朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    今を生きる人々の心の内をえぐり、現代がどんな時代かを鋭く切り取っている。

    三様の主人公の書き分けも見事だ。読みながら、胸がずきずき痛んだ。そして、怖くなった。決して心地よい読書体験ではなかった。しかし、なかなかの読み物だ。

    本作の澄香とその未来像である絢子のむごさ。自ら喜んで搾取される「推し活」の先には、破滅しかない。本書は、ハンナ・アーレントが描いた「全体主義」が、新たな装いで現代に再登場したことを感じさせる。ではどうすればいいのか。それを考えるために、やはりしっかりと本を読んでいきたい。

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    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    ファンダム経済を築いていくことになった久保田慶彦。留学を志すMBTI診断でINFPの大学生武藤澄香。契約社員でリンファミの隅川絢子。序盤はカタカナの言葉についていけなく読み切れるかと思ったが、3人の心情、交差する様に引き込まれていった。「物語を信じ込む。その世界に没入する。視野をわざと狭める。我に返らないように。」「本質的には無意味、低価値、無関係なものを、団体が発信するストーリーによる権威付けと信者の視野狭窄によって価値が高いと思い込ませて、本来の価値以上の対価を支払わせる」「自分を使い切りたい」すごい

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    2026年07月31日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ファンダム経済が拡大してきている今読んでよかった一冊!
    何かを信じるとか推し活って活力をもらえるけど、その分失ったときの喪失感が大きすぎて、私には踏み込む勇気ないなって思いました…

    自他境界も拡大解釈も当てはまっててこのキーワードについてもっと知りたいと思った

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    2026年07月31日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井リョウの大学時代の様子がよくわかる。意外と世間一般の大学生通りの生活していたのだなと思った。
    一方で作家になる熱量と行動量はやっぱり一般とはかけ離れたことをしているなと思った。さすが結果を残す人は努力しているなあ、本人は楽しんでやっているかもしれないけれど。

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    2026年07月31日
  • もういちど生まれる

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    5編の連作短編集。それぞれの登場人物たちにかかわりがあり一人ひとりを別の人の視点で見られる面白さがあった。「周りから見たらこうなのにホントはこうだったんだー」て感じ。
    19歳から20歳という年齢の危うさや漠然とした不安感がキラキラとした若さの中にあるのが懐かしくも思った。

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    2026年07月29日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    めちゃくちゃ笑ってしまう内容ばかり笑
    こんなに朝井リョウさんって面白い人なんだ!知らなかった!
    ニヤニヤが止まらないので注意して読んだ方がいい。
    最後の最後までユーモアたっぷりで面白い。
    著者のプロフィール欄でふざける人とかいるんだ笑
    全く関係ない単語で締める。木こり。って笑

    シモの話も多いので苦手な人もいるかも?
    さくらももこさんのエッセイも読んでみようと思った!

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    2026年07月31日
  • もういちど生まれる

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    オーディブルにて。
    19歳の大学生たち周辺の短編集。若さゆえの将来の悩み、生きづらさ等が描かれている。
    朝井リョウ節炸裂。人間ドラマの小説なんだけど、哲学的に書く方法が本当に好き。突き刺さる。

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    2026年07月29日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性をテーマとした異常性癖を持つ人の話。

    世の中の多数派は「自然と恋愛や性的な行為に興味が湧き、いつか結婚して子供を産むこと」である。そこから外れた人々、例えば恋愛に興味がないアセクシュアルや、LGBTなどは少数派にあたる。

    「多様性」とは、世の中の多数派の人々が考えた言葉であり、「少数派の人々の意見も尊重してあげよう」ということである。ただ、ここにあたる「少数派の人々」とは、あくまで「多数派の人が考える少数派」のことである。かつ、「意見を認めてあげても、多数派の人が生きる社会に与える害が少ない人」のことでもある。

    そのため、多様性という言葉に含まれる人々は、ゲイやレズなど、少数派の中

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    2026年07月28日
  • 何者

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    読み始めは、登場人物がコロコロと入れ替わってツイート文と地の文が交互に書いてある独特の文体に少し戸惑ってしまい、誰の会話だっけ?と気を抜いて読み進めてしまうとこんがらがってしまうこともあったが、後半、どんどんと引き込まれてしまう。
    裏表紙のあらすじに書かれているように、ラスト30ページの畳みかけ方が凄い。
    今自分が歳をとってから読んでみると、若い頃の自分も、まだ何者でもないのに、何者かになれると心の奥底に秘めた自信が、周りの人間への反発心を生んでいたように思う。
    読後は爽快感というよりは、若かりし頃の苦い思いも思い起こされ、少し心にチクリと刺さる物がある作品。

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    2026年07月28日
  • どうしても生きてる

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    こんな状況になっても、どうしようもなくても、生きるしかない。そんな気持ちを抱える物語が、自分の奥底にある感情を上へ上へと押し出してくれるような気がしました。
    どうしようもないまま、終わる物語もあるけれど、最後の物語に関しては、自分自身そのものが上を向けるような、ここからどんな形にだって変えていけるような気持ちにさせてくれました。

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    2026年07月28日
  • 何者

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    就活の時に読めればよかったな〜この時読んでいれば確かに刺さったような気もする。少し時期が過ぎてしまったことであの頃何者かになりたかった私は、私のままで生きているよ。

    大学生のフレッシュな気持ちで、将来が決まってない状態で、今後これからどんなものになりたいか想像していく楽しい過程だからこその話だったと思う。

    素直な光太郎に惹かれるのわかるな。そこまで素直になれるのがきっと羨ましいからみんな光太郎のことが好きなんだ。誰かの就職先を検索してしまうのもわかる。出版社の誰か、caになる誰かを想像して自分と比較して何者でもない自分が悔しいから相手の汚点を探すんだよね。自分が楽して生きるために安心できる

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    2026年07月28日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校生時代のヒエラルキーが鮮明に思い出されて胸がチクっとした。とにかく熱い何かを持ってる奴が強い。
    周りを気にして周りに合わせた生き方をしていると環境がかわるとダメになる。

    自分基準、自分が心地よいと思う、自分の赴くままにいきるのがよいということかな。

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    2026年07月27日
  • 時をかけるゆとり

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    ・ハイ、面白い。
    ・朝井さんの小説は実はあまり読んでなくて、「イン・ザ・メガチャーチ」位(面白かった)。
    ・どちらかと言うとラジオやポッドキャストの面白い人、という印象が強かった。
    ・エッセイが面白いという話を聞いて、どれどれと読んでみました。めちゃ面白いじゃん。
    ・どちらかというと自分が元々持っていた印象に近い。
    ・エッセイにも色々あるけれど、「笑える」という点においては100点なのではないでしょうか?
    ・その点において岸本佐知子さんやカレー沢先生クラスの凄さ。しかもその一方でがっつりした小説も書かれているという。
    ・実際のご本人の軽妙さも含め、めちゃ興味深い人だな〜と思いました。

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    2026年07月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    あとがきで書かれていた、からっぽのあたまでよめるし、かける原稿だったみたいなひとことがとても愛しかった。

    アイドルダンスを踊ってみたらどんな気持ちになるんだろう?の答えは、「どの立場で?だった」
    みたくなってスタジオで男性ひとりでスタジオで悶える様子、とか、自分をすご俯瞰とでも自我とのせめぎあいみたいなだれにでもあるけど見せたくない部分を、わらっていいように安心感をもって眼の前に提示してくれている感じがね、すごく変なのに安心感を持って読んでよいのか?と不安になった。

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    2026年07月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ネタバレ

    どうしてこんなに不憫エピソードが出てくるのか!
    行動力があるから?でも計画性がないから?
    ハラハラするけど楽しそう。

    ・ホールケーキの乱
    私もやってみようかと思うくらい
    魅力的なイベントだ!一人でできるし。
    文庫版はこれについての書き下ろしがあって
    それもまた面白い。
    クリスマスケーキを、12月はじめに買う人が
    意外といるんだ、と知ってびっくり。


    ・空回り戦記
    私はサイン会中、いつもどこか心苦しい。
    もし、前回手紙をくれた方が今回のサイン会にも
    来てくれていたとして、そのことに私が全く気付かずに
    初めまして、という態度を取っていたとしたら——
    そんな、答え合わせしようのない後ろ暗い可能性

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    2026年07月27日
  • 星やどりの声

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    一人っ子の僕としては、兄弟の絆とか分からない。
    ただ、こんな家族だったらいいなぁと思った。
    映像として見てみたい作品。

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    2026年07月27日
  • スター

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    尚吾と紘がまた再会して、昔みたいに連絡を取り合う関係になれたのが純粋に嬉しかった。読みながら私も学生時代の親友を思い出した

    本来は繋がらないはずの等号、たくさんあるよなぁ。自分の中だけにでもたくさんある。繋げて自分を納得させることも、繋げてしまって自分で自分を苦しめることも。

    鐘ヶ江監督の意地が私は好きです、自分の大切なもの、自分を形成してくれたものを守りたい、その信念を曲げられないでいる、そういう自分にとっての「軸」が揺るがない人はかっこいいなって思う

    受け取り手である私は、映像にしろ書籍にしろ、それぞれに「自分が」感じたこと/考えたこと、を大切にして、自分だけの価値観を持ち続けていた

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    2026年07月27日
  • 正欲(新潮文庫)

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    水に興奮するという珍しい話であり、何が正しいか誤りかという、答えが無い論争を表す様が上手く感動した。
    いかんせん白湯フェチの私としては久々に欲望をくすぐられる作品だった。

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    2026年07月26日
  • 風と共にゆとりぬ

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    全文、浅井リョウさんの声で再現されちゃうw
    笑っちゃって電車とかでは読めないので、もっぱらお風呂でのリラックスタイムに笑いながら読んでますw
    なんか、私も生きていける!って変な元気が出ます!!

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    2026年07月26日
  • どうしても生きてる

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    どうしても生きていくしかない人たちの人生の一部を切り取った6篇。登場人物が決断を明確にする前に話が終わることもあり「え?!どうしよう!こういう状況になったら、どうする???」と、全設定ネタバレの上で夫に決断を迫ったりもした。

    「人生は暗転してくれない」
    朝井リョウさんらしい、ポップでキャッチーで鋭く胸に刺さる言葉が散りばめられていて、私はやっぱり同時代を生きているこの人の言葉や物語が好きだな、と思う。

    私が「どうしても生きてる」と次に感じるのはいつだろう。絶望の中に少しの希望が混じったタイトル。
    毎日太陽が昇るまでパソコンに向かって仕事してた日々とか、産後の身体の痛みとか、つらかった瞬間は

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    2026年07月26日