朝井リョウのレビュー一覧

  • 何者

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    身震いするような衝撃は、ページを捲る動作と比例するように大きくなっていった。

    もちろんこれは、「何者」かになった人々の話ではなく、「何者」にもなれない人々の話である。

    ただそれが私たちにも降り注いでくる。
    それがまた"就活“に挑む23歳の物語だからこそ戦慄が走る。

    この物語における衝撃とは、即ち否定である。
    それは登場人物ではなく、我々への。


    本作では6人の登場人物がいる。
    主人公は二宮拓人という大学生、物語は彼の目線で進行していく。

    私達読者はまるで噂話を俯瞰視点で見ているような錯覚に陥る。まさに無敵状態。
    自らが敵意や危機に晒されることなく、
    他人の暮らしだとか、日常

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    2026年04月28日
  • 時をかけるゆとり

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    風と共にゆとりぬを読みたくて1巻から読んでみました
    いやこれは電車で読んじゃアカン笑笑めちゃめちゃオモロすぎて沼ります笑笑
    小説家の方ってこんな普通な出来事(?)でも面白おかしく人に伝えられるの凄すぎます笑

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    2026年04月28日
  • 生殖記

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    みんな知っているざらっとした感覚やモヤモヤした感覚の正体がここにある。言語化が上手だなと感嘆しながら読みました。作者のこういう世界観好きです。

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    2026年04月28日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ネタバレ

    めっちゃおもしろい。
    「正欲」からめっちゃ暗い人なのかと思ってたが体力もチャレンジ精神も凄い自称インキャだった。
    ホールケーキの乱が大好き。
    電車の中でずっと吹き出していたので本当に公共の場で読むのは危険。

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    2026年04月27日
  • スペードの3

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    物語に引きずり込まれていく感覚になる作品。普段自覚しているのに、気づいていないふりをしている自身の弱さに向き合わされた。
    朝井リョウの作品はいつも読みやすいし、"完成度"を強烈に感じさせられる。

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    2026年04月27日
  • ままならないから私とあなた

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    SNSよりもリアルの方が繋がれるはず、
    AIが作る作品は心がない、、
    そんな、世の中に溢れる一般論や、自分の中にある一般論をバッサリと切られるような感覚を覚えた作品だった。
    ラストの畳み掛けとこの後味は、まさに朝井リョウ。笑

    リアルの繋がりが、すべて本当とは限らないし、案外表面的にしか関わりのない人の方が、さらけだせる気持ちだってある。

    便利さが、人とのつながりを希薄にすることもあるけど、その便利さは、誰かが誰かを思う故に生み出されたものだったりする。そして、そこから生まれるつながりもまた、存在する。

    結局のところ、根底にある、人が人を思う気持ちは変わらないのかもしれない。
    表面的な世界

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    2026年04月26日
  • 生殖記

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    このろくでもない世の中で、私は社会的な価値とか意味とかをすべて度外視した幸せのなかで生きないとなぁと思った

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    2026年04月26日
  • 時をかけるゆとり

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    「頭を使わず読めるエッセイ」とあるが、本当にその通りで、ものすごく面白かった!朝井リョウさんの本は他にも読んだことがあるが、私には少し文章が難しくてすらすら読めず苦手意識があったが、「エッセイが面白い!」と目にして本屋で手に取ってみた。結果、くすくす笑える話ばかりで、早く第2弾と第3弾を買いに行かなくてはと思っている。内容としては、ただの大学生の日常なのに、書き手によってこんなにも面白くなるのか、そしてこんなことを思ったり、考えたりするのか、と驚きがあった。こんなふうに感じれたら、毎日がとても面白いだろうなと思う。

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    2026年04月26日
  • 風と共にゆとりぬ

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    読書の合間にちょっと息抜きって感じで読みました。朝井さんのエッセイ大好物です。どうしてこんな面白い文章書けるんだろう!

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    2026年04月26日
  • 風と共にゆとりぬ

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    だが私は、あのCMを見るたび、この旅の最もつまらないシーンを選抜した十五秒も見たいな、と思ってしまう。無言で移動している二人、足が疲れているのに道を間違えてしまい苛立つ表情、相手にかかってきた電話が終わるのをスマホをいじりながら待つ姿…そんな、スライドショーには絶対に採用されない瞬間を拾い集めたいと思ってしまう。


    やっぱり面白い!

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    2026年04月26日
  • もういちど生まれる

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    幾つかの短編で全体が構成されており、各章の登場人物の繋がりがあることで人物の見え方が章によって変わってくるのが見応えがあり面白かった。

    ある人から見た自分と自分の思う自分は全然違う面を持っていて、だからこそ今の自分というのは構成されていて、もがきたくもなるし変わりたくもなるしでも"自分"でいたい。

    何者かになりたくて、何者にもなれず
    在り方を探りながら人知れず葛藤を繰りかえす
    あの子を羨んで比較をしては劣等にやられ
    特別がただひたすらに眩しい

    大人でも子どもでもない不思議な時期:若者ならではの瑞々しさを様々な境遇にある大学生男女を通して表された作品。

    どんなに劣等感

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    2026年04月25日
  • 生殖記

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    生きているだけで生産性を求められるって凄くしんどい。
    子孫を残して人類を増やすこと、会社を共同体として成長させること、社会と地球の成長に関わること。

    そのどれかに関われたら苦労しないけど、きっとうまく関われない人がたくさんいるんだろういろんな理由で。
    自分もその一人だ、何のために生きているのか分からない。
    生きる理由が欲しい。消化するだけの日々。
    理由を見つけられたらなんて幸せなんだろう。 
    そもそも、生まれただけで素晴らしいことなんだから、理由なんでほんとはいらないはずなんだ。

    主人公は見つけられて良かった。
    人類の正常とは真逆の方向だが、でも主人公はそれで生きられるのだから素敵なことだ

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    2026年04月25日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    「推し活」の光と闇を抉る物語

    俳優への心酔やファンダムの熱狂を、個人の孤独を埋めるための「巨大な教会(メガチャーチ)」に見立て、その救いと危うさを鮮烈に暴き出します。
    「視野を広げすぎると不安になるが、狭めすぎると狂う」というジレンマに、現代を生きる誰もが戦慄するはず。信じることでしか自分を保てない人間の脆さを残酷なほど美しく描いた、2026年を象徴する衝撃作です。

    #深い #アガる #共感する

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    2026年04月24日
  • 生殖記

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    語り部の視点の斬新さから始まり、なんとなくモヤモヤしていることや社会に漂っている雰囲気を的確に表現されているのに語り方は「!」を多様するなど勢いがあって違和感があった。
    その違和感がこの本が風刺していることと良く合っていて気づいたら頷きながら読んでいた。

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    2026年04月24日
  • 何者

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    正直なところ主人公 拓人の視点や考え方にずっと共感しながら読んでたのに、最後になって「いや、全然共感してなかったよ」と嘘をつきたくなるほど痛いところをつかれた1冊だった。就活、SNS、という今の日本からは切っても切り離せないテーマから、この今の時代特有の風潮を見事に指摘していて、これから控える就活への向き合い方や、SNSの使い方について改めて考えさせられた。

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    2026年04月23日
  • 何者

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    皆んな「何者」かになりたくて生きている。
    この本に登場する5人の学生たちも就職活動を通して「何者」かになろうとチームを組んでいる。チーム内で繰り広げられる人間関係を通してそれぞれ自分が「何者」であるかを意識し始める。特に主人公である拓人の内面の醜さと外面の良さは非常に人間らしくてリアルであった。そしてその「リアルさ」が心に直接刺さる匕首のように私自身に迫って来るのだ。読み終わった後は完全に心を貫かれしばらく動くことができなかった。
    また、主人公である拓人に嫌悪感を抱く人が多いようだが、私はむしろこの主人公が好きだ。自分と似ていて何故か応援したくなってしまうのだ。
    作者の小説は今回で2つ目だか、

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    2026年04月23日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井リョウさんは天才だと常々思っている。そして小説は容赦なく鋭い。
    だからこの作品を読んで「朝井リョウさんも生身の人間だったんだなァ」と勝手に親近感を湧かせている。気楽に読めるエッセイであり、とてつもなく面白くて何度も声を出して笑ってしまった。特に「空回り戦記」の2つの章が好き。
    面白すぎてゆとり3部作の1と2をすぐに購入する決断をした次第です。この作品をもって朝井リョウの沼に完全にはまりました。

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    2026年04月22日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    数々の名だたる作品を世に送り出している著者のエッセイ、面白くないわけがない。

    とはいえ朝井リョウ作品は正欲以来。
    正欲、衝撃作品でしたねー。
    本著はいい意味でとにかくくだらない、そう、くだらないのである。
    朝井さんのエッセイ読者やラジオリスナーでない限り、あんな衝撃作を生み出す著者はさぞかし真面目で私生活も整っているのだろうと想像に難くない。
    つまり本著を読み進めながら、そのくだらなさと数々の作品を想像しもやりながらも感銘を受けるのである。
    エピソードにでてくる運動的な要素や〇〇会を盛り上げたい感、とてもわかる、いやしかし熱力の根拠が独特すぎる。

    つまりギャップを楽しめる。というか吹き出し

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    2026年04月22日
  • 何者

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    初めて朝井リョウさんの本を読んだ。
    面白かった。
    観察者で周りの人達を分析する拓人。周りから見た拓人。
    本音の部分とか面白い。
    自分は自分であって変えれない部分があるから短所も含めて認めて受け止めて自分なりのやり方で頑張っていけばいいと感じた。

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    2026年04月21日
  • 生殖記

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    『イン・ザ・メガチャーチ』での本屋大賞受賞を機にこの作品を手に取った。「生殖」という観点から現代社会を語る。しかも語り手は主人公の生殖器という、かなり朝井リョウみを感じる独特な視点だった。

    まさに言語化の神様!現実的で触れづらいテーマとユニークな文章の対比がとても面白かった。淡々としていながらも、主人公に対してノッたりツッコんだりする語り口が印象的だった。

    性的マイノリティーである主人公は、社会の中で少数派としての生きづらさを抱えながらも、波風を立てないように「普通の人間」を擬態し続けている。その様子を、生殖器という第三者的な存在が解説していく構造が面白い。自分ではうまく言葉にできないよう

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    2026年04月21日