朝井リョウのレビュー一覧

  • 武道館

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    アイドルが好きな私からしたら、ベタなあるあるが多くて感情移入できるストーリーだった。
    アイドル史に残った事実が出てきたり、ありがちなエモい展開が出てきたり。
    アイドルって「偶像」という意味があるように、世間が作り上げた「正しさ」で成り立っていて、私が見ているアイドルも本物じゃないのだろうけど、できる限り本物だといいなあと思った。

    きっと私も、あるべき正しいと言われる姿の自分と、その時の本能で選択して動く自分って同じになる事はない。
    でもその選択を自分で正解だって思えるようにしていくことの連続で、人生が続いていくんだと思った。

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    2025年11月29日
  • 何様(新潮文庫)

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    『何者』のサイドストーリー。とはいっても、6つの話に分かれており、薄ら繋がりが見えるような感じで、どこでどう繋がってゆくのかな、と思わされるフリースタイルみたいな展開。
    人間は不器用で、人間を取り巻くものは複雑で白黒つけられる単純なものではない。このことを受け入れた上で単純に生きてもいい、と思えた。どこまでいっても単純に生きることは出来ないから。
    解説も良かった。自分の気持ちを忘れないようにここにメモしてるけど、解説を見てほしい。
    解説にあるように、自分の人生が進めば本から受け取るものも変わるだろう。
    自分がどう変わっていくのか、この本を時折読みながら確かめてみたい。エネルギーがいるだろうけど

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    2025年11月26日
  • 何様(新潮文庫)

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    読めば読むほど理香に惚れる(自分と重ねられるから)

    自分と重ねられるけど、もちろん理香の方が行動力も実践力も、痛々しい自分を受け入れる強さもあって、ここまで図太くなれるように、自分ももっと自分の出来ることを理解していきたいなと思った

    君島と理香を勝手に同一人物だと思ってた、じゃあ一定数そういう人間はいるって言う表現、、?
    1秒でも肯定的に心が動いたなら、それを誠実と呼ばせて

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    2025年11月24日
  • 風と共にゆとりぬ

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    朝井リョウ氏と自身の肛門との戦いの記録…。

    と、言えなくもないエッセイ三部作の第二作。
    日常に埋もれそうなことを、しっかり描く筆力に圧倒される。朝井氏が解像度高く日々を観ているからこそ描くことのできる世界なのだろう。

    肛門が…、眼科医が…など、繊細な描写で絶妙なツボをついてくる文章の中に、サラリ入ってくる。活字に関わるプロとしての、言葉

    「本は、言葉とともに、視点を与えてくれる。世界を見つめる視点を増やすことは、今あなたを苦しめている相手を倒す武器にはならないかもしれない。だけど、あなたの心がある一点からの圧力によって押し潰されそうになったとき、目には見えない盾を構築する要素にはなってく

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    2025年11月23日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    一作目に引き続き面白かった〜!!
    肛門記の章、ただの痔の話だと思ってたからとんでもない爆弾を抱えて仕事してたんや…と思って衝撃だった。肛門記というタイトルが相応しいほど長い長い戦いだった。(終息したのだろうか…?)
    三作目も読もう〜!

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    2025年11月23日
  • GOAT Summer 2025

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    今号は「悪」がテーマ。前回号もそうだったが、紙を特殊なものを何種類も使い分けており、出版物として挑戦的な試みをしていて、次回号も期待したい。

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    2025年11月22日
  • チア男子!!

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    子ども達がいい家庭で育っているんだな、という描写で微笑ましい
    安心して読めます
    溝口くんの家はちょっと毒親っぽかったけど

    今のスポーツって早くから各種目始める子ども達が多くて、中高になってから始めづらい雰囲気があるけど、大学生が素人から始め、上手くなっていくチア、良かったです

    息子、青春してほしいなぁ〜

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    2025年11月20日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語へのリスペクトを凄く感じました
    ゾッとするようなお話から
    不思議な展開でまさに小説の中で
    一人の作者が作り上げた世にも奇妙な物語の2時間スペシャルという感じ

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    2025年11月20日
  • 武道館

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    アイドルが人気を博しているのは数十年もの間変わらない事実であるが、その周りを取り巻く環境は大きく変わっているんだなと改めて実感させられました。

    愛子がイメトレと称して夜な夜な他のアイドルのライブ映像を見るときに、当たり前のように夜中まで観てしまえるくらい、何が好きなのか分からなくなってしまうくらい溢れている無料のエンタメ、音楽を聴くのにもわざわざお金を出してCDを買わずとも、スマホさえあればお金を払わずに簡単に聴きたい音楽にアクセスできてしまう。

    スキャンダルだって、昔は週刊誌記者が追える範囲でのみだったのが、仲間だと思っていた人や、見ず知らずの他人から向けられるカメラや発せられる情報でい

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    2025年11月17日
  • 風と共にゆとりぬ

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    いやー笑った笑った。

    いんきんたむしのくだりなんて声出して笑った。
    何も考えずに楽しく読みたい時におすすめです。

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    2025年11月17日
  • 星やどりの声

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    父を亡くした6人兄弟のそれぞれの視点から語られる物語。
    優しく、でもつよがりな母と愛情深い父。
    兄弟それぞれの学校でのエピソードなどは高校生の自分にはすごく想像できるし、共感できることが多かった。
    長女の琴美には1番感情移入できた。
    琴美に対して父が囁いた、琴美が生まれてきた日のことは忘れない、琴美が私たちを家族にしてくれた。という言葉を見た時、私も長女だからそう思ってもらえたのかなって思った。文章でこんなにも泣きそうになるなんて思わなかった。いないはずの父の声が記されていて、その言葉ひとつひとつが温かくて、優しかった。
    著者が書いた年と同い年だったこともあってリアルを感じた。

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    2025年11月15日
  • スター

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    最後がよかった。欲求に上も下も大小もなく、ただそこにある。こうと省吾が後輩泉に言った言葉に、ひどく共感したし気持ちよかった。よく言い負かした!と思った。だから、その後の千紗の言葉にギクッとした。ただひとつ、全ての事象は人の心が動いて起こること、いたずらに弄ぶような真似はしたくないこと、今決めているのはそれだけ。

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    2025年11月14日
  • 世にも奇妙な君物語

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    朝井リョウさん作品は初めて読んだ。短編が5話だがどれも非常に読みやすく、物語にすっと入っていけた。とにかくどの短編もオチがすごい!
    え、そういうこと??という言葉が思わず出てしまうほど。面白かった。次はどの朝井さん作品を読もうかな。

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    2025年11月12日
  • どうしても生きてる

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    六つの短編。主人公のそれぞれ、バツイチ女性、契約社員、子育て介護で悩む主婦など‥‥。
    自分の夢、感情、正義を押し殺し、生き続ける。納得出来ない、凶のおみくじを受け入れ、自分自身に大丈夫って言い聞かせながら、
    どうしても生きてる
    朝井リョウ、現代社会をぶった斬る〜、いろいろ考えさせられました。

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    2025年11月12日
  • もういちど生まれる

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    みんなそれぞれが自分に対して疑問をもち、何者かになろうと必死になり、劣等感を感じたり、誰かを羨ましく思ったり。
    わたしも他人に対して羨ましさや、この人は全然努力してないのになんで、と嫉妬したりすることがあるけど、羨ましく思っている相手もすごく劣等感を感じるところがあったりするんだなと改めて思った。

    特に今の時代はsnsなどで自分を着飾ったり、自分の個性を主張したりしやすいし、それがすごく簡単に見れるようになったから、みんながみんなと違う何者かになろうと必死になってるなーと思った。

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    2025年11月11日
  • 星やどりの声

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    朝井リョウさんの過去作。
    こんな家族愛ストーリーを描いていたなんて…。王道でありながら仕掛けがあり、しっかり楽しませてくれる朝井リョウさんさすがです。
    父を失った家族と父が家族に残していったもの。このバランスが最高。登場人物それぞれの一人称視点で描かれる作風がなんといっても朝井リョウさんらしい!この構成が大好きで、それぞれをもっと見たいと思う絶妙なタイミングで次の視点に変わるからまたのめり込んでしまう!
    ただ、夢の超常現象みたいなくだりは個人的にいらなかった。家族物語で大満足!

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    2025年11月10日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語っぽくしつつ、
    しっかりと同じ著者が書く5つの短編として
    まとまっている。
    1話目を読み終えた時に星4以上は確定だなと
    思わせてくれてちゃんと期待通りだった。

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    2025年11月09日
  • 世にも奇妙な君物語

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    短編集かと思いきや繋がってるあの感じ、めちゃくちゃすき!程よいゾクゾク感。テレビのほん怖を想像して怯えながら読んだら、ホラー要素はなくて、安心して読めた。

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    2025年11月09日
  • スペードの3

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    ヅカのOG会の代表、そのOG会に入ってきた代表の小学校の同級生、そしてOGの短編連作集。
    共感できる人はいないんだけど、こういう人たちいるよね、とこういう人たちが作り上げてるコミュニティというなんか妙な納得感。
    実際はもっとさっぱりしてそうだが。

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    2025年11月07日
  • どうしても生きてる

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    記述にリアリティがあって、そのリアルさから読んでいてしんどくなってくるが、そうした想像力を読者にもたらすことは、小説の良さだろう。

    「どうしても生きてる」ってこういうことだよね、あるいはこういうことでもあるんだな、って思う。

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    2025年11月07日