朝井リョウのレビュー一覧

  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    大学生である著者の学生生活や旅行の話など、面白いエピソード満載である。
    好奇心の固まりなのかな、とにかくいろんなことにチャレンジしているのが凄い。
    読んでいるだけで、少しテンションがあがった。
    年配の方が、若い子と話をすると若返る、というが、そんな感じ、若いっていいなあ。

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    2024年06月28日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    面白かった。ちょっとお疲れな人にオススメ。

    ときどき声を漏らして笑ってしまった。

    冗談みたいな、適当にやっているノリのいい話だけど、何気ない事に対してもアンテナが張り巡らされていて、巧みな言葉で丁寧に笑いにしてあり、さすが作家さんだと感心した。

    なんか、近所のお兄ちゃん的で、親近感が湧いたので、この作家さんの作品をたまに読んで見ようと思った。

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    2024年06月28日
  • 世界地図の下書き

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    「逃げた先にもちゃんと、これまでと同じ広さの道がある」
    この言葉がすごく好き。
    子どもだからまだまだ親の都合に振り回される。その中でも前を向いて頑張る主人公達が本当にかっこよく思えます

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    2024年06月04日
  • 世界地図の下書き

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    朝井さんの作品はヒトの嫌な面の描写がリアルで、読むのに体力を使いました。

    いじめられたら逃げればいい。うまくいかないって思ったら、その相手がほんとうの家族だったとしても、離れればいい。
    逃げた先にも、同じだけの希望があるはずだから。

    子どもだけでなく、ブラック企業に勤める人、家庭内のDV,モラハラ被害者など大人にも通じる話しとして読みました。

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    2024年05月30日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    あ〜面白かった!
    という感じの読後感。

    朝井リョウさんのエッセイは、その辺の漫画よりも面白いと思っていて、重たいミステリーなどで疲れた合間に読むことにしています(笑)
    そして、自分は同世代なので共感できる部分も多く、この本も楽しませていただきました。

    面白おかしく書いているけれど、やさしい人となりが滲み出ているのもエッセイならではですね♪

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    2024年04月25日
  • チア男子!!

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    ネタバレ

    チアメンバーが7人から16人になったとき正直人数多いなと思ってしまいました。心情が書かれないメンバーもいたので、まぁ16人もいるしな…仕方ないよなと思っていましたがそうではなかった。コーチの「最後の儀式」でメンバー全員の思いを知れました。あのノートには登場人物全員の辛い、苦しい、悔しい、超えてやりたい、頑張りたいという想いが赤裸々に綴ってある。演技を通しながら一人一人の想いを読んだとき、もう一度この本を読み返したくなりました。
    それから、今回の話で1番成長を遂げたのはイチローだと思っています。できない人の気持ちが分からない、なんで出来ないと考えていたイチロー。「そんなの感覚でできるやろ」とトン

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    2024年04月22日
  • 正欲(新潮文庫)

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    誰にも理解されない「正欲」を抱えた人々の物語。
    「多様性を認め、差別のない社会へ」と簡単に言われる時代だけれど、その“多様性”を本当に理解している人は、どれほどいるのだろうと思わされる。完全に理解することは難しい。それでも、もし当事者に出会ったとき、この読後に胸に残った感覚だけは忘れずにいたい。

    なかでも強く印象に残ったのは、大也と八重子が自宅前で言葉をぶつけ合う場面。すっきりしたようでもあり、どこかモヤモヤも残る、不思議な余韻があった。その曖昧さこそが、この物語の核心なのかもしれない。

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    2025年12月15日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    子供たちが登場人物、日々の出来事をつらつらと綴る物語。何か大きなハプニングが起こるわけでもないので、無関心ながら読み進めてしまう、という感覚。最後のフィナーレの締めくくりが良い、朝井リョウらしい

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    2024年03月10日
  • チア男子!!

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    個性豊かという言葉では描ききれない仲間たち。それぞれが内に理由、背景、過去を持ちながら、高いハードルの技に挑む…チームとして。
    その気持ちを味わう様に、ゆっくりと夜中に何回かに分けて読み進み、大切な読書の時間になりました。

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    2024年02月15日
  • 時をかけるゆとり

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    初??朝井リョウ 「桐島〜」も「正欲」も思うところあってまだ手を出していない。よってこのエッセイが朝井リョウさん初めまして、であった。
    面白い。
    彼の観察力とか独特の言語センスが良い。
    飛び抜けてズレているとかではなく、「くすり」と笑いたくなるものを引っ張り出して思わず吹き出しそうになる表現を仕掛ける。それがわざとらしくなく、素の感じなんだろう。「ひょうひょうと」している。

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    2025年12月18日
  • ご本、出しときますね?

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    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

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    2023年10月05日
  • チア男子!!

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    読後、さっそくチアの大会を検索してしまった一冊。最後の演技の表現が圧巻すぎて、「あ、これ実際に見てみたい」と思わされました。この表現の技は実際にはどんな感じだろう、観客としてでも楽しめそう!と興味が湧いたのです。もちろん、そう思わされたのいは、全国大会に至るまで、ゼロからのスタートから人間関係のゴタゴタなどを乗り越えた先の景色だったのもあります。読者は「ここまで関わったんだから今後も応援するよ!」となぜか思わされるはずです。それが他の方の感想にある「続きが読みたい」に繋がっているのではないでしょうか。(わたしも気になります。

    ●チアって甲子園で女子が踊っているアレでしょ?
    と思った方、そうで

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    2023年09月06日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    扉絵はスタジオジブリ
    の近藤勝也さん。

    扉絵そのままのラスト
    シーンにホロっと涙が
    ・・・

    様々な事情で保護者を
    失いゆくりなく施設に
    暮らす子どもたち。

    学校でいじめられたり
    経済的な観点から夢を
    あきらめたり。

    世間に揉まれ成長して
    いく彼らの姿になにを
    感じたか。

    それをうまく言葉には
    できないけれど、

    ただ私の身のまわりに
    いる子どもたちへと、

    思いやりを込めた一言
    にして昇華したい。

    「なにがあっても
     希望は減らないよ」
    と。

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    2023年08月31日
  • 武道館

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    ファンの期待に一生懸命に応え自分の理想とするアイドル像を再現するるりかちゃんと、今まで過ごしてきた 自分 と アイドルの自分 との違いに悩み自分を突き通す選択をした愛子ちゃん。2人ともファンを大切に思いアイドルという職業を楽しんでいたように感じたが2人はどこが違ったのか。るりかちゃんも歳を重ねて恋をしたら 自分 と アイドルの自分 どちらを選ぶのか(その頃にはアイドルと恋愛が両立できるようになっているかもしれない…!)。

    みんな選択をしながら生きている。作中では選択に正解があるかないか話していたが、人生の中で二択があったとして、どちらか一方の選択の答えしか私たちは知ることができないのだから、

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    2025年05月06日
  • ご本、出しときますね?

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    3.7面白かった。二人づつなのが良。ラジオとかで続いてくれないかな。その方が出てくれる作家さん増えそうだし。

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    2023年06月20日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    「月の砂漠を」を読んでみたくて購入。「女子的生活」「十八階のよく飛ぶ神様」「冷やし中華にマヨネーズ」が面白かった。

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    2023年05月15日
  • チア男子!!

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    ネタバレ

    朝井リョウ11作目。有名どころで気になっていたものの分厚くて敬遠してましたがやっと読みました。後半のノートを公開することでメンバーの全員の視点や葛藤がまとまって描かれていて、構成が上手だな…と思いました。(誰)
    団体競技もので『風が強く吹いている』も最近読んだのですが、『風が強く吹いている』の爽やかな青年たちにくらべ、弦とイチローのやや屈折した感情も丁寧に描いているのが朝井リョウらしかったです。一馬と晴希のまっすぐな絆も良かった。一馬はずっと切なくて、特に、家族に見てもらうためにチアをやるんじゃなくて、家族を忘れないためにチアをやると決意した最後にはうるっときました。

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    2023年05月08日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    「桐島、部活やめるってよ」があまりにも有名な著者・朝井リョウ。
    これまで本や映画で触れることはあったものの、そこまで機会は多くはなかった。
    ふと知ったのだが、著者とは同じ大学。しかも3つ年下とはいえ、同じ期間に大学に通っていた様である。これを知ったら俄然興味が湧いてきて「ゆとりシリーズ」とも呼ばれているエッセイ集、その第一弾を早速読んでみた。
    結論、ただただ面白い。大学時代ってホントこういう無駄なことばっかやってたよなぁと懐かしさがこみ上げてくることこの上なく、何よりその語り口がおもしろい。書き方によっては、ただのつまらない学生のmixi日記になってもおかしくないのだが、そう感じさせない著者の

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    2023年03月06日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    ★4.0
    ありきたりなストーリー、予想が容易なラスト、それでも読み終わった後に泣きそうになってしまったのはなぜなのだろう。
    考えてみて、きっと気付かないうちに、私も「青葉おひさまの家」の一員になっていたのだろうと思った。
    他のメンバーと一緒に学校へ行って、夜に隠れてお菓子を食べて、気軽に相談できない出来事が起きて、一緒にランタンを作って、、。
    彼らはただ同じような境遇から同じ施設に住む他人ではなくて、間違いなく家族だった。そんな家族の一員に私もなったような気がしてしまった。

    最後は全員離れ離れになってしまう。悲しいけれど、彼らならきっと大丈夫だろう。一緒に過ごした宝物のような日々を、また過ご

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    2023年02月20日