朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    2026年の本屋大賞受賞作。
    朝井リョウさんといえば、なんでこんなに人の気持ちがよく分かるんだろう?っていうくらい心理描写が秀逸で、自分の心の奥底に隠していた気持ちに気付かされてしまうみたいなことがあったりします。
    今作は"推し活"の物語ということで、朝井リョウさんが今の推し活をどのように描くのかをとても楽しみにしていました。

    本作を読み、推し活ムーブメントを作り出す側の策略というものを初めて認識したのですが、推し活は必ずしも自然発生的に過熱していくものではないんだなと驚かされました。
    推し自身の魅力ももちろん大事ですが、それに付随する物語に没入させ、視野狭窄に陥らせるこ

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    2026年07月11日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    三者の視点から話が進んでいく。朝井リョウさんの作品は正欲に次いで、2冊目だけど、どうしてここまでに人の心理の内面が書けるのかと驚いた。そして、いろいろなことを考えさせられたり、はっとした。

    Tomoyoさんの「基本的にメディアって、私たちの目を世界の真実から逸らすために使われている。〜このタイミングでそれを流行らせることがどの立場の人に都合がいいのか、一旦考えてみたほうがいい」
    「日本の社会システムは十分に弱体化させたから、次は日本人自体を弱らせようとしているんだと思う」に納得。

    広く見渡せば、自分も含め目先のあれこればかり考え、深いことや日本の行く先まで考えずにいる人が多いと思う。日本人

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    2026年07月11日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    「やっぱさ、人間って完全な無宗教状態で生きていくのって難しいんだよ。何かを信じてた方が楽っていうか。」

    朝井リョウはモヤっとしていた、解像度を上げようともしなかったところを言語化して、今の時代を切り取り文章で表現する文才者。

    小説として没入できる良作品でもあるが、あまりに言語化が的確かつ自分ごとに落とし込めてしまうので、三度現実世界に引き戻される感覚もあった。
    それは、「自分は今どんな状態に陥っているか」を俯瞰せざるを得ない、非常に身近な話題だからか。

    この本について深く考えてしまうほどに、朝井リョウという沼に入ってしまいそうなのがまた、視野を狭められてるというか、朝井リョウの術中にハマ

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    2026年07月11日
  • 風と共にゆとりぬ

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    第一弾に引き続き面白かった。
    特にお気に入りは「大好きな人への贈りもの」に登場する「同化体験五色ネット(オクラ模型付)」の話で、朝井さんの本気なのか天然なのか狙ってるのかわからない奇行にかなり笑わされた。
    第三部「肛門期」では、今まで読んだ全ての本の中でも一番デカくて一番怖い文章が登場してさすがに震えた、想像するだけでも怖い…。番組などで朝井さんを見かけるたびにお尻を意識してしまいそう。

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    2026年07月11日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    「死にがい」を探し求める人々と「平成という時代の対立とは」を描いた作品。
    この作品を読んでて、そういえば昔、某アニメ映画が大ヒットしたとき、世の中みんな口を揃えて「ありのままでいい」って言ってたな〜って思い出した。本当はみんなそう思ってないはずなんだけど、その歌を歌うことで今の自分が肯定されて価値がある気分になった。
    私の死にがいを探す旅はまだまだ始まったばかりです。

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    2026年07月10日
  • スペードの3

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    推し活はあくまで物語の舞台というだけであり、本筋は他者への嫉妬や羨望、劣等感など、誰もが心の奥で抱いてしまう、だけど認めたくないような人間の歪みと言える部分だった。

    3人の登場人物が交わっていくようで、交わり切らないところが少しもどかしくなる。
    もっと長編でもいい。

    うわっそういうこと?やられたー!が何個かあるのが楽しい。

    3章目。いじめや病気、恵まれなかった家庭環境など、物語になるような過去を持っていないことに劣等感やコンプレックスを抱くつかさの描写が印象的だった。
    それを自分も考えたことがあったから。
    自分の人生にはこれといった挫折や不幸がないなぁと思ってたんだよな。

    ないからなん

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    2026年07月10日
  • 時をかけるゆとり

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    今をときめく作家さんの若かりしころの恥ずかしエピソード満載でクスッと笑える一冊。
    ついこの前、ポッドキャストでは、初期のエッセイが読まれているのが恥ずかしいので読まないで、と御本人がおっしゃられてましたが、今読んでも全然大丈夫ですよ。

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    2026年07月09日
  • 正欲(新潮文庫)

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    「正欲」をテーマに「世界にひとつだけの花」を謳う物語。構成も新鮮で面白かったです。
    最近行ったライブで、バンドのボーカルが、「型にはまった応援は気にしないで自由に楽しんで」「予定調和で双方アンコールに余力残すみたいなセトリは組んでないからアンコール無しです!」と言ってたのを何故か思い出しました。
    朝井さんの細かな情景を取り込んだ心理描写が印象的でした。

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    2026年07月09日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    三部作の三作目になるが、衰えない面白さがある。あんなに体調のこと書いて大丈夫なのかと心配になるくらい。他人ごとではあるが銀座でのトイレ事情は自分だったらどうするか考えてしまった。

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    2026年07月09日
  • 世にも奇妙な君物語

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    やっぱり朝井リョウの作品はおもしろい。少しありがちなどんでん返しもあったが、ラストの話は本当に予想外で非常に引き込まれた。他の作品も読んでみねば。

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    2026年07月09日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    本で笑ったのは久しぶり。朝井さんの頭の中に浮かんだ言葉が全部書かれているよう。何も考えず一気に読めた。読み始めたら止まらない感じ。インザメガチャーチと同じ著書だとは思えない。

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    2026年07月09日
  • 何者

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    再読
    綺麗で読みやすくバランスがいい、そりゃ直木賞だ、と思う
    これだけ気持ちよく突きつけられる方法もなかなかないなと思う
    就活懐かしいなー

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    2026年07月09日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ゆとり三部作の二つ目ですが、わたしには最後の作品となりました。わたし的には一番おもしろかったかも。ビーチバレーの件がサイコーでしたね、受付のおばちゃんって・・・
    これって4作目も出るのかな? 出たらやっぱり読んじゃうんだろうなー

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    2026年07月08日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    「正欲」をよりコミカルな筆致で描かれていると思ったが、オブラートに包んでいるだけで、深刻さは変わっていない。シリアスな内容をギャグタッチの漫画にするような。

    個体として発生しただけで生まれた目的は果たされている。オッケー!
    子孫を残せればラッキー!

    という視点というか、生き物はみんなそうだ、救いがあると思った。人間だけなんでこんなにめんどくさいんだろう。
    気を使ったつもりが、傷つけたり神経を逆撫でしてしまうこと、いくらでもあるなと思う。
    この小説を新聞で連載したことに大きく意味があると思った。1番伝えたい読者層に届く方法。
    終わり方も、すごく急発進で前進するわけでは無いけれども、幸せだなぁ

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    2026年07月08日
  • 何者

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    ネタバレ

    後半は、ずっと刃物で刺されてるような読み心地だったな。ツイッターで自分を実況するのって、やっぱ怖いな...と思った。自分のひねくれた感情と、どう付き合っていくのがいいんだろうな。今ネットで冷笑冷笑ってよく聞くけど、その言葉が出回る前から冷笑は存在してたんだ... ちょっと気になるとこはあるけど、みんな悪い人じゃない♪スッキリしたハッピーエンドになる話だとみた♪と読み進めていたら、グロすぎる展開が待ってた。でも拓人くんのこと、嫌いになれないよ。

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    2026年07月08日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    宮部実果の設定が複雑で、面白くて、これで1つの小説にできそうと思った。母の誕生日に花を買って渡すところしんどすぎる…と感情移入した。最後に自分を押し殺すところも不器用な若さを感じて切ない。
    菊池宏樹の学校や世間への反骨真がとても思春期だなと思う反面、私もその気持ちに賛成する部分があった。真っ白いキャンバスの例え、確かに真っ暗にしたら真っ黒になって何もかけない。簡単に私たちは真っ暗闇になる。高校生なんて特に。

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    2026年07月07日
  • 風と共にゆとりぬ

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    2作目も面白かった〜笑笑
    肛門記 めちゃ笑いました
    大変だろうに、こんなに愉快に書けてすごい
    大変なことがあっても、エッセイに書くぞ〜と思える根性と、面白おかしく描写できる力が本当にすごいと思う

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    2026年07月07日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    前作に引き続きやっぱり面白いしスラスラ読める!
    後半のう○この話爆笑でした笑
    電車で読んだらあかんわー

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    2026年07月07日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性という言葉の見方が変わる。多様性とは、みんなを理解して受け入れようってことではなく、自分には理解できないことがあると知ること。
    理解できないことは悪いことではないけど、そこで相手を排除したり線を引くのではなく、違いを持ったまま語り合おうとする姿勢が「全然違う頭の中の自由をお互いに守る」ことにつながると思った。

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    2026年07月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    生きてるだけで偉い。こんな類の言葉を素直に受け止められない私にとって、下手な慰めよりも遥かに自分に寄り添ってくれたような、そんな小説だった。

    生きがいを求めて生きているのは雄介で、死にがいを求めて生きているのは智也だと途中まで思っていた。表現される見た目や賢さ、性格でいつの間にか勝手に得ていたイメージが覆された。智也の病室から始まり智也の病室で終わるのが良い。

    「だけど人間は、自分の物差しだけで自分自身を確認できるほど強くない。そもそも物差しだってそれ自体だけでこの世に存在することはできない。」
    「ナンバーワンよりオンリーワンは素晴らしい考え方だけれど、それはつまり、これまでは見知らぬ誰か

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    2026年07月07日