朝井リョウのレビュー一覧

  • 風と共にゆとりぬ

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    今作も面白かった!
    こんなに自分のことをさらけ出し、それをエンタメにしてしまうエッセイがあってよいのか。
    朝井リョウさんのことを、どんどん好きになってしまっている…

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    2025年11月10日
  • ままならないから私とあなた

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    表と裏
    真実と嘘
    正義と悪
    正しいと間違い
    その瞬間の逃れ
    誰でも隠し事はある
    見える幸せと見えない幸せ
    偽りの幸せを見せられたらそれは幸せか
    価値観の違いからの優しさの食い違い
    知らぬが仏
    踏み込まない優しさ
    思い込み
    自分の世界


    肉体と精神
    効率と非効率
    自動化と手動化
    人間と機械

    違いの共存


    自分の人生から逸れると誰かのせいか
    子どもは親を選べない
    エゴ

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    2025年11月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    「本は、言葉とともに、視点を与えてくれる。世界を見つめる視点を増やすことは、今あなたを苦しめている相手を倒す武器にはならないかもしれない。だけど、あなたの心がある一点からの圧力によって押し潰されそうになったとき、目には見えない盾を構築する要素にはなってくれるはずだ」

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    2025年11月08日
  • 風と共にゆとりぬ

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    こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、
    重ための小説を読み終わったあとに読むのが好きで、気分転換にもなるし、ずんと沈んだ気持ちを引っ張り上げてくれてありがたい一冊でした。
    特に肛門記は、何度も声を出して笑ってしまった。

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    2025年11月05日
  • どうしても生きてる

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    貧乏くじを引いたってどうしたって生きていくしかない
    泥臭く何かをつかんて立ち上がれ

    この小説は心の隅をつついてくる
    そして問いを投げかけてくる
    今は答えを出せないけれど
    問いを心のなかに持つことができる
    答えを探しながら生きることができる
    最後の「籤」で光を見せてくれた所も良かった

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    2025年11月04日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    当方ヅカヲタです。
    ヅカヲタはスペードの3とダイヤのエースだけでも読んで欲しい。宝塚独特の世界観、そしてそれをサポートする会の存在について、ほんとそれ状態。
    スターには物語が要る。田舎生まれだったり、失敗談だったり……そつなくできるスターよりも物語のあるスターを求めてるんですよね……。
    って朝井さん、誰の会員(ファミリア)だったんですか??

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    2025年11月03日
  • 風と共にゆとりぬ

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    本当に天才だね!
    エッセイ3部出ていて
    最初に最新「そして誰もゆとらなくなった」を読んで、感動して1.2の順番に読みました。

    1.2.3の順にどんどん面白くなった!
    感性すごすぎる

    たくさんのエピソードの中で
    今回は眼科の話と、ビーチバレーの話特に笑った!


    風と共にゆとりぬは3部構成になっていて、
    わたしは特に第2部日経新聞のコラムの
    プロムナードが特に好きだった

    他と違って真面目な文章。
    1ページに1ストーリーがわかりやすくまとめられてて、この人すごいんだったって感じた!

    文章で笑うことってできるんだなって思ったエッセイでした~

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    2025年11月03日
  • 風と共にゆとりぬ

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    朝井さんこれ描きながら絶対ニヤニヤしてるやろ

    人間は隙があって常に暇そうにしとけって
    昔の上司が言ってた
    前作より好きかも
    横道世之介みる、藤井隆いいよね。女性脳なのか

    ドーナツ型のクッション買おかな
    ずっと監視されてた入院生活を離れ孤独を感じるってなんかグッときた

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    2025年11月03日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    児童施設にいる5人の子供達が、それぞれ抱えている悩みや厳しい現実を乗り越えようとする姿に感動した。逃げる事は負けじゃない。必ず、また新しい出会いがあるという言葉に、主人公と一緒に泣いてしまった。結局、最後まで子供達の悩みは変わらず、それぞれ自分で壁を乗り越えるしかない。でも5人で見たランタンの記憶が、ずっと励ましてくれると思う。子供だから流れに逆らう事ができない、そんな息苦しさと、流された先でも希望は必ずみつかると、信じる強さを感じた作品。良かったです。

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    2025年11月02日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

    QM

    購入済み

    朝井さんってあんなに賞をたくさんとってていかにも文学って感じなのにこんなテイストの本を書かれることにびっくりしたし、
    何より面白過ぎて絶対に人前では読めないなと思いました。

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    2025年10月31日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    強烈な読後感だったのを覚えていて、たまに読み返してみたくなるものの、さらっと読み返すにはヘビーすぎるので諦める一冊。

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    2025年10月30日
  • 桐島、部活やめるってよ

    QM

    購入済み

    なんかすごく切なかったなあ!部活を辞める桐島と直接関係あるバレー部の人から、クラスメイトから、同学年の人から、友達の彼女まで。中高生特有のちょっとドロドロした感じとか、ダサいかダサくないかで人を振り分けたりとか。でもそういう感じの人が周りにいる中流されないように踏ん張ってるところとか。すっごく若い~~!あとミカの話はさすがに切なすぎ、あのあとちゃんと母と向き合えたのかな。

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    2025年10月28日
  • チア男子!!

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    ネタバレ

    ・そう思ったとき、ノック三回分のシャーペンの芯がぽきりと折れた。
    ・キャラメル味の太陽が太陽に食べられていく。
    ・しかし、翔の短刀ほうがもっと直入だった。
    ・どうしてだろう、こういうときって、その人が話したいことよりも、話したくないことの方が伝わってくる。
    ・「これでいいんだ、これでいいんだ」そう呟き続ける晴希から少し離れたところで、一馬が世界一美しい形で土下座をしていた。

    ・序盤の、一馬の部屋に初見の溝口と三人でチアの話を始めるところで、もうちょっとだけ泣きそうになった。もうすでに、未来が見えてしまったからだろうか。青春って恐ろしい。朝井リョウって恐ろしい。

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    2025年10月27日
  • スター

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    冒頭にあった「人は選択することに多大なエネルギーを費やしている」というスティーブ・ジョブズ的思考のとおり、彼らの選択への苦悩が痛いほど理解できる。ただこの苦悩を経ることも必要なんだ。

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    2025年10月21日
  • スター

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    ネタバレ

    2025/10/06
    正統派の映画にこだわる尚吾と、今の時代にフィットした動画編集をする絋。自分と違う土俵に立つ相手のことを羨み認めたくない気持ちで揺れる。尚吾と鉱のいいとこ取りする泉の事も認めない理由を探す…みんな得意なことが違い、それぞれのファンを持てばニッチな人たちのスターになり得る。話の本筋ではないがユーチューバーは限られた一部の人ではなく、その人にとってのスターになればいい、そのユーチューバーは手の届かない超高収入の人ではなく会社員的な稼ぎでやっていく人もいる、そんな見方は知らなかった。私も偏見で凝り固まってる。そんな知らない世界を朝井リョウの本ではいつも見せてもらえる。
    千紗の、自

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    2025年10月21日
  • 生殖記

    QM

    購入済み

    独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

    人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそうだよねぇ、と思いながら読んだ。脳が発展していて身の回りがある程度満たされているから、暇なときに「生きてる意味ってなんだろう」みたいなことを考え始めるの、すっごく人間らしいよねぇ、とも。
    ある事象に対する人々の見方や風潮の変化についての描写が興味深かった。

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    2025年10月20日
  • どうしても生きてる

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    短編集を読みたい気持ちと、SNSでの紹介があったなということで購入。朝井先生の本は2冊目だけど、生々しいという表現が今のところ1番しっくりくる気がする。共感できるけど、なんか痛くて、わからなくて、モヤモヤする。でもすごく身近なストーリーに感じる。うまく言葉にできないのがもどかしいけど、もどかしいと感じるこの気持ちで今はいいのかなと思う。難しい〜!笑

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    2025年10月18日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    結構好きかも。
    ナンバーワンじゃなくてオンリーワン。でもこれは自己責任の入り口。
    自分自身、大体のことはできるけど、何か秀でたものがないことにいつも悩む。でもそれは自分が他人と比べた時にそう思ってしまうのかもしれない。つまり勝手に自分が人と比べて何も秀でてないと思い込んでる。でも人間は弱いからどうしても優位に立ちたがる。だから足を引っ張りあう。生きることに正解はないと思うけど自分自身を正解だとも言い切れずにもがく。人間はみんなそうやってもがいて生きていくしかないのかもしれない。

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    2025年10月17日
  • ご本、出しときますね?

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    BSジャパンのテレビ番組の書籍化。オードリー若林さんがMCする番組が好きな自分にとっては、読み進めてると声が聞こえてきそうな錯覚に陥った。作家の知らない一面が見えてとてもおもしろかった!読んだ章の中では村田沙耶香さんの変人度が群を抜いていた笑

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    2025年10月15日
  • もういちど生まれる

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    どの話も、あ、わかるってなる。見栄張ってるところとか、他人の努力を信じられず、自分だけ頑張ってるって思っているところとか、ぐずぐずしていることへの罪悪感とか、でも頑張ってる人見たら素直に認められないででも羨ましいところとか、ほんとにグサグサ刺さってここまで自分に近い作品に初めて会った。

    「あと20年経っても、私、鮭焼いてると思うよ。そう言うことだと思うよ、きっと」
    この文が言い得て妙の極み。全部内容を知ってもう一回これ読んだらじわじわくる。朝井先生の一文一文が丁寧でとても好き。

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    2025年10月13日