朝井リョウのレビュー一覧

  • 桐島、部活やめるってよ

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    『桐島、部活やめるってよ』は高校生の話だけど、ヒエラルキーは、大人になっても続くよね。

    常にヒエラルキーからは逃げようという立場をとっていても、世の中には、びっくりするぐらいヒエラルキー重視の人物が現れる。
    そして、あの人達って無理やり引きずり込もうとするんよね。
    あれは何なんだろう。
    放っておいてくれないかな。
    巻き込まれがちなの私だけ?
    ヒエラルキーって、品がないよなー。
    もっと品のある環境で生きたいのだけど、そんな環境にまだ行き着いたことないかも。

    「かすみ」の立場が1番共感するけど、きっと「かすみ」は「ゆみちゃん」から、いずれ避けられる運命じゃないかと予想する。

    アンチヒエラルキ

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    2025年11月14日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校の狭い世界、上だとか下だとかいう言葉にしなくとも全員が感じている感覚。嫌なものを思い出した。それと同時にあの世界を生き抜いた自分もみんなよく頑張った、って褒め称えたくなる。

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    2025年11月14日
  • スター

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    最後がよかった。欲求に上も下も大小もなく、ただそこにある。こうと省吾が後輩泉に言った言葉に、ひどく共感したし気持ちよかった。よく言い負かした!と思った。だから、その後の千紗の言葉にギクッとした。ただひとつ、全ての事象は人の心が動いて起こること、いたずらに弄ぶような真似はしたくないこと、今決めているのはそれだけ。

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    2025年11月14日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    すっかり忘れていたけど、確かに知っている、中学高校の空気感…!!
    二度と戻りたくない、ムズムズしてしんどい眩しさに眩暈がしました。最高!

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    2025年11月13日
  • 何者

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    なんだこの読みやすくも吐きそうな小説は。就活のためにいきなり自己分析を始めて自己を見つけようとして就活用の自分像を作り上げて、当時の思い出をなぞる様で、リアルに感じられました。また光太郎とのタクシーでのやりとりから、人の心がわかるのは何よりもかっこいい粋なことだと思いました。そして映画の予告かどこかで見て引っ掛かっていた、サワ先輩の「全然違うよ、あのふたり」、瑞月さんの「私たちはもう、そういう場所まで来た」というセリフの意味も理解して、『好きだな、これ』と思いました。

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    2025年11月12日
  • 世にも奇妙な君物語

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    朝井リョウさん作品は初めて読んだ。短編が5話だがどれも非常に読みやすく、物語にすっと入っていけた。とにかくどの短編もオチがすごい!
    え、そういうこと??という言葉が思わず出てしまうほど。面白かった。次はどの朝井さん作品を読もうかな。

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    2025年11月12日
  • どうしても生きてる

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    六つの短編。主人公のそれぞれ、バツイチ女性、契約社員、子育て介護で悩む主婦など‥‥。
    自分の夢、感情、正義を押し殺し、生き続ける。納得出来ない、凶のおみくじを受け入れ、自分自身に大丈夫って言い聞かせながら、
    どうしても生きてる
    朝井リョウ、現代社会をぶった斬る〜、いろいろ考えさせられました。

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    2025年11月12日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    1~3冊目まで続けて読み、日々このエッセイと共に過ごしてきたので、読み終えてしまった今は非常に寂しい限り。最後を締めくくる本作も、どれをとっても面白さにぬかりない。挿絵なんかもあったりして、更に笑いが増し、ツボって抜け出せなくなったこともしばしば…。マンガではなくエッセイでこんなに笑ったのは人生初。ふざけているわけではなく、いたって一生懸命。そんな姿がユーモアたっぷりに描かれ、作者の文才には脱帽…
    とにかくこの”ゆとり3部作”は人を選ばず勧めたくなる。きっとそんな人が多いんじゃないかと思う。
    いつかまた新たなシリーズが出るといいなぁ。

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    2025年11月12日
  • もういちど生まれる

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    みんなそれぞれが自分に対して疑問をもち、何者かになろうと必死になり、劣等感を感じたり、誰かを羨ましく思ったり。
    わたしも他人に対して羨ましさや、この人は全然努力してないのになんで、と嫉妬したりすることがあるけど、羨ましく思っている相手もすごく劣等感を感じるところがあったりするんだなと改めて思った。

    特に今の時代はsnsなどで自分を着飾ったり、自分の個性を主張したりしやすいし、それがすごく簡単に見れるようになったから、みんながみんなと違う何者かになろうと必死になってるなーと思った。

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    2025年11月11日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    自分の好きなことに突き進め!
    周りの目なんて気にするな!

    熱いメッセージでした。

    また、周りの目を気にしたり、斜に構える生徒たちの心理描写などは懐かしい青春のリアリティがあり、共感するところが多かったです。

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    2025年11月11日
  • 何者

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    朝井リョウさんってホント器用な作家だよね
    スラスラ読めるし最後ちゃんと落としてくれるし、「上手」の一言
    そこに若干軽薄さを感じることもあるんだけど、これはちゃんと面白かった

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    2025年11月10日
  • 星やどりの声

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    朝井リョウさんの過去作。
    こんな家族愛ストーリーを描いていたなんて…。王道でありながら仕掛けがあり、しっかり楽しませてくれる朝井リョウさんさすがです。
    父を失った家族と父が家族に残していったもの。このバランスが最高。登場人物それぞれの一人称視点で描かれる作風がなんといっても朝井リョウさんらしい!この構成が大好きで、それぞれをもっと見たいと思う絶妙なタイミングで次の視点に変わるからまたのめり込んでしまう!
    ただ、夢の超常現象みたいなくだりは個人的にいらなかった。家族物語で大満足!

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    2025年11月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    映画とは随分印象が違った。
    映像だけでは汲み取りきれない、背景や感情を知ってシーンの意味を知れて良かった。
    もう一度映画見てみよう

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    2025年11月10日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語っぽくしつつ、
    しっかりと同じ著者が書く5つの短編として
    まとまっている。
    1話目を読み終えた時に星4以上は確定だなと
    思わせてくれてちゃんと期待通りだった。

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    2025年11月09日
  • 風と共にゆとりぬ

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    主に電車で読んでいたが、思わず笑ってしまう文章が多く、困った。面白いことに全力を投じる生活、なかなかできないが非常に楽しそうだと思う。
    会社員時代の話もあり、会社員として生活する今、共感できる部分も多くあった。

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    2025年11月09日
  • 何者

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    ネタバレ

    SNSを利用する自分にとって、身に覚えのある指摘が多く、心苦しくなった。
    SNSに投稿された140文字よりも、それに選ばれなかったいくつもの言葉にこそその人らしさがあるのではないか、というサワ先輩の言葉は共感しつつも、いくつもの言葉の中でその140文字を選んだことにもその人らしさは出ているだろうと思った。
    もちろんSNSだけで人となりを判断してはいけないが、SNSがその人の一部を表しているのは確かだと思う。
    対面では楽しく話せる人がSNSで自分と違う考えを語っていると、次に会うときに身構えてしまうことがある。SNSだけで判断してはいけないと思いつつ、SNSでのイメージを払拭するのは難しいし、完

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    2025年11月09日
  • 世にも奇妙な君物語

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    短編集かと思いきや繋がってるあの感じ、めちゃくちゃすき!程よいゾクゾク感。テレビのほん怖を想像して怯えながら読んだら、ホラー要素はなくて、安心して読めた。

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    2025年11月09日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    『桐島、部活やめるってよ』を読んだ。
    青春の“中心の不在”を描いた物語として、やっぱりこれはすごい。桐島が登場しないという大胆な構成の中で、彼の“いない存在感”がすべての登場人物の内面を浮かび上がらせていく。誰もが桐島という名を通して、自分の立ち位置や弱さを見せつけられている感じがした。
    学校という小さな世界が、まるで社会そのものの縮図のように機能していて、彼の不在は人間関係の“ほつれ”を一気に露呈させる。何かが崩れていく音が静かに聞こえるような、そんな緊張感のある読書体験だった。

    男子たちの描写も痛いほどリアルだ。
    バレー部の菊池は焦燥に飲まれ、野球部のキャプテンたちは自分のポジションを守

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    2025年11月09日
  • 何者

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    大学時代にこの本を読んでいたら、何か気づけたのではないか、今の自分の立ち位置も変わっていたのではないかと思えてしまったwww一冊。

    自分が就職する際に試験はほぼなしに等しく、卒業したら就職は当たり前のこととして深く考えることもなかった。何なら就職後も決められた区切りがきたら、当たり前の動きをするのではないか(そんなものないが)と勘違いしていた。。。
    考えて感じての葛藤と衝突、当事者たちは大変だけどのびのびしていて応援したくなる。そして羨ましいなと感じました。

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    2025年11月09日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校生って、男子も女子もヒエラルキーをとても意識しているのですね
    いるいる、あるあるな青春

    でも一番強いのは好きなことをやっているということ

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    2025年11月07日