朝井リョウのレビュー一覧

  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    ぞくぞく

    最近朝井リョウにハマりつつある。小説家とは思えないほどの、インターネット出没率の高さからついついポッドキャストやYouTubeなどを見てしまう。そんな彼の本を取ったのは2度目。今回もとても満足させていただいた。

    私は、ホラーが苦手である。作品の本家である番組も1度見た作品がとても怖かった思いがあり、2度と目にしてはない。そのためこれを読んだのは気まぐれだった。

    いざ作品を読み始めると1話目からぞくぞく。こういう本かと覚悟。しかし、読み進めていくと不思議と物語の落とし方や構成の方が心に残っていった。

    また朝井リョウという穴に近づいてしまった。

    怖さと楽しさを味わえる本。

    0
    2026年08月31日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生殖器視点のおはなしだから「生殖記」で
    タイトルに納得でした(笑)

    「今」にフォーカスしている部分(尚成の思考、行動に突っ込んでいるところ)は
    テンポよく読めて面白かったです。

    生物全体について?
    哲学とか人類学的な(ここらへん詳しくはないです)
    部分についての部分は見慣れない単語が多くて
    ちょっと読みづらい部分もありました。
    が、その通りだなぁと思うことばかり。

    ほんと、朝井さんて掘り下げ方が上手いというか
    大多数の人がなんとなーく感覚で、肌で感じていることを
    言語化するのが上手ですよね。
    マイノリティ側からも、マジョリティ側からも
    世間を見れているというか。

    自分も感覚的には尚成側

    0
    2026年08月31日
  • もういちど生まれる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作もういちど生まれるかがかなり素敵。別作品ではとても魅力的な存在として描かれていた椿は、双子の妹、梢の視点からでは非常に空虚な存在として描かれているように感じた。けれども椿からすれば彼女なりの考え方や世界の見え方があるのだろう、これも椿視点からの世界を読んでみたい。梢の行動の後先顧みなさには驚いた、あの後どうなったんだろう。しかし監督・礼旺からすると最高のシーンが撮れたという点問題ないのだろう。礼旺だけが椿と梢の違いに気づくことができた。ナツ先輩からは酷評されていた礼旺だけど彼なりにレオン(どちらかというとマチルダ単体な気はするが)と椿に誠実に向き合った結果なのだろう。
    ナツ先輩の絵をハル

    0
    2026年08月31日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    大前提語彙力が半端ないので何も起こらなくても面白いと思うけど浅井さんの周りでは面白いことが起きすぎてる。
    本を読んで声出して笑ったのは初めて。

    0
    2026年08月30日
  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    世にも奇妙な物語が好きなので惹かれました!
    朝井リョウさんの作品は初めて読んだのですが、絶妙な不気味さと世界観があって面白かったです!
    おかしな世界がぐるぐる巡っているようなラストで、最後の話みてからまた最初の話読みたくなります。
    個人的には報道の話がゾッとしますね、悪意のない子供というのがさらに怖さ倍増。

    0
    2026年08月30日
  • 世界地図の下書き

    Posted by ブクログ

    これまで朝井リョウさんの作品は現代社会のねじれの部分を書いた作品しか読んだことなかったが、今回は感動系の作品。これはこれは良い。泣ける。最後はそれぞれの登場人物の悩み、不安の部分が解消されるわけではない終わり方をするのもまた良きだと感じた。

    0
    2026年08月30日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    びっしりの文量で満足感がすごい。本で笑うことは少ないんだけど、カフェや電車でも思わず笑ってしまった。なんとなくどういう展開になるかって分かってるのに強行突破して、こちらの想像以上に面白い展開を持ってきてくれる。他のエッセイも読んでみたい。

    0
    2026年08月30日
  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    今回は帯に誘われ手に取った。
    帯には『オチにやられる本 ランキング1位』と書かれていた。
    帯に偽りはなかった。

    五つの物語から成る。
    五つそれぞれの設定が、身近にあることなので入り込みやすい。
    想像を超える結末が待っていた。
    正直、ラストでゾクッとした物語もあれば、恐怖を感じない物語もあった。

    第一話の『シェアハウスさない』はゾクッとしました。
    主人公の浩子が、居酒屋で酔いつぶれて朝起きると知らない一軒家にいた。
    そこは、浩子を介抱してくれた真須美の暮らすシェアハウスだった。
    シェアハウスには男女四人が暮らしていた。
    浩子の職業はライターで、シェアハウスの記事を書こうとしている時だった。

    0
    2026年08月30日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    語り手がまさかのモノで、設定の斬新さという点で掴みとしては素晴らしい。ただ、この語り手自体に重要な意味があるというよりは、ヒトという生き物を俯瞰的に、シニカルに語るための役割として設定されている。
    主人公しょうせいは同性愛者であり、幼体から成体になるまで、共同体との疎外感を感じて生きてきた。共同体の一員として見られないだけで、動物本来の生存すらままならない。そのため、これまでマットに手を添えずみんなと同じ方向に運ぶような生き方をしてきたわけである。しかし、これは同性愛者のみに限った話ではない。主人公のように共同体が基準が異性愛者の人もいれば、健常者、男、女、大人など、全く異なるものを共同体の基

    0
    2026年08月29日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    なぜか逆から読んできたゆとり3部作これでコンプリート。就活のエピソードはかなりリアルでした。
    若くして有名作家になった朝井さんだけど絶対この人妬まれたりしないだろうと思うくらい「ゆとり」読むたびに好感度上がる。もっとエッセイ書いてほしいです。

    0
    2026年08月29日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    2部作めより好きかなぁ
    色味という概念を持ち合わせてないとか
    朝井さんのダメなところ、表現変えると親しみやすいところがより出てる気がするな?

    0
    2026年08月28日
  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代らしいテーマを扱う、世にも奇妙な短編集。全てちゃんとオチがあって面白かった。そして、短編集かと思いきや、最後に全てがつながる面白さもあった。

    0
    2026年08月28日
  • 武道館

    Posted by ブクログ

    『武道館』 朝井リョウさん

    1.興味の原点と物語への入り口
    普段アイドルにはまったく関心がない私が本書を手にしたのは、大好きな朝井リョウさんの作品だからだ。

    家族の本棚から何気なく選んだ一冊だったが、読み進めるうちに「アイドル」という枠組みを超えた、人生の選択に関する切実な問いへと引き込まれていった。
    ------------
    2. 「正しさ」ではなく「正しかった選択」へ
    物語の中で主人公たちは、世間の目やファンの理想、自身の葛藤の間で激しく揺れ動く。

    その中で強く心に残ったのが、「正しい選択なんてこの世にない。正しかった選択、しかないんだよ」という碧の言葉だ。私たちはつい最初から「正し

    0
    2026年08月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    ・相変わらず(やっぱり)面白い。
    ・下(大きい方の便)ネタも相変わらず豊富で、最低で最高。
    ・今回読みながら感じたのは、中の文章の技巧や表現仕方から、やっぱり小説家の書くエッセイだな、という事。エッセイストが書くタイプの文章じゃないな、と思った。シンプルに文章量も多い。
    ・ご自身のポッドキャストもあるのでエッセイでこうした事を書く必然性も薄くなってしまっているのかもしれないけれど(さくら先生オマージュとしても三部作で達成された訳だし)、是非本の形で読みたいな。本の形でこの量の感じが好き。
    ・続きを…。

    0
    2026年08月27日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    昔、就活なんてものを経験したことが無い頃に手に取ったことがあった。当時は全然、ESとか就活の難しさも、面接の大変さも分からなくて何一つ共感ができず断念した一冊だった。
    それから数年経って何度も就活をして長く社会経験を積んできたことをきっかけに、今なら分かるかも?と思い再読。

    これは…なんというか、ある程度人間関係で悩んだことがある人ならば、主人公の思っていることに共感が持てる部分が多いかもしれない。そしてそこからのどんでん返しがたまらない。
    人間関係に就活という、学生ならではの見えない思い。若い考えの人と芯が定まっている人とのぶつかり合い。
    学生時代の思い出が全て混ざりに混ざりあって、とんで

    0
    2026年08月27日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ


    朝井リョウさんの出ているメディアを見て
    なんて面白い方だ!!!と思っていたところに
    「ゆとり3部作」の存在を知り、
    これは最初から読まねば!と、まず第一部を。

    面白い。非常に。もう、開いた時からニヤニヤ笑

    周りの人からも、この本は外ではなく、
    家で読むべきと言われたのだけどまさに。

    朝井さんの声で再生され、情景も想像でき、
    不意にくる笑い、気づいたら笑い泣きしてました。

    涙を拭いた手でめくったが為に
    頁の角がふやけ、、、笑

    ますます、
    第二、第三も続けて読みたくなりました!


    0
    2026年08月26日
  • 桐島、部活やめるってよ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桐島が部活来なくなったあたりの、桐島と同学年のいろんな部活の生徒たちの様子を描いた連絡短編集

    上とか下とか同類とかいろいろグループあったなあという苦い記憶が蘇ってきた

    解説まで読んで、桐島出て来んのかい!ってつっこんでしまった

    0
    2026年08月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    【361冊目】
    ユーモアというか、とにかくうんこの話。

    ちなみに、私も1日5、6回うんこすることある。
    だから、朝井リョウの気持ちはわかる。
    自分の話をされているかのような気持ちになる。
    いや、エッセイで描かれた場面に自分がいる感覚。

    だから、「あ、ここでうんこしたくなる!」もわかる。

    私も朝井さんと同じゆとり世代だけど、
    我々の排便スケジュールにゆとりなどありません。

    0
    2026年09月06日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    ー使わない機能は淘汰されていく。

    なにこれ、これって神の声??と読み始めて思って、やっぱりある意味で神の声だなと思いました。笑
    正欲の時もそうでしたけど、朝井リョウさんの本は、自分の価値観を刺激してきて、そしてえぐられる感じがありますね。価値観の向こう側にいける気がします。

    本の最初で、「親と違う個体な時点で有性生殖を成してるから生きてる意味は発生した瞬間に達成」って書いてあるのは、なるほど、進化の過程の理論から言うと、生物としてニンゲンの生きる意味は平等にあることが分かります。
    でもニンゲンってそれじゃあ生きていけませんよ、というのがミソ。
    「どんだけ健康であっても、金がなければ生きてい

    0
    2026年08月26日
  • どうしても生きてる

    Posted by ブクログ

    どの物語も決してハッピーエンドにはならない。
    でも、全て現実に起こり得そうなことばかり。
    人生って、こんなもんだよなぁ…と思わせられるような、人間の弱い部分や汚い部分、強がりな部分を映し出してくれているお話ばかりだった。

    特に最後の「籤」は、強烈だった。

    朝井リョウ節の効いた短編集でした。

    0
    2026年08月26日