朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレどれも面白かったんだけど、特に、初めてのバイトで結婚式場でお酒を頼まれた時にお酒の名前じゃなくてその人の名前を聞いて回ったエピソードで爆笑した。
そしてクライマックス。
『肛門記』
『尿道カテーテル。』
巨大なフォントにするのやめてwww
読んでるのが電車の中とかじゃなくてよかった。
…と安心したのが早かった。
―『スタバのストローよりは細い、だけどマクドナルドのストローよりは太い、系列でいうとドトールのストローほどの直径の管が、私の陰○からにょきりと生えている。』
きええええ!今まさに私ドトールでこれ読んでるんですけどwww
やめてやめてやめて!
…と悶絶した読書体験でした( -
Posted by ブクログ
ネタバレ表題作、友達同士の価値観の違いを描いた話だったけれど、渡邊くんと雪子の距離感は心にくるものがあった。
身体が近付く描写が好きだった。性描写のシーンは虚しくて美しかった。渡邊くんと身体が交わっていく、お互いがお互いを愛おしく思っている、でも雪子は頭の中では音楽と向き合っている、そのコントラストが綺麗だった。決して渡邊くんを粗末に扱っているわけではないと感じる。なぜか、渡邊くんに集中していないとは受け取れないあたたかさがあった。
薫との価値観の違いは節々に描かれていたけれど、渡邊くんとの長い関わりがあるからこそ浮かび上がる違和感を自覚するシーンが苦しかったし、その寂しさが尊かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれを読んで朝井リョウがなぜ私の心を掴むのかわかった気がした。
私はぞくぞくする展開が好きなのかもしれない。もしかしたらミステリと相性がいいのかもしれない。という気づきと、朝井リョウの扱う題材が人間の内にあるひそかな感情にスポットを当てたものであるということ。「コミュニケーション促進法がある世界線」や「クレーマーに立ち向かう教師」は私が日頃悩む事象を朝井リョウは扱う。
『立て!金次郎!』は途中までいい話としてのめり込んだ。孝次郎の頑張る姿に共感し、園児にきちんと花を持たせる展開に歓喜した。もうこれでいいよ。この後展開がなくても十分だよ、と思わされつつも、最後に強烈なホラーを突きつけてきた。『 -
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題名のインパクトに負けて読んだ。
大学生の自分、今この本に出会えてよかったと思う。
手段と目的の逆転、生きがいではなく死にがいを求めてしまう、変わるもの、変わらないもの。
受け入れることもまた一つの手段である。
時系列が少し入れ替わってるこの感じ好きかもしれない。もう一度読み直したくなる。パラパラ見ただけだが、細かな伏線が張り巡らされている。これ系は最初は少し面白みを感じないけれど、読んでるうちに抜け出せなくなる。“読みがい”がある。
確かに自分も誰かのために何かをやっていないと、何かをやっている自分でないと落ち着かない。これは人間共通なのではとも思うけど。
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世にも奇妙な物語を書く事が、朝井リョウさんの最高のストレス解消法であることから生み出された短編集。
朝井リョウさん、多彩すぎます。
「シェアハウさない」•••一見中の良さそうな4人だが、お酒を過剰に避けるなど、何か違和感が拭えない生活。
その先に待ち受けているこの家の衝撃の真実に一話目からブッ飛びました。
「リア充」•••コミュニケーション能力促進法により、抜き打ち試験がなされる日本。SNSでなんでも見せびらかす現代社会への皮肉がピリッと効いていました!
不合格となった時の罰則(スポーツバーで知らない客とハイタッチ100回、先輩の家での鍋パに強制参加等)が面白かったです笑
「立て!金次郎」•• -
Posted by ブクログ
2026.07.03
奇跡的に座れた通勤電車の中でページをめくって、いきなり72ptはあろうかという「尿道カテーテル」の文字。必死で笑いを堪えて思わず体がぷるぷるしてしまい、変なおばさんが爆誕してしまった。吊り革の方々、両隣の方々、驚かせてごめんなさい。これは朝井リョウというちゃんとした作家のエッセイですと説明したかった。
小説も映画も本当におもしろくて素敵で、人生的にも優秀で成功しているのに、何をどうしても大真面目に次々とすっ転んでいく様が、読んでいてちっとも痛く感じないのはやっぱり朝井さんの生まれながらの性格と筆力なんだろうなあと妙な感心。
朝井さん、お友だちになりたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む手が止まらないという言葉通り、先が気になって仕方がなくて一気読みしてしまった。衝撃が強い。同性愛者を扱ってこんな展開になるなんて、朝井さんの脳内はどうなっているんだ。
『正欲』の時から変わらず、朝井さんは大衆や多様性に敏感でかなり遠くから見ているなという印象。結構皮肉的に描きながらも批判文ではなくて、ただ風呂敷を広げてみせてそれを読んだこちらの思考を問うような終わり方だったと感じた。研究論文読んだ後のような感覚。
『正欲』の後本作を飛ばして『イン・ザ・メガチャーチ』を先に読んでいて、朝井さんの「二部作のような感覚」というコメントがずっと気になっていたのだが、「仕事でも家庭でも社会貢献活 -
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「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」
「正欲」はもやっとしたけど「生殖記」は少し“しっくり”きた。お堅そうな装丁とは一変ストーリーテラーはまさに「生殖」の記という斬新さ、しかも語り口調はお調子者。それが付いてる本体は同性愛者で自ら異端である事を自認してうまくこの世で立ち回る術を探し続けている。生殖としてのお調子者でなくただ単に性格がお調子者な様子なので、お堅いとおもって手に取った人はあまりの斬新な設定に何か違うと思いそうな本である。でも大元は「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」というテーマで、それをわかりやすく書いてる。そもそもヒトはそこに生きてるという -
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作者の爆笑エッセイを読み、ラジオを聞いて朝井リョウさん像があるにも関わらず、作品を読んでも作者は見当たらない。そこにはちゃんと登場人物がいる。
何よりも好きなのは、自分が主人公になったと錯覚するほどの心理描写文。その時々の気持ちによって、風景を見てどのように感じるのか全然違う「それ」を見事に書いて閉じ込めているようで好き。
短編小説だけど、登場人物同士に関係性があって、ある小説では「クール」な女性として描かれている子が、主人公になった小説では葛藤を抱いていたり…それぞれ世界をどのように見ているのかを経験できる作品で好き。
1番心に刺さったのは「もういちど生まれる」。
ストーリー性がいいのはも -
Posted by ブクログ
ネタバレありがとうございました。
最後の千紗の言動がすごいな。ずっと影を潜めてたけど、尚吾との距離が遠くなってて、それはそもそもの二人の距離のせえで、そして彼女はそこに問いと答えを持ってて。読んでてゾクゾクした。
それまでも特に195ページ以降、浅沼と尚吾、絋とMOVE社長、占部と尚吾、泉と尚吾と絋、鐘ヶ江監督と尚吾。これらの対立、対話が話そのものの本質、「状態と中身」であり「あるものをないものに、ないものがあるものに」だった。
尚吾と絋が映像作ってフィニッシュかと思いきや全然そうじゃない。むしろ最後の千紗の言動に打ち砕かれる。
最近同じように感じていたのが、AI。作詞作曲してもらって配信をして