朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
GOAT第2号。因みにわたしは2号を最初に買いました。1号も在庫があったので、そっちも後から買い、順を追って読みました。
いやー、本当今回も読み応えがある!!
とはいえ、読書の世界や、文芸誌というものはほぼ初めましてなのですが、SNSでこの文芸誌を買ってる人が多くて気になったって所なのですが、著者のお名前だけだと全然分からないような触れるの初めてのわたしでも、読書って楽しいな。文芸誌ってこんなにわくわくするんだ。やっぱり紙って大好きって思わせてもらいました。
連載とかではないので、どこから読んでも楽しめるのもいいですよね。
色んな方のその本のテーマにそった物語が詰まってて、この人の他の作品 -
Posted by ブクログ
やっぱり朝井リョウさんの作品は癖になる。
多くの人があえて触れないよう、臭いものには蓋をするようにしてきたことに対して、容赦なく言及するので、毎回はっとさせられます。
雪子の「人間らしさを大切にしたり、無駄に思えることや曖昧なことにこそ価値がある」考えと、薫の「合理性や効率性を重視し、変化や進化を好む」考えは、自分と他人の”違い”としての視点で描かれていて、実際この2つの考えの違いで、人間関係が上手くいかないことが多いのが、現代社会だと思う。
また、この対極の考えは自分の中にも併存していて、日頃から都合のいいようにそれぞれ使い分けていたなと再認識させられ、何とも言えない気持ちになった。