朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以前読んだ短編集が自分には全く合わず、途中で断念して「この作家は苦手かも」と思っていたが、今年の本屋大賞関連で再挑戦した一冊。
結論から言うと、この人は本当にすごい。
小説家でありながら小説の枠に囚われない奇抜な発想と、今まで読んだどの作品とも違う切り口に衝撃を受けた。
主人公の生殖本能から見た人間(と生物)の生殖行動を、生殖器視点で記録するという異色の設定。
序盤は独特の文体・口調にかなり戸惑ったが、翌日には一気読みしてしまうほど引き込まれた。
同性愛者の主人公が、社会の「生産性」や「貢献」という価値観に振り回されながら、自分の生き方や存在意義を探っていく物語。
同性愛に限らず、人間だけが「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰かにとって何が正しいのかは分からない、と考えていた。自分にとって、これは違う、それはおかしいと感じることでも、なるべく「それは違うんじゃない?」と否定することを避けてきたことに少し誇らしさを感じる。(なるべく、なので、否定してしまったこともある。否定の言葉は、その時はよく覚えていて反省するのに、こうやって振り返ると誰の何を否定してしまったのか思い出せない。つくづく自分に呆れ失望する。なのに自分に誇らしさを感じているあたりタチが悪い。自分に甘いのだ)
しかし反面、自分が「良いこと」だと思うことの説明ができるかどうかと言われたら微妙だ。
どうせ直感で、なんとなく、などという枕詞から始まって、そ