【感想・ネタバレ】少女は卒業しないのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月23日

あの頃の忘れたくない気持ち、思い出すにはちょっと時間がかかってしまいそうな小さな感情の揺れ、そういうのをたくさんぎゅっと詰め込んだ作品。
これを読んだだけで、高校生の頃の自分の気持ちがよみがえる気がする。
朝井さんの書く高校生像は、まさに私が過ごしていた高校生活と同じで、共感しやすい部分が多いのも好...続きを読むき。
もっともっとあの頃に写真とか動画を撮って、気持ちを鮮明に思い出せるように記録しておけばよかったな〜とよく後悔するけど、そんな時はこの本を読もうかななんて思う作品。

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Posted by ブクログ 2021年11月20日

「屋上は青」「在校生代表」「ふたりの背景」が特に好き!

青春っぽい感じで、読み進めるうちに学校の輪郭が見えてきて面白かった。

さくっと読めるからまた読みたい!

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Posted by ブクログ 2021年11月14日

楽しい思い出だけじゃない。それぞれ色々な思いを抱いていて、それでも前を向いて新しい道を進む姿が感動的でした。特に、ダンスの道に進むと決めた少年と、少年の背中を見続けた少女のエピソードが素敵でした。

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Posted by ブクログ 2021年10月02日

同じ学校、学年にいながらも一人ひとり違う気持ちを持って卒業するのがグッときた。
ある話の主人公が、別の女の子目線ではモブキャラとして描かれているのがすごくよかった。

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Posted by ブクログ 2021年08月17日

別の高校との合併で取り壊されてしまう高校。その前日に行われた普通より遅めの卒業式の一日を七人の少女視点で描いた短編集。

甘酸っぱくて、切なくて、胸が苦しくなる青春恋愛短編小説の傑作。朝井リョウさんは本当に表現力の鬼だと思い知らされる。本当に女子高生目線で描かれているように思えるのがすごいし、相変わ...続きを読むらず情景描写がとっても綺麗。恋愛小説は基本的にあんまり得意ではないけれど、朝井リョウパワーですらすら読み進められた。

卒業式の一日を色んな女の子視点で描かれていて、他の作品に登場する子がチラッと出てきたりするのが面白い。軽音楽部の卒業ライブが行われている最中、その裏では…とか、屋上では…とか。さらに、卒業式の日中を描いた作品が6つ続いた最後、「夜明けの中心」でその夜の話が描かれる。
これまでとはかなり違った雰囲気と苦しい展開で、余韻の残る読後感だった。

どの作品も印象的で、「卒業」を機に変わっていく環境を色んな捉え方で描いていて、胸が苦しくなりつつも、懐かしく、その頃に戻りたくなる、本当に素敵な作品でした。

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Posted by ブクログ 2021年10月09日

比喩表現が好きで最初の作品「エンドロールが始まる」の文体模写をしてみた。以下、そこの感想から抜粋

・すっかり乾いてしまった石の表面を少しでも潤すために、水を橋の下を流れているように見える。水面に映った空の雲も、もう過ぎてしまった冬も、私が制服を着た高校生だったということも、春の川に溶けてどこかへ流...続きを読むれていってしまう。そんなふうにして、すぐに私も、若いっていいですね、これから何でもできますね、なんてことを言ってしまうようになるのかもしれない。
→高校生じゃなくなってしまう悲しさ、大人になることの悲しさ、先生と生徒じゃなくなる悲しさ?

・左手の薬指の指輪を確認して、私はまた、心が熱くなった。あの写真も、指輪も、目も、先生の枠からはみ出たところにあるものたちだ。そんなものを三つもいっぺんに見てしまったら、もっともっと見たくなるに決まっている。
差し出してくれる先生の傘は晴れた日の青空のかけらで作ったみたいだった。
→恋心が芽生える瞬間の表現

・スーツ、という、先生をより先生らしくしているもの。だけど、よく見ると、中に着ているシャツは誰がアイロンをかけたんだろうとか、ネクタイが曲がっていたとして誰が何をしたんだろうかとか、先生という枠からはみ出た部分があぶり出される。
→先生の先生じゃない部分を見つけてしまうたびに切なくなる気持ち 感情が書かれていないのに切なく感じる

高校生のあの瞬間でしか味わえないうまく言語化できない感情が、綺麗な表現や言葉の組み合わせで言語化されているところが好きだなと思う。朝井リョウの言葉選びが好きだなと感じる。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

こういうのが大好きだから、物語を書く仕事の端っこで細々と、でもどっかで一発やってるんだとしがみついてることを再認識させてくれた一冊。ここ一年ほど一番好きなジャンルをあえて避けるように方向性の違う本を読んでいたのは、無意識だとしても青春という言葉に向き合おうとしていなかったからだと思う。
読み始めてか...続きを読むら連作短編集だってことに気付いたんだけど、1つ目からいきなり160km/hのストレートを内角高めに投げられたような衝撃を受けて、泣きながら空振りしました。いつまでも心の本棚に置いておきたい大切な一冊です。

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Posted by ブクログ 2021年04月25日

繊細で美しい表現をされるので驚いたなあ朝井リョウさん。あの頃の恋特有の、ゆっくりと過ぎる特別で大切な、愛おしい瞬間を体感させてもらえた。
◆エンドロールが始まる
たった30ページちょっとだけど、本当に美しかった。今まで読んだ恋愛物で一番好きかもしれない。
 「先生の、男のひとにしては細い左手の薬指...続きを読むの上を、春の光がつるりとすべって、とてもきれいだ。」
この一文で、既婚者であることを知らせるのすごい。明記せず、主人公の行動から少しずつその恋の真剣さと儚さとを伝えていく巧さ。
◆屋上は青
「恋心とか片思いとか、そういう甘い思いじゃない。もっともっと辛くて、苦くて、憧れて、憎くて、焦って、もう二度と味わいたくないような思いを、私は尚輝に対して何度も感じてきた。
幼馴染の2人の間のそれぞれの「不安」、30ページでよくここまで鮮やかに表現するなあ。
◆在校生代表
ザビエルがいい味出す。順位表の話がとっても好きだった
。生徒会室というこの恋愛を象徴する場所。あの頃のわたしにとっても特別だった生徒会室と文化祭を思い出したなあ。
◆寺田の足の甲はキャベツ
朝井さん若いだけあって、高校生たちのノリがとんでもなくリアルだから、後藤と寺田のふたりの空気感も等身大で伝わってくる。
「あたしたちは十八年も生きてしまった。離れたくないと喚くほど子供じゃない。だけど、まだ十八年しか生きていない。離れても愛を誓えるほど大人でもない。」
大人っていつからなのか分かんないけど、幼いときに描いていた大人像とは全然違くて、離れても愛を誓える人はほんの一握りだし、2人のように綺麗に別れを告げる決断はできないと思う。だからすごいよ十八歳。
「こっち向かないでいいよ、寺田。」切ないなあ。
◆四拍子をもう一度
氷川さんと神田さんかわいいなあ。森崎くんファン心理をそそるなあ。
◆ふたりの背景
優しい二人が紡ぐ丁寧なことばが沁みる。細かい描写で口数の少ない正道くんのやさしさを伝えるの上手。よく喋る里香との対比が顕著だった。わたしはあすかみたいに芯のあって強い女の子にはなれなくて、真紀子みたいに本心隠して里香みたいな求心力のある人に引き寄せられたまま、あすかみたいな子に憧れて生きてきたから、真紀子の気持ちがわかる。だからあすかが、真紀子が正道くんに「そのままでいいと思う。」と言ったことを知って、彼女のこと知ろうとすればよかったって思ったのが嬉しかった。
尊い世界だ。
◆夜明けの中心
かなしくてかなしくて言葉に出来なかった。
大切な人を失う哀しみを知るには高校生は早すぎる。

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Posted by ブクログ 2021年04月17日

良い大人の自分が、高校生たちの恋愛模様にここまで胸を詰まらせるとは思いもよりませんでした。
娯楽性に特化した小説には斬新で凝った仕掛けが用意されているように、轍だらけのシチュエーションで展開される恋愛小説には、「ではなぜこの小説が生まれたのか」、見慣れた筈の情景を全く新しい眼差しで捕らえた表現が描き...続きを読む出されています。
結局のところ、どちらの物語も、注がれた心血の量は同じなんだと実感させられました。
特に突飛な設定などない恋愛短編群の中、こんなにもこちらの集中を惹きつけて離さない著者の技量に脱帽しました。

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Posted by ブクログ 2021年03月10日

朝井リョウ作品の中で好きな作品3つって言われると入ってくる作品。
朝井リョウは本当に人間っていうものを描くのが上手すぎる。

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Posted by ブクログ 2021年03月10日

高校生って儚くて、眩しいなぁ。「学校」といういろいろな人が集う小さな社会で、生徒の数だけ歩んできた軌跡があり、全てがドラマ。決して多くない経験をもとに考えて、もがいて、自分なりにケジメをつける。どの結末も甘酸っぱくて、切なくて、愛おしい。みんなが主人公のキラキラした青春が詰まっています。

個人的に...続きを読むは、
・エンドロールが始まる
・ふたりの背景
・夜明けの中心
が好きです!

「わたしたちは18年も生きてしまった。離れたくないって喚くほど子どもじぁない。だけど、まだ18年しか生きていない。離れても愛を誓えるほど大人でもない。」

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Posted by ブクログ 2020年12月26日

どの短編も卒業式の前後を描いたものであり、生徒それぞれの思いをもって卒業式に向かっていくのだと感じた。やはり自分は朝井リョウさんの、登場人物らの細かい心理描写に弱い。フィクションなのに引き込まれる。それほどのリアリティを持っている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月21日

読み終わって、他の人の高校の卒業式の日を覗いてしまった気持ちになった。私は私の高校の卒業式しか知らなかったから、この本はフィクションだけど、こんなに1人ひとり違う想いを持って、卒業というものに臨んでいたんだなぁと実感した。7つの話とも全て女の子から見た卒業式、好きな人・彼氏、卒業式後のライブ(後夜祭...続きを読む)、卒業式の夜…など題名の通り「少女」たち。それぞれの行動と想いとが、頭にリアルに映し出される、本を読んでるのに映画を見てるようなそんな本。

文章のテクニックもさすが朝井さんっていう感じ。
送辞をそのまま1つの物語にしちゃったり、連続短編集だからこそ伏線をいたるところに散りばめておいたり、7つの話の時間軸がちゃんと 卒業式の朝→卒業式20-10分前→卒業式→卒業式後→卒業ライブ前→卒業ライブ中→卒業式の夜 と、卒業式の1日を7人の少女の視点から見ることができたりと、凝ってるなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2020年03月07日

作品とは直接関係ないけど、自分たちが当たり前に使っていた私たちの教室が、ある日を境に別の人達のものになってた時の物悲しさを思い出した。

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Posted by ブクログ 2021年12月10日

卒業式の日に感じることや過ごし方って、卒業生の数だけある。
当たり前のように毎日会って、しゃべって遊んで、高校生の頃、それが永遠に続くような感じがして。
怖いもの知らずで無敵で。
でもわかっていた。当たり前じゃないことも、永遠じゃないことも。だからあんなにキラキラしていたことも。
そんな日々を思い出...続きを読むした。
思い出してクスッてなったり、切なく感じるようになったり、それだけ歳を重ねたんだなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年09月01日

大きな世界観に登場人物たちをくるんであげるようにして群像劇を編む方法もあると思うのです。それは「閉じた詩的な方法」としてのもので、ファンタジックな方法です。この作品でいえば、東西南北の棟によって成り立っている高校の造りというものがひとつの世界観的なものとして登場人物をくるんではいるのですが、あくまで...続きを読むそれは無機的な舞台装置にすぎません。登場人物たちの考え方や感じ方はそれぞれに別個のものとして存在しています。いわば「開かれた散文的な方法」なんです。そして、散文的なできあがりかたをしていたほうが、現代の現実のあり方として読み手はリアルな肌感覚で受け止めやすいのだと思います。それでもって、散文的な作りの中の登場人物個人のなかに詩的なものが宿っている。

作者が「露骨なセンチメンタリズムっていうものは無しで」っていう前提から書き始めてみたならば、それでも話の流れでセンチメンタルな描写や内容に行き着くというのがあったとしても、それは必然としてでてきたものなのだから嘘くささを感じにくいというのはあるのではないでしょうか。そのように考えたとき、初っ端の『エンドロールが始まる』はちょっとくすぶっている出来あがりのようにも感じられます。

というか、小説を読むときにありがちなのですが、たとえばこのような短篇集を読みはじめても最初はなかなか波長が合わなくて苦労するというのが僕にはあります。今回は第二章の『屋上は青』の途中からようやく読めてきた感覚でした。ですから、第一章の『エンドロールが始まる』がもっとドライだったなら、統一感みたいな、「うまくハマった作り」というような感想を持ったかもしれません。ただ断っておきますが、それは僕の好みであって、もしも僕の好みに適う作りだったならもっと単純で割り切れすぎる作品になっていたかもしれないです。

さらにいえば、作品の出だしではいろいろと読者に情報を与えなくてはいけなかったりします。説明書きにならないように、うまく状況や舞台になる場所などを伝えなくてはならず、さらに連作短編ならば、その作品一つとしての情報のみならず、これから読み手が味わう作品全体への予備知識をも持たせなくていけないので、そういった都合上どうしても出来あがりとして他の作品とは違ってくるというのはあると思うんです。プロローグ的な仕事を背負わされますから。ですので、「露骨なセンチメンタリズムっていうものは無しで」っていう前提で嘘くささを排す効果があるやりかたは、やっぱり第一章は大目に見るべきで、本番は第二章からと考えるほうがいいのかもしれません。

第二章からはもうずっとおもしろくて、すごいんです。かなりおもしろい。ユーモアに満ちていますし、登場する高校生たちの体温や吐息までもが伝わってくるかのような生きいきとした言葉遣いと心の動きがあります。十代をぽやーんと生きていたらこういうのはまず書けない。作者はしっかり目を見開いて学生生活を十分に生きたのではないかなぁと思いました。

これがいいんだよなあと思うのは、作者と登場人物との間に上下関係がなさそうなところです。作者がセリフを言わせている、考え方を作っている、という感じがしなかった。たとえば第三章『在校生代表』にて卒業式の送辞をする亜弓という人物がどんどんきわどいことをステージ上から語っていくのですが、作者が操作している感じがまずしませんでした。そういう、作者が操っているんだぞ、っていう感覚を受けないところが作者の美点だと思いました。まあでも、俯瞰してみているんだな、っていう感じはあるんですけども。

笑えて、切なさがあって、十代のキュンとした記憶がくすぐられて、輝きがあって、闇があって、まっすぐな気持ちよさと自己陶酔的な愚かさとがあって、邪魔されない個性があって、邪魔される個性があって、単純で、でもわりきれなくて……。高校生たちのそういった生(LIFE)の物語でした。

タイトルが『少女は卒業しない』で、これは最初、否定的な意味なのかなと思いました。が、読み終わると「うんうん、卒業しなくていいんじゃないの? 卒業しないほうがその後と地続きでいられるじゃん」なんて思えてきました。まあ、個人的にそう思ったということですが。

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Posted by ブクログ 2021年07月04日


ある高校を卒業する(または残される)生徒たちの物語。
桐島部活辞めるってよ、と同じパターンで短編集でした。

登場人物の心情描写が非常に細かく、
入り込みやすい物語ばかりでした。

私の場合は、超平和な高校で部活やって
受験勉強死ぬほどやってあっという間に卒業式!!
という感じだったので
こんなに...続きを読む切なくなるような場面はなく、なんか羨ましかったなあ。(笑)

浅井さんの、最初は何の話をしているか分からないけど
読み進めるといつの間にか入り込んでしまっている構成、相変わらず好きだなあと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年07月02日

もう絶対に戻れない高校時代を思うと、切なくて懐かしくもある。
後悔はないけど、当時見えてたよりももっとたくさんの選択肢があったなあと思い起こされる。
それぞれの視点から卒業式の1日が時間を追って描かれるのがよい。

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Posted by ブクログ 2019年10月05日

廃校が決まった高校、校舎が解体される日の前日の3月25日。この最後の卒業式を7人の女子高生の視点で描く青春連作小説です。最後の限られた時間の中で、それぞれの女子高生の心と想いが淡く繋がり、どのお話もじわじわと心を動かされます。「ふたりの背景」が一番好きでした。

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Posted by ブクログ 2019年06月24日

《quotation》

私、成績はいいんです。順位表に載ってしまうくらいに。



式が終わったら、生徒会室に来て下さい。
照明の使い方をもう一度だけ、私に教えてください。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月11日

朝井リョウさんは、高校生のトキメキをよく覚えているんだろうなあと読むたびに思います。
だんだん距離が近づいていく喜びも、諦めなければならない苦しさも、卒業・廃校という舞台によってさらに高められています。

「エンドロールが始まる」
題名がいい。既婚者の先生に恋をした。図書室でなら近づける。

「屋上...続きを読むは青」
最初は「屋上の青」だったらしい。「は」、いいなあ。
幼馴染と屋上。真面目から抜け出せない孝子と「普通」から飛び出していく尚輝。どちらもお互いを大切にしているのがいい。でも、きっともう会えない。

「在校生代表」
卒業ライブ、照明。涙の理由が知りたくて生徒会に入った。テストの成績載せないで。卒業ライブ、照明がんばって。

「寺田の足の甲はキャベツ」
これはイマイチ…。私の甲はレタス。好きだけど、遠く離れても好きだと言える自信はない。サヨナラの花火。

「四拍子をもう一度」
もとは「雨上がりの四拍子」。独り占めしたい人と、みんなに知ってほしい人と。でも本当は、もう一度聞きたかっただけ。

「ふたりの背景」
これ好き。ヒエラルキーになじめなかった。だけど、決めつけていたのは自分も同じだったかもしれない。「そのままでいい」と、あすかには聞こえなかったけれど、真紀子は正道くんに言っていた。別れを受け入れた絵。うしろに流れる「The long and winding road」。

「夜明けの中心」
剣道部、調理部。香川の努力が駿を追い越した。でも、香川はそう思えなかった。そんなつもりはなかったのに。
まなみと駿の優しい関係がよかった。
だけど、ラストにこれをもってくるのはちょっとやりすぎよね〜。

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Posted by ブクログ 2021年05月12日

かけがえのない卒業式の早朝から夜明けまで
それぞれの短編のどこかにあの頃の自分の青さがいた
1話目と4話目が好き

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Posted by ブクログ 2021年04月04日

高校の廃校が決まり、最後の卒業式を目前に、少女達が過去にあった出来事や過去に校舎に廻る想いを少女達の視点で綴った7つのものがたり。

卒業式直前なのに、未来に羽ばたくためにはやっておかなくてはならないことを過去に振り返り想う。とても小さな出来事だけど、それらは少女達にとってはとても大きな出来事。

...続きを読む作品名の「少女は卒業しない」は、読み終えた時に感じた気持ちを’なるほどなぁ’と思ってしまうのは、作者の策略にまんまと嵌っているのでしょうか!?

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Posted by ブクログ 2020年12月24日

どの話もキュンキュンするような内容だ。
高校を退学になったダンサーと真面目な少女、美術部の話が特によかった。ダンサーが将来が怖くて泣くシーン、正道くんのやさしさ、この部分がすごく心打った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月29日

青春が詰まっている話。

校舎の立入禁止区域に入り込んだり、卒業式の代表スピーチで突然告白したり、ヴィジュアル系バンドの衣装が紛失したり…などなど、自分の高校時代にはあり得ないことばっかりだったけど、こんな高校生活を実際に送る人もいるのかな。

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Posted by ブクログ 2020年08月16日

読みやすさ3 入りやすさ4 熱中度3

細かく描写されていて学生時代の初恋を思い出しました。

章ごとに違う少女の恋模様が綴られていました。
シチュエーションは違ったものの、同じような展開で3章あたりでお腹いっぱいになってしまった。

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Posted by ブクログ 2020年05月13日

「授業をサボることができない。しないんじゃなくて、できない」
真面目系不真面目を言い表した言葉。出席しているのに授業はうわの空という状態が1番良くない。それであれば、授業に出ずに自らの投資に使った方が良い。

「誰よりもセンスがあると言われていた駿が、香川の努力にはじめて負けた」

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Posted by ブクログ 2020年03月08日

高校生にかなり近い年齢の作者が書いた小節だから、今風のリアルな高校生が書けるのだろうか、と思う、ただし本当の今風高校生を知らないけど。
会話の行間に挿入される何気ない描写が読み手を当事者にしてくれる。ほろ苦いストーリーが多いけど卒業式に纏わるお話だから仕方ない。
センスを思わせる文章は時に説明を端折...続きを読むるので読みにくく、読むリズムが狂ってもどかしい。
断片ではあるが、連作仕立てで他の章てわ新たな一面が垣間見られる構成は好きですね。
表示の画像は清々しくて好きだが、タイトルは内容とはそぐわないと思う。物語の主人公達はしっかり踏ん切りをつけようとしているだろうに。作者も素直に同意したのだろうか。

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Posted by ブクログ 2020年03月05日

3.9朝井りょうは人の心の機微を描くのがうまい。そう思える短編集。高校時代って切ないね。告白、別れ、死別 状況の中の心の動き。

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Posted by ブクログ 2019年11月09日

現代の高校生(しかもそれなりの進学校の)を書くの、ほんと上手。
部活とか受験勉強の描き方が秀逸。
7人の女子の卒業式。
最後のお話は悲しすぎて辛すぎる。

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