朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて朝井リョウ氏の小説を読みました。
エッセイとのギャップに驚いた……けれども、誰もが経験する、学生という時間の中で起きる少し切ないことや救いに焦点を当ててひとつの作品に仕上げる力と、日常のおかしみを文章にする力は似たものなのかもしれない、と思った。
桐島、という人物の視点から紡がれるという訳ではなく、桐島と同じ部活で同じポジションの人物から、彼から少し遠い距離に自分は位置していると思っている人物まで、様々な立場・ポジションの人物の日常や気持ちが綴られる、という内容だった。
私はどちらかというと前田君のような学生生活だったと思う。(所謂スクールカーストの上側とは言い難かった)
上側の人は -
Posted by ブクログ
「ゆとり」シリーズ完結編。読み終えて真っ先に浮かんだのは、世界のどこへ行っても、まるで聖地を拝むかのように「安心できるトイレ」を血眼で探し続ける朝井リョウの執念だ。
これ、本人は至って真剣なんだろうな。笑わせようとして盛っているネタというより、一分一秒を「漏洩」という名の死と隣り合わせで生きている、文字通りの死活問題。そのあまりの切実さに同情を禁じ得ないのだけど、その必死さが度を越していて、どうしても吹き出してしまう。
著者の身に起きる肛門の「悲劇」は、語彙力という名の無駄遣い(最高に褒めてる)によって、極上の「喜劇」に昇華されている。真剣に生きるほど滑稽に見えてしまうという、人間の愛お -
Posted by ブクログ
ネタバレインザメガチャーチについての対談YouTubeにこちらの本の一文が書かれてるコメントがあり、気になって読みました。
2015年にこちらの本が出たそうですが、アイドルの恋愛に対する考え方が今と変わってきたかと言われたらそうではないのかもしれない、と思いました。
つい去年もあるアイドルの1人が武道館公演直前に熱愛報道が出されていて、
SNSで見守っていただけですが、
やっぱりアイドルが表立って恋愛は許されないことなんだと感じました。
しかし、ライブ中は彼女に対する歓声がすごく大きかったとか。
いつだって悪く言うのは何も知らない多数の画面越しに見ている人で、本人たちを目の前で見てきた人は、自身の中