朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新しい題材というか、視点の物語。
三十代、ゲイであることをひた隠しにし
資本主義の社会(共同体)のレースから降り
生きやすいよう、見えるもの、感じることをトリミングし続けて自分にしっくりくる生き方で
日々を過ごす主人公と
その生殖器が語り部の話。
私も取り止めのないことを
悶々と考えるタイプなので
読んでいてあてられて、ヒリヒリするような感覚がたくさん合った。
世界はそんなに悪いものじゃないはず、なんて
今でもどこかで信じているけど
ヒトという括りを語られる部分に触れると
哀れで醜いかも。なんて思ってしまったり。
だからどう、結果こう、という物語ではないけど
人の営み、人の人生における
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Posted by ブクログ
ネタバレ
拓人、もしかして…?
と思いながら読んでいたけど、そのまさかだった。
だけど、カレを責める気持ちには私にはなれない。
拓人のような気持ちや行動を取ることって誰にでもあるのではないだろうか。
最後の、理香の拓人へのダメだしの数々は、結構きつかったね^^;
でも、理香がただただ意地悪な発言をしているわけではない、ってこともちゃんと伝わった。
理香も苦しんでる。
結論!
就活は身を削る!
そして、この作品。
読んでいて、『 この作品が直木賞?』という印象だったけど、
最後の最後にドカンときた。
なるほど。
直木賞にふさわしい作品です。
朝井リョウはやっぱりすごいんだなあ。
尊敬します。 -
Posted by ブクログ
著者プロフィール欄が面白いとちょっとバズってて、気になって読んでみた。木こり(笑)
エッセイの面白さがイマイチ分からない女を自認してるけど、(下品でごめんなさい)う〇この話は最高に面白かった!!電車の中で読んでたんだけど、なんかもう面白すぎて本で顔隠しながらプルプル震えてた。その時に居合わせた前と左右の方々、不審者ムーブすみませんでした。謝罪。
自分もわりとお腹弱くて切実にトイレを求めたことがそれなりにあるから余計に共感。あとはほんの少しの同情と共感性羞恥で切なくなる(笑)
序盤の『腹と修羅』が面白すぎた故に期待値上げすぎて、あとの話はちょっと面白みに欠けたというか、まぁ笑いのクオリティを -
Posted by ブクログ
覚えやすいタイトルで、当時とても話題になったのに読んでないなと思い遅いながらも読んでみたがそんなことはなかった。平成が詰まっていた。
登場人物が多すぎて最初はこの人誰だっけとなりながら読んだけれど、思わず元に戻ってこの生徒かぁとイメージを膨らませながら読むことができた。
当時の悩める子たちに順々にスポットライトが当たっていく。みんな表面上は分類されたりするけど、本当に一人一人悩んでることや考えてることが違って複雑だ。自分を形成していく上で発展途上だから他の人の価値観を真似してみたり、本当の自分を偽って苦しくなったり、なんか違う感でずっとモヤモヤイライラしたり。
その瞬間を大切に切り取って