朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同性愛者の尚成が主人公で、ナレーションは尚成の生殖器という新感覚な読書体験でした。
同じ同性愛者の颯と尚成の生き方が対照的なのは
共同体の関係性が対照的だったからなのではないか、という部分にドキッとさせられた。
最初に所属する家庭と学校の関係性が重要…
たしかに、と思った。
仕事もそつなくこなすため、社会人としてうまく溶け込んでいるが、同性愛者ということを絶対にバレてはいけない、との思いで社会と向き合っている為、核心の話題からはズレての人間関係を構築している。
生活に虚しさを感じているが、そんな中でも自分なりのしっくり、を常に追求している…。
かる〜いタッチの文章で幼少期のいじめられた -
Posted by ブクログ
ネタバレ就活をしていた時に映画で観たんだけど、完全に内容を忘れていたので今度は小説で読んでみた。
就活に挑む男女5人の話。
就活の嫌な感じがちゃんと書かれていて辟易…。
純粋に、就活の時にみんなで集まるのって凄いなと思った。情報共有は大事だと思いつつ、自分のだめさが友人に露見するのも、友人が上手くいっている場合にあれこれ思ってしまうだろうことも嫌だし。とかいって、普通に愚痴を溢したい気持ちもあったので全然話してたような気がする。
就活の時の友人との関わり方の所もだけど、現実で知る友達をSNSで発信された情報で補完する所もザラザラした感じ。身に覚えがあるような気がしなくもない。
言葉の裏の裏まで -
Posted by ブクログ
ネタバレ生殖器、の日記ときたか。
生物学を学んでいた身からすると考えてもいなかった視点だった。確かに、確かに今の世の中LGBTQの人がいるのも分かってるし、特にだからどう、とも思わない私ってすごい彼等想いだよなぁ、くらいにしか思ってなかった。いやいや、あんた生き物として生まれたからには子供が欲しい
むしろプラスになるように2人以上は欲しいとか思っていたじゃないの。その「考え方」そのものが彼等に痛みを与えるものだって考えた事あった?なかったです。。。
確かに、結婚もできず、恋人もおらずの時に何もやる気が起きなかった時期があった。前に進む何かが欲しかった時期があった。そうか、それを一生やっていくことが前提 -
Posted by ブクログ
多様性は八方美人だと思う。
周りから見ると良い人そう。良い言葉っぽい。
そんな世間のイメージに世間の人が流されて、
だからこそ苦しむ人もいて。
人間にも裏があるように言葉にも裏があると思う。
本を読む前は多様性って言葉はプラスのイメージを持ってたけど、読み終えると人は自分が把握している情報の中でしか周りを見れないし、自分の物差しでしか物事を判断できない。
読み終えたから、自分自身がいろんな人を受け入れることができるわけでもない。苦手な人は苦手だし,好きな人は好きだし。
結局、現実は何も変わらないかもしれないけど、
少しずつ自分の視野を広げたいなって思う。