朝井リョウのレビュー一覧
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多様性をテーマとした異常性癖を持つ人の話。
世の中の多数派は「自然と恋愛や性的な行為に興味が湧き、いつか結婚して子供を産むこと」である。そこから外れた人々、例えば恋愛に興味がないアセクシュアルや、LGBTなどは少数派にあたる。
「多様性」とは、世の中の多数派の人々が考えた言葉であり、「少数派の人々の意見も尊重してあげよう」ということである。ただ、ここにあたる「少数派の人々」とは、あくまで「多数派の人が考える少数派」のことである。かつ、「意見を認めてあげても、多数派の人が生きる社会に与える害が少ない人」のことでもある。
そのため、多様性という言葉に含まれる人々は、ゲイやレズなど、少数派の中 -
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読み始めは、登場人物がコロコロと入れ替わってツイート文と地の文が交互に書いてある独特の文体に少し戸惑ってしまい、誰の会話だっけ?と気を抜いて読み進めてしまうとこんがらがってしまうこともあったが、後半、どんどんと引き込まれてしまう。
裏表紙のあらすじに書かれているように、ラスト30ページの畳みかけ方が凄い。
今自分が歳をとってから読んでみると、若い頃の自分も、まだ何者でもないのに、何者かになれると心の奥底に秘めた自信が、周りの人間への反発心を生んでいたように思う。
読後は爽快感というよりは、若かりし頃の苦い思いも思い起こされ、少し心にチクリと刺さる物がある作品。 -
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就活の時に読めればよかったな〜この時読んでいれば確かに刺さったような気もする。少し時期が過ぎてしまったことであの頃何者かになりたかった私は、私のままで生きているよ。
大学生のフレッシュな気持ちで、将来が決まってない状態で、今後これからどんなものになりたいか想像していく楽しい過程だからこその話だったと思う。
素直な光太郎に惹かれるのわかるな。そこまで素直になれるのがきっと羨ましいからみんな光太郎のことが好きなんだ。誰かの就職先を検索してしまうのもわかる。出版社の誰か、caになる誰かを想像して自分と比較して何者でもない自分が悔しいから相手の汚点を探すんだよね。自分が楽して生きるために安心できる -
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・ハイ、面白い。
・朝井さんの小説は実はあまり読んでなくて、「イン・ザ・メガチャーチ」位(面白かった)。
・どちらかと言うとラジオやポッドキャストの面白い人、という印象が強かった。
・エッセイが面白いという話を聞いて、どれどれと読んでみました。めちゃ面白いじゃん。
・どちらかというと自分が元々持っていた印象に近い。
・エッセイにも色々あるけれど、「笑える」という点においては100点なのではないでしょうか?
・その点において岸本佐知子さんやカレー沢先生クラスの凄さ。しかもその一方でがっつりした小説も書かれているという。
・実際のご本人の軽妙さも含め、めちゃ興味深い人だな〜と思いました。 -
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ネタバレどうしてこんなに不憫エピソードが出てくるのか!
行動力があるから?でも計画性がないから?
ハラハラするけど楽しそう。
・ホールケーキの乱
私もやってみようかと思うくらい
魅力的なイベントだ!一人でできるし。
文庫版はこれについての書き下ろしがあって
それもまた面白い。
クリスマスケーキを、12月はじめに買う人が
意外といるんだ、と知ってびっくり。
・空回り戦記
私はサイン会中、いつもどこか心苦しい。
もし、前回手紙をくれた方が今回のサイン会にも
来てくれていたとして、そのことに私が全く気付かずに
初めまして、という態度を取っていたとしたら——
そんな、答え合わせしようのない後ろ暗い可能性 -
Posted by ブクログ
尚吾と紘がまた再会して、昔みたいに連絡を取り合う関係になれたのが純粋に嬉しかった。読みながら私も学生時代の親友を思い出した
本来は繋がらないはずの等号、たくさんあるよなぁ。自分の中だけにでもたくさんある。繋げて自分を納得させることも、繋げてしまって自分で自分を苦しめることも。
鐘ヶ江監督の意地が私は好きです、自分の大切なもの、自分を形成してくれたものを守りたい、その信念を曲げられないでいる、そういう自分にとっての「軸」が揺るがない人はかっこいいなって思う
受け取り手である私は、映像にしろ書籍にしろ、それぞれに「自分が」感じたこと/考えたこと、を大切にして、自分だけの価値観を持ち続けていた -
Posted by ブクログ
どうしても生きていくしかない人たちの人生の一部を切り取った6篇。登場人物が決断を明確にする前に話が終わることもあり「え?!どうしよう!こういう状況になったら、どうする???」と、全設定ネタバレの上で夫に決断を迫ったりもした。
「人生は暗転してくれない」
朝井リョウさんらしい、ポップでキャッチーで鋭く胸に刺さる言葉が散りばめられていて、私はやっぱり同時代を生きているこの人の言葉や物語が好きだな、と思う。
私が「どうしても生きてる」と次に感じるのはいつだろう。絶望の中に少しの希望が混じったタイトル。
毎日太陽が昇るまでパソコンに向かって仕事してた日々とか、産後の身体の痛みとか、つらかった瞬間は