あらすじ
今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと――。別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、7人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。
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Posted by ブクログ
1つ目の短編が最高だった。恋をしている人の目線から見えるものの表現がリアルすぎ。先生への憧れを抱く瞬間あるあるって感じ。小説で自分を投影することってあんまりないけど、この短編はマジで共感できる。先生が先生という枠にはまりきっていない部分が見たくなる感覚が1番よくわかる。溢れる直前の真水みたいな目で見てくれるかもしれないっていうのが凄い想像できる。朝井さんの文章は痒いところに手が届く。