朝井リョウのレビュー一覧

  • スペードの3

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    《その歪みは、きっと誰の中にもある》

    書店で「朝井リョウの隠れた名作は推し活小説!?」という全面帯に惹かれて手に取った。
    「インメガ」が本屋大賞を受賞したら読もうと思っていました✧*。

    有名劇団のかつてのスターのファンクラブの幹部、彼女の元同級生、かつてのスター…一見キラキラしている彼女たちの過去や現在の歪み、一歩踏み出そうとする様を描いた連作短編集。

    短編のタイトルがいろんな含みを持たせていそうで秀逸。
    特に「スペードの3」が秀逸すぎてお気に入り。

    読み始めてすぐ、うわ、この切れ味朝井リョウさんだ…!と思った。
    (偉そうに言ってますが、朝井さん歴は浅いです。シャレ?)
    人間の見たくな

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    2026年05月17日
  • スペードの3

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    「イン・ザ・メガチャーチ」の原石のような作品に感じた。2014年ということなので、朝井リョウさんの中には人生における「物語」というテーマが一貫してあるのかもしれない。主人公3人の危うさ、表に出したくない心の内側が巧みに表現されている。
    連作のようでしっかり繋がっており、ミステリー要素、伏線回収、びっくり展開も用意されていてお得です。

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    2026年05月17日
  • スター

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    世の中が移り変わるとき、その狭間にいる人たちの葛藤について考えさせられた。

    新しいものをすぐに受け入れられる人もいれば、どうしても受け入れられない人もいる。
    そこには、昔から受け継がれてきたものを守りたい気持ちや、「本物とは何か」を問い続けたい気持ちがあるのだと思う。

    私はどちらかというと、新しいもの、便利なもの、楽しそうなものに流されやすい。
    でもこの小説を読んで、一度立ち止まって、それをどう受け取るのか、どう使うのかを考えることも大切なのだと思わされた。

    映像の世界の話ではあるけれど、私自身もものをつくっているから、創作に向き合う人たちの言葉が強く残った。
    特に、「自分じゃなくて、自

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    2026年05月17日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ゆとりぬ3部作の2作目。

    プロムナードは、やはりやや若さ故の硬さを感じる。
    が、その後の一言、その後のその後の一言はこなれた感じで面白いなー。

    肛門記は数行ごとに噴き出すので家の中で読むのがお勧め。

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    2026年07月29日
  • スター

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    なんでも比較したくなる感覚って誰もが持っているとは思う。勉強でも、スポーツでも、どんな領域でも…

    それでも自分の信じる価値観は誰にも良い、悪いを決められないもの。だからこそそれを貫くって難しいけれど、その人の中にあるものだから大事にするべきなんだと思う!

    登場人物たちみんながそれぞれの価値観をきちんと認識して理解していることが素晴らしいと思った!
    自分も価値観を大切にしていきたい!

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    2026年05月13日
  • 武道館

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    とっても読みやすくて面白かった!
    キュンとするシーンもあってアイドルも普通の人間なのに大変だなと思った。

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    2026年05月10日
  • スペードの3

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    人の内面のドロドロした部分を書くのがうまいなと朝井リョウ作品を読むたびに思います。
    読んでてドキッとする場面が多かったです。

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    2026年05月08日
  • もういちど生まれる

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    これを大学生のうちに読んでよかったと思う。それで何年後かにまた読むべきだと思う。

    みんな何者でもないっていうことを薄らと感じながら、天国みたいになまぬるい世界、これがものすごく克明に描かれていて、痛くて、苦しかった。

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    2026年05月07日
  • GOAT Summer 2025

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    ネタバレ

    大好きなGOAT!!気になるとこだけ(ほぼ全部)読みました。
    普段怖くて読めないホラー系も読めて楽しかった。プロフ出てきた時は懐かしさと怖さとあって震えた。
    後半の作家さんたちの日記も楽しめました。

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    2026年05月07日
  • 少女は卒業しない

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    ネタバレ

    少女は卒業しないは、読み終わったあとにじんわりと温かい余韻が残る、とても素敵な青春小説だった。

    物語は卒業を控えた短い時間を描いているだけなのに、その中に詰まっている感情の量がとても豊かで、自然と引き込まれる。大きな事件が起こるわけではないけれど、だからこそ一つひとつの気持ちが丁寧に伝わってきて、「ああ、こういう時間あったな」と自分の記憶と重なる瞬間が何度もあった。

    登場する少女たちもそれぞれに魅力があって、誰か一人に強く寄り添うというより、「いろんな気持ちがあるよね」と優しく受け止められる感じが心地いい。恋や友情にきちんと答えが出るわけではないけれど、その曖昧さも含めてリアルで、逆にそれ

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    2026年05月06日
  • 星やどりの声

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    ネタバレ

    海沿いの街の家族の話なんだけど、末っ子真歩の話しが好きだった。良かった。
    ハヤシくんの無邪気さに救われたけど、ハヤシくんのそれにも理由があったと思うと切ない。
    真歩があまり笑わない理由も、写真を撮るようになった理由も切ない。
    大人びてるけど小学生だもんな…と思う。



    最後の長女琴音の話はちょっと泣いてしまった。
    まだ十分に子どもだった琴音に、最後にあんな風に託したお父さんはズルいと思うし、酷だとも思う。

    個人的に、いちばん好きだった登場人物は松浦さんでした。

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    2026年05月06日
  • GOAT Summer 2025

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    エッセイ、対談、短編などバラエティにあふれた文芸誌です。
    デカい、紙質(色も)的に読みにくい(電車で読むのはキビシイ・・・)。
    それを除けば、これだけの作家(アーティスト)陣の多種多様な作品が並んでいるのに510円は安すぎる!
    読みごたえありです。

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    2026年05月10日
  • どうしても生きてる

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    痛みを感じた時に痛いと叫ぶ気持ちよさはわかる気がした。籤にて、厳しい状況の中で身につけたものがのちの人生を支える力になった事や、結果的に良かったと思える筋書きは生きていく力になりました。

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    2026年05月05日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    人間関係の複雑さを考えさせられた。本を通して外から見ている分には面白いけど、実社会では自分はどう映るのかを考えてしまった。自分だったらどんなカードになるだろうと。
    スペードの3では、主人公は一生懸命な分憎めなかった。
    ハートの2では、主人公の逆転劇を応援できた。ただ、ハートの2は誰に当てたものかよく分からなかった。(読解力なくてすみません)

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    2026年05月04日
  • もういちど生まれる

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    大学生前後の若者たちの5つの物語が綴られた短編5作品。作中に描かれている人物の、別視点での物語が展開されていき、章が変わるとイメージしていた人物の別の一面が見えてくる。
    若者ならではの葛藤や、何者かになることへの憧れ、そうなれない自分への絶望、他者への羨望や妬みなど、青々とした描写が鮮明に描かれている。
    自分の大学生時代の記憶を思い出しながら、もどかしさや焦ったさ、憧れなどを思い出させてくれる作品だった。

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    2026年05月04日
  • もういちど生まれる

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    若さゆえの自分に期待してる感じ、それに相反して周りと比較して妬んで嫉妬して一喜一憂する感じが
    学生の時の私にもあった感情だなと懐かしく思えた。あの頃はなんだが色々なことがキラキラして見えたり憧れを抱いたりしたけれども、それ以上に嫉妬や後悔、不安な気持ちが大きかったのかもなぁとも思う。30代に突入した私に色々淡い未熟な感情を思い出させてくれた大切な作品だった。

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    2026年05月04日
  • どうしても生きてる

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    短編集って内容薄いイメージがあるから嫌いだったんだけど、一つ一つの話が下手な長編より濃かった。

    短編集も悪くないなと思わせてくれる一冊だった。

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    2026年05月04日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集

    最後の何様を読んで
    やっぱり誠実かなあ
    嘘をつかない若者と仕事がしたい。
    訳のわからない理由で勝手に辞めないでほしい。

    数回の面接ではわからない?

    社会人になり長年たくさんの人たちと関わることになると、なんとなくその人の人となりがわかる気がします。

    人事部の人は、採用時と採用後の人事考課を長年見ていると、人を見る眼の型が作られるのかもしれません

    初めての面接官であれば、自分を何様と思わず、誠実に、誠実な人は誰かを考えるとよかったのではないかと思いました。それが先輩からの期待だったのでしょう

    多様な人材を採用する現在の会社では、誠実さをどの程度重視しているのだろうか?評価の一

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    2026年05月04日
  • ままならないから私とあなた

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    雪子の方に強い共感を覚えながら読み進めたが、最後の最後で薫の方に傾いたかもしれない、、、。人間のいいところとしても悪いところとしても挙げられる、「ままならない」って本当にぴったりな言葉だと思った。

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    2026年05月03日
  • スペードの3

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    自分の感情の奥底にある、普段は見えない(見ないようにしている)部分まで言語化されていて、若干苦しくなるときもあった。でも、そういう気持ちを悪だと捉えて見ないようにする必要はなくて、自分の中で噛み砕いて、時に苦しくなりながらも前に進むことができるのだと感じることができる内容だった。
    帯に書いてた「私は、私のためによくなりたい」というフレーズが刺さった。

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    2026年05月03日