朝井リョウのレビュー一覧

  • 風と共にゆとりぬ

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    一冊目を読み終わってから、すぐにこの二冊目を読み始めました。エピソードが面白すぎてやっぱりニヤニヤしながら読んでしまいました。
    職場の昼休憩に読むには危険でした!
    入院中の話をこんなに可笑しく文章にできるなんて凄いです。
    次の三冊目も早速手に入れたので、読むぞー!

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    2025年12月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【きっかけ】
    生殖記を読み、ちょっと衝撃だったので、以前から気になっていて、評価も高め、映画化もされたということで、暗い気持ちになりそうな予感を押し殺して、Audibleで聴くことに。
    【読後】
    なんだろう、この救われない感じ…。作中の誰にも共感できず、最初から最後まで、とにかく苦痛でした。しかし、マイノリティをテーマに、ここまで重く、苦しい気持ちにさせられるというのは、やはり、凄い小説なのか。
    コメントも書きづらい。作中の誰を、私が不快に思ったとして、それを言葉にすれは、知らずに誰かを傷つけてしまうのか?と、言葉を飲み込まざるを得ないような風潮が、「多様性」を許容する理想の世界なのかなぁ?だ

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    2025年12月13日
  • 風と共にゆとりぬ

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    声出して笑った。朝井リョウさんの本が大好きで、初めてエッセイを読んだ。人柄がなんとなくわかって嬉しかった。人生面白く生きよう。

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    2025年12月12日
  • 何者

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    ネタバレ

    現在転職活動中の自分に嫌という程刺さりました。
    冷笑主義を自覚し、乗り越えようとする主人公を応援したくなります。
    最後の2人の言い合いはまるで自分が言われてるかのようで辛かったです笑
    読み終えたらきっと前向きになれる本だと思います。

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    2025年12月18日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    連作短編集。朝井リョウさんのデビュー作でもある。どの短編にも通じて言えるが、学校内でのカーストや不文律についての疑問など、とても共感できる部分が多かった。高校時代の青春を切り取ったような話でもあるが、けっしてキラキラした部分を描いているわけではなく、暗くて陰湿な場面や感情が突きつけられる。桐島に関しては、周囲の人物から桐島の人物像を探っていくのかと思ったが、本当に名前だけの登場に感じた。

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    2025年12月12日
  • 武道館

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    1人のアイドル大好き人間として色々考えてしまうことがあった。まずこの小説の時代背景がすごく懐かしいと思った、熱愛で坊主、握手会で刃物を持った男、やば〜〜い、懐かし〜〜〜〜〜〜!!!!あったな〜、そんなこと。この頃からアイドルの在り方は小さくはない変化をしてきたし、それは私の彼らを見る目に関しても同じことだけど、それでも恋愛というとてもパーソナルな部分に関してはいまだに着地点が見つけられない。だからとにかく片目を閉じて、彼らが見せたいと思ったものだけに焦点を当てるのが今の自分にとっての正解、ってことにしている。
    それにしても、アイドルって気が狂った人間にしか出来ないよな、とも思った。アイドルとい

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    2025年12月12日
  • 時をかけるゆとり

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    ★4.0
    久々に本読みながら笑った。飛行機の中で読んでたんだけど隣の人に絶対不審がられた。
    初めてさくらももこの本を読んだ時、森見登美彦の恋文の技術を読んだ時、笑える本が好きだと思えるタイミングはあったのにこの本を読むまで忘れてた。何かモヤモヤしてる時に読んで欲しい。美容師の話は必見。

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    2025年12月12日
  • 生殖記

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    こんな小説、読んだことない!
    語り手がまさかの…というのもあるけど、現代社会の人間を見事に俯瞰してる。

    いろんなタイプのヒトが出てくるけど、自分にも当てはまる個体がいるはずです。

    朝井リョウさん、やっぱりすごい作家だ。

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    2025年12月11日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    現役高校生時代に読んで、刺さって刺さって強く印象に残っていた小説。ちょうど世代です。
    十数年ぶりに読んでみても色褪せず、なんだか自分の思い出も含め懐かしい気持ちになりました。
    「拝啓15の君へ」じゃないですが、大人になっても悩みは尽きないけれど大人になるって悪くないよ、世界は広いよ、と登場人物たちと当時の自分に言ってあげたい。

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    2025年12月11日
  • 正欲(新潮文庫)

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    啓喜、八重子、夏月の順でそれぞれのエピソードが綴られていく本で、読み進めるうちに徐々に3人が繋がっていくのが分かる
    次の人に移るときは必ず前のエピソードのキーワードを受け継いでいくので、全く関係がないように読める前半部でもなにか3人に共通の関係があるのか疑ってしまう
    最後は全員繋がるんだけど、めっちゃおもろい終わり方するわけじゃないし「世界への諦め」って感じ

    マジョリティで居続けるってことは不可能でどっかの70%の人がまた別の場所で70%になるなんて、半分くらいの確率でそれを何回もくぐり抜けることに意味なんてないって気付かされる

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    2025年12月11日
  • 武道館

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    アイドル視点の話
    なかなか考えさせられる内容やった
    確かに夢を見せる仕事やけど、プライベートは別やん
    確かにアイドルの前に1人の女の子だしな
    ファン側にはわからない演者サイドにはあるのか‥と考えさせられた
    その狭間で悩むんだろうな‥

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    2025年12月11日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    今の朝井さんとは文体が少し違う。
    2000年代に代表される青春小説。
    部活という枠組みから抜け出した桐島。
    先生という存在が最後まで無視されたように出てこなかった。高校生にとっての世界に先生は存在しなくて、クラスやグループ、部活や恋人の存在がいかに大きなものかわかるような本だった。
    かすみ素敵だなー

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    2025年12月11日
  • 正欲(新潮文庫)

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    「マイノリティ(それも、かなり特殊な)」と「ダイバーシティ」をテーマにした作品。
    マイノリティにはマイノリティの悩みや苦悩があるなんて、考えたこともなかった。
    例えば、小児性愛者。
    小児性愛者=気持ち悪い、とか、変態、とか、そういう見方しか持っていなかった。
    もちろん、子どもを性の対象にして己の欲望を満たそうとすることには不快感しかないし1㎜も許せないが、幼い子にしか興奮しない、すなわち幼い子でなけれぱ欲情できない、というのは見方を変えれば気の毒でもある。

    自分は特殊性癖を持っていないので完全に理解することは出来ないし、作中で大也が「理解してもらおうだなんて思っちゃいない」と言っていたように

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    2025年12月11日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    前買えなかった桐島。正欲に続けて朝井リョウ2連発。

    読み終わっての一番の感想。これデビュー作か…。
    高校生特有のあの人間関係、教室の雰囲気、授業や放課後、部活の描写、、、あれはたしかに、高校卒業したての大学生やからこそ描けた?にしても、まだそんな大人にもなってないような状態で書けるもんなんかあんな文書が。すごいなあ

    読むまでは、タイトルだけずっと知ってて、桐島くんが部活辞めるんやなあ、くらいしか知らんかった。
    読んでみたら、あれ、桐島くん視点はないんや。桐島くんが部活辞めたってことが、高校生活の日常に起きて
    それが次々に波紋を広げていくっていう
    これ、高校生の時代に読んでたらどう感じたやろ

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    2025年12月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    『桐島、部活やめるってよ』は、人気者でバレー部キャプテンの桐島が、突然部活を辞めるところから始まる物語。そこを起点に、彼の周囲にいる高校生たちそれぞれの視点でストーリーが展開していく。
    朝井リョウがよく用いている“群像劇形式”の原点があり、視点が変わっていくことで同じ事象の見え方の違いに気付かされるこのスタイルが好きだなあと改めて思った。

    本作で特に印象に残ったのは、高校生特有のヒエラルキー構造だった。思春期に芽生える嫉妬や羨望、見栄、劣等感、そういった感情が解像度高く描かれている。後書きにもあったけれど、当時大学生だった朝井リョウが、ここまでリアルに高校生の“嫌な部分”まで切り取っているこ

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    2025年12月09日
  • 正欲(新潮文庫)

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    朝井リョウ作品でこれは読んでおかないといけないような気がして拝読。
    プロローグ?から不穏すぎて心がざわついたまま読み進めました。
    多様性を鋭くめった刺しするぐらいの感覚、恐怖さえ覚えました。
    多様性のシンボルとして新元号を軸にして、それぞれの登場人物の話が展開していく様は圧巻。
    面白かったです。


    もう少し救いも欲しかった…

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    2025年12月09日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    三部作の第三弾とは知らずに手に取ってしまいましたが、読めば読むほど朝井さんがどういう人か見失う感じがとても面白かったです(笑)
    自分も基本めんどくさいが生活のベースにあるので、その点だけは共感できました。

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    2025年12月09日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    エッセイということも知らずに手を取ったこの本は、想像以上に読みやすく面白かった。
    最近話題になった“そで“も最初と最後でそれぞれ字体も内容も違うから、そこまで読んで欲しい。

    勝手に朝井リョウが話しているかのように変換されるので、さらに面白く読めたが、地獄の100キロハイクや500キロバイク、就活も成し遂げていて本当に尊敬する。
    3部作のエッセイも読んでみたい。

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    2025年12月09日
  • 風と共にゆとりぬ

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    面白かった。
    日々の生活に起こる些細な出来事を面白おかしく書いていて、さすが作家だなと思った。
    贈り物の話とビーチバレーの話がお気に入り。
    ちょっとおかしな行動取っちゃったり、悪ノリしたり下心が出たり、きちんと準備したのに想定外のことが起こって焦ったり恥ずかしい思いしたり。何だかちびまる子ちゃん青年版を読んでいるような、シュールな面白さがあった。
    ユーモアがあって好奇心も行動力もあって、とても楽しい人なんだろうなと思った。他のエッセイも読んでみたいと思った。

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    2025年12月09日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井リョウの小説大好きだし、わたしも岐阜出身だから余計に面白かった
    お母さんのエピが強烈すぎて忘れられない
    直木賞そんな若いときに貰ってるの知らなかった
    やっぱすごい朝井リョウ
    わたしも日記とか書き続けてみようかな

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    2025年12月09日