朝井リョウのレビュー一覧

  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    話題のエッセイを読んでみた。
    朝井リョウさんと同じくお腹弱い族なのでわかるわかると頷いたり楽しかった。
    なんていうのかな、若さがいっぱいで滲み出てくるピカピカしたものを摂取できた感じ。続編も読みたい。

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    2025年11月28日
  • 正欲(新潮文庫)

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    不安だから、多数決の多い方にいたい。それが正しいと信じたい。そうだよなぁ私の欲、つまり正欲なんてその人にとっての“正しさ”だけであるということをじめじめと描かれていた。

    「自分とは違う人が生きやすくなる世界とはつまり、あしたの自分が生きやすくなる世界でもあるのに。」

    啓喜のように世間の正しさ(のようなもの)を身近な人よりも気にしてしまいがちな私にとってはトゲが刺さったような文章。

    「三分の二を二回続けて選ぶ確率は九分の四であるように、"多数派にずっと立ち続ける”ことは立派な少数派であることに。」

    多数派でいることの方が立派な少数派…

    こういう本を読んだときにうまく言葉にでき

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    2025年11月28日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    むちゃくちゃ面白かった…
    途中から、自分も視野狭窄になるというか宗教にハマりそうな感覚に陥った。

    小説であり、ルポであり、ビジネス書でもあるような小説だった。

    これまで推し活はポジティブなものと捉えていたけど、実はそうでもないのかもしれないと思ってしまった。
    推し活の話だけでなく、孤独との戦い方やケアの話まで出てきて、ある意味とてもリアリティある小説だった。

    終わり方も、とても良かった。

    もう一度読みたい。

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    2025年11月27日
  • 時をかけるゆとり

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    ずっと気になってて読んでみたかったけど、エッセイというジャンルを読んだことがなく、飽きずに読めるのかな?という不安があった。
    読んでみるとクスッと笑えて、スラスラ読み進めることができた。
    朝井さんの人柄の良さがすごく出てるので、読者も気持ち良く読めるんだろうな〜って思った。

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    2025年11月27日
  • 生殖記

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    面白い。
    可笑しい。
    お調子しながら、大真面目なテーマを語っている。
    ますます朝井リョウさんの面白さのトリコになる。
    なんじゃそれーって結末もいい。

    そして、アドラー心理学の「共同体感覚(自分が社会の一員であると感じ、他者とつながって貢献しているという感覚)」が小説になっているのが、嬉しい。

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    2025年11月30日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    桐島が部活を辞めた、という話題がぽんとあって差はあれこのことに影響を受ける同級生の物語の集まり。桐島視点の話も読んでみたかったけど無かったり、同級生が互いにあまり知らなかったり羨んだりする点は、まとまりがないようであるような高校生の空気感にも思えて良かった。

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    2025年11月27日
  • 何者

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    ネタバレ

    朝井リョウの作品、初めて読んだ。
    解説にもあったのだけれど、私も主人公と同じ視点でさまざま登場人物のことを「痛いな」と思いながら、傍観者として読んでいた。でもそれが、最後、当事者となって自分に降り注いでくる、、。ガンガンに殴られた感じ。。

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    2025年11月27日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ファンダム経済という言葉を初めて知った。
    今、現実に起きていることが、どういうメカニズムで起こっているのか、非常に解像度が上がった。

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    2025年11月27日
  • 生殖記

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    朝井さんの文体が心地よく、するすると読めてしまう不思議。分かるけど分からない、そんな空気感が面白く、この世界観な浸っていたいと思えるお話しでした。最後はどこかさっぱりとした、いや"しっくり"とした終わり方でした。ありがとうございました。

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    2025年11月27日
  • 何者

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    理香の怒涛の攻撃、効果抜群すぎる。就活より人間関係の方が生々しくて辛い、思わず「うわぁー」って声でた。

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    2025年11月27日
  • 時をかけるゆとり

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    読みやすかった。
    学生生活の話なのに、初っ端から痔の話。
    まだ若いのに…と思いながら気がつくと最後まで読み終わっていた。
    2000年代の終わり、大学生活の振り返りと、あんまり時間が経過せずとも「なんで自分はこんな事をやろうと思ったんだろ…」と後悔するような、様々なイベントやハプニングを体験して学んだ?事を、ご飯食べつつ友達から聞いて、「バカすぎるw」と大笑いしながら聞いているようなエッセイ。

    でも、そういう事ほどずっと覚えているし、年取っても昨日のように思い出せる。これもまた、高校とは異なる、大学生活の醍醐味。

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    2025年11月26日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    推し活を通して、生きるとは?という哲学的な部分にも触れる、万人共通の問題にも触れられる本。
    育児で自分を使い切ることを選んだ私と、推し活に身を投じる女性の共通点がこんなにあるとは思いませんでした。

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    2025年11月26日
  • 正欲(新潮文庫)

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    朝井リョウさんの現代を生きる人の心の描写がリアルでドキッとする。
    SNSとは真逆の見ざる言わざる聞かざる…
    自分の孤独とどう向き合うか…自分ならどちらもほどほどにしたい。

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    2025年11月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    私的大学生のバイブル
    以前はおもろwwと思えてたことがだんだんと若いなァ、、、と思うようになり、
    そうかゆとらなくなったのかと感慨に耽った

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    2025年11月26日
  • 何様(新潮文庫)

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    『何者』のサイドストーリー。とはいっても、6つの話に分かれており、薄ら繋がりが見えるような感じで、どこでどう繋がってゆくのかな、と思わされるフリースタイルみたいな展開。
    人間は不器用で、人間を取り巻くものは複雑で白黒つけられる単純なものではない。このことを受け入れた上で単純に生きてもいい、と思えた。どこまでいっても単純に生きることは出来ないから。
    解説も良かった。自分の気持ちを忘れないようにここにメモしてるけど、解説を見てほしい。
    解説にあるように、自分の人生が進めば本から受け取るものも変わるだろう。
    自分がどう変わっていくのか、この本を時折読みながら確かめてみたい。エネルギーがいるだろうけど

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    2025年11月26日
  • 時をかけるゆとり

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    すごく面白かった
    朝井先生の本を初めて読み
    尚且つエッセイというのも初めて読んだ
    人生をすごく面白く描かれており
    手が止まらず読み切った
    同様の他の作品も読んでみたいと思った。
    自分も日々の面白いことに気づける嗅覚を
    育てようと感じた

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    途中からどんどん進んだ、ほんとうにすごい小説。
    「他人の目を気にするなの意味が分かってなかった」
    この前観たブルーボーイ事件と似たテーマだなと思う

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    親と少し違う特性をもった個体として存在してるだけで成功なのにね、みたいな序盤の文章になるほど〜って思った。
    ほんわか読めて面白かった。でも区切りが少なくてしんどかったかな〜。

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    2025年11月25日
  • 正欲(新潮文庫)

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    性的嗜好は多様であり、その多様性の全容を認識することはできない。みな自分の視野に収まる多様性を認めて、多様性を理解した気になっているだけなのだろう。でも、「人と繋がっていたい」という感情だけは一様なのかもしれない。

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    2025年11月25日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    心が抉られる。
    なんなら見たくなった読みたくなかった視点。

    自分がまさに信仰気質のある推し活をしていたし、今もまたそうなりそうな段階にいたから。

    理想は誰にも馬鹿にされず、自分の管理できる領域で楽しみたい。
    でも新しくできた推し活を通して、自分の人生を前より前向きに捉えれるようになった、そして推してる人が幸せであってくれますようにと願うようになった。

    いつだって操縦される側の人間で、地盤が固まっていない時にのめり込むのはやはり危険性を感じる。
    でもどっぷり浸かって、自分自身を余すことなく使い切った時、ふと我に帰る。
    もう、疲れちゃったと。
    前もあったな、こんなこと。

    推しが頻繁に配信し

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    2025年11月25日