朝井リョウのレビュー一覧

  • スター

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    多様性の中に生きる人間の葛藤を描く。

    浅沼と千紗の言葉が特に響いた。
    響いたというより、本作を読んで、確かに感じてはいるが言語化できない考えを、きれいで納得感のあるかたちに言語化してくれているという感覚。

    今自分が生産しているものの、良いところに目を向けて生活しよう。

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    2026年05月25日
  • 少女は卒業しない

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    非常に面白かったです!!!
    短編集であり、全7話で構成されています。面白かったポイントは3つあります。
    1つ目は全て同じ高校かつ時間軸も同じ卒業式を舞台にしている点。7人の少女たちの視点でそれぞれの想いを抱えた状態で卒業を描いており、1つ前, 2つ前に出てきた内容が次の短編小説で登場してくることが多々あり読み進めていくのが楽しかったです。
    2つ目は7人の少女たちの視点で同じ卒業式を描いていること。複数人が同時に迎えるイベントである「卒業式」をそれぞれの思いや立場で経験しており、色んな感情を味わうことができました。そして、自分の高校の時の卒業式でも他の人たちは色んなエピソードや思い出があるのかな

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    2026年05月17日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    推し活も宗教もアクティビズも。

    推しができた人、推しを失った人、推しを運営する側の人の三人が絡み合いそうで絡まない話。人はどういうときに推しにハマり、失うとどうなるのか?同じ推しの話でも『推し、燃ゆ』が個と推しとの関係の話なのに対し、こっちは社会全体の話だ。

    「メガチャーチ」とは、週末の礼拝への出席者が2,000人を超える超巨大プロテスタント教会のこと。礼拝と言っても『牧師様のありがたい説教を厳かに聞く』というような多くの人にとって退屈と感じるイベントではなく、もっとエンターテイメント性あふれたイベントを行っている。
    例えば、プロの奏者によるオーケストラ演奏であったり、ロックバンドのライブだったり。巨大なコンサートホールで

    #じれったい #深い

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    2026年05月17日
  • どうしても生きてる

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    『健やかな論理』
    かなり短い話なのに、読後にずっと残るタイプだった。
    主人公は、自殺した人のSNSを遡り、死にたくなる前触れを探すのではなく、むしろそこに因果関係が存在しないことを確認して安心している。
    普通に投稿し、再配達を頼み、日常を続けていた人が、ある時突然死を選ぶ。
    その不安定さを確認することで、「人間はそもそも説明できない存在なんだ」という感覚に安心しているようにも見えた。
    この話の面白さは、「死にたい理由」だけではなく、最後に「生きたい理由」も同じように説明できないものとして描いているところ。
    人は大義名分や明確な理由だけで生きているわけじゃない。
    読みかけの本、明日の予定、何気な

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    2026年05月16日
  • チア男子!!

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    自分に自信が持てない人は沢山いると思う。仲間と一緒に何かに取り組み成し遂げた経験を持つ人は、少なからずその人に力をくれますね。チアが上達するにつれて皆んなの心が満たされていくメンバーの描写に後半は特に引き込まれて読みました。

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    2026年05月13日
  • 何様(新潮文庫)

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    まず、光太郎の話で泣いてしまった。「何者」の時からすごくいいキャラクターだなと思ってたけど改めて光太郎視点で進む物語はより本人のことを知れて好きが増した。サワ先輩もより好きになった!!!
    最後の話もよかったなぁ。「何様」って本のタイトルとも同じ章、”答え”は提示されないけど背中を押してくれるような言葉があって素敵だった。

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    2026年05月13日
  • スター

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    すっごく大学時代が懐かしくなった。
    書評もOGの南沢さんで、なんだか大学の大好きな居場所を思い出してしまった

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    2026年05月13日
  • もういちど生まれる

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    ネタバレ

    久しぶりに結構いいなと思った本
    すごく痺れたし、いま読めて良かった
    また読み返したいと思う
    淡くて暗くて儚い時代の物語たちなのに、
    もう大人に入ってきてしまった自分にもすごく刺さる
    いつまでも淡くて大切なものを、わすれたくないと思った
    自分だけの感情と向き合うこと、人には人の黒さや美しさがあること
    すべて、こぼしたくないね
    そんななかで混ざりあって、溶けて、こぼれていくものもあるけど、大丈夫だよって
    自分にも他人にも言いたい

    最後のお話でたくさん泣けた
    仕事や日常で、生きるために苦手なことを頑張っている自分をえらいと抱きしめてみたくなった
    きらきらを夢みても、たくさん考えていても、今はできな

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    2026年05月10日
  • チア男子!!

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    息が、汗が、気持ちが、グイグイ伝わってきた。
    全力で打ち込む姿は眩しく、羨ましい。

    著者の「●●●のような」という表現がキレキレ。素朴な小ネタも侮れない。「朝井リョウ、さすがだな…」など冷静なフリをして読み進める。しかし、終盤の臨場感はすごかった(オーディブルで聴いていたからだろう)。気持ちよく、その臨場感に包まれた。
    そして、改めて「朝井リョウ、さすがだな」と感じた。

    冒頭は少しだけ、あだち充の『陽あたり良好!』を思い出したかな。

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    2026年05月09日
  • 何様(新潮文庫)

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    すごくおもしろかった。何者では、あんまり好きになれないなーって思ってた人もこの何様を読んで見方が変わった!
    光太郎の話で泣き、理香の話でうわあ、わかる、それつらいよなってなった。

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    2026年05月09日
  • どうしても生きてる

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    みんな何かを背負って、我慢して、ちょっとずつ生きてるんだな。
    辛いときに辛いと、悲しいときに悲しいと、助けて欲しいときに助けてと、大人になっても言える場所があるといいな。
    明日に向かって頑張って生きてみようと思う。

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    2026年05月05日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    同じ岐阜県出身のジモティー朝井リョウさん。
    エッセイ沢山読んできたけど、このエッセイは上位入りするほど面白くって大好き

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    2026年05月03日
  • スペードの3

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    面白かったな〜!
    スペードの3、なるほどね、そう来たか。と唸ってしまった。
    ハートの2。これはあんまり刺さらなかったな。もうちょっと先まで見たかったような。でもきっとこの終わり方が一番キレイ。何だか映像みたいだなと思いました。これは映画で観たら絶対面白いと思う。
    ダイヤのエース、が一番共感できた気がする。羨ましいけど自分の持ってるものに自信は持てない。人って「本当にこれでいいの?」って疑う瞬間って山程あると思うんだよね。あと“持ってる”人への羨望。

    朝井リョウは鬱屈していてて好きじゃない、と知人に言われたんだけど、わたしはやっぱりこの鬱屈して拗らせてる感じが好きなんだろうな。

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    2026年05月03日
  • 武道館

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    アイドルオタクをしてる人には刺さると思う。
    自分は、アイドルが縛られずに自由に過ごしてほしいけど、オタクに夢を見せてほしいって思ってしまうわがままオタクだなって思った。

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    2026年04月30日
  • 生殖記

    購入済み

    朝井リョウ節全開

    生きるための原動力をテーマに、生殖機能の語り部によって描かれる生物や幸福の本質に迫る一冊。
    語り部の口調も相まって、ちょいちょいCV朝井リョウで聞こえてしまう呪いにかかっています。助けて。

    #共感する #深い

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    2026年04月29日
  • スペードの3

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    物語に引きずり込まれていく感覚になる作品。普段自覚しているのに、気づいていないふりをしている自身の弱さに向き合わされた。
    朝井リョウの作品はいつも読みやすいし、"完成度"を強烈に感じさせられる。

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    2026年04月27日
  • ままならないから私とあなた

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    SNSよりもリアルの方が繋がれるはず、
    AIが作る作品は心がない、、
    そんな、世の中に溢れる一般論や、自分の中にある一般論をバッサリと切られるような感覚を覚えた作品だった。
    ラストの畳み掛けとこの後味は、まさに朝井リョウ。笑

    リアルの繋がりが、すべて本当とは限らないし、案外表面的にしか関わりのない人の方が、さらけだせる気持ちだってある。

    便利さが、人とのつながりを希薄にすることもあるけど、その便利さは、誰かが誰かを思う故に生み出されたものだったりする。そして、そこから生まれるつながりもまた、存在する。

    結局のところ、根底にある、人が人を思う気持ちは変わらないのかもしれない。
    表面的な世界

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    2026年04月26日
  • もういちど生まれる

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    幾つかの短編で全体が構成されており、各章の登場人物の繋がりがあることで人物の見え方が章によって変わってくるのが見応えがあり面白かった。

    ある人から見た自分と自分の思う自分は全然違う面を持っていて、だからこそ今の自分というのは構成されていて、もがきたくもなるし変わりたくもなるしでも"自分"でいたい。

    何者かになりたくて、何者にもなれず
    在り方を探りながら人知れず葛藤を繰りかえす
    あの子を羨んで比較をしては劣等にやられ
    特別がただひたすらに眩しい

    大人でも子どもでもない不思議な時期:若者ならではの瑞々しさを様々な境遇にある大学生男女を通して表された作品。

    どんなに劣等感

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    2026年04月25日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    「推し活」の光と闇を抉る物語

    俳優への心酔やファンダムの熱狂を、個人の孤独を埋めるための「巨大な教会(メガチャーチ)」に見立て、その救いと危うさを鮮烈に暴き出します。
    「視野を広げすぎると不安になるが、狭めすぎると狂う」というジレンマに、現代を生きる誰もが戦慄するはず。信じることでしか自分を保てない人間の脆さを残酷なほど美しく描いた、2026年を象徴する衝撃作です。

    #共感する #アガる #深い

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    2026年04月24日
  • 星やどりの声

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    本当に心に染み入る物語。
    家族の大切さを改めて思い起こされます。家族に良い思い出が無い人も、大切な誰かを思い起こすと思います。あの時お母さんがあんなことしてたのはこんな理由があったのかもしれない、そんなふうに思いながら読んでいました。
    ずっと変わらないようでいて、友達も恋人も親族も、全部変わっていく。だから大切にしないといけないことがその時々であるんだなと思いました。
    頑張り続ける人も、疲れた人も、悩みなんて無さそうだよねって言われる人も、登場人物の誰かには共感を抱けるはず。
    ほっこり染み渡る物語。

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    2026年04月21日