララランドのAnoter Day Of Sunを聴くと、朝井リョウさんを思い出してしまうパブロフの犬状態。どうしてくれよう。

    本当に面白いが、誰にでもおすすめできる本ではないです。私は父だけにこっそりおすすめしました。

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    2025年11月03日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    当方ヅカヲタです。
    ヅカヲタはスペードの3とダイヤのエースだけでも読んで欲しい。宝塚独特の世界観、そしてそれをサポートする会の存在について、ほんとそれ状態。
    スターには物語が要る。田舎生まれだったり、失敗談だったり……そつなくできるスターよりも物語のあるスターを求めてるんですよね……。
    って朝井さん、誰の会員(ファミリア)だったんですか??

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    2025年11月03日
  • 風と共にゆとりぬ

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    本当に天才だね!
    エッセイ3部出ていて
    最初に最新「そして誰もゆとらなくなった」を読んで、感動して1.2の順番に読みました。

    1.2.3の順にどんどん面白くなった!
    感性すごすぎる

    たくさんのエピソードの中で
    今回は眼科の話と、ビーチバレーの話特に笑った!


    風と共にゆとりぬは3部構成になっていて、
    わたしは特に第2部日経新聞のコラムの
    プロムナードが特に好きだった

    他と違って真面目な文章。
    1ページに1ストーリーがわかりやすくまとめられてて、この人すごいんだったって感じた!

    文章で笑うことってできるんだなって思ったエッセイでした~

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    2025年11月03日
  • 風と共にゆとりぬ

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    朝井さんこれ描きながら絶対ニヤニヤしてるやろ

    人間は隙があって常に暇そうにしとけって
    昔の上司が言ってた
    前作より好きかも
    横道世之介みる、藤井隆いいよね。女性脳なのか

    ドーナツ型のクッション買おかな
    ずっと監視されてた入院生活を離れ孤独を感じるってなんかグッときた

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    2025年11月03日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    児童施設にいる5人の子供達が、それぞれ抱えている悩みや厳しい現実を乗り越えようとする姿に感動した。逃げる事は負けじゃない。必ず、また新しい出会いがあるという言葉に、主人公と一緒に泣いてしまった。結局、最後まで子供達の悩みは変わらず、それぞれ自分で壁を乗り越えるしかない。でも5人で見たランタンの記憶が、ずっと励ましてくれると思う。子供だから流れに逆らう事ができない、そんな息苦しさと、流された先でも希望は必ずみつかると、信じる強さを感じた作品。良かったです。

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    2025年11月02日