朝井リョウのレビュー一覧
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ネタバレ危なかった。もし1年前の自分がこの本を読んでいたら、ズタズタにされていたかもしれない。
ラスト30ページを読んだとき、傍観者である自分自身を強く突きつけられた。
この本は自己啓発本ではない。
人のことばかり気にして評価し、自分は「本気を出せばできる」と言いながら何もしない人間を容赦なくえぐり出す。そして最後に残るのは、結局ガムシャラにやるしかないという現実だ。
ただ、この物語にはヒントも散りばめられているように感じた。
結局は、自分の足元を見て、自分と向き合い続けるしかないのだと。
登場人物たちは皆、他人の評価を気にしながらも、自分の軸とのバランスの中で揺れている。
その「他人軸」と「自 -
Posted by ブクログ
まず、作者が年齢も近いっていうのもあるからか読みやすい。あと、中学の同級生などの周囲の人々への皮肉たっぷりの表現が結構面白い。芸人の永野さんが推してただけある。多様性って近年使われる外面だけいい言葉だが、想像しうる範囲内の話であって、理解したつもりでいるだけなのだと、自分自身も思い当たる節が。多様性を受け入れない人も受け入れるのが多様性であって…多様性ってなんなんと考えさせられた。後半の口論してぶつかり合うとこが好き。後は、ニュースとかでは分かりようのない事件の背景の小説好き。この世の正義は法律でそれで成り立ってるけど、それだけが正義じゃないよなってなる話好き。どれだけ自分の都合の良いように世
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ネタバレきっかけ
アンリミテッドだったのと、朝井リョウだったから!
感想
①生殖記の語り口が可愛い
なんで可愛いのか考えたところ、多分これまでの何よりも人間(尚成)をフラットに見ており、その場限りの感情で何にも迎合せず独り言を発しているので、語り口が軽やかで、聞いてて読んででて心地よい。
人間を客観的に描写する方法としてこんな手があったのか!!と衝撃を受けた
②生きる意味、将来への希望が人を幸せにする?
最初読んだ時は、幸せの形は人それぞれ、尚成にも幸せが訪れてよかったと感じていたが、マッチポンプな暇つぶしだけでなく、科学技術の発展を心待ちにするという将来への期待が加わって、すごく心が晴れやかにな -
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ネタバレざっくりと就活生の話だと思いながら読み始めた。自分は対して就活せずに今の職を手にしたので、就活生の大変さみたいなものがわかるかなぁなんて思いながら読み進めてたけど、そんな簡単な話ではなかった。最後の視点が覆されるところが、おもしろかった。就職して、何者かになれていると思っている自分と、何者かになっていないと保たれない自分がそのまま小説の中にいて、なんだか虚しい恥ずかしい気持ちになった。でも、それが人間であることなんじゃないかなーと朝井リョウ先生の小説を読むと毎回感じる。誰かの何者かになっている時が1番自己肯定感もあがるし、人生の調子がいいとすら感じてしまう。自分だけが何者かになりたがってると思
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難しかったーー。
高校の国語で文章を読んで理解できず問が解けない気持ちに久しぶりになった。
最後の解説を読んで理解が少し深まった。
「正欲は破壊的で暴力的」
「正欲は醜い」
単に正しく生きる欲ではなく、正しい性がテーマ。
ありきたりではあるが、
自分にとっての正しいは相手にとって正しいとは限らずときに人を傷つける
人は多数派で居続けたい、それは難しくまともって不安
自分は異物だと生まれた時から知っていて恵まれていた
その感覚を異なる人間である他人が理解することは不可能
などという点に気づいた。
最後の大也と八重子の討論で、読みながら自分の立場が行ったり来たりしてしまった。それくらい、答え -
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ネタバレ何か創作活動をしている人には刺さることが多い作品なのではないかと思った。
自分はその中におらず、YouTubeや動画配信サイトを享受している側の人間だか、そういう人を見て、この人たちは一般人なんだよな、とか、これでお金をもらってるんだよな、という感情を持ったことがないわけではない。
その感情がいいものかと言われたらそうではない。羨望、妬み、軽蔑、、よくないどろっとしたような感情で、それを味わうのが嫌で、最近はYouTuberが配信する動画からは距離を置いていたこともある。
この本は、そういった感情との向き合い方について、自分なりに考え直すことができた気がする。
"騙されたい" -
Posted by ブクログ
就活していた頃の事を思い出しながら読みました。
物語は読みやすくて展開も面白く、朝井リョウさんの鋭すぎる観察力に圧倒されました。
就活って、自分を偽ってる気がして、嫌になったり、終わりが見えなくて不安になったり。
私自身は就活仲間が新たにできる事もなかったしTwitterも地震の時見るくらいだけど、それでも共感、納得できる部分がありました。
理香さんに似た女子にチクリと嫌味言われた事もありました。笑
それで、だいぶ感情移入してきた時に、物語のラストが襲いかかってきます。これ、ほんとホラーでした。ホラーは身近にあるんだなぁ。笑
頭をぶん殴られた気分です。でもそのまま終わらない。
この物語で