朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすげえ視点で物事を書くなと思った。
生殖器が語りかけてくる物語。
(っていうことは自分は何?)
結構おちゃめな語り口で面白い。
主人公が、ダークな感じなので
上手くバランスを取っている感じ。
「同性愛」や「性」テーマの一つなのだが、この解像度で見たことがなかったので、すごい新鮮だった。
確かに、人類は「生産、拡大、発展」を主軸としているし、
「生物学的には、生まれた時点でOK」なのかもしれないなあと思った。
このレールから逃れるのは難しいし、
とはいえ多様性を認めないのも違いそう。
まあ、生物学的、歴史的な視点だとだいぶちっぽけな悩みかもしれない。
モヤモヤは残るが、いい作品だっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白ずんぎ。朝井リョウさんってXでバズる論争を言語化して物語にするの上手よね
「もうね、いやんなっちゃったんだよねえ。人によって評価の基準が変わる世界も、いちいちブレる自分も」
「俺、そういう文脈とか関係性みたいなものからできるだけ外れたくて、こうやってフラフラしてるのかもしれません」
ないものを、あるように。
あるものが、ないように。
それができないのは、人間の肉体だ。
「私の言葉を信じるのではなくて、私の言葉をきっかけに始まった自分の時間を信じなさい。その時間で積み上げた感性を信じなさい」
「そうすれば、いつか寂しいなんて子どもみたいな理由で次の時代に踏み出せない自分を、心の -
Posted by ブクログ
私は事あるごとに「人生は究極の暇つぶし」だと思っているけど、「次」を見つける事って本当に良い暇つぶしになるんだよね。それが人間という生物種を維持する上で結婚や子育てが最上級に居座ってるだけで、読書や料理とかの趣味も結局は全部「暇つぶし」にすぎないんだよねって改めて思った。
仕事していてよく思う「これ以上成長してどうするんだ」の言語化を朝井リョウがしてくれたので、スッキリした笑 生物として生まれた以上、子孫繁栄=拡大、成長を無意識に望んでしまうのだなぁと。まぁあとは、何かに熱中する事で生命を全うするのが生物だから仕方がないのかなと。それにしても、ただの暇つぶしにそこまで熱量を持たなくても、、笑 -
Posted by ブクログ
時をかけるゆとり、を読んでからその軽快なテキストにもっと読みたい!となり、読んだこの本。一言でいうと、ほーーーんとうに素晴らしいです。朝井さんの独特で軽快なクスッと笑ってしまうテンポにのせられサクサク読むんですが、よくよく読むと現代のまさに30代くらいがぶち当たる結構、出産、などのイベントに参加をしようとしても正攻法で参加が難しいLGBTQ +の視点に切り替わる。そして、その解像度が本当にすごい。自分でない人の解像度ってどうしたらこんな上がるんでしょう。と、驚きの連続で、あっという間に読み切ってしまいました。何度も読み返したい1冊です。