朝井リョウのレビュー一覧

  • 正欲(新潮文庫)

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    本物の多様性。
    今まで自分も理解あるつもりでいたけど、あくまでそれはマイノリティの中のマジョリティであったことに気が付かされた。読み進めていくうちに自分の今までの行動が全て嫌になってくる、なんとも言えない読後感。
    最後めっちゃ壮大にまとまってて、すごいけど逆にモヤッとするところもあったかな笑

    単純でわかりやすいのに、複雑で難しい問題

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    2026年08月02日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    孤独な中年と推し活を、残酷な構図で描く。

    自身と、久保田が重なる部分や、
    澄香、道哉のINFPに重なる部分もあり、
    物語全体を俯瞰ではなくどちらにも飲み込まれそうになりながらだった。

    その上で、特に国見の説明:物語を活用する手法 は、信徒相手の心理および集団心理を最大限活用しようとしていたところ。
    罪としては描かないが、触れてはいけない部分に触れかかっているというそら恐ろしさがあった。

    ただ、国見のマーケターとしての対応には感心するところがたくさんあった。
    物語を没頭させるには出す順番。
    プロデューサー、アナリスト、学級委員長、疑似恋愛、信徒の5分類。など。


    なお、オーディブルで聴取

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    2026年08月02日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    怖い。怖過ぎる。
    答えのない悩みが多過ぎるし、人生に正解がないことに不安を感じることもすごくわかる。
    私には自分を使い切るだけの視野を狭めるための拠り所はないけど、会いたい時に会ったり話したりできる周りの人のお陰で立っていられるのかもしれないと思った。
    おじさんに友達がいないのは分かる気がする。社会人を辞めた時、この人には他の繋がりが残るのだろうかと他人ながら心配になることはあるし、自分はそうはなりたくないから、少なくても自分を大切にしてくれる人が居続けてくれるように私もその人たちを大事にしたいと思う。

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    2026年08月02日
  • GOAT Summer 2025

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    また最近新しい号が出ていてちゃんと続いていることにホッとする。
    でも調べてみたらめっちゃ売れているらしい。今まであまり本を読んでなかった20~30代がよく手に取っているらしい。

    仕組み面白い、紙質へのこだわりも凄いし、何と言ってもめちゃ安い。これ、採算取れてるのだろうか。今時文庫本も普通に1000円する時代だけど?雑誌のキャラもめっちゃ可愛いので女子や可愛いもの好き男子にも絶対ささってそう。

    今回のテーマ悪は前回の愛より断然面白かった。自分は愛よりの人間だと思っていたのに悪寄りだった事に気付いて少し愕然とした。前回も書かれていた小川さん、ショートだとまた全然違う雰囲気醸し出してて割と好き。

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    2026年08月02日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ


    自分を使い切ることで幸福を得る説は真実か。それを誰かを推すという行動で遂行するという。子ども、他人を介しないと自己肯定できないのはつらくない?ましてや陰謀論なんて。隅川の切ない展開に貧困からの沼化は国の施策の問題でしょうと怒りを覚える。
    ファンダム経済に乗っかる素質がない醒めてる私は目の前に膨大な海原が広がってる。それでも間違えない平凡な幸せでもいいって心から思えたらいいんだけどな。
    国見みたいな人に操られて経済活況って言ってる間はいいけど、匿名で活動する自衛意識の強い人たちの盛り上がりで戦争が引き起こされたりしたら本当に悪夢。

    現代日本の押し活の光と闇の教科書ぽくもあり、押し活界隈の言葉

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    2026年08月02日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    観光地の動く歩道のような本。
    世間で話題の景色を快適に眺めながら、共感と冷笑のどちらをも向けやすい登場人物とともに浅く内省し、わかりやすい解説つきで現代社会を知った気になれる。

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    2026年08月02日
  • 生殖記

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    設定によって、主人公を自分自身視点と第三者的視点の両方で表現しているのが面白い(メタ的表現とも少し違う)一方通行のミギーのイメージ。
    ただそれゆえに、動きがなくて読みづらく感じる箇所もあった。

    眉とのエピソードは滑稽で笑えたし、必要最低限のキャラクターたちはみんな魅力的。
    「お手拭き貰えばよかったね。」から読み取れる関係性?スタンス?が微笑ましい。

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    2026年08月02日
  • どうしても生きてる

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    全てには共感できなくても、誰もが感じたことがあるなんとも言えない感情が絶対に一つは見つかる本だと思う。解像度が高すぎて、逆に読み返すのが辛い作品。

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    2026年08月02日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    INFP激ヤバ物語

    オタ活が終わる人と、オタ活が始まる人と、オタクを産み出す人の三人のストーリー。三人の視点がバラバラなように見えて、実は繋がっていた。
    でも結局はINFPがヤバいって話だった。

    自分は強火オタクでは無いからどの考えも共感できなかったし(むしろ冷笑する側)、自他境界が曖昧になっていく姿には薄っすら腹が立ちながら読んでいた。

    最後までは描かれてなかったけど、多分みんなバッドエンドだと思う。生涯孤独で貯金も果てて信用も無くしてるからね。

    ストーリーは面白かったし、朝井リョウの言葉選びが天才的すぎたんだけど(『上半身は骨格ストレートで下半身は骨格ウェーブ』なんて表現は現代女

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    2026年08月02日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「何者」のスピンオフの本著、前作の登場人物の過去やその後を描いていて、どれも心にチクっと刺さる話ばかり。あくまで本人視点で進んでくのは光太郎と里香だけで、他は更に遠い関係者の視点。沢渡はまだしも、登場が少ない烏丸の親族や最後の面接シーンの彼、話題のみの登場の瑞月の父の不倫相手など、かなり前作との関係は希薄に見えるものの、スポットで印象に残る人々の話。各々の葛藤が生々しく伝わってくる。光太郎と里香、沢渡は納得なエピソードで、かなり人間像がくっきりした。個人的に最後2作品。私だけでなく誰もが心当たりがあるような心情を主人公が持つものだから堪らなかった。「むしゃくしゃしたやった、と言ってみたかっ「何

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    推し文化が全面に出てるこの時代だから面白いと思えたかもしれない
    自分もオタク気質だけど推しって言葉にはしっくりこなくてもやっとしていたので、この物語のオタク二人にはしっかり共感してしまったし、確かに日本国家のせいかもな…もちゃっかり洗脳されつつあった。笑
    朝井リョウさんの話口調(若干早口)で語られて物語が進んでる感じ(割と早足)で面白かった〜

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    2026年本屋大賞
    本屋大賞にハズレなし!

    途中でゾワゾワしてくる。
    最後めっちゃ気になる終わり方するけど
    あとは想像にお任せしますってやつね。
    勉強にもなるし忘れた頃にまた再読したい。

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    2026年08月01日
  • 時をかけるゆとり

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    時々読んでいて痛いというか、寒いというか、冗長に感じる話はあったものの、クスッと笑える瞬間も多々あり。特に、便意に耐える話は面白かった。

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    面白かった!
    自分も推し活をしてるので、その視点でも読めた。
    自分の経験でもそうだが、人生で一番辛い時に没頭出来るものがあるとその一瞬辛いことを忘れられたのを改めて認識。何かに没頭出来るものがあるのは幸せかもしれない。他から見ると理解出来なくても。ただ、やはり程度は大事だね。

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    視野を広げれば広げるほど、社会や周りの人を冷静に客観的に見てしまい、自分の生き方や幸せがなにか分からなくなる。
    なんでもいいから、なにかを熱狂して信じて行動すること、視野を狭めることはひとつの救いなのだろうと考えた。
    結局、自分の幸せは自分で決めて、それを信じるしかないのだろう。

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    しんどい、非常にしんどい、新しいホラー…?
    例の診断で私も内向型のため、澄香ちゃんに酷く共感し辛かったです。
    距離感を間違うのも分かる、視野狭窄も悪い事だとは思わない、でもなぁ…それで誰かが傷つく事に気付かないのはダメだと思います。
    どこかで悪い事をしてると気付いてる点もいただけないですね。

    でも、それは私が周囲の多くの人に支えられているから、そう思えるんだろうとも思いました。
    推し活が宗教のように見える本作ですが、誰だって孤独は辛い。
    『推し活』に留めて、何事も『依存』しないようにしないとですね。

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    2026年08月01日
  • 時をかけるゆとり

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    少し古いけど、古さを感じない部分も多く面白かった。ゲラゲラ笑いながら読んでいて、これは電車の中では読めないなと思ってしまった。

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    2026年08月01日
  • 時をかけるゆとり

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    とても面白かった!
    正欲も読んだことあるけど、
    勝手に思い描いてた作者像といい意味でギャップがあって他の作品も見てみたいと思えた

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    2026年08月01日
  • 風と共にゆとりぬ

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    前半面白エピソードまみれで楽しく読んでたのに、著者のケツの話しか記憶に残らなかった…!!!!
    そんなエッセイ集。

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    2026年08月01日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    「同性愛個体の生殖器」というこれまでにない視点から人間社会を描いた作品であり、その独創的な発想に強く引き込まれた。

    この作品は、同性愛個体を取り巻く社会の在り方について問いを投げかける一方で、読者に答えを押しつけることはない。そのため、読み終えた後も、自分自身の価値観について深く考えさせられた。

    突き詰めた際に辿りついたのが「多様性」というテーマであり、「私もまた多様性の一部である」という結論に辿り着く。

    この本を読んで再確認することができたのは、私は多様性共同体の一員として、社会の発展や成長に貢献したい寄りの個体であること。そして(マットの四隅の一部を持たされ)社会のシステムに流されて

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    2026年08月01日