朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
偶像崇拝、アイドルとは誰かの理想や夢を投影されてその通りに動くべき存在だと思う。アイドルとして活動している間はファンの期待に応えるような態度を求められるのは当たり前、ましてや1人の人間として恋愛に傾倒してはいけない。「ただの人間なんだから当然だろ」という態度が出てしまうとすっごく冷める。私の中で、そういう価値観が意識しないところであったんだなと感じた。
平成のトップアイドルグループ、特にジャニーズなどの大手アイドルグループではバラエティのチャレンジ企画なども成功させてるイメージが強い。失敗することもあるけど、失敗しても次は成功させてくる印象があり、「できるか」「できないか」ではなく「やるか」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『スター』は、創作と評価について真正面から向き合った作品だった。
映画監督を目指す尚吾と、動画配信の世界で活躍する紘。対照的な二人の姿を通して、「良い作品とは何か」「評価されることにどんな意味があるのか」を考えさせられた。
SNSや動画配信が当たり前になった現代ならではのテーマを扱いながらも、単なる時事ネタに終わらず、創作に情熱を注ぐ人々の葛藤や成長が丁寧に描かれているのが印象的だった。再生回数や数字では測れない価値がある一方で、多くの人に届くことにも確かな意味がある。そのどちらも否定せずに描いているところに好感が持てた。
何かを作ったことがある人なら、登場人物たちの悩みや焦りに共感せず -
Posted by ブクログ
昨今の効率化、AIを活用した自己完結化、IT化に疑問を感じ、便利さは利用しながらも、スマホのなかった時代に子ども時代を過ごせてよかったとか、これから歳をとって社会についていけるのだろうかと不安を感じる方の人間です。薫の意見により、自分の価値観を客観的に説明された気がします。辛辣だけど、なるほどなと思った。でもやはり、雪子の語ることに強く共感した。
正反対の価値観を持ちながら、ずっとお互いをかけがえない存在として疎遠にならずに歳を重ねたのは、お互いがそれぞれにとって魅力的だったからだろうし、わかる。ただ、薫の雪子に対する執着が強めに感じた。私が読み取れていないだけだろうか? -
Posted by ブクログ
ようやく読むことができました。
朝井氏が『何者』で直木賞受賞後、第一作目となるこちらの本『世界地図の下書き』は、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らすことになった子ども達を描いた作品です。
すごく読むのに勇気が要りました。
だって、様々な事情を抱えて親と離れて暮らす子ども達を直視できるのか不安で……。
やはり途中で何度も読むのをやめました。
そして、辛くなっては朝井氏の『風と共にゆとりぬ』を読み、正気を保たせました。(推奨)
どうしてそこまでしてこの本を読もうと思ったのかと言いますと、知り合いの子が児童養護施設に一時保護されたからです。
朝井さんならきっと子どもの気持 -
Posted by ブクログ
伏線回収も多くて、また最初から読み直したいと感じられた。
読後がすっきりしない。内容がよくわからない、というよりは、それぞれの登場人物の生き方や考え方に共感できるところが多くて、自分の軸が定まらなくて、すっきりしない。
その点で、現代に生きる私たちの価値観がよく描かれているように感じた。
私は智也の生き方に近いと思っていて、生きがいとなる軸がずっとあったが、育った環境が違えば雄介のようになったとも思うし、同じ環境だったとしても誰かを傷つける側に回った可能性もあったなと感じていた。だから、雄介や智也が自分の人生を振り返る過程で、共感してしまう点が多かった。
ナンバーワンよりオンリーワンの思想にな