朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「自分が本当に欲しいものは何だろう、みたいな生温かい悩みって、次の自分の新商品化どうしよう、みたいなことだと思うんです。」
正にそれ!!!
絶対に誰しもが感じるであろう感覚を言語化する文章力が本当に素晴らしすぎて…!!
ただ漫然と生きるだけじゃ許されない、
常に拡大、成長、発展を求められる息苦しさ。
昔から「自分はダメな人間だ、このままボーッとしていてはいけない、何か動かないと、結婚はしたいと思ってないけどいつかはしないと…」と常に見えない何かにせき立てられながら生きていると感じていましたが、それが拡大、成長、発展を求められていたからなのか、と腑に落ちた感覚でした。
10代の頃、これから -
Posted by ブクログ
ネタバレ講評にも書いてあったけど、主人公の立場で読んでいると突然自分が当事者になる構成がすごいと思った。その瞬間までは特段違和感を感じなかったことに、普段の自分は自分を客観視できているつもりでいて、全くできていないのかもしれないと実感させられた。面白い考え方だなと感じた部分が三つあって、一つは、線路の例え話。自分の人生は線路みたいなもので、小さい頃は親や先生が同じ角度で同じ目線で見つめてくれた。だから結果よりも過程を評価してくれていたけど、大人になれば1人で見つめなければならない。周りの人からは過程は見えないし、そこまでの自分の頑張りを認めてほしくてもそれはわがままなんだ、という話。二つ目は、SNSで
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Posted by ブクログ
明日校舎が取り壊される
その前日に卒業式が行われる
女子高校生7人がそれぞれ主役の話
少しはあるけどそこまで交差することはない
他章で名前が出てくるぐらい。
全員がある思いや決意を秘めてその日を迎える。
面白かった。切ない気持ち、これで最後なのかと言うわからないけど漠然と理解できる気持ち、想いを伝えないともうこの日常は無いのだという気持ち。子どもの時の気持ちを少し思いだしたりした。
特別な朝の感じ、世界の中心な気さえする卒業式の感じ。青春小説はやはり良いもんだなあと
読みやすいし、わかりやすい
遅読な自分でもすぐに読めた。
個人的にはどれも良かったが
エンドロール
足の甲
2人の背 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2人で賞を獲得し、名監督の下で働く立原尚吾とYouTubeで日々発信を行う大土井紘。
その信念は、人の目に触れる機会があるのか。
心に残り続けるものになるのか、はたまた心に残り続ける必要はあるのか。
新しいものが発信され続け、投じられる金銭はその流れに乗っている。
「でも、答えって答えとして差し出されても意味ないんだよね。私は答えより問いが欲しい。シロでもクロでもなくて、グレーを描けるのがフィクションじゃん。だけどあんたも天堂奈緒も、なんか、答えを持ってる人間に思われようとしてる気がする。それって逆に、こっちからすると何かが足りない感じがする」
答えはどんどん消費され、渇望される。これが時