朝井リョウのレビュー一覧

  • スペードの3

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    いくら待っていても、革命は起きない。持ち得るカードで自分から戦うしかないのだ。
    人生をトランプの大富豪に見立て、変わり行く周囲と変われない自分、取り残されることで初めて気付く惨めさを描き出す。自分の人生が向かう先は自分でしか変えられない、代表作『何者』にも通じる朝井リョウの一貫した世界観を本作からも感じます。
    愛季とむつ美、つかさの生い立ち、ミステリー要素のある美しい伏線回収も印象的でした。

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    2025年12月01日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    桐島からの視点は何も描かれない。なのになんとなく桐島が感じていた生きづらさは想像することが出来る。
    高校生の時の痛いほどのヒエラルキーを思い出した、嫌われないように、嘘をついたりとか
    そんな事はしなくていい友達で助かっていたけど、他のThe1軍!な子とと喋る時は緊張してたな。大学生になっても、このこは高校生の時どんな立ち位置だったんだろう、同じ高校というカーストが可視化されやすすぎる環境にいたら、仲良くなれてたんだろうか?とよく考えてしまう。私の見えてない側面もたくさんあるんだろうな〜って。

    私はこの高校にいたら誰と仲がいいんだろうな

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    2025年12月01日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    雄介が言う人間は3種類いるという話が印象に残った。とりあえず働くのは、三つ目の人間に堕ちたくないから。自分はたまたま家族がいるので、雄介のいう一つ目の人間に当てはまるのかもしれない。でも、三つ目の人間とも言えるような気がする。というか、三つ目の人間になりたくないと思いながらなってしまっているような感覚になり、焦燥感に駆られることがある。今後子供が巣立ってしまったら、自分に何もない気がする。この辺りの雄介に共感したが、それも何だか自分でショックだった。自分は雄介と同じなんだと思った。自分が見たくない部分を書かれて、何だか処理しきれずぼんやりしてしまう。朝井さんの本は大体こういう衝撃を受ける。

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    2025年12月01日
  • 何者

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    ネタバレ

    うわーー
    就活において、成功する秘訣とは冷笑を止めること、と聞いていたけどその通りだと思った
    自分の中にある、直視したくないような汚くて醜くて意地の悪い感情や行動がそのまま描かれていて、苦しくなった
    読んでいる時から疑問なのは、光太郎はかなり空気の読めるタイプであり、拓人と同じように若干は理香と理香の彼氏のことを馬鹿にしていたとは思うのだが、なぜ彼は人生がうまくいくのだろう??ピエロになれる能力があるから?たとえ心の中で馬鹿にしていたとしても、拓人とは違い行動に移すことができるから?←自分の語彙力がないせいで、うまく伝えられなくて悔しい

    とにかく、がむしゃらに努力できる素直な人間が一番魅力的

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    2025年12月01日
  • ままならないから私とあなた

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他◯

    価値観を押し付ける人、苦手。

    読んでいて、ちゃんと苦しいです。

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    2025年12月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    あるYouTuberの方が、ハマっている、と動画で紹介しており、朝井さんの本を購入し読んでみた。今回2冊目。
    本を読んで声を出して笑ってしまう、という普段なかなか無い経験をした。電車の中で読んだ際は、吹き出しそうになるのを堪え、ニヤニヤしながら読み進めた。あそこまで素直に自分をネタにするなんて、すごい。
    トイレネタにいたっては、誰しも一度は催してトイレを探す、という経験はしたことあると思うが、朝井さんのあそこまでの経験だと、気の毒になり、途中からなぜか、「負けるな!」と応援してしまっている自分がいた。朝井さんの本、継続して読んでみよう。

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    2025年12月01日
  • 武道館

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    【読んだ目的・理由】武道館に行ったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.3
    【一番好きな表現】つまり、怒るということは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけだすということだ。(本文から引用)

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    2025年11月30日
  • 時をかけるゆとり

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    とにかく声に出して笑ってしまう。
    朝井さんの本は読みやすい。
    世代も同じなので共感できる部分もある。
    エッセイだが、どこかバラエティ番組を観ているような感覚。

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    2025年11月29日
  • 少女は卒業しない

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    11/29Audibleで。題名が良い!って思ったら短編集か…。音声で聞くには向いてるかもしれない。1編目朝井さん、JKの描写うまいな〜って思った。

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    2025年11月29日
  • 時をかけるゆとり

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    あー面白かった!!

    インザメガチャーチを読んでガッチリ心を掴まれ
    すぐに購入に至ったエッセイ本。
    11年前、朝井リョウが大学生の時に書いた
    『他人のどうでも良い思い出話』でしかないのに
    その文章力や比喩の絶妙さで
    ゴロゴロしながら笑い転げさせてもらった。
    突然吹き出すことになったりするので
    電車では読まないほうがいいかもしれない。

    【学生時代にやらなくてもいい20のこと】改題。
    とのことだけど、改題成功。
    若い時にしか味わえない青春が詰まっていて
    羨ましい経験ばかり!やった方がいい!!
    特に東京から自転車で京都を目指す旅は
    真似できないだけに大いに擬似体験させてもらった。
    黒ペンの話はグッ

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    2025年11月30日
  • 武道館

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    アイドルが好きな私からしたら、ベタなあるあるが多くて感情移入できるストーリーだった。
    アイドル史に残った事実が出てきたり、ありがちなエモい展開が出てきたり。
    アイドルって「偶像」という意味があるように、世間が作り上げた「正しさ」で成り立っていて、私が見ているアイドルも本物じゃないのだろうけど、できる限り本物だといいなあと思った。

    きっと私も、あるべき正しいと言われる姿の自分と、その時の本能で選択して動く自分って同じになる事はない。
    でもその選択を自分で正解だって思えるようにしていくことの連続で、人生が続いていくんだと思った。

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    2025年11月29日
  • 何者

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    ネタバレ

    自分の中で感想がまとまらない。
    私にとって就活は、期待と不安が渦巻き、孤独で先が見えなくて必死でした。また思い出すと恥ずかしさでわー!!ってなります。自己嫌悪、嫉妬、後悔。そんな期間の大学生の関係や心中を見せつけられて、苦しくなりました。最後、拓人が面接で取り繕った言葉ではなく自分の言葉で受け答えする姿に希望を感じました。

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    2025年11月28日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    確かに中学や高校にいる間は高校だけが宇宙で、自分のすぐ周りだけが世界。なにか大きな事が起こるのではない、ただその小宇宙で生きている不安定なまだ幼い人間たちの小さな揺れを、当時ほぼ同年代の朝井リョウが描く。

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    2025年11月28日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    桐島が部活を辞めた、という話題がぽんとあって差はあれこのことに影響を受ける同級生の物語の集まり。桐島視点の話も読んでみたかったけど無かったり、同級生が互いにあまり知らなかったり羨んだりする点は、まとまりがないようであるような高校生の空気感にも思えて良かった。

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    2025年11月27日
  • 何者

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    ネタバレ

    朝井リョウの作品、初めて読んだ。
    解説にもあったのだけれど、私も主人公と同じ視点でさまざま登場人物のことを「痛いな」と思いながら、傍観者として読んでいた。でもそれが、最後、当事者となって自分に降り注いでくる、、。ガンガンに殴られた感じ。。

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    2025年11月27日
  • 何者

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    理香の怒涛の攻撃、効果抜群すぎる。就活より人間関係の方が生々しくて辛い、思わず「うわぁー」って声でた。

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    2025年11月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    私的大学生のバイブル
    以前はおもろwwと思えてたことがだんだんと若いなァ、、、と思うようになり、
    そうかゆとらなくなったのかと感慨に耽った

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    2025年11月26日
  • 何様(新潮文庫)

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    『何者』のサイドストーリー。とはいっても、6つの話に分かれており、薄ら繋がりが見えるような感じで、どこでどう繋がってゆくのかな、と思わされるフリースタイルみたいな展開。
    人間は不器用で、人間を取り巻くものは複雑で白黒つけられる単純なものではない。このことを受け入れた上で単純に生きてもいい、と思えた。どこまでいっても単純に生きることは出来ないから。
    解説も良かった。自分の気持ちを忘れないようにここにメモしてるけど、解説を見てほしい。
    解説にあるように、自分の人生が進めば本から受け取るものも変わるだろう。
    自分がどう変わっていくのか、この本を時折読みながら確かめてみたい。エネルギーがいるだろうけど

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    2025年11月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    小説と小説の読書の箸休め(^^)
    (朝井リョウさんごめんなさいm(_ _)m)

    頭の中空っぽで読んだんで………………
    爆笑(^O^)で最後まで読めましたね。

    ホッコリはしませんが(好き嫌いあるかも?)
    俺は最上級にお勧めエッセイですね♪♪♪♪♪

    人生でのスタンプラリー!(分かり過ぎる!)
    やりたい事は即行動!!!!!!!!!!!!だな

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    2025年11月25日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井さんのエッセイは本当に声出して笑えちゃう
    なんか、朝井さんみてるとそれなりに人生って流れていくんだな〜という穏やかな気持ちになりますw

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    2025年11月24日