朝井リョウのレビュー一覧

  • ままならないから私とあなた

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    昨今の効率化、AIを活用した自己完結化、IT化に疑問を感じ、便利さは利用しながらも、スマホのなかった時代に子ども時代を過ごせてよかったとか、これから歳をとって社会についていけるのだろうかと不安を感じる方の人間です。薫の意見により、自分の価値観を客観的に説明された気がします。辛辣だけど、なるほどなと思った。でもやはり、雪子の語ることに強く共感した。

    正反対の価値観を持ちながら、ずっとお互いをかけがえない存在として疎遠にならずに歳を重ねたのは、お互いがそれぞれにとって魅力的だったからだろうし、わかる。ただ、薫の雪子に対する執着が強めに感じた。私が読み取れていないだけだろうか?

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    2026年06月15日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    読むんじゃなかったとちょっと後悔するほどに、何かが抉られる感じがした。
    人間とは、生きる意味とは、と自分に問い直さざるを得ない…誤魔化して生きていることが曝け出されるような…いやきついよ!!笑

    語り口はひょうきんでポップなんだけど、話している内容が刺さってもう…!!
    メンタルが弱っているときには読まない方が良いかもしれない。私は回復期に読んだので、また落ち込みそうで恐ろしくなった(ギリセーフだったが)。

    最後、変われなかったのがリアルだったなぁ…
    私はどうなんだろう?

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    2026年06月15日
  • 何者

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    映画を視聴済みのため、結末を知っている上で読んだ。
    映画はかなり原作に忠実だと感じた。

    朝井リョウさんは、これでもかと人間の嫌な部分を抉ってくるので(←褒め言葉です)、メンタルの安定している時に読むことをおすすめしたい。

    物語の序盤で、理香の同棲相手の隆良の言葉が印象に残っている。
    「エントリーシートっていっても読み物なわけだし、コラムとかエッセイと同じで、相手の心に響かなきゃダメなんじゃないの?」
    就活のESについて語っている言葉なんだけれど、就活する気ない、会社に属することを見下していた隆良だからこそ、渦中にいない人の方がわかることってあるよねと思った。

    10年以上前の作品なので、現

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    2026年06月14日
  • スペードの3

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    何故ハートの2なのかわからなくて、少し検索してスッキリした 相手の動きをみて自分の行動を決めてることを人に話した時に「卑怯ですね」と言われたことを思い出した

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    2026年06月14日
  • 正欲(新潮文庫)

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    コロナを経て、バグ個体に対してもあまり突っ込んで関わってくる人は会社などでは居なくなったので少しマシになったかなと思ってたけど、社会全体で見ると大して変わってないよな〜って
    普通の選択をしていないことを心の中では大丈夫かこいつと思われてるなって思う
    結局はなんとかしてやり過ごして生きていくしかないんだ

    八重子の様に自分が良い方だと思っている方にひとりぼっちの人を連れてってあげなきゃ理解してあげなきゃってされるのは怖い

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    2026年06月14日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「自分が想像できる"多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな」
    「自分にはわからない、想像もできないようなことがこの世界にはいっぱいある。そう思い知らされる言葉のはずだろ」
    八重子のなんだかズレているミスリードと
    寺井の一切許さない姿勢が視野の幅を広げている

    世間一般の指す"多様性"は、あくまでマイノリティの中のマジョリティという想像できる範囲を指す言葉。
    マイノリティの中のマイノリティという想像できない範囲は、人間は理解不能で怖いため除外する。

    "多様性"に除外された人々は、根本が違うため、生きていくには、普通の人

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    2026年06月14日
  • 何者

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    就活とは、たんに就職先を探すだけのものではない。自分という人間に否が応でも向き合わなければならない試練なのだとあらためて感じた。
    見て見ぬふりをしていたい、他人に見せたくない、本当の姿。そうあると信じたい、あるように見せたい、理想の自分。誰しもが持っているそんな情けない実態をこの解像度で容赦なく描くものだから、朝井リョウは本当におそろしい。
    若い頃に読んでいたらそれこそしばらく動けなくなるくらい削られていたかもしれない。

    スーパーでの動線が「ひとり暮らし」という星座になるっていう表現がなんだかかわいくて笑ってしまった。

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    2026年06月14日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    苦しくなった

    自分の仕事に活かせるのではないかと読み進めましたが、どちらかというと「オタク」側に寄り添ってしまって苦しくなってしまいました。

    孤独を自覚することの辛さ、それを何かで埋めて自分を使い切る、そうさせるための物語…
    世の中はそれらで満たされているってことなんですかね。

    #共感する #切ない

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    2026年06月14日
  • 時をかけるゆとり

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    散々面白いと話に聞く朝井リョウのエッセイだが、噂にたがわずの内容で最高だった。同じ大学の先輩ということもあり気になっていることもあるし、元々彼のポッドキャストを聞くていどには彼のことが好きで、作品もいくつか読んできたが、エッセイにも彼の魅力が詰まっているように思う。絶妙な形にゆがんだ性格から天性の観察眼で世の中を切り取ってくれる。

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    2026年06月14日
  • 何者

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    就活の面接で何を話すか、ツイッターのように文字数制限のあるSNSで何を書くか、そういう短く簡潔に自分を表現する場について、前半の主人公は「どんな言葉が選ばれたかが大切」と言い、中盤バイト先の先輩は「そこに選ばれなかった言葉の方がよっぽどその人を表してる」って全く逆の考え方で面白いなと思った。
    どっちも大事だけど、後者の考えがもっと大事かもしれない。他人のことばかり評価して何者かになれた気でいるのはよくないなって、反面教師にしたい本だった。

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    2026年06月14日
  • 何者

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    主人公は、所謂「意識高い系大学生」をひたすらにバカにしている
    確かに、リカやタカヨシやギンジはちょっと痛い奴として描写され、読者も彼らをバカにしたくなる。
    ところが物語が進んでいくと、主人公のパーソナリティだけが全然見えてこないことに違和感を持つ。ストーリーの軸に主人公だけが絡んでこない。傍観者視点、一歩引いて俯瞰してる俺イケてる、そんな主人公が気持ち悪く感じる。
    自分がかっこ悪いって分かってても必死になってみっともなく行動しなきゃいけないときがあるって、その通りだと思う。
    他人を腐してほくそ笑む暇があったら、みっともなくても前に進む人間になりたい。

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    2026年06月13日
  • 生殖記

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    文章が独特、というか、生殖器目線の語りでキャラも不思議な感じ。
    そこに目を瞑れば内容はすごくよかった。
    同性愛者の生きづらさ、カミングアウトの難しさを描いている。
    主人公の陰気な感じと、NPOを立ち上げた彼。何かが少しずれていたら交わっていたかもしれない両者の会話で何か焦ったいものを感じた。
    色々な感情に折り合いをつけて生きていくことを考えた。

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    2026年06月13日
  • 生殖記

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    自分は誰も好きじゃないし独身で生きていくと思うので、共感できる部分もあり、解かれたくない部分もあり。しょうせいはそのまま幸せに生きていって欲しい

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    2026年06月13日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    独自の世界観で物事を見ている様が包み隠さず綴られています。
    これ以上無いほど軽い気持ちでにやにやしながら読み切ってしまいます!これは著者が望んでいる部分かと思いますので、強調しておきます。
    俯瞰で見つつ、斜に構えつつ、でも核心を突いている点がたくさんあり、まんまと3部作全て読んでしまいました。

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    2026年06月13日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校の色んなきらきらが詰まっててよかった( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

    これ題名だけみて「主人公桐島ね」とか思っていたらまさかの桐島視点のお話さえなくていい意味で裏切られたよ⭐︎
    でもお話に出てくる人みんな少ーしずつ桐島やその周りの人との関わりがあって、それぞれの物語を持っていて。

    「本当は、世界はこんなにも広いのに、僕らはこの高校を世界のように感じて過ごしている。」
    ほんとこれです
    学生の時なんて、特に中高は学校が全てなんだよね
    それが世界なんだ
    せっまい世界で生きてたんだ
    その世界の中で知らないうちに影響を与えたり、与えられたり、憧れを抱いたり、好きになったり、嫌いになったりしてんだなって。

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    2026年06月13日
  • 正欲(新潮文庫)

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    大也と八重子の会話がすごく好き
    特殊な性欲を持った人たちの話
    正しいとされてる側になんの疑問も持たずにいられる人はいいよね
    ありのままでいたいと勇気をもらえた作品でした

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    2026年06月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性。令和の時代に入って、安易にこの言葉を使ってしまっていた自分を省みるきっかけにもなった。マイノリティを尊重する風潮の出てきた社会だが、この本の登場人物みたいに生きづらさを抱えている人は沢山いるんだと思う。

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    2026年06月12日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    どのように表現をしたら良いのか難しい

    生きがいは実は死にがいなのか

    人生に目的を持つ意味や生き方を考えさせられる本だった

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    2026年06月12日
  • 時をかけるゆとり

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    実は作品読んだことない。エッセイはスラスラ読めるから好き。本当に失礼だが、帯通りのエッセイ。自転車の話が好き

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    2026年06月11日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性。
    みんな違ってみんないい、様々な価値観を受け入れましょうみたいな言葉だと思っていた

    この本を読んで多様性とは。
    人によってその物差しは違う
    正しいとは普通とは
    自分が考えも及ばない世界があると知った
    視野が広かった気がする

    けど、共感するには難しかった...!

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    2026年06月10日