朝井リョウのレビュー一覧

  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    この本の特徴はやはりスクールカーストのリアルさだと思った。自分の学校にもあるようなあのグループとそれ以外の壁。例えば運動部のエースとか派手な女子が教室の真ん中にいる中、端っこで空気を読んでいるような人たちがいるというヒリヒリと心臓に悪い描写。吹奏楽部の部長とか、映画部の前田とか。みんな何かに必死だけど、それが将来の役に立つのかもわかんないし、前田がゾンビ映画に情熱注いでる姿はすこし切なかった。中心にいた桐島がいなくなっただけで、周りの人間関係がボロボロ崩れていくのが怖かったし、みんな桐島を通して自分を見てただけなんだと思った。できる人もできない人もみんな足掻いてるんだと感じた!!

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    2026年02月05日
  • 正欲(新潮文庫)

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    朝井先生の小説は初挑戦。エッセイでは、ひたすら読者を笑かしにかかっていた印象だが、小説になると、こんなに真面目に社会の正しさについて切り込んでいくとは。笑 私には今まで読んできた小説とはまた違って新鮮で、本にも時代が流れていっていることを痛感した。分かり合いたい、誰かと繋がりたい、諦め、苛立ちが、ぎゅぎゅぎゅと詰まって苦しくもなる本。世の中、「有り得ない」は「有り得ない」と感じた本だった。

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    2026年02月05日
  • 風と共にゆとりぬ

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    お尻の話が特に良かったです。包み隠さず心の内を不特定多数に晒す朝井さんの男前なこと!反対に自分の中の卑屈な部分、捻くれてる所も余すことなく書ききるのもすごいし、嫌味っぽくない。初めてお顔を拝見しましたがやっぱり男前やないかーーい!とツッコミを入れてしまった。

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    2026年02月05日
  • 世にも奇妙な君物語

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    「シェアハウさない」
    終わり方怖いけど、結構好み。

    「リア充裁判」
    こんな裁判受けたくない!現実世界に存在しなくてよかった。

    「立て!金次郎」
    教員やってる身として、こんな保護者がいたら誰も信用できなくなるなと思った。

    「13.5文字しか集中して読めな」
    直喜が奇妙な子どもすぎる。でも結構好きな話。

    「脇役バトルロワイアル」
    主役っぽい・脇役っぽいが、イマイチよく分からない。私が参加したら一番に脱落すると思う。

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    2026年02月05日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    初、朝井リョウ。

    止まらなくて移動中も含めて1日で読んでしまった故にゆっくり自分の気持ちと向き合えなかったところが多々あるので絶対に読み返したい。

    なので今はザッと読んでしまった初見の感想だけ。

    “推し活”の話だけど、“推し活”の話ではない。
    あなたに共鳴する物語は何ですか?あなたが深く共鳴して信仰するものは?仕事?育児?趣味?政治?その信仰で得られるものは何ですか?

    視野が広いって良いことのようで自分をも客観視して動けなくなりませんか?……というか、“視野を広く持つ”こと自体も一種の信仰ですよね?
    視野を狭めることで1歩踏み出したり誰かと連帯することが容易になることもありますよね?

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    2026年02月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    これ系は結構好き
    改めて浅井りょうの今までの読後感想読んだら
    好きな作家さんだった
    確かに昔とくに中高ぐらいか
    男子が集まって話すと何かというと競いたがる
    風潮あったかも
    くだんねー自慢話とか
    どっちが酒が飲めるとか
    原付免許持ってるとか
    それも自分じゃない知り合いの先輩がどうとか
    せめてお前の話をしろよと思った
    ホントその中に存在することが苦痛だったけど
    我慢してたな
    だから集団じゃなくてもいい
    自分で選択できる
    大人になってからは
    しあわせになった気がする

    てか堀北君は試験の順位や運動で競ってんだから
    むしろ健康的じゃないかw
    ボクの周辺はもっとずっと低レベルだけど

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    2026年02月04日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    生殖本能視点とかどういう脳みそしてたらこんなこと思いつくんだろうと著者への畏敬の念が堪えない。正欲の時よりその気持ちは強くなった。現代社会に対する皮肉なのか。

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    2026年02月04日
  • スター

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    比べなくて良い物を比べる時代。比べる理由は自分を肯定するのか、他を否定するのか。
    結局は多様性を認めつつもブブンテキニ否定するのが人間の性なのかも。

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    2026年02月03日
  • 時をかけるゆとり

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    個人的には、カットモデルの話と麻布十番のおマックの話が好きでした。
    読みながら、朝井リョウさんの困惑する表情と口調が頭の中で再現化されました。
    これは笑ってしまって、家じゃなきゃ読めないな。

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    2026年02月03日
  • 生殖記

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    超SF的な話だなあと思って読み進めていたら、結構人間の内面を分析する話で意外だった!
    人間のよく考える生きる意味とか働く意味とかそういうのを超自然的に俯瞰して種の拡大発展のためですってまとめちゃうの面白いなって思った。
    多様性とかも本来は生存の厳しい環境下で種の保存を優先するために生まれたもので、今更発生した価値観では無いよとか、人間は安定した環境下の生き物になったので単為生殖のみでいいのでは??的な考え方はびっくりするくらい俯瞰してないと無理だろ。朝井リョウは何食って生きてんだ。

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    2026年02月02日
  • 何者

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    就活はしたことないけど、当事者が読んだら
    さぞかし恐ろしいのだろう、と思ったけど、
    いや、逆に勉強になるのかもしれないと思った。
    みんな、誰もが自分のありのままで受け入れてもらえればそれに越したことはないだろうけど、
    留学とかボランティアとか、肩書きや切り札を
    用意して、武装して、
    それでも敗れて自分自身が否定されたような
    気になってしまう。
    たくさんの×を踏み締めて、⚪︎に手をのばす。
    もっといいシステムはないのだろうか?

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    2026年02月02日
  • 正欲(新潮文庫)

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    最初は正直よく分からなくて
    なかなか読み進められなかったけど
    半分に届くか?という所で急激に繋がり始めて
    閉じている間も、つい登場人物の事を考えたり
    「多様性」というものについて考えてみたりするようになった。

    多様性と言いながら、受け入れられない事があって
    それがわかるから人には言えないで苦しむ。
    表面的に理解するよと言われても信用できないもんなあ。

    夏月の部分は圧迫感がリアルで
    苦しくなる所もあった。
    確かに読む前の自分には戻れない気がする。

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    2026年02月02日
  • 時をかけるゆとり

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    オーディブルで聴き終え
    小説の方はまだ読んだことがなく、初読み(聴き)がこのエッセイ
    通勤時などの1人の時間でひとり吹き出しながら聴き終えました
    面白い

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    2026年02月02日
  • ままならないから私とあなた

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    面白かった。私は非効率な人間味を大事にしていたい。

    他者との関係において、自己と他者の価値観への理解は大事。大事な人の全てを知る事は出来ないし、知る事が必ずしも正しいとは限らない。

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    2026年02月02日
  • 何者

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    一歩引いた冷笑スタンス、俯瞰する側、自分は馬鹿にされる側じゃなくてする側だという勘違い、自分もその危険性を持ち合わせてるからこそヒヤッとした。本当に仲のいい友人のことすらも冷めた目で見てしまう一瞬、共感するから余計にゾッとした。この小説を読んだことが自分への警報だと思って、今後気をつけよう。にしても理香のほうが一枚上手だったということかー。鋭い。

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    2026年02月02日
  • 生殖記

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    主人公 尚成の男性器目線が語るストーリー。
    今までにない視点で面白かった
    心の声が出てくる小説はよくあるけど、男性器ならでは(?)の声が漏れる場面もあり、面白い。

    同性愛者の主人公が考える様々な場面から「多様性」について考えさせられるストーリー。
    LGBTQ +の人たちに向けた制度整備をするためのNPO法人を立ち上げた後輩の「法整備が進むにつれ、LGBTQ+の人を苦しめる可能性もある。カミングアウトできた人たちにとっては良いことをしていても、出来ない人たちにとっては同性婚や色々な制度が出来ることによってより格差を感じる場面が出てくるかもしれない」といった考えにははっとさせられた。

    多様性と

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    2026年02月01日
  • 少女は卒業しない

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    高校生活にタイムスリップしたようだった

    あの独特な雰囲気のなかで生きている学生たちの心理描写を描くのが本当に上手い

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    2026年02月01日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    これは難しい内容ですね。。
    こんなにもレビューが難しいとは思ってなかったです。

    多様性、、
    マジョリティ側が作った「多様性」という言葉にどれほどの意味があるのでしょうか。

    マイノリティ側が欲してすらいない(そっとしておいてほしい)多様性という枠組みはマジョリティ側が想像しうる範囲でしか機能しいないのだと思います。

    そう考えると結局、少数派のためじゃなくて多数側、自分のためですよね。

    少し話の主軸とはズレますが、不登校の息子とどう向き合うかってめっちゃ難しくないですか?

    寺井啓喜の気持ちも分かるんです。古臭い考えかもしれないですが、父親ってそんな感じじゃないですか?

    自分の「正欲」に

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    2026年02月01日
  • スター

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    遅ればせながら、ゆとり…以外で朝井さんの本は初読です。
    伝えたいことは何となくわかった感はあり、答えはそれぞれなんだと、考えさせられる内容でした。
    登場人物が話している情景の表現に感銘を受けました。セリフとその場で起こっている普通の出来事を組み合わせる書き方が美しく、他の長編小説も読みたいと思いました。

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    2026年02月01日
  • 何者

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    「まだまだ語りたい」というその熱量、素晴らしいですが、あえて言います。
    「拓人のようにならないために、今夜の感想はあと1つだけで締めましょう」

    …と、Geminiに言われたので笑
    長々と語りたい気持ちを飲み込んで、20点でも10点でもいいから教訓に落とし込んでみる。

    他人の粗探しをするヒマがあるなら、自分の足先に集中して歩き続ける者でありたい。何者に見下されたとしても、笑顔で「ありがとう」と後ろ手を振れるぐらい、しなやかでありたい。

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    2026年02月01日