朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ泣いた、、、
お父さんが寝てる子供に向かって語りかけるシーン、ここで泣くのは鉄板だけど、
店を締める決断をするシーンも泣けた
人が死ぬとかじゃなくて、泣けるのはいいよね!
確かに派手さはないけど、各章じわぁっときたよ
それぞれの成長に心が温まる
いい小説だった!
ただ素直に1点だけ父親目線で気になったのが、笑
子供6人もいて病気になった
で残された時間で自営の飲食店の改造なんかして、
過労になるほど妻に負担かけるなんて
結構父親のエゴじゃん
自分だったらもっと家族の助けになるような実用的なことするな、って少し冷めた、笑
って自分は理論とか合理とかで、ドライに行動し過ぎなんだよ -
Posted by ブクログ
社会人10年を過ぎて、がむしゃらさの先に何かがあることを期待(?)することはなくなった。それは自分を信じないからではなく、自分のサイズが分かってきたからだと思う。それと同時に、他人を揶揄したり畏怖したりすることも少なくなった。それは社会の中でいろんな人がいて、自分もその一部だということが意識無意識で分かってきたからだと思う。
最後の「何様」以外の主人公たちの心象風景は、いっぱしのサラリーマンとして感じてきたことに重なる。自分の勘違いを思い知ること、自分の殻を破ってみたくなること。キラキラ度合いは違うけど、全部覚えがある(気がする)。
ただ、最後の「何様」は、自分がいま感じていることに重なってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ「正欲」と「性欲」この2つを持ち合わせているのが、今現在の人間の他の動物とは違う特別な部分だと感じました。
動物であれば自分がやりたい欲求のままに、本能的にする。だけど現代の人間は正しいものやこれが普通といった、同調圧力のようなものがあり、自分の欲求を満たせない。みんなが思っている普通は普通ではなくて、正しいと思っている事も正しくない。だからみんな自分の人とは違う部分を少しずつ開示して、同じ考えを持つものを心の拠り所として、常に探しているのかなと思いました。(それを開示しない方もいますが、僕はする派です。)
自分の常識は他人の非常識。すごく視野の広くなるとても面白い作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『みんな本当は、気づいているのではないだろうか。
自分はまともである、正解であると思える唯一の依り所が“多数派でいる"ということの矛盾に。
三分の二を二回続けて選ぶ確率は九分の四であるように、"多数派にずっと立ち続ける"ことは立派な少数派であることに。』
ハッとさせられた本だった。
そして"正義感"っていったいなんなんだろう。その正義はある人にとっては正義でも、ある人にとってはただの迷惑かもしれない。
語れば語るほど沼に陥ってしまう。「すべてを受け入れる、理解する」「みんなが生きやすい世の中に!」なんて唱えることはこの本を読んだらもうできない -
Posted by ブクログ
何冊か朝井リョウさんの作品を読んだことがあるのだけれど、そのたびに好きだなーと思ったのでエッセイにも手を出してみた。
結果、やっぱり好きだなあーと思った。
間が抜けた失敗やあまり聞かないような珍しい経験が多いからネタの時点でもう面白いんだけど、それが絶妙なワードチョイスと独特な表現で語られるので更に面白い。
ただ、30ページ分くらいあった就活関連のお話はあまり楽しめず、ここを読み終わるのに数ヶ月もかかってしまった。
たまに、『このセリフはちょっと盛ってなーい?』なんて思う部分もありつつ、全体的にはとても楽しく読んだ。
いろいろ念入りに考えるのに、考えなくちゃいけないところにはまったく思 -
Posted by ブクログ
できないことができるようになってゆくなんて、もちろんワクワクする。世の中どんどん便利になってくし、目標に達成できる時間や手間だって大幅に省ける。だけど、だからといってそれは無駄だから、意味がないものだからとあらゆるものを削ぎ落としていったら、そこに残るのは、誰にとっても必要なもの、誰にとっても意味があるもの。ただそれだけだ。きっと、心も体もおんなじ形をしている。
そうなると重なり合ったところで、何の発見も何の影響も与えあうことができない。自分自身では引き起こせない感情の揺らぎに出会うこともできない。
違うから愛おしい、違うから全て知りたいって思う。お互いの全てを知り尽くしてしまうなんて一生か