朝井リョウのレビュー一覧

  • 星やどりの声

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    父を亡くした6人兄弟のそれぞれの視点から語られる物語。
    優しく、でもつよがりな母と愛情深い父。
    兄弟それぞれの学校でのエピソードなどは高校生の自分にはすごく想像できるし、共感できることが多かった。
    長女の琴美には1番感情移入できた。
    琴美に対して父が囁いた、琴美が生まれてきた日のことは忘れない、琴美が私たちを家族にしてくれた。という言葉を見た時、私も長女だからそう思ってもらえたのかなって思った。文章でこんなにも泣きそうになるなんて思わなかった。いないはずの父の声が記されていて、その言葉ひとつひとつが温かくて、優しかった。
    著者が書いた年と同い年だったこともあってリアルを感じた。

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    2025年11月15日
  • 世にも奇妙な君物語

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    朝井リョウさん作品は初めて読んだ。短編が5話だがどれも非常に読みやすく、物語にすっと入っていけた。とにかくどの短編もオチがすごい!
    え、そういうこと??という言葉が思わず出てしまうほど。面白かった。次はどの朝井さん作品を読もうかな。

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    2025年11月12日
  • どうしても生きてる

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    六つの短編。主人公のそれぞれ、バツイチ女性、契約社員、子育て介護で悩む主婦など‥‥。
    自分の夢、感情、正義を押し殺し、生き続ける。納得出来ない、凶のおみくじを受け入れ、自分自身に大丈夫って言い聞かせながら、
    どうしても生きてる
    朝井リョウ、現代社会をぶった斬る〜、いろいろ考えさせられました。

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    2025年11月12日
  • もういちど生まれる

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    みんなそれぞれが自分に対して疑問をもち、何者かになろうと必死になり、劣等感を感じたり、誰かを羨ましく思ったり。
    わたしも他人に対して羨ましさや、この人は全然努力してないのになんで、と嫉妬したりすることがあるけど、羨ましく思っている相手もすごく劣等感を感じるところがあったりするんだなと改めて思った。

    特に今の時代はsnsなどで自分を着飾ったり、自分の個性を主張したりしやすいし、それがすごく簡単に見れるようになったから、みんながみんなと違う何者かになろうと必死になってるなーと思った。

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    2025年11月11日
  • 星やどりの声

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    朝井リョウさんの過去作。
    こんな家族愛ストーリーを描いていたなんて…。王道でありながら仕掛けがあり、しっかり楽しませてくれる朝井リョウさんさすがです。
    父を失った家族と父が家族に残していったもの。このバランスが最高。登場人物それぞれの一人称視点で描かれる作風がなんといっても朝井リョウさんらしい!この構成が大好きで、それぞれをもっと見たいと思う絶妙なタイミングで次の視点に変わるからまたのめり込んでしまう!
    ただ、夢の超常現象みたいなくだりは個人的にいらなかった。家族物語で大満足!

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    2025年11月10日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語っぽくしつつ、
    しっかりと同じ著者が書く5つの短編として
    まとまっている。
    1話目を読み終えた時に星4以上は確定だなと
    思わせてくれてちゃんと期待通りだった。

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    2025年11月09日
  • 世にも奇妙な君物語

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    短編集かと思いきや繋がってるあの感じ、めちゃくちゃすき!程よいゾクゾク感。テレビのほん怖を想像して怯えながら読んだら、ホラー要素はなくて、安心して読めた。

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    2025年11月09日
  • スペードの3

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    ヅカのOG会の代表、そのOG会に入ってきた代表の小学校の同級生、そしてOGの短編連作集。
    共感できる人はいないんだけど、こういう人たちいるよね、とこういう人たちが作り上げてるコミュニティというなんか妙な納得感。
    実際はもっとさっぱりしてそうだが。

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    2025年11月07日
  • どうしても生きてる

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    記述にリアリティがあって、そのリアルさから読んでいてしんどくなってくるが、そうした想像力を読者にもたらすことは、小説の良さだろう。

    「どうしても生きてる」ってこういうことだよね、あるいはこういうことでもあるんだな、って思う。

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    2025年11月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    各登場人物の視点での物語進行のなかで、時々現れる海族山族という物語が不穏さを感じさせる。それもそのはず、この作品は「螺旋プロジェクト」という海族山族の対立の物語を8人の作家が描いた競作であり、この朝井リョウさんは対立という構図が表面上は消失した平成という時代を表現している。

    学校では成績を提示したり、運動会での順位付けが行なわれなくなったゆとり教育が主流となり、テレビではSMAPが「ナンバーワンよりオンリーワン」と唄っていた時代、そのような競争や対立が失われていく状況を憂う一人の主人公として堀北雄介が登場する。彼はスポーツ万能で成績も良くクラスの人気者であったが、やりがい・生きがいを求めるこ

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    2025年11月05日
  • 武道館

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    ネタバレ

    巻末のつんくの感想は、やはりプロデューサー視点だなという感じで、実際に作ってきた人の書評だった。

    読み始めは、幼馴染と最後武道館で剣道かアイドルのコンサートどちらが行われるか、みたいな話しの流れになるかと思いきや、異なる終わり方だった。

    印刷の発注の下請け会社の人の話しとか、ちょっとなんでこれ話しに入れたのか、振り返ってもあんまりわかってない。

    アイドル同士がグループ内でたこ焼きパーティするような仲って、実際にあり得るのかなという疑問は読み進めながらあった。

    背負わされすぎる足枷の多さに対して、夢を売る仕事だから。というのは、やはり酷なことに感じられる。一挙手一投足見られて、そこまでス

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    2025年11月04日
  • どうしても生きてる

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    好きな一節を抜粋

    痛いときに痛いって大きな声で言えることが、気持ちいいんだよ
    (中略)
    心のままに泣いても喚いても叫んでも驚かない人がひとりでもいれば、人は、生きていけるのかもしれない

    ---

    自分が子どもと関わる仕事を選んだ理由ってコレだなぁ。コレをする子どもの姿を見ると、羨ましさも混じりつつスカッとする感じが好きなんだな〜

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    2025年11月03日
  • どうしても生きてる

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     生きていれば自分ではどうにもできないことに陥ることがある。それは、はずれくじのように起こることも少なくないからやるせないし、辛くて救いようがない。自分では間違っているとわかっていても、簡単には抗えない大きな存在に従い、飲まざるを得ないことまである。
     この短編の物語のような状況のみならず、もっと様々な八方塞がりなケースが存在していて、それには誰もが陥る可能性があるが、人によって本当にあらゆる受け止め方があるのだろう。ただ、人が苦しさをあまり感じずに生きていくには、呼吸をするように素直に本音を吐き出すことができるような存在がそばにいてくれることが必要なのではないだろうか。それを見つけられない私

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    2025年11月01日
  • チア男子!!

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    笑顔の真剣勝負。
    息子が大学で男女混合チアリーディングをやっているので読んでみた。
    朝井リョウ初挑戦。チアリーディングに励む男子たちの青春ストーリー。誰かを応援するためにそれぞれ心に傷のある男子の心が次第にシンクロしていく。
    2分30秒に込められた思い、最終章は圧巻。

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    2025年11月01日
  • GOAT Summer 2025

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    短編小説がたくさん読める幸せ。
    紙やデザインもお洒落でなんと税込510円は破格。
    『車止め』と『あの子にしか行けない天国』が好みです。
    この重さと厚さでは自宅で読む一択になりましたが
    書見台が欲しくなりました。
    あと4段構えになった作品は少々目にきつかった(苦笑

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    2025年10月28日
  • GOAT Summer 2025

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    悪というテーマで様々な作家さんが書いているが、切り口や題材がそれぞれ違って面白い。私は特に三浦透子さんが書いている「悪と友だち」が心に残った。

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    2025年10月26日
  • 星やどりの声

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    家族の物語。六人兄弟姉妹のそれぞれの視点から、見た一夏が亡き父が残していったモノやコトバを拾い集めながら喫茶店「星やどり」を中心に描かれてる。最初は誰が誰だかわからないまま進んでいったけど最後は登場人物の人なりがわかってきて、そこはこいつがそーゆよなーって場面が増えて面白かった。ただ、誰に感情移入すれば良いか分からない、それが正しいのかもしれないけど。ラスト、店を子供達だけで回す所、それを見て、もういいよねってなる母はすごい良かったな。家族って良い。

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    2025年10月25日
  • もういちど生まれる

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    何者かになりたいと考え出す時期である大学生あたりの若者を中心に物語を描く作品。
    大人と子供の狭間、モラトリアムな時期をよりリアルに描いており、あの頃特有の少しぐちゃぐちゃとした内面を各キャラクターごとに表現できていて、面白い。

    また各章の人間関係の連鎖も見てみて非常に興味深かった。

    ⭐︎4.2

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    2025年10月24日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    様々な理由で親と暮らせない子どもが集まる施設での物語。家族の都合で大学受験を諦めることになった子のために、小学生だけで密かな作戦を決行する。
    朝井リョウはどうしてこんなに小学生が感じるものを書くのが上手いのか。なんとなく感じる年上の気持ちや大人の事情だったり、小学生の交友関係がリアル。
    『密かな作戦』にはそれを達成できたら、というそれぞれの子どもの思惑が最後に回収されたのがよかった。

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    2025年10月23日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日