朝井リョウのレビュー一覧

  • どうしても生きてる

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    『健やかな論理』
    〇〇だから〇〇のようにはっきりと境界線が引かれた健やかな論理に何でもかんでも当てはめたがるのは安心したいから。こわいから。けど全てを当てはめられるわけはなく曖昧な境界がほとんど。

    >いつだって少しだけ死にたいように、きっかけなんてなくたって消え失せられるように、いつだって少しだけ生きていたい自分がいる、きっかけなんてなくなって暴力的に誰かを大切に想いたい自分がいる。

    さまざまな感情が入り乱れた境界のない自己の中に突然生まれる健やかな論理に則った感情。その稀有性に胸が震えた。

    『流転』
    嘘をついてでも変わらないものに自分を託してしまう。嘘をつかず直線で進んだ先は誰も

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    2025年10月13日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ここ最近で一番面白かったマイベスト認定
    ラストシーンの渋谷のカオス具合が最高
    俺もinfp だし三浦春馬の訃報もショックしたし
    オーディション番組好きだし、最近はb-firstにはまつてる
    人生はある程度のめり込んだほうが華やぐのかな
    推し活はお金がかかる、友達がジャニヲタだからよりわかったけど
    視野は狭くあれば楽しいんだろな、ときには広く
    久々面白い読書だった最高、笑った
    この時代にこの推し文化で一冊落とし込めた朝井さん凄い
    こういうサバ番て最近のイメージだけどもう5年もやってるのか、物語は面白い
    最後まで余韻が残る作品,本屋大賞はこれで間違いない

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    2026年02月08日
  • 武道館

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    『武道館』というアイドルにとっての成功の証に焦点を当て、夢を追うことの美しさ、その過程で待ち受ける残酷さを描いた作品。自分の人生を自分で選び、自分で引き受けることの尊さを教えてくれる一冊でした。

    「限りあるものをどう使うかに、その人らしさが出る」、アイドルとしての自分に費やす時間、体力、そして心。それらは無限ではなく、だからこそ、何に賭けるかが「その人らしさ」になる。愛子が武道館を目指す過程は、まさに「限りあるもの」をどう使うかの選択の連続であり、その選択が彼女自身を形作っていく。

    これまでアイドルとは無縁の生活でしたが、作中で描かれる夢の実現とその裏にある孤独や葛藤が自分の人生と重なり、

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    2025年09月30日
  • どうしても生きてる

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    浅井リョウの人の心を言語化する力にはいつも感嘆する。

    健やかな論理
    こういう事する人だからああいう事する。という風に論理付けしたくなる気持ちは健やか。たいがい間違えてるけど。

    流転
    独立する明石はその後どうなったのか気になった。豊川は会社に残るしか道はないがまた余計な荷物を背負ってこの先も生きていかなければいけないのだな。

    七分二十四秒めへ
    「男のユーチューバーが別にやらなくてもいいことばっかりやるのって、男ってだけで生きていける世の中だからですよね」
    という一文が同じ男として生まれた身には、正直優越感を覚えた。

    風が吹いたとて
    なぜこんなに物語の中で風が吹いているのか分からなかった。

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    2025年09月30日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    なんだかすごくキラキラしたキャンパスlifeだった、と書いたら朝井リョウは笑うだろうか
    でも その歳の時に大学に行ったことも友達と一緒に映画行ったり旅的なこともした事がない自分にとってはほんとうに眩しかった 色々な経験をノリでやっていたみたいで充実した学生生活だな とゆう感想に尽きる…

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    2025年09月30日
  • 世界地図の下書き

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    児童文学とは知らずに読みました
    表紙の絵や挿絵にイメージが引っ張られすぎて最初は想像の邪魔になって嫌だなあ、と思いましたがそのイメージで読むと決めちゃってからは読みやすかった
    児童文学とのことで少しでもイメージしやすくするための配慮だったのかな
    お行儀がよく清潔感がある作品なので人におすすめしやすいと感じた
    若い人が読んで朝井リョウの伝えたいメッセージが伝わる事を願う

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    2025年09月30日
  • GOAT Summer 2025

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    510円でこんなにたくさんの作品を楽しめるなんてコスパが最高すぎた。
    私が一番刺さったのは「落ち着いて」。
    正しいって本当に正しいんですかね?と読者に問いを投げかけるような短編だった。
    印刷や紙にも拘ってて、物として手元に置いておきたくなる文芸誌。

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    2025年09月27日
  • GOAT Summer 2025

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    ネタバレ

    1号も楽しかったので、2号は視界に入るだけで読むのが楽しみでワクワクする。

    普段文芸誌は、目当ての作家さんの作品しか読まなかったが、GOATは最初から飛ばさずに読んでいる。
    毒のある小説が好きなので、今回の「悪」というテーマはどの作品も面白い。

    まだ読み途中だけど、今のところ特に好きな作品:

    ・木爾チレン「あの子にしか行けない天国」
    女性は18歳になったらⅠかⅡを選ばなければいけない。Ⅰの生き方は平均寿命45歳だけど、永遠に老けない。妊娠は卵子凍結・体外受精すれば30歳まで可能。Ⅱの生き方は今まで通り老化するが平均寿命95歳、自然妊娠50歳まで、卵子凍結・体外受精は60歳まで可。
    18歳

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    2025年09月26日
  • ままならないから私とあなた

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    朝井リョウさんの作品はスラスラ読めてしまう。今回も一気読みした。二篇あったが、ままならないから私とあなたの方が好きで刺さった。人それぞれ価値観が全く違い、自分の考えが全てではないことを痛感した。また、学生に焦点を当てている作品はリアリティ溢れる話で共感できる部分も多かった。

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    2025年09月23日
  • 何様(新潮文庫)

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    個人的には、何者よりもこちらの方が面白かった。
    前半は青春もののようで、個人的な内容だったが、後半になるにつれ段々と社会と密接に関わる日本人が普遍的に持っている価値観を問うような内容になり興味深かった。
    しかし、最も度肝を抜かれたのは、物語ではなく、最後に書かれてある、オードリー若林の解説の文章である。ぜひ、若い人にこそ、こちらの本を買って、解説に書いてある、社会を謳った、会社員になるとはどういうことなのか、社会に出るということはどういうことなのか、を考えながらご自身の価値観を変え、新しい教養を掴んでほしい。

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    2025年09月23日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    恐ろしい本でした。一気に読まざるを得ないくらいの迫力がありました。
    嵌めに行く人、嵌まる人、さらに先に行ってしまう人
    描写があまりにもグロテスクで生々しくて鋭利。
    本読んでて心底気持ち悪くなる(良い意味)のは久々でした
    私はこれまで推し活文化については小馬鹿にしつつも夢中になれる事があるのは良いことだよねぐらいの感覚でした
    現実に狂気のファンダムの世界に呑み込まれている人はこの本を読んでどういう感想を持つんだろう。
    あるあるだよね〜くらいで終わりそうだ。
    何事も一つに集中し過ぎるのは良くないと思う
    視野を極限まで狭めるのがとても幸福で満たされることなのだとしても。
    沢山の趣味や関心事を持ち続け

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    2026年02月07日
  • 世界地図の下書き

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    朝井リョウさんて小学生なんですか?
    と思うくらい小学生のあの頃しか見えない景色、会話の温度、大人の怖さ、大人の優しさ、夜の静けさ、期待と不安、どうにもならないこと、、が絶妙に表現されていて
    多分この本に出会わなければ思い出さなかったであろうあの時のあの感じが沸々と湧き上がりました。

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    2025年09月14日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • 星やどりの声

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    今年1番泣きました。

    最初から最後まで涙が止まらない小説なんて、
    何年ぶりに出会っただろう。

    長女、二女、三女、長男、次男、三男。
    それぞれの立場で一人一人がリアルに書かれてて…。

    兄弟間や友達との会話も違和感ない作品。
    男の子ってほんとアホって笑えたり、
    女の子って難しいって複雑な感情を抱いたり。
    最後には、家族の温かさに気が付くことのできる良作品でした。

    この本を読んだあと、いつもより少しだけ家族に優しくなれた気がしました。

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    2025年09月10日
  • GOAT Summer 2025

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    この本キッカケで色々な作家さんを知ることが出来た!ここで気になった作家さんの単行本にも興味が湧いて読書の幅がどんどん広がる!

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    2025年09月01日
  • 少女は卒業しない

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    明日取り壊される予定の地方の高校を卒業する7人の女生徒の物語。
    映画も観ましたが、そちらは4人です。別ものとして観れば楽しめると思います。

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    2025年08月28日
  • チア男子!!

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    チアを通して青春を過ごす彼らのキラキラした思いや悩み、葛藤が丁寧に描かれていました
    男子学生らしいおバカなやり取りに思わず笑ったり、それぞれが抱える思いに胸を打たれたりと彼らと一緒に歩んでるような錯覚に陥りながら読み進めました
    学生時代が懐かしい
    現役学生ならきっと分かるーとなったり、大人なら懐かしいなと思えるんじゃないかなと
    読んでる時も読後も爽やかで気持ちいいです
    比喩がたくさん出てきますが、それがまた爽やかさを際立たせてくれていてそこが好きでした

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    2025年08月21日
  • ままならないから私とあなた

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    思い通りに行かないからこそ分かる、自分の立ち位置と他人との関係性。これまで出来ないことが出来るようになった、分からないことが分かるようになった、そんな成長過程ってとてもワクワクしますよね。
    ままならないことがあるかも知れないけども、誰かと重なり合ったとき、何かの発見や影響、自分自身では引き起こせない感情の揺らぎを生み出すことが出来る存在になっていたいです。
    自分なりの試行錯誤で漸く見つけ出した答えにあるのは、画一的な正しさではなく、その人らしさが溢れる尊さであると思います。

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    2025年08月17日
  • GOAT Summer 2025

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    まず510円でこの量の多さ本当にバグってる!
    紙もこだわってるから紙がオススメです。
    短編でほとんどの作品が読み切りだから時間無い忙しい時も1日1つとか読めるし凄くいい。
    悪の方が好みかなと思って買って大正解。
    「あの子にしか行けない天国」の続きが気になって仕方ないです。めっちゃ面白い世界線でした。

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    2025年08月15日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久々の星5。6つの短編がつまった作品。特に印象に残ったのは、⑤むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかったと⑥何様の2つ。
    ⑤は正しい自分でいようとしてきた人生に疑問を持ち葛藤する主人公が描かれていた。主人公の性格が、昔の知人と重なってなんとも言えない気持ちになった。また、日常のむしゃくしゃが吹き出し、今までできなかったことが普通にできてしまう、そんな人間の生々しさが表現されていて印象に残った。
    そして⑥何様。この話を読んで星5にしようと思った。社会人1年目の主人公が、人事部に配属され、評価されてる立場から人を評価する立場となる。そこに葛藤や疑問がうまれる。(誠実ではないと感じる)物語終盤で先輩

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    2025年08月13日