朝井リョウのレビュー一覧

  • スペードの3

    Posted by ブクログ

    「どれだけ待っても、革命なんて起きない」(P.150)

    現状を打ち破るためには、自分から動かないと何も始まらない

    0
    2026年03月14日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    同性愛者の尚成が主人公で、ナレーションは尚成の生殖器という新感覚な読書体験でした。

    同じ同性愛者の颯と尚成の生き方が対照的なのは
    共同体の関係性が対照的だったからなのではないか、という部分にドキッとさせられた。
    最初に所属する家庭と学校の関係性が重要…
    たしかに、と思った。

    仕事もそつなくこなすため、社会人としてうまく溶け込んでいるが、同性愛者ということを絶対にバレてはいけない、との思いで社会と向き合っている為、核心の話題からはズレての人間関係を構築している。
    生活に虚しさを感じているが、そんな中でも自分なりのしっくり、を常に追求している…。


    かる〜いタッチの文章で幼少期のいじめられた

    0
    2026年03月14日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    就活をしていた時に映画で観たんだけど、完全に内容を忘れていたので今度は小説で読んでみた。

    就活に挑む男女5人の話。
    就活の嫌な感じがちゃんと書かれていて辟易…。

    純粋に、就活の時にみんなで集まるのって凄いなと思った。情報共有は大事だと思いつつ、自分のだめさが友人に露見するのも、友人が上手くいっている場合にあれこれ思ってしまうだろうことも嫌だし。とかいって、普通に愚痴を溢したい気持ちもあったので全然話してたような気がする。

    就活の時の友人との関わり方の所もだけど、現実で知る友達をSNSで発信された情報で補完する所もザラザラした感じ。身に覚えがあるような気がしなくもない。

    言葉の裏の裏まで

    0
    2026年03月14日
  • スター

    Posted by ブクログ

    よいものは、よい
    こだわりを持っている
    と自分は思っていても、人の言動でブレる
    けど、結局は自分がよいと思うものを求める
    3周回って元に戻るみたいな
    それが大切
    自信をもて
    と背中を押してくれるような

    0
    2026年03月13日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まあ、仲悪いなぁと感じた。それぞれそれなりの歪みやイタイところを抱えているわけだが、どうも他人事には感じられないある種の「恐怖」を感じる作品であった。
    拓人の分析に関して終盤、批判的に書かれているが共感するところもあった。あそこまで暴走してしまっては弁護の余地はないが、あの俯瞰した思考は「悪」ではないと感じた。

    0
    2026年03月13日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    YouTubeで魚に興奮する人の話を聞いて、そこから。

    いままで見聞きしたどんなラブストーリーよりも羨ましく感じた。究極の愛だと思った。

    性の対象ではない相手と、ここまで理解し合って、信頼し合えてる、求めている。シンプルに羨ましい。

    0
    2026年03月13日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    話題になってたことを思い出し読みました。朝井さんの作品は中学生か高校生の時に読んだ「桐島、部活辞めるってよ」以来です。多様性とは都合のいい言葉だなとは思ってましたが、感じていた都合の良さってこういうことなんだなと実感させられました。マジョリティであり続けるのもマイノリティになるっていうが刺さりました。寺井検事のその後が気になりました。朝井さんの作品を他にも読んでみたいと思います。

    0
    2026年03月12日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生殖器、の日記ときたか。
    生物学を学んでいた身からすると考えてもいなかった視点だった。確かに、確かに今の世の中LGBTQの人がいるのも分かってるし、特にだからどう、とも思わない私ってすごい彼等想いだよなぁ、くらいにしか思ってなかった。いやいや、あんた生き物として生まれたからには子供が欲しい
    むしろプラスになるように2人以上は欲しいとか思っていたじゃないの。その「考え方」そのものが彼等に痛みを与えるものだって考えた事あった?なかったです。。。
    確かに、結婚もできず、恋人もおらずの時に何もやる気が起きなかった時期があった。前に進む何かが欲しかった時期があった。そうか、それを一生やっていくことが前提

    0
    2026年03月12日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    淡々とした語り口で淡々と進む物語。自分と違い過ぎる主人公に苛立ちを感じる事もままあったけど、最後のシーンで感じられる主人公の変化が爽やかで、じんっと感じさせられた。多様性ってこういう事なのかもしれないですね。自分の「しっくり」見つけたいです。

    0
    2026年03月12日
  • スペードの3

    Posted by ブクログ

    朝井氏得意の群像劇。端々の表現が読ませる。大富豪を踏まえた各タイトルも秀逸。各章(特に最終章)の終着は、朝井氏の最新作を読んだ後だと、また違った解釈も可能であり興味深い。

    0
    2026年03月11日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作の「時をかけるゆとり」より面白く感じた。
    ふふふふと笑うことが多く、楽しい一冊だった。

    それにしても尿道カテーテル。
    あれはかなり不快なので、男性はそりゃねぇ…という気持ち(笑)。
    次作も楽しみ!

    0
    2026年03月11日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    作者の個性がドカンと入っていて、この人の書く文のなかではインザメガチャーチとかより個人的には好み。
    そもそもジャンルが全然違うし比較できないけど。

    0
    2026年03月10日
  • スペードの3

    Posted by ブクログ

    綴られている言葉のそこここに胸の奥をグサリと刺す鋭さがありました。うーん。なぜ朝井リョウさんには人の奥に潜んでいる仄暗い部分が分かるのだろう?経験してきたのだろうか?経験させられてきたのだろうか?人は「ずるさ」を持って生き抜いている。それも平凡で誇れるモノを持たない人ほど。それを抉り出してみせる朝井リョウさん、怖しい!

    イン・ザ・メガチャーチで俯瞰的に描いているものを、スペードの3では3人の内側から描いている。
    どちらの視線も鋭くて怖しい。それがいい!

    0
    2026年03月10日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「どうして自分は受け入れる側だと思っているんだよ」

    自分に言われているかのような衝撃だった。

    当たり前だと思っている価値観がいかに狭く、マイノリティ側からは現実がどう映るかを知り、苦しかった。

    だけど、本当に読んでよかったと思う。

    0
    2026年03月10日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    多様性は八方美人だと思う。

    周りから見ると良い人そう。良い言葉っぽい。
    そんな世間のイメージに世間の人が流されて、
    だからこそ苦しむ人もいて。
    人間にも裏があるように言葉にも裏があると思う。

    本を読む前は多様性って言葉はプラスのイメージを持ってたけど、読み終えると人は自分が把握している情報の中でしか周りを見れないし、自分の物差しでしか物事を判断できない。
    読み終えたから、自分自身がいろんな人を受け入れることができるわけでもない。苦手な人は苦手だし,好きな人は好きだし。
    結局、現実は何も変わらないかもしれないけど、
    少しずつ自分の視野を広げたいなって思う。

    0
    2026年03月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

    Posted by ブクログ

    面白かったけど、個人的に好みじゃない読後感だった。
    群像劇の表現はとても純文学的かつリアルで好きです。

    0
    2026年03月10日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでて吹きそうになる本はじめてでした、軽快でめっちゃおもしろい。

    飲み会で輝くエピソードトークみたいなテンポで、ぽんぽんと読み進めていく中、急に現れる直木賞受賞時の自伝的エッセイ「ルーレットの目」は文章としての面白さにめちゃくちゃハッとさせられます。
    ギャップ萌えします笑

    「子ども心ながらに感じていた、この世界への不安、生きていくことへの揺らぎのようなものが、本の中のある一行によってぴったりと書き表されているようなとき、私は、自分はひとりではないのだと思えた。」
    って文章もしっくりきて好きでした。

    0
    2026年03月10日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    エッセイに星つけるのどうなの?って感じだけど当たり前に面白かった。朝井さんが好きだというさくらももこさんのエッセイも読んでみたけど、なるほど文章の雰囲気?が似てる。こちらも読みやすくて面白い。
    いいなー、面白いこと起こそうとする気合い(朝井さんはこれがすごいですね羨ましい)があって。そしてそれをそのまんま面白く文章にできて。
    誰が読んでもニヤニヤできるってすごい。

    0
    2026年03月10日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    多様性
    多様性という言葉では表せない
    男女でも女女でも男男でもなく正しい欲
    正しい欲とはなんなのか
    多様性とはなんなのか
    誰かの決めた正しさなのか
    性を求めることだけが正しさなのか

    正欲は醜い

    コンプレックスに感じ誰かに当たるのか
    受け入れるのか
    沈黙を貫くのか

    正しさだけが正解ではない

    人には人それぞれの正欲がある

    0
    2026年03月12日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    多様性。
    誰が考えた言葉なのか知らないけど、自身が想像できる範囲でしかない多様性は、本来の多様性ではないのだと、気付かされました。

    マジョリティとマイノリティはどちらが正しいかなんで本当はないばす。社会が作り上げた正しさは、多数派が正しいことを暗黙の前提としている。そこに加われない人たちの基準は考える余地すらなく。

    、、とはいえ、人間は社会性をもった生き物であり秩序なくしては生活が立ち行かないことも事実だと思う。マジョリティが中心になるのも仕方なし、かな。。

    0
    2026年03月09日