朝井リョウのレビュー一覧

  • 生殖記

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    ネタバレ

    LGBTQのタブーな部分にも触れていてなかなかにインパクトのある作品だった。
    1番印象的だったのは、社会の発展や成長に関与せずにいかに次にやることを探すかという部分。大体の人は自分のやりたいことをするための時間を作ろうとするものだが、時間を潰すためにやることを探すという考えが、理解できる人はすごく理解できそうだけど、全く理解できない人も大勢いるだろうなと思った。この不景気で自分も特に社会に貢献するという気は起きないが、せめて自分のやりたいことを見つけて実現できればと思う。

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    2026年04月14日
  • 正欲(新潮文庫)

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    みんな本当は、気づいているのではないだろうか。
    自分はまともである、正解であると思える唯一の拠り所が「多数派にいる」ということの矛盾に。

    三分の一を二回続けて選ぶ確率は九分の四であるように、「多数派にずっと立ち続ける」ことは立派な少数派であることに。

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    2026年04月14日
  • 何者

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    就活をする5人を通じて自分が何者であるのか どうなりたいのか考えさせられる、心の中をえぐるような作品。5人のディディールが丁寧で、実在感がすごい。

    私はある時からレールを外れて自分の会社を立ち上げて生きてしまっているから、同棲中の隆良の気持ちや言い方も、まぁそうなっちゃうのわかるなぁ...とか思うけれど、数年前に読んでいたら捉え方や肩入れする人は絶対に違う。いつ読むかによって、この本の捉え方がかわる気がする。

    最後にわかるトリックも含め完成度の高い1冊。

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    2026年04月14日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性の理想は互いが互いに無関心であること
    これはグッと来ました

    各章の文末と、次の章の文頭に繋がりを持たせる言葉遊びみたいのをしてて小賢しいなと思った

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    2026年04月13日
  • 正欲(新潮文庫)

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    あらすじを読んだ時点では、自分は「わかっている」側だと思っていた。
    読み進めるほどに自分の無意識にある内面をゴリゴリと削られていく感覚になって、読み終わった今は呆然としている。

    解説で「正欲」の意味に気づき、自分を悩ましているものの正体はこれだと思った。

    でも、ただマイナスな気持ちになるだけではない。
    むしろ、全ての人に手を差し伸べてくれている小説でもあるのではないかと思う。

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    2026年04月13日
  • スター

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    価値観の変化が目まぐるしく変わるこの時代に、
    自分はどういう判断基準を持つのか


    発信する側にも受信する側にも心があること

    紘のように受信する側の人間がどう捉えるのか、
    ということはずっと大事にして生きていきたい

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    2026年04月13日
  • 生殖記

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    不思議な視点から繰り広げられるセリフにより、性的マイノリティついて多少は理解を深めることが出来たかもしれない。
    確かに、なんで同性婚がダメって異性愛者に勝手に決めつけられないといけないんだよ。
    当たり前にマジョリティに属する人の想像力の欠如。自分も気をつけないといけない。
    あれだけなんかやってる風の並走、現状維持に徹していた主人公が、楓にNPO誘われた時の高揚感、「役にたちたい、かも」でじんわりと涙ぐんだ。
    しつこく出てくるフレーズ、拡大、発展、成長。ワザとだろってくらい登場させてくるので、そのフェーズきた時の飛ばし読みに慣れてくる。笑
    人間はいつだって次のフェーズに向けて、新しい自分という新

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    2026年04月13日
  • 正欲(新潮文庫)

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    読み終わった後、一言で感想を表せないぐらい思索させてもらえる本だった。
    思うに「多様性」とはDNAレベルから環境の影響まで先天的、後天的に各々の人々に与えられる特性であり、ただそこに多数、少数が付け加えられ人間社会の中で使い回されている言葉だと考える。
    自分も含め登場人物達も、結局は経験、思考、無意識を通して自分の見たいものしか見ず、それを自分の思う様にしか考えられないのだと思う。
    「正欲」と「性欲」の間を行き来したり、それらを他人に押し付ける自分を見つめ、正していく事が大切だと感じた。

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    2026年04月13日
  • 何者

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    生きてたら誰もが思う本音と建前。人間関係て綺麗な部分、表向きな事だけじゃなくて、ネガティブな事とか若い頃は特に色々考えてたなと思い出しました。とても面白かった。

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    2026年04月13日
  • 正欲(新潮文庫)

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    正義とは、正しさとは何かを考えさせられました。
    様々な人物達が登場する中で、話が一本の線のように繋がる感じがとても面白かったです。

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    2026年04月12日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    一気に読める!!

    朝井リョウさん、5冊目かな。相変わらず、サクサク読める展開。会話しながら、脳内思考が繰り広げられるところが、臨場感があって好き。私はユリちゃん側の熱量の低い人だから、推し活で楽しんでいる人が羨ましかったけど、やっぱりバランス良く推さないと人生詰むわな、、、。視野が狭くも広くもバランス大事。個人的には、アイドルプロデューサーが冷静すぎて、リアルに感じた。てか、最後の終わり方!!続き書いてーー!!バレるのかな。家族関係の再構築できるのかな。あー気になって寝られなくなっちゃった。これが、視野の狭くなる感覚かな。朝井リョウさんの自叙伝が個人的に一番面白いよ。

    #怖い #ドロドロ #深い

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    2026年04月12日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ん〜〜〜っ!!!高校生!!!!
    自分はたしかにこの高校に通ってないし、登場人物の誰でもないけど、たしかにわかる!!!運動場の砂ぼこりの匂いまでする。なつかしい。今思えば大事な時代。

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    2026年04月12日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    これはナメてかかると、ホントにやっつけられてしまう本!

    素(す)の朝井さんが丸出しな感じで、とても面白かった。

    タイピングマンや、結婚式の余興が伝わらない点、ところどころに散りばめられる言葉のチョイス(頭痛が痛い)などなど、、、

    ジムのサイクルマシンや、地下鉄の車内でクスッと笑ってしまう場面が幾つもあった。

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    2026年04月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。時に吐き気を催し、時に目を瞑りたくなるほど、自分にとって都合の悪いものがすぐ傍で呼吸していることを思い知らされる言葉のはずだ。」という部分がとても印象的だった。
    それ以外の部分も、わたし自身が日々考えてしまうようなことが、浅井さんの表現力で繊細に書かれいた。「正しい」「普通」とはなんなのか、私たちは一体どうするべきなのだろうか、という問いは、答えがないように思えある種の絶望感覚えた。けれど、「多様性」という言葉を、誰かが決めた一つの形として受け取るのではなく、「想像もできない、理解が及ばないこともあ

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    2026年04月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    刺さりすぎてしまうだろうなと思ってなかなか手に取れなかったけれど、刺さるを通り越して自分か?となる場面が多くて寧ろ安心して読めるという不思議な体験をした。なんでこんな繊細な心の機微が分かるの朝井リョウ。

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    2026年04月12日
  • 何者

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    生々しい。非常に生々しい。
    自分を棚に上げて他人の欠点ばかり見つけようとする冷笑界隈、自分の努力をアピールしまくる自己顕示欲の権化、他人とは一味違うことに誇りと自負を持っている意識高い系など。全員見たことある。

    自分の価値が他人にばれるような感覚になる就職活動を通し、エゴ丸出しになるところがありありと描写されている。
    就活中に読むものではないけど、自分の在り方を内省するきっかけになった気がする。

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    2026年04月11日
  • 何者

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    就活ーーー、難しいよね。就活でしか味わえない感情とかあると思う。どの人の就活も存在するなと思いながら読んだ。ラスト、観察してた立場から自分事になって、作者に誘導された通りに読んでたんだなって。

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    2026年04月11日
  • 正欲(新潮文庫)

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    読んだら病むと言われてたけど
    ひとことで片付けられない感情で描かれている作品が好きな身としては、とても痛快で考えさせられる作品だった。結局、人は見たいようにしか見てこない。正義が正しいとは限らない。それでも、そこを共有出来たり話し合える人がいれば、光は刺すのかもしれない。何をもって正解とするかも人によって違うからこそ、表面で判断せず向き合うことに意義があるのだと思いました。忘れないでいたい

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    2026年04月11日
  • 何者

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    10年前に書かれた本なのに最近話題になっている冷笑が色濃く描かれていることに驚いた。
    登場人物それぞれの性格や発言がリアルで共感できる部分もある。就活前で自己分析をし、自分の人生を自分で決める過程で他者とは違う存在でありたいという思いが溢れるからこそ「何者」というあやふやな実像に囚われてしまうように思う。
    就活の前にこの本を読んでいたら就活への考え方や自己分析の内容が変わっていたのではないかと思う。
    朝井リョウさんの他の本も読もうと思う。

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    2026年04月11日
  • 何者

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    ネタバレ

    (昨年読んだ作品のため、記憶が曖昧)
    母に猛烈に勧められ、初の朝井リョウ作品。
    就活という苦いテーマであることが気がかりだったが、映画化もされていることだし、それは多くの人から評価されていることの証だろう。という気持ちで読み始めた。初めはどう物語が進んで、どのようなオチになるのかがあまりにも想像することができず、読むのに時間を要した。ただ、1人1人の内面が見えてきた頃から引き込まれていった気がする。

    ラストは、拓人、お前、就活2年目かよ!!!ということに最も仰天した。2回目ならもっと本気でやるべきでは?と思いつつ、経験値は他の人よりもあるという自信は根強いのだろうなと思った。そして急ピッチで

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    2026年04月11日